L 0308 : 2001
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本繊維機械標準
化協議会 (JCSTM) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS L 0308 : 1985は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS L 0308には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
L 0308 : 2001
染色加工機械用語
Glossary of terms used in dyeing and finishing machinery
序文 この規格は,1.適用範囲の備考に示す国際規格を元に,対応する用語及び定義については対応国際
規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,国際規格には規定されて
いない用語及び定義を日本工業規格として追加している。
なお,参考の欄に対応ISO番号のない用語は,対応国際規格のない用語である。
1. 適用範囲
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 1036 : 1984, Textile machinery−Dyeing and finishing machines−Definition of left and right sides
(MOD)
ISO 1505 : 1993, Textile machinery−Widths relating to dyeing and finishing machines−Definitions
and range of nominal widths (MOD)
ISO 1506 : 1982, Textile machinery−Dyeing, finishing and allied machinery−Classification and
nomenclature (MOD)
ISO 5248 : 1982, Textile machinery and accessories−Dyeing and finishing machinery−Vocabulary for
ancillary devices (MOD)
ISO 5250 : 1982, Textile machinery and accessories−Dyeing and finishing machinery−Vocabulary for
stenters (MOD)
2. 分類
1) 毛焼・精練・漂白・マーセライズ装置
2) 水洗装置
3) 羊毛用特殊加工装置
4) 浸染装置
5) な染装置
6) 固着装置
7) 乾燥装置
8) 吸湿・ダンピング装置
9) 仕上設備
10) 測定・検査・マーキング仕立て用機械
2
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
11) テンタ
12) 装置の左右と公称幅
13) 補助装置
3. 番号,用語及び定義 番号,用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語及び対応ISO番号を示す。
1) 毛焼・精練・漂白・マーセライズ装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
1.
毛焼・精練・漂白・マ
ーセライズ装置
糸,織編等繊維製品加工の準備工程の総
称。
equipment for
singeing, scouring,
bleaching and
mercerizing
1506
1.1
1.1
毛焼機
炎,熱風,熱板などを用いて布などの毛羽
を焼き取る機械。
singeing machine
1506
1.1
1.2
精練機
薬剤を用いて布などから不純物を取り除
く機械。
equipment for
scouring
1506
1.2
1.2.1
キヤー
精練用の圧力がま。
kier
1506
1.2.1.2.4.1
1.2.1.1
のり抜機
製織時にたて糸に付けたのりを精練の前
に取り除く機械。
desizing machine
−
1.2.2
精練機
薬剤を用いて布などから不純物を取り除
く機械。ロープ式のものと拡布式のものと
がある。
scouring machine
1506
1.2.2
1.2.2.1
J−ボックス
連続工程中で布を滞留させるJ形容器。主
として精練漂白工程の蒸熱に用いられる。
J-box
1506
1.2.2.2.2.2
1.2.2.2
コンベヤースチーマ
布を多孔板,ローラなどで作られたコンベ
ヤ上に乗せて搬送しながら蒸熱する機械。
conveyor steamer
1506
1.2.2.2.2.3.2
1.2.3
サチュレータ
布に処理液を十分に含浸させる機械。
saturator
1506
1.2.2.1
1.3
漂白機
布などを漂白する機械。布用にはロープ式
のものと拡布式のものとがある。
bleaching machine
1506
1.3
1.4
マーセライズ機
