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L 0801:2011  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 一般事項························································································································· 2 

5 試験に用いる共通的な装置及び材料 ····················································································· 3 

6 試験片及び複合試験片の調製 ······························································································ 3 

6.1 試験片の調製 ················································································································ 3 

6.2 複合試験片の調製 ·········································································································· 4 

6.3 テストコントロール試験片の調製······················································································ 5 

7 試験片,添付白布などの水分調整 ························································································ 5 

8 試験操作························································································································· 5 

9 染料の染色堅ろう度試験 ···································································································· 6 

10 染色堅ろう度の判定 ········································································································ 6 

11 試験報告書 ···················································································································· 8 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 10 

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(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人スガウェ

ザリング技術振興財団(SWTF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。 

これによって,JIS L 0801:2004は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

L 0801:2011 

染色堅ろう度試験方法通則 

General principles of testing methods for colour fastness 

序文 

この規格は,2010年に第6版として発行されたISO 105-A01を基とし,対応国際規格の技術的内容(添

付白布,試験片,添付白布の水分調整,観察及び照明条件)を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,繊維製品及び染料の染色堅ろう度試験を行う場合の一般的かつ共通的な事項について規定

する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 105-A01:2010,Textiles−Tests for colour fastness−Part A01: General principles of testing(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水 

JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則 

注記 対応国際規格:ISO 139,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing(MOD) 

JIS L 0204-1 繊維用語(原料部門)−第1部:天然繊維 

JIS L 0204-2 繊維用語(原料部門)−第2部:化学繊維 

JIS L 0204-3 繊維用語(原料部門)−第3部:天然繊維及び化学繊維を除く原料部門 

JIS L 0205 繊維用語(糸部門) 

JIS L 0206 繊維用語(織物部門) 

JIS L 0207 繊維用語(染色加工部門) 

JIS L 0208 繊維用語−試験部門 

JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布 

注記 対応国際規格:ISO 105-F10:1989,Textiles−Tests for colour fastness−Part F10: Specification for 

adjacent fabric: Multifibre(MOD) 

JIS L 0804 変退色用グレースケール 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注記 対応国際規格:ISO 105-A02,Textiles−Tests for colour fastness−Part A02: Grey scale for 

assessing change in colour(MOD) 

JIS L 0805 汚染用グレースケール 

注記 対応国際規格:ISO 105-A03,Textiles−Tests for colour fastness−Part A03: Grey scale for 

assessing staining(MOD) 

JIS L 0808 標準染色濃度表 

JIS L 0809 計器による変退色及び汚染の判定方法 

JIS Z 8720 測色用標準イルミナント(標準の光)及び標準光源 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS L 0204-1,JIS L 0204-2,JIS L 0204-3,JIS L 0205,JIS L 0206,

