令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業
規格”を“日本産業規格”に改めた。
日本産業規格 JIS
L 3414-1994
ガンニクロス
Gunny cloths
1. 適用範囲 この規格は,主として食糧,肥料などの包装に用いるガンニクロスについて規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS L 1096 一般織物試験方法
2. 種類 種類は,単位面積当たりの質量によって区分し,660,650,600,580及び510の5種類とする。
3. 品質 品質は,5.によって試験したとき,表1のとおりとする。
表1 品質
種類
組織
密度
本/10cm
単位面積当たり
の質量 g/m2
引張強さ
N
たて糸
(よこ糸)
許容差 よこ糸
(たて糸)
許容差
許容差
%
たて糸
(よこ糸)
よこ糸
(たて糸)
660
平織
又は
あや織
71
+4
−2
35
+4
−2
660
±10
690
以上
760
以上
650
61
+3
−2
32
+3
−2
650
590
以上
770
以上
600
600
710
以上
580
30
580
660
以上
510
53
27
510
510
以上
590
以上
備考1. たて糸は,原則として2本引きそろえとする。
2. 幅は,注文者の指定によるが,その許容差は,
13
25
−
+mmとする。
3. 1反の長さは,原則として130mとする。
4. 括弧は,ワンマック織機による生地の場合を示す。
4. 材料ガンニクロスに用いるたて糸及びよこ糸は,表2のジュート糸を用いる。
2
L 3414-1994
表2 使用糸の繊度
単位tex
種類
たて糸
(よこ糸)
よこ糸
(たて糸)
660
340
1050
650
1150
600
1100
580
510
備考 括弧は,ワンマック織機に
よる生地の場合を示す。
5. 試験方法 幅及び長さ,密度,単位面積当たりの質量及び引張強さの試験は,JIS L 1096による。
6. 検査方法 ガンニクロスは,3.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜取
検査方式によって行う。
7. 表示 ガンニクロスには,次の事項を表示しなければならない。
(1) 種類
(2) 幅及び長さ