布などにか性ソーダ濃厚溶液を作用させ,
光沢を付与させる設備。シルケット加工と
もいう。
mercerizer
1506
1.4
1.4.1
糸シルケット機
糸をかせ又はビーム状などで加工するシ
ルケット機。
yarn mercerizer
1506
1.4.1
1.4.2
シルケット機
綿布などに,か性ソーダの濃溶液をしみ込
ませて張力を加えて処理し絹状の光沢を
与える機械。マーセライジングマシンとも
いう。
mercerizer,
mercerizing machine
1506
1.4.2
1.4.2.1
チェーンレスマーセラ
イジングマシン
ローラ,エキスパンダなどによって布に張
力を与えて加工するシルケット機。
chain-less mercerizer 1506
1.4.2.1
1.4.2.2
チェーンマーセライジ
ングマシン
クリップテンタを使用して,よこ方向に張
力を与えて加工するシルケット機。
chain mercerizer
1506
1.4.2.2
1.4.2.3
マッタボックス
シルケット加工の水洗機の最初の浴槽で,
熱湯を用いて布上のアルカリを急速に取
り除く装置。
matter box,
recuperator
1506
1.4.2.3
3
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
1.4.3
液体アンモニア処理機 布はく(帛)などに液体アンモニアをしみ
込ませて,寸法安定性を与える機械。
liquid ammonia
treatment machine
−
1.5
ボイルオフマシン
布を多数の棒にループ状に懸垂し,搬送し
ながら液中で処理する機械。
boil-off machine
−
1.6
低温プラズマ処理機
真空中でプラズマによる表面処理を行う
のり抜き,精練に使用する機械。
low temperature
PLASMA treatment
machine
−
1.7
開繊機
繊維の塊を開いて次工程の準備をする機
械。通常,開繊,給綿の働きをする。
hopper feeder
−
1.8
スタンピング機
ばら毛又はトウを染色用の容器に供給し
ながら押し込む機械。
stamping machine
−
1.9
ばら毛プレス機
ばら毛,スライバ,トウなどを染色用の容
器に高密度に装てんして押し込む機械。
packing press,
loose fibre press
−
1.10
トッププレス
トップの密度を均一にし,染色容量を増や
すために,スピンドルに装てんされた数個
のトップを軸方向に押し込む機械。
top press
−
1.11
バルキ出し機
熱水,熱風又は水蒸気によって,糸などの
かさ高性を向上させる機械。
bulking machine
−
1.12
マフワインダ
糸をマフ状で染色又はバルキ出し処理す
るためにマフ状に巻き上げるワインダ。
muff winder
−
1.13
パッケージ装てん機
チーズ,コーンなどを染色キャリアに装て
んする装置。
package loading
machine
−
1.14
パッケージプレス
チーズ,ケーク,マフなどのパッケージを
染色キャリア上で高密度に押し込む機械。
package press
−
1.15
チーズプレス
チーズの密度を均一にし,染色容量を増や
すため,スピンドルに装てんされた数個の
チーズを軸方向に押し込む機械。
cheese press
−
1.16
反返し機
丸編生地などを裏返す機械。
裏返し機ともいう。
cloth turning machine
−
1.17
開反機
丸編生地を縦に真っすぐ切り広げる機械。
オープニング機ともいう。
opening machine for
tubular knitted
fabrics
−
1.18
ブラッシング装置
織物,編物の表面についている毛羽及びほ
こりをブラシ付きローラで除去し毛羽を
整える装置。
brushing device
−
1.19
袋縫機
以後の工程で作業を容易にするため,布の
両耳を縫い合わせて袋状にする機械。
袋縫ミシンともいう。
tacking machine
−
1.20
リラクサ
布などにおいて繊維及び糸の内部ひずみ
を緩和させて,伸縮及びかさ高性を増す機
械。
relaxing machine,
relaxer
−
1.21
気流リラクサ
布などを気流に乗せて搬送しながらリラ
ックスを行う機械。
airflow relaxer
−
1.22
しぼ立て機
強ねん糸の解ねん作用によって,布面にし
ぼを発生させる機械。
craping machine
−
1.23
減量加工機
ポリエステル繊維をアルカリで加水分解
させて,布を柔軟処理する機械。
weight reduction
range
−
1.24
ビームバッチャ
布を染色のビームに耳をそろえて均一に
巻き上げる機械。
beam batcher
−
4
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2) 水洗装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
2.
水洗装置
布などに含まれる薬剤,不純物を水などで
洗いおとす装置の総称。
equipment for
washing
1506
2.