JIS L 0207及びJIS L 0208によるほか,次による。 

3.1 

繊維製品 

綿,絹,毛,化学繊維などの原料。糸,織物,編物,フェルトなどの中間製品及び衣料。寝具,床敷物,

室内装飾品などの最終製品。 

3.2 

試験片 

試験に用いる試料を所定の形状及び大きさに整えたもの。 

3.3 

複合試験片 

試験片の汚染を判定するために選んだ1枚又は2枚の添付白布を試験片に縫い合わせたもの。 

3.4 

テストコントロール試験片 

試験が適正に行われていることを確認するために試験片とともに使用するもので,その試験での変退色

又は汚染の程度が既知の試験片。 

3.5 

添付白布 

汚染の判定試験に使用する未染色の布。 

 注記 添付白布には,単一繊維布及び多繊交織布の2種類がある(JIS L 0803参照)。 

一般事項 

試験方法の一般事項は,次による。 

a) 染色堅ろう度とは,繊維製品の製造工程,その後の使用,保管中のいろいろな作用に対する色の抵抗

性を意味する。したがって,染色堅ろう度試験方法の個々の規格は,それらの諸作用に対する種々の

試験方法及びこれらの試験方法中に示されている重要な標準物,機器などを規定している。 

b) 染色堅ろう度試験方法に関する諸規格は,一般に,あらゆる形状,かつ,あらゆる種類の繊維製品の

染色堅ろう度だけでなく,染料の染色堅ろう度の試験にも適用される。 

c) 染色堅ろう度には,変退色及び汚染の2種類がある。したがって,染色堅ろう度試験の場合には,試

験片の変退色の程度若しくはその試験片に添付した白布の汚染の程度又はこれら両者について別々に

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判定する。 

d) 染色堅ろう度の等級は,数値によって表示し,1級が最も低く,5級が最も高い。ただし,耐光に関す

る堅ろう度は1級が最も低く,8級が最も高い。 

e) 各染色堅ろう度試験方法は,主として単一的な作用に対する染色堅ろう度試験について規定する。 

f) 

試験の諸条件は,一般に用いられる製造工程における処理条件又は通常の使用・用途における条件に

できるだけ合うようにする。同時に,これらの条件はできるだけ単純で,かつ,再現できるようにす

る。しかし,これらの試験方法が,繊維製品の製造又は使用上の全ての条件に対応していない場合に

は,受渡当事者間の協定によって試験条件も加味して染色堅ろう度を判定してもよい。ただし,その

旨を試験報告書に記録する。 

g) この規格に規定されているにもかかわらず,個別の試験規格に規定がある場合は,個別の試験方法の

規格を優先する。 

試験に用いる共通的な装置及び材料 

試験に用いる共通的な装置及び材料は,次による。 

a) 恒温水槽及び恒温槽 規定の試験条件を設定できるもの。 

b) 脱水用機器 遠心脱水器,絞り用ローラ,おもり(100 cm2当たり約2 kgの質量のもの)又はアイロ

ン(約2.7 kg)。 

c) 乾燥機 規定の温度に調節できるもので,かつ,送風装置を附属しているものが望ましい。 

d) 添付白布 JIS L 0803に規定するもの。 

e) テストコントロール試験片 規定の布に,規定の方法で染色した試験片(6.3参照)。 

f) 

変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。 

g) 汚染用グレースケール JIS L 0805に規定するもの。 

h) 標準染色濃度表 JIS L 0808に規定するもの。 

i) 

灰色下敷及びマスク 灰色下敷は,変退色用グレースケールの1-2号の色で無彩色N5 1)(Y2, C=約

20 %)2) のもの。試験片は,これを下敷にして判定する。マスクは,色がN2.5 1)(Y2, C=約4.5 %)2) の

もの。 

注1) JIS Z 8721に規定する無彩色の記載方法に従った表し方である。 

2) JIS Z 8701に規定する三刺激値のYである。 

j) 

