2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 2554-1976
キャスタブル耐火物の線変化率試験方法
Method of Test for Permanent Linear Change on Castable Refractories
1. 適用範囲 この規格は,キャスタブル耐火物の焼成による線変化率試験方法について規定する。
引用規格:
JIS R 2551 キャスタブル耐火物の試験試料採取方法
JIS R 2553 キャスタブル耐火物の強さ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 試料 試料は,JIS R 2551(キャスタブル耐火物の試験試料採取方法)により所要量をとり,湿気を
吸わないように注意して,試料の温度が室温に達した後試験に供する。
3. 装置及び器具 装置及び器具は,JIS R 2553(キャスタブル耐火物の強さ試験方法)の3.に規定した
ものを用いる。
4. 操作
4.1
水量の決定方法 水量の決定方法は,JIS R 2553の4.(1)による。
4.2
試験片の作り方 試験片の作り方は,JIS R 2553の4.(2),(3)及び(4)による。
4.3
焼成前の長さの測定 焼成前の長さの測定は,養生後脱型し,直ちに試験片の縦方向の全長を長さ
計で数箇所測定する。
4.4
試験片の焼成 試験片の焼成は,JIS R 2553の4.(4)による。試験片は,横焼とする。
4.5
焼成後の長さの測定 焼成後の長さの測定は,試験片を室温まで冷却した後,直ちに試験片の縦方
向の全長を数箇所測定する。
5. 計算 各試験片の線変化率 (%) ∆Lcは,次の式により算出し,JIS Z 8401(数値の丸め方)によって小
数点以下2けたに丸める。
100
0
0
1
×
−
=
∆
l
l
l
Le
ここに
l0: 試験片の焼成前の平均長さ (mm)
l1: 試験片の焼成後の平均長さ (mm)
6. 報告 供試キャスタブル耐火物の線変化率は,各々3個の試験片の計算値の平均値を算出し,JIS Z
8401によって小数点以下2けたに丸めて報告する。
なお,報告には養生時間及び焼成温度を付記する。
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R 2554-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 報告された平均値が+(プラス)であれば膨張率,−(マイナス)であれば収縮率とする。