2.1
かせ洗い機
かせのままで糸を連続的に洗浄する機械。 hank scouring
machine
1506
2.1
2.2
水洗機
布などに含まれる薬剤,不純物などを洗浄
水を用いて洗い落とす機械。
washing machine
1506
2.3
2.2.1
ロープ水洗機
布をロープ状で洗浄する機械。
拡布水洗機に対していう。
rope washing machine 1506
2.3.1
2.2.1.1
連続ウインス
ロープ状の布を直列に並べた数個のウイ
ンスの槽中を順次通過させて,連続的に洗
浄する機械。主として精練及び発色後の洗
浄に用いる。
continuous wince
1506
2.3.1.1
2.2.2
拡布水洗機
布を広げたまま洗浄する機械。ロープ水洗
機に対していう。
open width washing
machine,
open soaper
1506
2.3.2
2.2.2.1
水平水洗機
布をネット上で水平方向に走行させなが
ら洗浄する機械。
horizontal washing
machine
−
2.2.2.2
噴射水洗機
布などにスリット又はノズルから高圧の
水を噴射して洗浄する機械。
jet washing machine
−
2.2.2.3
シャワ水洗機
シャワ装置によって水を布などに注ぎか
けて洗浄する機械。
shower washing
machine
−
2.2.2.4
振動水洗機
布又は水に強制的に振動を与えながら洗
浄する機械。
vibrating washing
machine
−
2.2.2.5
サクションドラム水洗
機
布などを回転する多孔円筒の外周で搬送
しながら,その孔から洗浄水を吸引して洗
浄する機械。
suction drum washing
machine
−
2.2.2.6
ロータリワッシャ
多孔円筒の中に布などを入れ,これを回転
させながら洗浄したり,その他の処理を行
う機械。
rotary washer,
drum washer
1506
2.3.3
2.2.2.7
ジッガ
布を広げた状態で,液中のガイドローラを
通して2本のローラ間で交互に巻取りなが
ら洗う機械。
Jiggers
1506
2.3.2.2.5
2.2.3
洗じゅう機
毛織物を洗い,汚れを取り除くとともに縮
充によって望みの風合いを与える機械。
washing machine
−
2.2.3.1
連続洗じゅう機
連続的に処理できる洗じゅう機。
continuous washing
machine
−
5
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3) 羊毛用特殊加工装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
3.
羊毛用特殊工程設備及
び合成繊維用熱処理の
設備
羊毛固有の工程及び合成繊維の熱処理工
程の設備。
equipment for special
processes for wool
(carbonizing,
pre-settmg,
smoothing,
chlorination,
non-felting
processes) and for
heat treatment for
synthetic textiles
(setting and
shaping)
1506
3.
3.1
羊毛化炭設備
羊毛中の植物性きょう(夾)雑物を除去す
る設備。
equipment for
carbonizing wool
1506
3.1
3.1.1
ばら毛用化炭設備
ばら毛の状態で炭化する設備。
for loose material
1506
3.1.1
3.1.1.1
ばら毛用浸酸槽
強酸に浸せきする槽。
becks for acidifying
1506
3.1.1.1
3.1.1.2
マングル
浸せき繊維の絞り機械。
mangling machines
1506
3.1.1.2
3.1.1.3
遠心脱水機
浸せき繊維を遠心脱水する機械。
hydro-extractors
1506
3.1.1.3
3.1.1.4
化炭乾燥機
酸を付与された植物性きょう(夾)雑物を
過乾燥し炭化させるための機械。
drying and
carbonizing
machines
1506
3.1.1.4
3.1.1.5
クラッシャー
炭化した植物性きょう(夾)雑物を押しつ
ぶし,振動させて取り除く機械。
machines for beating
and crushing
1506
3.1.1.5
3.1.1.6
中和及び水洗機
化炭きょう(夾)雑物を除去後の繊維を中
和し,水洗する機械。
machines for
neutralizing and
rinsing
1506
3.1.1.6
3.1.2
布用化炭設備
布状で炭化する設備。
for fabrics
1506
3.1.2
3.1.2.1
布用浸酸槽
強酸に浸せきする槽。
becks for acidifying
1506
3.1.2.1
3.1.2.1.1
ロープ状浸酸槽
ロープ状で浸せきする槽。
becks for acidifying in
rope form
1506
3.1.2.1.1
3.1.2.1.2
拡布状浸酸槽
拡布状で浸せきする槽。