試薬及び試験液 

1) 試薬は,日本工業規格に規定があるものは,それを用いる。 

2) 試験液の調製には,特に規定のない場合には,JIS K 0557に規定するA1の水又はこれと同等以上

の水を用いる。ただし,処理液の濃度は,mL/L又はg/Lで表す。 

試験片及び複合試験片の調製 

6.1 

試験片の調製 

6.1.1 

布 

試験片は織物,編物,フェルトなどの製品から所定の大きさのものを採取する。試験片の全面が均一な

処理を受けるよう,試料の布はしわがあってはならない。大きさは,通常,100 mm×40 mmとする。 

6.1.2 

糸 

糸の場合は,添付白布(2枚)の質量の1/2を取り,平行かつ密に並べるか又は枠(例えば,針金でU

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字形にしたもの。)に平行に巻いて薄い層にする。 

なお,乾式処理の場合には,糸を白厚紙に平行かつ密に巻いてもよい。また,湿式処理で添付白布を必

要としない場合などには,約0.5 gの糸を束にして,その両端をくくってもよい。 

6.1.3 

ばら繊維 

ばら繊維の場合は,添付白布(2枚)の質量の1/2を取り,くしけずって押し付け,薄い層にする。特

に,乾式処理の場合には,これを白厚紙に取り付けてもよい。 

6.1.4 

試料が2種類以上の色を含む場合 

試料が2種類以上の色を含み,試験片が全色を含むことができない場合には,所要数の試験片を準備す

る。 

6.2 

複合試験片の調製 

6.2.1 

縫糸 

複合試験片の調製に用いる縫糸は,蛍光増白剤を含まないものを使用する。 

6.2.2 

2枚の単一繊維布を使用する複合試験片 

2枚の単一繊維布を使用する複合試験片は,次による。 

a) 試験片が布の場合 2枚の添付白布の間に挟み,短辺の一つに沿って縫い付ける。ただし,機械的作

用を伴う試験方法の場合は,4辺の全てを縫い合わせる。 

b) 試験片が糸の場合 編んで布状にしてa) の場合のように調製するか,又は100 mm×40 mmの大きさ

の添付白布2枚の間に,長辺の方向に平行に薄い層にして並べ,4辺を縫い合わせる。 

c) 試験片がばら繊維の場合 くしけずって押し付け,100 mm×40 mmの大きさの薄い層にして,同じ大

きさの添付白布2枚の間に挟んで縫い合わせる。 

d) 試験片の表裏に違いがある場合 第1添付白布をよこ方向に半分に折り,約50 mm×40 mmの大きさ

とし,この間に試験片の半分を挟み,更に試験片の残り半分を第1添付白布と同様に折った第2添付

白布との間に挟んで,4辺及び中央部分を縫い合わせる。 

e) 添付白布の繊維の種類 試験片に添付する2枚の添付白布は,通常,表1に示すように,1枚(第1

添付白布)は試験片と同じ種類,他の1枚(第2添付白布)は異なる種類の繊維によるものを用いる。

ただし,試験片が麻の場合は第1添付白布を綿とする。また,試験片がレーヨンの場合は第1添付白

布を綿,試験片がアセテートの場合は第1添付白布をポリエステル,試験片がアクリルの場合は第1

添付白布をナイロンとしてもよい。 

なお,受渡当事者間の協定によって,添付白布の繊維の種類を変えてもよい。ただし,その場合に

は,試験報告書に記録する。 

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表1−試験片及び添付白布の繊維の種類 

試験片 

第1添付白布 

第2添付白布 

