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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

R 2615-1995 

耐火断熱れんがの圧縮強さ試験方法 

Testing method for crushing strength of insulating fire bricks 

1. 適用範囲 この規格は,耐火断熱れんがの圧縮強さ試験方法について規定する。 

備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS B 7733 圧縮試験機 

JIS R 2202 耐火れんがの寸法の測定方法 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。 

2. 装置及び器具 

2.1 

圧縮試験機 圧縮試験機は,JIS B 7733の規定に適合するものを用いる。 

2.2 

乾燥装置 乾燥装置は,110±5℃に保つことのできる自動温度調節付電気恒温器を用いる。 

2.3 

長さ計 長さ計は,0.5mmまで測定できるものを用いる。 

2.4 

はかり はかりは,1.0gまでひょう量できるものを用いる。 

3. 試験片 試験片は,次の各号によって作製する。 

(1) 並形耐火断熱れんがの場合は,耐火断熱れんがの長手を半切して試験片とする。 

(2) 異形耐火断熱れんがの場合は,耐火断熱れんがから一辺約60mmの立方体を作製して試験片とする。 

(3) (2)の試験片が採取できない異形耐火断熱れんがの場合は,耐火断熱れんがから採取できる最大容積の

立方体を作製して試験片とする。 

(4) 試験片は加圧上下面が平行で,かつ平滑に仕上げなければならない。 

(5) 試験に用いる試験片は5個とする。 

4. 操作 操作は,次の各号による。 

(1) 予想される試験片の最大荷重が,原則として圧縮強さ試験機の容量の15〜85%になるように試験機の

容量を調節する。 

(2) 試験片をあらかじめ110±5℃で恒量(1)になるまで乾燥する。 

(3) 並形耐火断熱れんがの場合の加圧面は,原れんがの230×65mmの面とする。また,異形耐火断熱れ

んがの加圧面については,並形耐火断熱れんがに準じる。 

(4) 加圧面の寸法は,あらかじめ試験片ごとに測定する(2)。試験片の加圧面は正しく球面座の中央に置き,

必要に応じて紙片などを加圧面に挟み,均一に加圧することが必要である。 

(5) 加圧速度は,原則として毎秒9.8〜19.6N/cm2 {1〜2kgf/cm2} とし均等に加圧し,試験片が破壊したと

R 2615-1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

きの最大荷重を求める。 

注(1) 測定した質量に1.0g以上の差がなければ恒量とする。 

(2) 寸法の測定は,JIS R 2202による。 

5. 計算 圧縮強さは,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって整数に丸める。 

A

W

C=

ここに, 

C: 圧縮強さ (N/cm2) {kgf/cm2} 

W: 最大荷重 (N) {kgf} 

A: 加圧面積 (cm2) 

6. 報告 耐火断熱れんがの圧縮強さは,5個の試験片の計算値の平均値を,JIS Z 8401によって,整数

に丸めて報告する。ただし,異形耐火断熱れんがで一辺60mmの試験片を採取できない場合の試験報告に

は,その試験片の寸法を付記し,かつ加圧面の寸法を明記する。