2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 2304-1995
粘土質耐火れんが
Fireclay brick
1. 適用範囲 この規格は,粘土質耐火れんがについて規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS R 2101 耐火れんがの形状及び寸法
JIS R 2150 耐火れんがの寸法の抜取検査方法
JIS R 2202 耐火れんがの寸法の測定方法
JIS R 2204 耐火れんがの耐火度の試験方法
JIS R 2205 耐火れんがの見掛気孔率・吸水率・比重の測定方法
JIS R 2206 耐火れんがの圧縮強さの試験方法
JIS R 2208 耐火れんがの残存線膨張収縮率の試験方法
JIS R 2209 耐火れんがの荷重軟化点の試験方法
2. 種類 粘土質耐火れんがは,品質によって,表1の12種類に区分する。
表1 粘土質耐火れんがの種類
種類
記号
1種
N1
2種 1級
N2-1
2種 2級
N2-2
3種
N3
4種
N4
5種
N5
6種
N6
7種 1級
N7-1
7種 2級
N7-2
8種
N8
9種
N9
10種
N10
3. 品質
3.1
粘土質耐火れんがは,形状が正しく,外観は,使用上有害なきず又はひび割れがあってはならない。
3.2
粘土質耐火れんがの特性は,表2による。
2
R 2304-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2 粘土質耐火れんがの特性
種類
項目
1種
2種
1級
2種
2級
3種
4種 5種 6種 7種
1級
7種
2級
8種 9種 10種
耐火度
(ゼーゲルコーン番号)
34
以上
33
以上
32
以上
31
以上
30
以上
28
以上
34
以上
33
以上
32
以上
31
以上
28
以上
26
以上
見掛気孔率 %
24
以下
24
以下
26
以下
26
以下
26
以下
26
以下
28
以下
28
以下
28
以下
28
以下
28
以下
28
以下
かさ比重
2.00
以上
1.95
以上
1.90
以上
1.90
以上
1.85
以上
1.80
以上
−
−
−
−
−
−
圧縮強さ MPa
19.6
以上
19.6
以上
19.6
以上
19.6
以上
19.6
以上
17.7
以上
14.7
以上
14.7
以上
14.7
以上
14.7
以上
14.7
以上
14.7
以上
荷重軟化点 T2 ℃ 1 350以上 1 350以上 1 350以上
−
−
−
−
−
−
−
−
−
残存線膨張収縮
率 %
+0.1
〜−0.5
+0.1
〜−0.6
+0.5
〜−0.5
+0.5
〜−0.5
−
−
−
−
−
−
−
−
(1 400℃) (1 400℃) (1 350℃) (1 350℃)
−
−
−
−
−
−
−
−
4. 形状及び寸法 粘土質耐火れんがの形状及び寸法は,JIS R 2101による。
5. 試験方法 粘土質耐火れんがの寸法,特性の試験方法及び測定方法は,次の規格による。
JIS R 2202, JIS R 2204, JIS R 2205, JIS R 2206, JIS R 2208, JIS R 2209
6. 検査
6.1
粘土質耐火れんがの形状及び外観の検査は,1個ごとに行い,3.によって合否を決定する。
6.2
粘土質耐火れんがの寸法の検査は,次の規格によって合否を決定する。
JIS R 2150
6.3
粘土質耐火れんがの特性の抜取検査は,当事者間の協定によってロットの大きさ,試料の採取方法,
試料の大きさ,判定方法を決め,表2によって合否を決定する。
7. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称及び種類又はその記号による。
例 粘土質耐火れんが1種又はN1
8. 表示 粘土質耐火れんがには,1個又は1パレット包装ごとに次の事項を明記する。
(1) 名称及び種類又はその記号
(2) 製造業者名又はその略号