毛 

毛 

綿 

絹 

絹 

綿 

綿 

綿 

毛又は絹 

麻 

綿 

毛又は絹 

レーヨン 

レーヨン又は綿 

毛又は絹 

キュプラ 

キュプラ 

毛又は絹 

アセテート 

アセテート又はポリエステル 

綿 

ナイロン 

ナイロン 

毛,絹又は綿 

ポリエステル 

ポリエステル 

毛,絹又は綿 

アクリル又はアクリル系 

アクリル又はナイロン 

毛,絹又は綿 

6.2.3 

多繊交織布を使用する複合試験片 

多繊交織布を使用する複合試験片は,次による。 

a) 試験片が布の場合 試験片の表側が多繊交織布と接するようにし,短辺の一つに沿って縫い合わせる。

ただし,機械的作用を伴う試験方法の場合は,4辺の全てを縫い合わせる。 

b) 試験片が糸又はばら繊維の場合 多繊交織布の質量とほぼ同量の試験片を多繊交織布の上に広げ,多

繊交織布の各構成繊維が並ぶ方向と直角になるように並べる。次に,これを同じ大きさの汚染しにく

く,軽いポリプロピレン布で覆い,4辺の全てを縫い合わせ,かつ,多繊交織布の各構成繊維をポリ

プロピレン布に縫い付ける。 

c) 試験片の表裏に違いがある場合 2枚の多繊交織布の間に挟んで,短辺の一つに沿って縫い合わせる。

ただし,機械的作用を伴う試験方法の場合は,4辺の全てを縫い合わせる。 

6.3 

テストコントロール試験片の調製 

テストコントロール試験片の調製方法の詳細は,それぞれの試験方法に記載してある方法による。 

試験片,添付白布などの水分調整 

試験片,添付白布などの水分調整は,次による。 

a) 染色堅ろう度試験を行うに当たり,試験片,添付白布,複合試験片及び縫糸の含有水分を調整する必

要はないが,湿っていたり,乾き過ぎていたりしてもいけない。 

なお,試験片,添付白布などの水分率の差異が染色堅ろう度の等級に影響するような場合(例えば,

摩擦及び窒素酸化物堅ろう度試験)には,JIS L 0105の5.1.1(標準状態)に規定する温度20 ℃±2 ℃,

相対湿度(65±4)%の標準状態に4時間以上放置した後,試験を行う。 

b) 試験は,常温で行う。ただし,温度及び湿度が試験の結果に影響する試験(例えば,摩擦試験)は,

個別の試験方法規格による。 

試験操作 

試験操作は,次による。 

a) ある種の試験では,試験操作が正確に行われたことを確認するためにテストコントロール試験片を使

用する。 

b) 必要ならば,試験片の大きさ,処理温度,処理時間などについて,規定値及び許容差を示す。例えば,

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処理液の温度は,度(℃)で表し,その許容差は,±2 ℃とする。 

なお,測定の精度が,通常の機器を使用して,特別の注意を払わなくても得られる程度のものであ

る場合は,許容差を示さなくてもよい。 

c) 試験片を湿潤させるときは,均等に湿らせるように注意する。特に,毛又は湿りにくい試験片の場合

には,手又は先端を平らにしたガラス棒によって,試験片を丁寧に押し付ける。 

d) 試験片に水又は試薬を滴下して,これをしみ込ませるためにガラス棒を使用するような場合には,試

験片の表面が毛羽立たないように注意する。毛羽立つと光線の反射に影響することがある。 

e) 試験片に,例えば,その質量と同量の処理液を含ませる場合には,まず処理液をよく含ませた後に,

絞り用ローラ,遠心脱水器などで所要の液量まで絞る。 

f) 

