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R 2305-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 2305-1995
高アルミナ質耐火れんが
High alumina brick
1. 適用範囲 この規格は,高アルミナ質耐火れんがについて規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS R 2101 耐火れんがの形状及び寸法
JIS R 2150 耐火れんがの寸法の抜取検査方法
JIS R 2202 耐火れんがの寸法の測定方法
JIS R 2204 耐火れんがの耐火度の試験方法
JIS R 2205 耐火れんがの見掛気孔率・吸水率・比重の測定方法
JIS R 2206 耐火れんがの圧縮強さの試験方法
JIS R 2208 耐火れんがの残存線膨張収縮率の試験方法
JIS R 2212 耐火れんが及び耐火モルタルの化学分析方法
2. 種類 高アルミナ質耐火れんがの種類は,品質によって表1の6種類に区分する。
表1 高アルミナ質耐火れんがの種類
種類
記号
1種
FA
2種 特級
HS
2種 1級
H1
2種 2級
H2
2種 3級
H3
2種 4級
H4
3. 品質
3.1
高アルミナ質耐火れんがは,形状が正しく,使用上有害なきず又はひび割れがあってはならない。
3.2
高アルミナ質耐火れんがの特性は,表2による。
2
R 2305-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2 高アルミナ質耐火れんがの特性
種類
項目
1種
(電鋳品)
2種(焼成品)
特級
1級
2級
3級
4級
耐火度(ゼーゲルコーン番号)
−
−
38以上
37以上
35以上
35以上
かさ比重
2.8以上
2.4以上
2.3以上
2.2以上
2.1以上
2.1以上
見掛気孔率 %
−
27以下
27以下
27以下
27以下
28以下
圧縮強さ MPa
98.066以上
29.420以上
29.420以上
29.420以上
24.517以上
19.613以上
残存線膨張収縮率 (1 500℃) %
−
+0.3〜−0.5 +0.3〜−0.6 +0.2〜−0.6 +0.2〜−0.6 +0.2〜−0.6
化学成分 アルミナ %
70以上
80以上
70以上
60以上
50以上
45以上
備考1. 2種4級は,高アルミナ質耐火れんがに準ずるものである。
2. アルミナ成分90%以上のものについては,当事者間の協定による。
3. 異形(標準形以外のもの)のものについては,当事者間の協定による。
4. 形状及び寸法 高アルミナ質耐火れんがの形状及び寸法は,JIS R 2101による。
5. 試験方法 高アルミナ質耐火れんがの寸法,特性の試験方法,測定方法及び化学分析方法は,次の規
格による。
JIS R 2202, JIS R 2204, JIS R 2205, JIS R 2206, JIS R 2208, JIS R 2212
備考1. 1種のかさ比重の測定方法は,当事者間の協定による。
2. 異形のものの形状,寸法及び特性については,当事者間の協定による。
6. 検査
6.1
高アルミナ質耐火れんがは,1個ごとに形状及び外観の検査を行い合否を決定する。
6.2
高アルミナ質耐火れんがの寸法の抜取検査は,次の規格によって合否を決定する。
JIS R 2150
ただし,ロットの大きさは,当事者間の協定による。
6.3
高アルミナ質耐火れんがの特性の抜取検査は,当事者間の協定によって,ロットの大きさ,試料の
採取方法,試料の大きさ,判定方法を決め,合否を決定する。
7. 表示 表示は,1個ごとに呼び方,種類又は耐火度及び製造業者名又はそれらの略号を明記する。