2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
M 2002-1992
さく岩機仕様の表示基準
Standard specification for rock drills
1. 適用範囲 この規格は,圧縮空気を原動力として,打撃と回転によってさく孔を行うさく岩機の仕様
の表示基準について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS K 6331 送水用ゴムホース(ウォーターホース)
JIS K 6332 空気用ゴムホース(エアーホース)
JIS M 200l さく岩機の性能試験方法
JIS M 3907 さく岩機用ロッドのシャンク部の形状及び寸法
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値である。
2. さく岩機の機種の分類 さく岩機の機種は,次のとおり分類する。
(1) ハンドハンマ
(2) レッグドリル
(3) ストーパ
(4) ドリフタ
備考 さく岩機の形式には,乾式及び湿式がある。
3. 表示項目及び表示単位 機種別の表示項目及び表示単位は,表1〜4のとおりとする。
(1) ハンドハンマ
2
M 2002-1992
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1 ハンドハンマ
番号
項目
単位
番号
項目
単位
1
質量(1)
kg
5
打撃数(毎分)(3)
2
全長
mm
6
圧気消費量(4)
m3/min
3
シリンダ径
mm
7
シャンクサイズ(5)
4
ピストンストローク(2)
mm
8
ホース内径(6)
給気用
mm
給水用
注(1) 質量 本体の質量は,乾式,湿式及びシャンクサイズ別に表示し,エアーホース
コネクション,ラインオイラ及びウォーターホースコネクションコンプリートを
含む。
(2) ピストンストローク シリンダの後室端面にピストンを接触させた位置からシャ
ンク端面の打撃位置までのピストンストロークの長さを表す。
(3) 打撃数 JIS M 2001の3.6(回転力測定装置)に規定する方法によって作動圧
490kPa {5kgf/cm2} で測定し,数値は100の位まで表示する。
(4) 圧気消費量 JIS M 2001の3.3(ピストン速度測定装置)及び3.4(同調振動計)
に規定する方法によって作動圧490kPa {5kgf/cm2} で測定し,数値は小数点第1
位まで表示する。
(5) シャンクサイズ シャンクサイズは,JIS M 3907に規定する記号によって表示す
る。
(6) ホース内径 ホース内径は,JIS K 6331及びJIS K 6332の規定による。
(2) レッグドリル
(a) 本体 (1)ハンドハンマに同じ。
(b) フィードレッグ
表2 フィードレッグ
番号
項目
単位
番号
項目
単位
1
質量
kg
3
フィードの長さ
mm
2
全長
mm
4
フィードシリンダ内径
mm
(3) ストーパ
表3 ストーパ
番号
項目
単位
番号
項目
単位
1
質量(1)
kg
6
ピストンストローク(2)
mm
2
全長
mm
7
打撃数(毎分)(3)
3
スチールチェンジ
mm
8
圧気消費量(4)
m3/min
4
フィードシリンダ径
mm
9
シャンクサイズ(5)
5
シリンダ径
mm
10
ホース内径(6)
給気用
mm
給水用
(4) ドリフタ
(a) 本体 (1)ハンドハンマに同じ。
(b) ガイドシェル
表4 ガイドシェル
番号
項目
単位
番号
項目
単位
1
質量
kg
4
スライドの長さ
mm
2
全長
mm
5
圧気消費量(4)
m3/min
3
フィードの長さ
mm
6
給気用ホース内径(6)
mm
備考 各機種とも,ピストン質量についても表示することが望ましい。