処理後,試験片又は複合試験片を洗浄して乾燥する場合には,通常,試験液の調製に用いた水若しく

は流水又は両者によって洗浄した後,絞りロール,遠心脱水器などによるか,乾燥白綿布又はろ紙の

間に挟んで,おもり又はアイロンを載せて余分な水分を除く。次に,これを60 ℃以下の乾燥機中で

乾燥する。ただし,複合試験片については,余分な水分を除いた後,3辺の縫糸をほどいて,試験片

及び添付白布が一つの短辺の縫い目だけで接触するようにして上記のように乾燥する。 

染料の染色堅ろう度試験 

染料の染色堅ろう度試験は,次による。 

a) 染料の染色堅ろう度は,その染料で染色した布について,染色堅ろう度を試験し,判定する。ただし,

必要な場合には,糸又はばら繊維に染色して試験片を調製してもよい。 

b) 染料の染色堅ろう度は,染色濃度に影響されるから,試験する場合には,通常,JIS L 0808の標準染

色濃度表に規定されている濃度に染色した布を調製し,通常の場合に準じて試験を行う。 

10 染色堅ろう度の判定 

染色堅ろう度の判定は,試験片の変退色及び添付白布の汚染について別々に判定する3)。判定は常温で

行う。ただし,温度又は湿度の差異が染色堅ろう度の判定に影響するような場合には,JIS L 0105の5.1.1

(標準状態)に規定する温度20 ℃±2 ℃,相対湿度(65±4)%の標準状態に放置した後,判定を行う。

判定の方法は,次の視感法又は計器法のいずれかによる。 

注3) 例えば,湿潤試験の操作などによって添付白布自体に着色などの視覚的変化がみられる場合に

は,あらかじめ添付白布だけを同一の試験条件で操作し,これを試験前の添付白布として判定

に用いる。 

a) 視感法 視感法は,次による。 

1) 観察及び照明条件 試験前後の試験片又は添付白布を灰色下敷の上に同一方向で隣り合わせて並

べ,その傍らに変退色用グレースケール(又は汚染用グレースケール)を置き,グレースケールに

附属している2枚の寸法の同じ窓のマスクを,それぞれ試験片又はグレースケールの上に載せる。 

試験片及び添付白布が透けて灰色下敷が見え,これが表面に影響するおそれがある場合には,試

験前後の試験片及び添付白布の下に,これらと同じ大きさの試験前の試験片及び添付白布を重ねて

敷き,透けて見えないようにする。 

試験片と変退色用グレースケールとの比較及び/又は添付白布と汚染用グレースケールとの比較

をする。照明光源は,JIS Z 8720に規定する常用光源D65とし,明るさは,600 lx〜2 150 lxの範囲

の照度で,通常,1 200 lxを用いる。明るい色のものは,600 lxに近い低照度で,また,暗い色のも

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のは,2 150 lxに近い高照度で見てもよい。 

試験片及びグレースケールを観察する角度は,試験片を45°に保持し,上方から照明して,試料

に対し90°の方向から観察する。 

なお,他の観察角度によってもよい。この場合には,用いた観察の角度及び光線の角度は,試験

報告書に記録する。 

2) 変退色の判定 試験による変化は,色相,明度及び彩度の変化,又はこれらの複合したものである。

判定は,これらの変化の特徴とは関係なく,元の試料の試験片と試験後の試験片との間の視感によ

る色の違いの大きさに基づいて行う。この視感による色の違いの大きさを変退色用グレースケール

と比較して,色の違いの大きさに最も近い変退色用グレースケールの番号で等級付けを行う。 

なお,耐光に関する染色堅ろう度の判定では,暴露した試験片を,同時に暴露したブルースケー

ルと比較する。この場合,変退色用グレースケールは,試験中の変退色の程度を判定する手段に使

用する。ある種の試験では,変退色に加えて,試験片の表面の外観(例えば,パイルの配列,構造,

光沢など)が変化する。このような場合は,試験片の表面をくしけずるなどして,元の状態に復元

させる。復元できない場合には,変退色の判定結果とともに外観の全体的な変化も試験報告書に記

載する。変退色の判定は,表2の判定基準による。 

注記 繊維製品のある種のものには,湿潤しただけで見掛け上の色の違いを生じるものがある。

これは,本来の変退色ではなく,試料表面の何らかの変化か,仕上加工剤の移行などによ

るものと考えられる。この場合,判定は,元の試料を湿潤し,乾燥したものと比較しても

よい。この操作を行ったときは,その旨を試験報告書に記録する。 

表2−変退色の判定基準 

変退色等級(級) 

判定基準 

色の変化が変退色用グレースケールの5号程度のもの。 

4-5 

色の変化が変退色用グレースケールの4-5号程度のもの。 

色の変化が変退色用グレースケールの4号程度のもの。 

3-4 

色の変化が変退色用グレースケールの3-4号程度のもの。 

色の変化が変退色用グレースケールの3号程度のもの。 

2-3 

色の変化が変退色用グレースケールの2-3号程度のもの。 

色の変化が変退色用グレースケールの2号程度のもの。 

1-2 

色の変化が変退色用グレースケールの1-2号程度のもの。 

色の変化が変退色用グレースケールの1号又はその程度を超えるもの。 

3) 汚染の判定 処理浴からの染料の吸収によるか,試験片の染料が直接移行するかのいずれかによっ

て汚染した添付白布の,試験片と接触した側を観察して判定する。汚染用グレースケールと比較す

る要領は,変退色の場合と同様である。ただし,汚染は,試験に用いた添付白布の全てについて判

定し,縫い目の汚染は無視する。 

汚染の判定は,表3の判定基準による。 

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表3−汚染の判定基準 

汚染等級(級) 

