2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 2502-1976
耐火モルタルの粉末度試験方法
Testing Method for Grain Size of Refractory Mortar
1. 適用範囲 この規格は,耐火モルタルの粉末度試験方法について規定する。
引用規格:
JIS Z 8801 標準ふるい
関連規格:JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方
2. 標準ふるい 標準ふるいは,JIS Z 8801(標準ふるい)の標準網ふるいを用いる。
3. 試料 試料は1検査単位の中から1袋又は50kgをとり,それを円すい四分法又は二分器によって縮分
して,約5kgを採取する。
4. 操作 操作は,次の方法による。
(1) 試料を更に円すい四分法又は二分器によって縮分し,約300gをはかりとり,約110℃の乾燥器の中で
1時間以上恒量(1)になるまで乾燥する。
注(1) 恒量とは,15分間以上繰り返し乾燥し,前後の質量の差が1g以内になったときをいう。
(2) 乾燥試料を上ざらばかりで約100gを正確にはかりとり試料とし,標準網ふるい74μm(ふるいわくは
直径200mm,深さ60mm)の中に移し,水を満たした容器の中で通過物がほとんどなくなるまで水を
替えてふるい分けする。
(3) ふるい残分をふるいと共に30分間以上乾燥し,次にふるい残分をふるいから容器に移し,更に15分
間(2)乾燥し質量をはかる。
なお,これらの乾燥は,約110℃の乾燥器の中で行う。
注(2) 耐火断熱モルタルの場合は45分間乾燥する。
(4) (3)のふるい残分を底わくを付けた全通を要求された標準網ふるいの中に入れ,手ふるいでふるい分け
し,ふるい残分の質量をはかる。
5. 計算 粉末度は,4.の(3)及び(4)のふるい残分についてそれぞれ次の式で算出し,整数に丸める。
100
1
2×
=ss
f
ここに
f: 粉末度 (%)
s1: 試料の質量 (g)
s2: ふるい残分の質量 (g)
2
R 2502-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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6. 報告 粉末度は,2回の計算値の平均値を整数に丸め,その標準網ふるいとともに報告する。