2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R1302-1980
化学分析用磁器蒸発ざら
Porcelain Basins for Chemical Analysis
1. 適用範囲 この規格は,化学分析に用いる磁器蒸発ざら(以下,蒸発ざらという。)について規定する。
引用規格:
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
2. 記号及び使用温度 蒸発ざらの証号及び使用温度は,表1のとおりとする。
表1
記号
使用温度 ℃
PD
400
3. 品質
3.1
外観 蒸発ざらは,形状が正しく,使用上有害なくすりはげ,ひび割れなどがあってはならない。
3.2
特性 蒸発ざらの特性は,5.によって試験し,表2の規定に適合しなければならない。
表2
耐熱性
き裂又は割れを生じないこと。
耐酸性
質量の減少が0.1mg/cm2以下。
4. 形状,容量及び寸法 蒸発ざらの形状は,図1のとおりとし,容量及び寸法は,表3のとおりとする。
図1
2
R1302-1980
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3
形 状
丸底形
容量 ml
30
80
120
170
260
400
750
1000
1600
3200
5700
寸
法
外径D mm
60
80
90
100
120
150
180
210
240
300
360
高さH mm
24
33
37
43
52
54
65
76
86
113
136
形 状
平底形
容量 ml
25
60
90
200
400
1100
1900
3400
寸
法
外径D mm
60
80
90
120
150
210
240
300
高さH mm
12
20
22
34
42
54
72
90
備考1. 容量は,満水容量とする。
2. 容量及び寸法の許容差は,当事者間の協定による。
5. 試験方法
5.1
耐熱試験 蒸発ざらに水を入れて砂浴上で加熱して蒸発乾固した後,石綿板上へおろし,冷却後再
び水を入れて蒸発乾固する。この操作を3回繰り返す。丸底形100mm以下の蒸発ざらはこれに水を入れ,
石綿付き金網上にのせて底部からガスバーナーで加熱(石綿付き金網の表面温度は,約400℃)し,蒸発
乾固を3回繰り返す。
5.2
耐酸試験 JIS R 1301(化学分析用磁器るつぼ)の5.3に規定する耐酸試験による。
6. 検査 蒸発ざらの検査は,合理的な抜取方式によって試料を採取し,3.について5.によって試験を行
い合否を決定する。
7. 製品の呼び方 蒸発ざらの呼び方は,名称又は記号,形状及び外径による。
例: 磁器蒸発ざら丸底形60mm又はPD丸底形60mm
8. 表示 蒸発ざらには,次の事項を明記する。
(1) 記号
(2) 製造業者名又はその略号