2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 2505-1981
耐火モルタルの接着時間試験方法
Testing Method for Setting Time of Refractory Mortars
1. 適用範囲 この規格は,耐火モルタルの接着時間試験方法について規定する。
引用規格:
JIS R 2506 耐火モルタルのちょう度試験方法
関連規格 JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 試料 試料は,一検査単位の中から1袋又は50kgをとり,それを円すい四分法又は二分器によって縮
分して約5kgを採取する。
3. 操作 操作は,次のとおりとする。
(1) 並形れんが(1)4個(異形れんがは並形れんがに換算して4個以上)を約110℃の乾燥器で24時間以上
乾燥し,室温まで自然冷却する。
注(1) 試料となる耐火モルタルと同質の焼成した耐火れんが又は耐火断熱れんがとする。
(2) 2.で採取した試料の一部を用い,JIS R 2506(耐火モルタルのちょう度試験方法)によって試料のちょ
う度が320〜380の範囲になるように水量を決定し,その水量で試料を十分に練り混ぜる。
(3) れんがの230〜114mmの面に試料をこてで塗布し,れんがの両端に直径3mmの丸棒を置き,他のれ
んがをその上に重ね合わせ,230mmの長手方向に上部れんがを押さえながら4〜5回,丸棒をロール
として移動して所定の目地を作り,ストップウオッチを始動する。この操作は,10秒以内で行う(図
参照)。
図
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R 2505-1981
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(4) 次に丸棒を回転しながら抜き取り,過剰の試料を除き,上部れんがを230mmの長手方向に動かし,
ほとんど動かなくなったときにストップウオッチを止め,時間を読みとる。
4. 報告 読みとった時間を秒単位とし,2回の平均値をとり,ちょう度試験結果と併せて報告する。
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R 2505-1981
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
窯業部会 耐火物専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
浜 野 健 也
東京工業大学材料研究所
岩 田 誠 二
通商産業省生活産業局
角 南 平
通商産業省基礎産業局
田 村 尹 行
工業技術院標準部
奥 田 博
工業技術院名古屋工業試険所
牧 口 利 貞
科学技術庁金属材料研究所
遠 藤 幸 雄
社団法人窯業協会
吉 田 道 一
社団法人日本鉄鋼協会
永 井 灑
社団法人日本鉄鋼連盟
稲 村 泰
耐火物技術協会
柴 田 英 俊
新日本製鉄株式会社本社
宮 本 明
日本鋼管株式会社技術研究所
坂 野 義 郎
川崎製鉄株式会社技術開発部
石 田 二 郎
大同特殊製鋼株式会社中央研究所
平 岩 修
住友金属工業株式会社第一技術開発部
古 海 宏 一
黒崎窯業株式会社技術研究所
鳥 谷 博 信
川崎炉材株式会社三石工場
林 武 志
品川白煉瓦株式会社
滑 石 直 幸
播磨耐火煉瓦株式会社
大 槻 彰 一
耐火物協会
堀 江 鋭 一
イソライト工業株式会社
真 保 義 郎
日本特殊炉材株式会社
(事務局)
青 木 誠 治
工業技術院標準部繊維化学規格課
山 田 次 雄
工業技術院標準部繊維化学規格課