1
P
81
19
: 19
98
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS P 8119
: 1998
紙及び板紙−ベック平滑度試験
機による平滑度試験方法
ISO 5627
: 1995
Paper and board
−
Determination of smoothness (Bekk method)
[紙及び板紙−平滑度試験方法(ベック法)
]
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○
○
≡
(2)
引用規格
○
JIS
6
規格,
ISO
4
規格
○
ISO
4
規格
ADP
JIS
を追加規定。
引用
JIS
の
ISO
規格への整
合化又は
ISO
に提案。
(3)
定義
○
○
= 定義していない用語は,
JIS P
0001
によるとした。
(4)
原理
○
○
≡
(5)
装置
○ ①
ゴム製押え板に従来
JIS
の 材 質 を 備 考 と し て 規
定。
②
ゴ ム 製 押 え 板 と 一 体 と
な っ た 加 圧 板 を 備 考 に
規定。
③
真 空 容 器 に 同 等 性 能 を
示 す 減 圧 機 構 を 備 考 に
規定。
○
ADP
①
ゴム製押え板に
JIS
の材
質を追加規定。
②
ゴ ム 製 押 え 板 と 一 体 と
な っ た 加 圧 板 を 追 加 規
定。
③
真 空 容 器 に 同 等 性 能 を
示 す 減 圧 機 構 を 追 加 規
定。
①
我が国で行われている
方法として,
ISO
に提
案。
②
このタイプの試験機も
あるので,
ISO
に提案。
③
同等の性能を備えた試
験機も容認する。
ISO
に
提案。
(6)
試験片
○ ①
採取方法
JIS P 8110
又は
ISO
186
②
前処置方法
JIS P 8111
又
は
ISO
187
○ ①
採取方法
ISO
186
②
前処置方法
ISO
187
ADP
JIS
は,
JIS
と
ISO
を併記。 ①
引用
JIS
の
ISO
規格へ
の完全整合化(平成
11
年度)
。
②
引用
JIS
の
ISO
規格へ
の整合化(平成
10
年
度)
。
(7)
装置の補正
○
○
≡
(8)
操作
○
JIS P 8111
又は
ISO
187
の標
準条件下で行う。
○
ISO
187
標準条件下で行う。
ADP
JIS
は,
JIS
と
ISO
を併記。 引用
JIS
の
ISO
規格への整
合化(平成
10
年度)
。
(9)
結果の表示
○ 数値の丸め方は
JIS Z 8401
,
標準偏差の求め方は
JIS Z
9041
による。
○
=
JIS
を引用。
2
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81
19
: 19
98
解
説
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(10)
報告
○
○
=
JIS
は測定値の最大値・最小
値及び標準偏差を追加規定。
JIS
,
ISO
規格の選択区分を
追加。
(11)
附 属 書 ( 規
定)
○ 重クロム酸カリウム硫酸溶
液又は適当な洗浄液
○ 重クロム酸カリウム硫酸溶液
=
重クロム酸カリウム硫酸溶
液は有害なので,これに代わ
る適当な洗浄液を
ISO
に提
案。
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で, ○
は該当する項目を規定している場合, −
は規定していない場合を示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は,次のとおりである。
≡ :
JIS
と国際規格との技術的内容が同等である。
= :
JIS
と国際規格との技術的内容が同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
ADP
(
ADOPTION
の略)
:
JIS
は,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。
ただし,採用した部分において,
JIS
として必要な規定内容を追加し,又は適用範囲,規定項目及び/又は規定内容の一部を
不採用としている。