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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

L 0875-1995 

ポッティングに対する 
染色堅ろう度試験方法 

Test method for colour fastness to potting 

1. 適用範囲 この規格は,主として染色した毛製品及び毛混用製品のポッティング処理に対する染色堅

ろう度試験方法について規定する。 

備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則 

JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布 

JIS L 0804 変退色用グレースケール 

JIS L 0805 汚染用グレースケール 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 105-E09 : 1989 Textiles−Tests for colour fastness-Part E09 : Colour fastness to potting 

2. 要旨 この試験は,複合試験片をガラス棒に巻き付け,規定の方法に基づいて沸騰水で処理し,乾燥

後試験片の変退色と添付白布の汚染の程度を,それぞれ変退色用グレースケール又は汚染用グレースケー

ルと比較して,その堅ろう度を判定する方法である。 

3. 装置及び材料 装置及び材料は,次のものを用いる。 

(1) 還流冷却器付容器 長さ40mmの円筒形試験片を収容できるもの。 

(2) ガラス棒 直径5〜8mmのもの。 

(3) 恒温水槽 JIS L 0801に規定する4.(1)(恒温水槽)のもの。 

(4) 脱水用機器 JIS L 0801に規定する4.(2)(脱水用機器)のもの。 

(5) 乾燥機 JIS L 0801に規定する4.(3)(乾燥機)のもの。 

(6) 添付白布 JIS L 0803に規定する添付白布 毛及び綿で,大きさ40×100mmのもの。 

(7) 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。 

(8) 汚染用グレースケール JIS L 0805に規定するもの。 

4. 複合試験片の調製 複合試験片の調製は,JIS L 0801の5.2(複合試験片の調製)による。ただし,使

用する添付白布2枚は,毛及び綿のものとし,かつ,試験片が布及び糸の場合は,周囲4辺のうち短辺の

一方だけを縫い合わせる。 

5. 操作 操作は,次のとおり行う。 

L 0875-1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1) 複合試験片をガラス棒に巻き付けて長さ40mmの円筒をつくり,これを糸で緩くくくる。 

(2) この複合試験片を付けたガラス棒を還流冷却器付容器に入れ,浴比30 : 1とした沸騰水浴で1時間処

理する。 

(3) 次に,複合試験片をガラス棒から取り外し,試験片と添付白布を接触しないようにして,60℃以下の

乾燥機中で乾燥する。 

6. 判定 試験片の変退色及び添付白布の汚染の判定は,JIS L 0801の9.(染色堅ろう度の判定)による。 

7. 記録 試験結果は,JIS L 0801の10.(記録)によって次の例のように記録する。 

例 ポッティング試験 変退色 4級,汚染 3級(毛),3-4級(綿) 

染色堅ろう度試験方法JIS改正原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

須 賀 長 市 

日本学術振興会染色堅ろう度第134委員会 

(財団法人スガウエザリング技術振興財団) 

(委員) 

関   成 孝 

通商産業省生活産業局 

岡 林 哲 夫 

工業技術院標準部 

吉 村 正 治 

通商産業省通商産業検査所横浜支所 

山 形 昭 衛 

日本繊維技術士センター 

近 藤 一 夫 

元日本女子大学 

越 川 寿 一 

杉野女子大学 

上 野 和 義 

東京都立繊維工業試験場 

池 田 順 一 

財団法人日本規格協会 

須 田 昌 男 

財団法人日本産業技術振興協会 

鈴 木 保 男 

財団法人日本化学繊維検査協会 

小 沢 紀 一 

財団法人日本染色検査協会 

井 口 耕 一 

財団法人日本紡績検査協会 

下 谷 忠 義 

財団法人日本繊維製品品質技術センター 

森   数 馬 

財団法人毛製品検査協会 

児 玉   肇 

日本毛整理協会 

川 島   悟 

日本羊毛紡績会 

片 岡 邦 彦 

片岡毛織株式会社 

井 上 哲 夫 

日本化薬株式会社 

橋 爪 修 平 

住友化学工業株式会社 

今 福 英 明 

三菱化成ヘキスト株式会社 

赤 井   稔 

保土谷化学工業株式会社 

高 野 富士子 

主婦連合会 

川 又 幸 子 

全国地域婦人団体連絡協議会 

伊 藤 康 江 

消費科学連合会 

(事務局) 

須 賀 冨士夫 

財団法人スガウエザリング技術振興財団 

三田村 勝 昭 

財団法人スガウエザリング技術振興財団