becks for acidifying in
open width
1506
3.1.2.1.2
3.1.2.2
マングル
浸せき布の絞り機械。
mangle
1506
3.1.2.2
3.1.2.3
サクション脱水機
浸せき布に風を通し,その負圧を利用して
脱水する機械。
machines for suction
extraction
1506
3.1.2.3
3.1.2.4
乾燥及び化炭機
酸を付与された植物性きょう(來)雑物を
過乾燥し炭化させるための乾燥機。
machines for drying
and carbonizing
1506
3.1.2.4
3.1.2.4.1
熱風型乾燥及び化炭機 熱風によって過乾燥し炭化させるための
乾燥機。
machines for drying
and carbonizing in
hot air
1506
3.1.2.4.1
6
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
3.1.2.4.2
ドラム乾燥型乾燥及び
化炭機
ドラム乾燥によって過乾燥し炭化させる
ための乾燥機。
machines for drying
and carbonizing
with drying drum
1506
3.1.2.4.2
3.1.2.5
ミリング機
炭化した植物性きょう(來)雑物を加圧粉
砕して取り除く機械。
milling machines
1506
3.1.2.5
3.1.2.6
中和及び水洗機
化炭きょう(來)雑物を除去後の布を中和
し水洗する機械。
machines for
nuetralizing and
rinsing
1506
3.1.2.6
3.1.2.6.1
ロープ状中和及び水洗
機
ロープ状で中和及び水洗する機械。
machines for
nuetralizing and
rinsing in rope form
1506
3.1.2.6.1
3.1.2.6.2
拡布状中和及び水洗機 拡布状で中和及び水洗する機械。
machines for
nuetralizing and
rinsing in open
width
1506
3.1.2.6.2
3.2
羊毛プレセット設備
羊毛布を前セットして布面の安定を図る
設備。
equipment for
pre-setting wool
1506
3.2
3.2.1
プレセット機(煮じゅ
う機)
熱水との置換によって前セットする機械。 machines for
pre-setting
(crabbing)
1506
3.2.1
3.2.1.1
連続煮じゅう機
連続的に処理できる煮じゅう機。
continuous crabbing
machine
−
3.2.2
プレセット設備
導布を用いず,水及び蒸気との置換によっ
て前セットする機械。
equipment for
pre-setting
1506
3.2.2
3.2.2.1
熱水によるプレセット
設備
熱水を用いて前セットする機械。
equipment for
pre-setting with hot
water
1506
3.2.2.1
3.2.2.2
蒸気(蒸じゅう)によ
るプレセット設備
蒸気を用いて前セットする機械。
equipment for
pre-setting with
steam (blowing)
1506
3.2.2.2
3.3
羊毛平滑化設備
羊毛表面を平滑化する設備。
equipment for
smoothing wool
1506
3.3
3.3.1
サクションドラム式の
羊毛平滑化設備
多孔ドラム上で乾燥して羊毛表面を平滑
化する設備。
equipment for
smoothing wool
with drying on
perforated drums
1506
3.3.1
3.3.2
加熱シリンダ式の羊毛
平滑化設備
加熱シリンダ上で乾燥して羊毛表面を平
滑化する設備。
equipment for
smoothing wool
with drying on
heated cylinders
1506
3.3.2
3.3.3
プラットフォーム式の
羊毛平滑化設備
プラットフォーム上で乾燥して羊毛表面
を平滑化する設備。
equipment for
smoothing wool
with drying on
platform
1506
3.3.3
3.4
羊毛の塩素化と防縮設
備
塩素化などの方法で羊毛に防縮性を与え
る設備。
equipment for
chlorination and for
non-felting
treatment of wool
1506
3.4
7
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
3.4.1
塩素化装置
塩素化する装置。
equipment for
chlorination
1506
3.4.1
3.4.1.1
水系処理の塩素化装置 水系で塩素化を行う装置。
equipment for
chlorination in
aqueous medium
1506
3.4.1.1
3.4.2
電気放電加工装置
電気の放電作用を利用して防縮性を与え
る装置。
equipment for
processing by