判定基準 

汚染が汚染用グレースケールの5号程度のもの。 

4-5 

汚染が汚染用グレースケールの4-5号程度のもの。 

汚染が汚染用グレースケールの4号程度のもの。 

3-4 

汚染が汚染用グレースケールの3-4号程度のもの。 

汚染が汚染用グレースケールの3号程度のもの。 

2-3 

汚染が汚染用グレースケールの2-3号程度のもの。 

汚染が汚染用グレースケールの2号程度のもの。 

1-2 

汚染が汚染用グレースケールの1-2号程度のもの。 

汚染が汚染用グレースケールの1号又はその程度を超えるもの。 

b) 計器法 計器法は,試験前後の試験片又は添付白布の三刺激値X10, D65,Y10, D65,Z10, D65又はX2, C,Y2, C,

Z2, Cを測定し,JIS L 0809によって,試験片の変退色の等級又は添付白布の汚染の等級を判定する4)。

判定の基準は,表4による。 

注4) 三刺激値X10, D65,Y10, D65,Z10, D65又はX2, C,Y2, C,Z2, Cは,それぞれ標準の光D65,10°視野又

は標準の光C,2°視野によるものである。これらを求めるに当たり,正確を期するため,例

えば,国家機関が校正したパフォーマンスグラスによって,分光のずれ,波長のずれなどを

チェックし,十分に調整した分光光度計を用いるか,又はこの調整された分光光度計で校正

した測色計を用いる。 

表4−等級対応値Nから変退色又は汚染等級への読替表 

グレースケール等級対応値N 

(NC#又はNS) 

変退色等級又は 
汚染等級(級) 

5.00 ≦ N ≦ 5.50 

4.50 ≦ N < 5.00 

4-5 

4.00 ≦ N < 4.50 

3.50 ≦ N < 4.00 

3-4 

3.00 ≦ N < 3.50 

2.50 ≦ N < 3.00 

2-3 

2.00 ≦ N < 2.50 

1.50 ≦ N < 2.00 

1-2 

1.00 ≦ N < 1.50 

N < 1.00 

1 (−) 

11 試験報告書 

染色堅ろう度試験の試験報告書は,次による。ただし,耐光試験などの特別の場合の記録は,個々の試

験方法にこれを定める。 

a) 試験方法の種類を明記し,箇条10の判定などの規定に従って,変退色若しくは汚染の等級又は両者の

等級を記録する。計器法によった場合は,後に“(計器法)”を付記する。 

例1 洗濯試験 A-2号 

     変退色 3級,汚染 2級(綿),2級(絹),変退色 3級(計器法) 

例2 酸滴下試験(硫酸)2級,洗濯試験 4級 

b) 汚染の等級は,視感法の場合,添付白布の試験前後の色の変化に最も近い汚染用グレースケールの番

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L 0801:2011  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

号で表し,かつ,a) の例1のように添付白布のそれぞれについて記録する。ただし,必要に応じて,

汚染の最も著しいものだけの等級を記録してもよい。また,柄物及びしま物の白場部分に生じる汚染,

いわゆる“白場汚染”(ブリード)の場合には,同様に汚染用グレースケールを使用して判定し,別に

記録してもよい。 

計器法の場合は,等級値の後に“(計器法)”を付記する。 

c) 試験片の表裏に差がある場合には,記録は変退色及び汚染のいずれも,著しい側だけについて行う。 

d) 視感法における変退色の場合は,変退色等級の後に,表5の記号を付けて記録してもよい。 

例 洗濯試験 A-2号 

       変退色 3級(Y),汚染 3級(絹),2−3級(綿) 

