1
P
820
8 : 1
998
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS P 8208
: 1998
パルプ−きょう雑物測定方法
ISO 5350-1
: 1982,
Pulps
−
Estimation of dirt and shives
−
Part 1 : Unbleached chemical pulps
(パルプ−ちり及び結束繊維の評価方法−第
1
部:未ざらし化学パルプ)
ISO 5350
-2 : 1990,
Pulps
−
Estimation of dirt and shives
−
Part 2 : Bleached pulp
(パルプ−ちり及び結束繊維の評価方法−第
2
部:さらしパルプ)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(II)
国際規格番号
ISO 5350-1
(II)
国際規格番号
ISO 5350-2
(1)
適用範囲
○ 化学パルプ
機械パルプ
○
−
未ざらし化学パルプ ○
−
さらしパルプシート
(ただし
1 400g/m
2
以下)
=
−
JIS
は機械パルプを含む。
JIS
の方法を
ISO
に提案。
(2)
引用規格
○
JIS
8
規格
○
ISO
5
規格
○
ISO
2
規格
ADP
JIS
を追加。
JIS
の方法を
ISO
に提案。
(3)
定義
○
3
用語
○
2
用語
○
2
用語
=
(4)
原理
○ 手すきシートを透過光によ
ってきょう雑物測定図表を
参照しながら計測。
○ 手すきシートを反射
光によってきょう雑
物測定図表を参照し
ながら計測。
○ ドライシートを透過光に
よってきょう雑物測定図
表を参照しながら計測。
ADP
JIS
は透過光だけを使用。
附属書で
ISO
法を併記。
実 績 の あ る
JIS
の 方 法 を
ISO
に提案。
(5)
装置・器具
○ きょう雑物計測図
透過照明装置
○ きょう雑物計測図
照明装置付き拡大鏡
○ きょう雑物計測図
透過照明装置
ADP
計測図の内容が異なる。照明
装置が異なる。附属書で
ISO
法を併記。
実 績 の あ る
JIS
の 方 法 を
ISO
に提案。
(6)
試薬
○ (機械パルプ用)
黒色染料,塩化ナトリウム
○ 含浸液
(屈折率
1.5
のもの)
−
ADP
JIS
は機械パルプ用試薬を明
記。附属書で
ISO
法を併記。
ISO
規格には機械パルプの
きょう雑物測定方法がない。
JIS
の方法を
ISO
に提案。
(7)
試料
○
○
化学パルプ:
100g/m
2
のシー
ト
6
枚
機械パルプ:
250g/m
2
のシー
ト
10
枚
○
−
60g/m
2
,面積
200cm
2
のシート又は
1.2
±
0.06g
のシート
5
枚
○
−
1m
2
以上のドライシート
ADP
シートの面積及び枚数。附属
書で
ISO
法を併記。
JIS
の方法は実績がある。
ISO
規格には機械パルプの
きょう雑物測定方法がない。
JIS
の方法を
ISO
に提案。
(8)
操作
○ 各試験シートを水でぬらし,
透過光を用いて大きさ別に
計測する。
○ ゴム製のロール又は
ブラシで含浸液を塗
り,反射光を用いて
大きさ別にグループ
分けする。
○ ドライシートをそのまま
透過光を用いて,大きさ
別にグループ分けする。
ADP
含浸の方法及び測定操作が
異なる。附属書で
ISO
法を併
記。
実 績 の あ る
JIS
の 方 法 を
ISO
に提案。
2
P
820
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998
解
説
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(II)
国際規格番号
ISO 5350-1
(II)
国際規格番号
ISO 5350-2
(9)
計算
○ 計測図表の表示面積と個数
の積の合計。
○ 面積ごとに
4
クラス
に分け,各クラスご
とにパルプ
1kg
当た
りの個数(百単位)
を算出する。
○ 面積ごとに
5
クラスに分
け,各クラスごとにパル
プ
1kg
当たりの個数を算
出する。
ADP
JIS
はクラス分けしないで,
面積だけを計算。附属書で
ISO
法を併記。
実 績 の あ る
JIS
の 方 法 を
ISO
に提案。
(10)
試 験 結 果 の
表し方
○
mm
2
/kg
○ 面積区分ごとの個数
/
kg
○ 面積区分ごとの個数/
kg ADP
附属書で
ISO
法を併記。
実 績 の あ る
JIS
の 方 法 を
ISO
に提案。
(11)
報告
○
○
○
= 本体の方法を使用したこと
を追加。
(12)
附属書
1
(規
定)
○
ISO 5350-1
を翻訳。
○
−
=
附属書
1
の方法を使用したこ
とを追加。
(13)
附属書
2
(規
定
)
○
ISO 5350-2
を翻訳。
−
○
=
附属書
1
の方法を使用したこ
とを追加。
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で, ○
は該当する項目を規定している場合, −
は規定していない場合を示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は,次のとおりである。
= :
JIS
と国際規格との技術的内容が同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
ADP
(
ADOPTION
の略)
:
JIS
は,国際規格と対応する部分を国際規格をそのまま変更なしで採用している。ただし,採用した部分において,
JIS
とし
て必要な規定内容を追加し,又は適用範囲,規定項目及び/又は規定内容の一部を不採用としている。
− :該当項目がない場合。