electric discharge
1506
3.4.2
3.4.2.1
真空放電設備
真空放電によって防縮性を与える装置。 machines for
processing in a
vacuum
1506
3.4.2.1
3.4.2.2
常圧放電装置
常圧放電によって防縮性を与える装置。 machines for
processing at
atmospheric
pressure
1506
3.4.2.2
3.5
羊毛縮充設備
羊毛を縮充する設備。
equipment for milling
wool
1506
3.5
3.5.1
縮充機
縮充する機械。
milling machines
1506
3.5.1
3.5.1.1
ローラ縮充機
ローラを用いて縮充する機械。
milling machines with
rollers
1506
3.5.1.1
3.5.1.2
打充機
縮充板にうち当てることで縮充する機械。 milling machines with
hammers
1506
3.5.1.2
3.5.2
洗縮充機
洗じゅうと縮充の2工程を行うことができ
る機械。
通常は軽い縮充に用いられる。
machines for milling
and scouring
1506
3.5.2
3.6
蒸じゅう機
布を下巻布と重ねて多孔シリンダに巻取
り,蒸気による加熱と空気による冷却とを
行って,布の安定性,光沢,風合を改良す
る機械。デカタイザともいう。
加熱方式にオープン・セミ・フルデカタイ
ザがあり,布の走行方式に連続式がある。
decatizing machine,
decatizer
−
3.6.1
セミデカタイザ
布を下巻布と重ねて多孔シリンダに巻き
取ってから,大気中で処理する蒸じゅう
機。
semi-decatizing
machine
−
3.6.2
フルデカタイザ
布を下巻布と重ねて多孔シリンダに巻き
取ってから,圧力缶内に移し,高温で処理
する蒸じゅう機。
full decatizing
machine
−
3.6.3
連続蒸じゅう機
連続的に処理できる蒸じゅう機。
continuous decatizing
machine
−
3.7
スポンジング
毛織物を服に仕立てた場合に収縮を起こ
さないよう,走行させながら布に蒸気又は
液体窒素を与え,ひずみを除去する機械。
sponging machine
−
3.8
スチームボード
セータなどを型枠にはめ,ボード上でスチ
ーミング,冷却などの軽いセットを行う機
械。
steam setting table,
steaming table,
steam board
−
8
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
3.8.1
プレスボード
プレス装置を備えたスチームボード。ボー
ド固定式のものはホフマンプレスともい
い,ボードを回転式,直進式などのコンベ
ヤ式にしたものもある。
steam setting press,
steaming and ironing
press
−
3.9
ボーディング機
靴下,セータなどを型枠にはめ,スチーミ
ング,高温セット,冷却を行いセットする
機械。
ボーダともいい,セータなどに用いるもの
はボディセッタともいう。
boarding machine,
boarder
−
3.10
合成繊維用熱処理設備 合成繊維を熱処理する設備。
equipment for heat
treatment for
synthetic textiles
1506
3.6
3.10.1
対流式熱セット
気流を利用して熱セットする設備。
with setting by
convection
1506
3.6.1
3.10.1.1
熱風式熱セット
熱風を用いて熱セットする設備。
with setting by
convection by hot
air
1506
3.6.1.1
3.10.1.1.1
幅出し機構付熱セット 幅出し機構を備えた熱セット設備。
with setting by
convection by hot
air with retention of
the width
(thermo-setting
stenters)
1506
3.6.1.1.1
3.10.1.1.2
幅出し機構なし熱セッ
ト
幅出し機構を備えていない熱セット設備。 with setting by
convection by hot
air without
retention of the
width
1506
3.6.1.1.2
3.10.1.1.2.1
水平式熱セット
布が水平に走行する熱風による熱セット
設備。
thermo-setting by hot
air in a horizontal
path
1506
3.6.1.1.2.1
3.10.1.1.2.2
垂直式熱セット
布が垂直に走行する熱風による熱セット
設備。
thermo-setting by hot
air in a vertical path
1506
3.6.1.1.2.2
3.10.1.1.2.3
ジグザグ式熱セット
布がジグザグに走行する熱風による熱セ
ット設備。
thermo-setting by hot
air in a zigzag path
1506
3.6.1.1.2.3