表5−変退色の記号及び意味 

記号 

意味 

Bl 

黄みになる 

赤みになる 

青みになる 

緑みになる 

Br 

Str 

さえる 

くすむ 

濃くなる 

うすくなる 

e) 染料の染色堅ろう度の記録には,使用繊維名を付記し,次の例のようにする。 

例1 レーヨンを標準染色濃度表1号程度に染色し,洗濯試験A-2号によって試験し,視感法によ

って判定したとき,変退色3級,汚染4級(レーヨン),4級(絹)の場合 

洗濯試験 A-2号 レーヨン(1/1濃度) 

     変退色 3級,汚染 4級(レーヨン),4級(絹) 

例2 綿を標準染色濃度表1号程度の濃い黒に染色し,洗濯試験A-3号によって試験し,計器法に

よって判定したとき,変退色4級,汚染3級(綿),4級(毛)の場合 

洗濯試験 A-3号 綿(濃い黒) 

     変退色 4級,汚染 3級(綿),4級(毛)(計器法) 

参考文献 JIS Z 8701 色の表示方法−XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系 

JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示 

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附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS L 0801:2011 染色堅ろう度試験方法通則 

ISO 105-A01:2010 Textiles−Tests for colour fastness−Part A01: General 
principles of testing 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規格
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

2 引用規
格 

3 用語及
び定義 

3.1 繊維製品 
3.2 試験片 
3.3 複合試験片 
3.4 テストコントロー
ル試験片 
3.5 添付白布 

− 

− 

追加 

ISO規格にはこの項目がない
が,JISは用語の意味を明確
にするため追加した。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

4 一般事
項 

染色堅ろう度試験にお
ける一般的事項を規定 

JISとほぼ同じ 

変更 

ISO規格では,Scopeの項目
に記載。内容は同じであるが,
JISでは,新たに項目を設け,
詳しく七つに分けた。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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(I)JISの規定 

(II) 
国際規格
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

5 試験に
用いる共
通的な装
置及び材
料 

a) 恒温水槽及び恒温槽 
b) 脱水用機器 
c) 乾燥機 
d) 添付白布 
e) テストコントロール 
試験片 
f) 変退色用グレースケ
ール 
g) 汚染用グレースケー
ル 
h) 標準染色濃度表 
i) 灰色下敷及びマスク 
j) 試薬及び試験液 

装置及び材料に関して
はBritish Standards  
Institution及びAATCCに
問合せをする。 
添付白布 
試薬及び試験液 

追加 

ISO規格では個々の試験方法
で規定することにしている
が,JISでは添付白布,試薬
及び試験液以外に共通性の高
いものはこの規格で規定し
た。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

6 試験片
及び複合
試験片の
調製 

6.1 試験片の調製 
6.1.1 布 

10.2 
10.2.1 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは試料の大きさ100 mm
×40 mmと規定。ISO規格で
は規定がなく,各規格で規定。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

6.1.2 糸 

10.2.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは添付白布(2枚)の質
量の1/2を取る。湿式処理の
場合,約0.5 gの糸を束にする
規定。ISO規格では規定がな
く,各規格で規定。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

6.1.3 ばら繊維 

10.2.3 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは添付白布(2枚)の質
量の1/2を取る。乾式処理の
場合には,これを白厚紙に取
り付けてもよいと規定。ISO
規格では規定がなく,各規格
で規定。内容は一致。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

− 

10.2.4 

“油性繊維材料” 

削除 

ISO規格の“油性繊維材料”
特殊な例であり,削除した。 

技術的な差は軽微であり,次回
提案する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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(I)JISの規定 

(II) 
国際規格
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

6 試験片
及び複合
試験片の
調製(続
き) 

