2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
L 6308-1981
リードワイヤ
Reed Wires
1. 適用範囲 この規格は,織機用金おさに用いるリードワイヤについて規定する。
引用規格:
JIS G 3505 軟鋼線材
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 4308 ステンレス鋼線材
JIS G 4309 ステンレス鋼線
JIS L 6506 織機用金おさ
2. 種類 種類は,JIS L 6506(織機用金おさ)の針金巻形に使用するA形及び糸巻形に使用するB形の
2種類とする。
3. 機械的性質 硬さは,HV220以上とする。
4. 寸法及びその許容差 寸法及びその許容差は,表1及び表2のとおりとする。1巻の質量は,原則と
して25kgとする。
表1 A形
単位 mm
番手
厚さ
番手
厚さ
番手
厚さ
基準寸法
許容差
基準寸法
許容差
基準寸法
許容差
10
0.680
±0.01
19
0.357
±0.007
36
0.188
±0.005
11
0.618
20
0.340
38
0.178
12
0.566
22
0.309
40
0.170
13
0.523
24
0.283
42
0.161
14
0.485
26
0.261
44
0.154
15
0.453
28
0.242
46
0.147
16
0.425
30
0.226
48
0.141
17
0.400
32
0.212
±0.005
50
0.136
18
0.377
34
0.200
−
−
備考 幅の寸法は,JIS L 6506の図2に規定され,その寸法は,次のとおりである。
2.0mm,2.2mm,2.8mm,3.0mm,4.0mm,5.0mm,6.0mm,8.0mm,9.5mm,12.0mm
2
L 6308-1981
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2 B形
単位 mm
おさ番手
厚さ
おさ番手
厚さ
おさ番手
厚さ
基準寸法
許容差
基準寸法
許容差
基準寸法
許容差
16
1.270
±0.01
60
0.399
±0.01
104
0.235
±0.007
20
1.058
64
0.374
108
0.227
24
0.907
68
0.353
±0.007
112
0.219
28
0.794
72
0.334
116
0.212
±0.005
32
0.706
76
0.318
120
0.205
36
0.635
80
0.302
124
0.198
40
0.577
84
0.289
128
0.192
44
0.529
88
0.276
140
0.176
48
0.488
92
0.265
150
0.165
52
0.454
96
0.254
−
−
56
0.423
100
0.244
−
−
備考 幅の寸法は,JIS L 6506の図3に規定され,その寸法は,次のとおりである。
2.77mm,3.0mm,4.0mm,5.0mm,6.0mm,7.0mm
5. 外観 外観は,表面は滑らかで,使用上有害なきず,さび,その他の欠点がなく,仕上げは良好でな
ければならない。
6. 材料 材料は,JIS G 3505(軟鋼線材)のSWRM6K, JIS G 3506(硬鋼線材)のSWRH42B, JIS G 4308
(ステンレス鋼線材)又はJIS G 4309(ステンレス鋼線)とする。
7. 製造方法 製造方法は,線材を冷間引抜加工し,更に冷間圧延したものを切削加工若しくは伸線加工
するか,又は塑性成形したものを研摩加工するか,若しくは引抜加工したものを研摩加工する。
8. 検査 検査は,3.〜6.について行い,その条件を満足しなければならない。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称,種類,番手又はおさ番手×幅及び質量による。
例:リードワイヤ A形 14×2.2 25
10. 表示 包装の外面に,次の事項を表示する。
(1) 製品の呼び方
(2) 製造業者名又はその略号