3.10.1.1.2.4
サクションドラム式熱
セット
減圧ドラム方式による熱セット設備。
thermo-setting by hot
air with perforated
drums
1506
3.6.1.1.2.4
3.10.1.2
過熱蒸気熱セット
過熱蒸気を用いた熱セット設備。
with setting by
convection by
superheated steam
1506
3.6.1.2
3.10.1.2.1
幅出し機構付過熱蒸気
熱セット
幅出し機構を備えた過熱蒸気を用いた熱
セット設備。
with setting by
convection by
superheated steam
with retention of
the width
(thermo-setting
stenters with
injection of steam)
1506
3.6.1.2.1
9
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
3.10.1.2.2
幅出し機構無し過熱蒸
気熱セット
幅出し機構を備えていない過熱蒸気を用
いた熱セット設備。
with setting by
convection by
superheated steam
without retention of
the width
1506
3.6.1.2.2
3.10.1.2.2.1
水平式過熱蒸気熱セッ
ト
布が水平に走行する過熱蒸気による熱セ
ット設備。
thermo-setting by
superheated steam
in a horizontal path
1506
3.6.1.2.2.1
3.10.1.2.2.2
垂直式過熱蒸気熱セッ
ト
布が垂直に走行する過熱蒸気による熱セ
ット設備。
thermo-setting by
superheated steam
in a vertical path
1506
3.6.1.2.2.2
3.10.1.2.2.3
ジグザグ式過熱蒸気熱
セット
布がジグザグに走行する過熱蒸気による
熱セット設備。
thermo-setting by
superheated steam
in a zigzag path
1506
3.6.1.2.2.3
3.10.1.2.2.4
サクションドラム式過
熱蒸気熱セット
減圧ドラム方式による過熱蒸気による熱
セット設備。
thermo-setting by
superheated steam
with perforated
drums
1506
3.6.1.2.2.4
3.10.2
放射式熱セット
(赤外線熱セット)
赤外線などの放射線を用いた合成繊維の
熱セット。
with setting by
radiation (infrared
thermo-setting)
1506
3.6.2
3.10.3
表面接触式熱セット
加熱表面に接触させる合成繊維の熱セッ
ト。
with setting by surface
contact
1506
3.6.3
3.10.3.1
シリンダ型熱セット
シリンダ型の表面接触式熱セット。
with setting by surface
contact with
cylinders
(thermo-setting
with cylinders)
1506
3.6.3.1
3.10.3.2
液流ベッド型熱セット 液流ベッド型の表面接触式熱セット。
with setting by surface
contact with fluid
bed (fluid bed
thermo-setting)
1506
3.6.3.2
3.10.3.3
モルトンメタル浴型熱
セット
モルトンメタルの浴を用いた表面接触式
熱セット。
with setting by surface
contact with molten
metal bath (molten
metal
themo-setting)
1506
3.6.3.3
3.10.4
熱水による成形
熱水による成形。
with shaping with
water (hot
thermo-setting)
1506
3.6.4
3.10.4.1
常圧下での熱水後成形 常圧下での熱水による成形。
with shaping with
water (hot
thermo-setting)
without pressure
(hot water
postshaping)
1506
3.6.4.1
10
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
3.10.4.2
高圧釜中での前成形
高圧釜の中での成形。
with shaping with
water (hot
thermo-setting)
under pressure
(pre-shaping
autoclave)
1506
3.6.4.2
3.10.5
高圧下での飽和水蒸気
による成形
高圧下で飽和した水蒸気による成形。
with shaping with
saturated steam
under pressure
1506
3.6.5
4) 浸染装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
4.