6.2 複合試験片の調製 
6.2.2 2枚の単一繊維布
を使用する複合試験片 

10.3.2 

b) 試験片が糸の場合 

10.3.2.4 

JISとほぼ同じ 

変更 

JISでは薄い層にして並べる
と規定。ISO規格では規定な
し。 
ISO規格では糸及びばら繊維
を同じ項目で規定しているが
JISでは項目を分けた。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

c) 試験片がばら繊維の
場合 

10.3.2.4 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは試料を100 mm×40 
mmの大きさの薄い層にする
と大きさを規定。ISO規格で
は規定なし。各規格で規定。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

d) 試験片の表裏に違い
がある場合 

10.3.2.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

ISO規格は添付白布で挟むと
規定。JISでは具体的に第1
添付白布及び第2添付白布。
添付白布の大きさを規定。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

e) 添付白布の繊維の種
類 

9.2 
9.2.1 
9.2.2 
9.2.3 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは試験片の種類に応じ
た第1添付白布及び第2添付
白布の組合せ表を追加した。
ISO規格は添付白布の各規格
で規定。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

6.2.3 多繊交織布を使
用する複合試験片 

10.3.3 

a) 試験片が布の場合 

10.3.3.1 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは機械的作用を伴う試
験の場合の縫い方を追加。 

技術的な差は軽微であり,次回
提案する。 

c) 試験片の表裏に違い
がある場合 

10.3.3.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは機械的作用を伴う試
験の場合の縫い方を追加。 

技術的な差は軽微であり,次回
提案する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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(I)JISの規定 

(II) 
国際規格
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

7  試験
片,添付
白布など
の水分調
整 

温湿度をJIS L 0105に
合わせた。 

11 

JISとほぼ同じ 

変更 

水分調整の条件をISO規格で
は20±2 ℃,(65±4) %とし,
亜熱帯地域においては27±
2 ℃,(65±4) %でも可として
いるが,JISでは削除。 

日本の気候条件から,変更し
た。技術的差異はない。 

8 試験操
作 

試験の操作 

12 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは複合試験片について
の操作をより詳しく記載。 

常識的事項の追加で技術的差
異はない。次回提案する。 

9 染料の
染色堅ろ
う度試験 

染料の染色堅ろう度試
験方法 

13 

JISとほぼ同じ 

追加 

ISO規格では染色濃度につい
て詳しく記載されているが
JISでは染色濃度の規格JIS L 
0808があり,その規格に規定
された濃度で染色とした。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

10 染色
堅ろう度
の判定 

a) 視感法 
1) 観察及び照明条件 

 
15 

 
JISとほぼ同じ 

 
追加 

 
ISO規格では照明は北空,南
空の光で明るさ600 lx又はそ
れ以上と規定。JISでは常用
光源D65で,600 lx〜2 150 lx
の明るさとし,原則として1 
200 lxを用い,明るいものは
600 lx,暗いものは,2 150 lx
に近い照度で見る。 

 
ISO規格は現在改正審議中。 
JISはその動向の妥当性から改
正動向に沿って規定した。 

2) 変退色の判定 
3) 汚染の判定 

14.2 
14.3 

JISとほぼ同じ 
JISとほぼ同じ 

追加 
追加 

JISは判定基準を分かりやす
いように表2及び表3に規定
した。 

構成上のため,技術的差異はな
い。 

b) 計器法 

14.2 
14.3 

JISとほぼ同じ 

変更 

ISO規格は疑義のときは計器
法によるとしている。JISで
はこのことを述べない。また,
JISの計器法は,JIS L 0809
を引用(表4)した。 

日本独自の方法で,計器法を規
定したJIS L 0809をISO規格に
提案中。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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(I)JISの規定 

(II) 
国際規格
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

11 試験
報告書 

個々の染色堅ろう度試
験における試験報告書
の規定 

16 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは個々の試験方法によ
る記録の仕方について詳しく
規定した。 

技術的な差は軽微であり,次回
提案する。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 105-A01:2010,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

  − 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
  − 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  − 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。