浸染機
浸染に使用する機械の総称。
dyeing machine
1506
4.2
4.1
糸用浸染機
主に糸用に使用する浸染機。
dyeing machine for
yarns
1506
4.2.2
4.1.1
噴射かせ染機
パイプの穴から染液を噴射し,それにつる
したかせを回転し染色する機械。
spray type hank
dyeing machine
1506
4.2.2.1
4.1.2
回転バック染色機
かせを染浴中につるし,液を還流して染色
する機械。
circulating type hank
dyeing machine
1506
4.2.2.1
4.1.3
パッケージ染色機
チーズ,ケーク,マフなどのパッケージを
染色キャリアに入れ,染液を貫流させて染
色する機械。
ばら毛,トップなどの染色に用いられるこ
ともある。
package dyeing
machine
1506
4.2.1,
4.2.2
4.1.3.1
染色キャリア
パッケージ染色機で染色する場合に,糸な
どを装てん保持する装置。
material carrier
−
4.1.3.2
染色ボビン
チーズ,ケークなどのパッケージを染液中
に保持するための部品で,金属,樹脂製の
ものがある。
dye tube,
dye cone,
perforated dye tube
package center
−
4.1.3.3
スペーサ
パッケージ染色機にチーズなどを積み重
ねたときのチューブのすき間をなくし,染
液がチーズ中を貫流しやすくなる部品。
spacer
−
4.2
織編物用浸染機
主に織編物用に使用する浸染機。
dyeing machine for
woven and knitted
fabrics
1506
4.2.3
4.2.1
非連続式浸染機
織編物用浸染機で非連続式の機械。
dyeing machine for
woven and knitted
fabrics
discontinuous
1506
4.2.3.1
4.2.1.1
吸尽染色機
染液中に布などを浸し,染料の親和性を利
用して染色する機械。
exhaustion dyeing
machine
1506
4.2
4.2.1.2
ウインス染色機
回転するリールなどによって布を処理液
中に送り込んで染色などを行う機械。
精練,水洗などにも用いられる。ウインス
ともいう。
wince,
wince dye back
1506
4.2.3.1.1
11
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
4.2.1.3
パッドバッチ染色機
染液をパディングした布をローラに巻き
上げなどして,一定期間放置し染色する機
械。
pad-batch dyeing
machine
1506
4.2.3
4.2.1.4
パッドロール染色機
染液をパディングした布を蒸発箱又は加
圧蒸熱缶中に巻き込み反応させて染色す
る機械。
pad-roll dyeing
machine
1506
4.2.3
(6.1.1.1.1)
4.2.1.5
液流染色機
布をロープ状で染液流に乗せて搬送しな
がら染色する機械。
jet dyeing machine
1506
4.2.3.1.1.1
4.2.1.6
気流染色機
布を気流によって搬送しながら染色する
機械。
airflow dyeing
machine
1506
4.2.3.1
4..2.1.7
ビーム染色機
布又は整経糸を多孔円筒に巻き,染液を還
流させて染色する機械。
beam dyeing machine
−
4.2.1.8
ドラム染色機
染色槽に設けた多孔円筒に布などを入れ,
これを回転して染色する機械。
drum dyeing machine,
rotary dyeing machine
1506
4.2.3.1.2
4.2.1.9
パドル染色機
染色槽に多数のへら状の腕を回転させ,布
などをかきまぜて染色する機械。
paddle dyeing
machine
1506
4.2.3.1.3
4.2.1.10
スター染色機
布の耳部をキャリアのフックで渦巻状に
保持して染色する機械。
star dyeing machine
1506
4.2.3.1.4
4.2.1.11
ジッガ
布を広げた状態で,染色中のガイドローラ
を通して2本のローラ間で交互に巻き取り
ながら染色などを行う機械。
jigger
1506
4.2.3.1.5
4.2.2
連続式浸染機
織編物用浸染機であって連続式の機械。 dyeing machines for
woven and knitted
fabrics continuous
1506
4.2.3.2
4.2.2.1
パッド染色機
布に染料をパディングし,これを固着する
機械。
pad dyeing machine
1506
4.2.3
4.2.2.1.1
パッドスチーム染色機 染液をパディングした布などをスチーマ
に通して染色する一連の機械。
pad-steam dyeing
machine
1506
4.2.3
(6.1.1.1.2)
4.2.2.1.1.1
エアリング装置
パッドスチーム染色などにおいて布を拡
布状態で空気中に通し,発色,酸化,冷却
などを促進する装置。
airing frame,
airing arrangement
−
4.2.2.1.2
サーモゾル染色機
染液をパディングした布などを乾燥し熱
処理して染色する機械。
thermosol dyeing
machine
1506
4.2.3
(6.2.1)
5) な染装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
5.
な染設備
な染を行う機械,付属設備の総称。
printing equipment
1506
5.
5.1
な染機
な染を行う機械の総称。
prmting machine
−
5.2
ビゴロな染機
均一な霜降糸を作るために,スライバを部
分的にな染する機械。
vigoureux machines,
vigoureux printing
machine
1506
5.1
5.3
糸な染機
糸をな染する機械。
printing equipment for
yarns,
yarn printing machine
1506
5.2
12
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
5.3.1
スペース染色機
編織後の布に一様で不規則な多色効果を
与えるため,糸を不規則に染める機械。
space dyeing machine,
space printing
machine
−
5.4
織編物な染設備
織編物な染設備の総称。
printing equipment for
woven, non woven
and knitted fabric
1506
5.3
5.4.1
スクリーンな染機
スクリーン型を用いたな染機。
走行な染機,フラットスクリーンな染機及
びロータリスクリーンな染機がある。
screen printing
machine
1506
5.3.1
5.4.1.1
走行な染機
な染台面に布を張り付け,スクリーン型を
移動して印なつを行う機械。型の移動に関
して半自動走行な染機と全自動走行な染
機とがある。
printing table and
carriage
1506
5.3.1.1
5.4.1.2
フラットスクリーンな
染機
エンドレスベルト面に布を張り付け,平面
形のスクリーン型を用いて印なつを行う
機械。
flat screen printing
machine
1506
5.3.1.2.1
5.4.1.3
ロータリスクリーンな
染機
エンドレスベルト面に布を張り付け,円筒
形のスクリーン型を用いて印なつを行う
機械。
rotary screen printing
machine
1506
5.3.1.2.2
5.4.1.4
ポイントスクリーンな
染機
回転するテーブルを用いてTシャツなどを
スクリーンな染及び乾燥する機械。
rotary carousel
printing machine
−
5.4.1.5
手な染台
手工的操作によるな染用の台。
printing table
−
5.4.2
ローラな染機
な染ローラを用いたな染機。
roller printing
machine
1506
5.3.2
5.4.3
スプレーな染機設備
染液をスプレーにより吹き付けて模様を
表現する装置。
equipment for spray
printing
1506
5.3.3
5.4.4
転写な染設備
模様を紙から布などに転写する機械。
熱転写な染機ともいう。
printing equipment by
transfer from
intermediary
support (thermo
printing)
1506
5.3.4
5.4.5
インクジェットな染機 原図を分版データ化し,特定のインクと吐
出ヘッドから出力し,印なつするデジタル
な染機。
ink-jet printing
machine
−
5.5
な染付属設備
な染機の付属設備の総称。
ancillary equipment of
printing machine
1506
5.4
5.5.1
な染乾燥機
色のりを印なつした後の乾燥機の総称。 printing dryer
1506
5.4.1
5.5.2
な染ローラ彫刻機
ローラな染ロールの彫刻機の総称。
machine for engraving
the printing rollers
1506
5.4.2
5.5.2.1
ペンタグラフ彫刻機
布幅方向の繰り返し模様の一つを,あらか
じめ拡大して彫刻した亜鉛板から同時に
必要個数の模様をダイヤモンド針によっ
てな染ローラに彫刻する機械。
pantograph machine,
pentagraph machine
−
5.5.2.2
自動トレース装置
原図を光点で走査し,自動的に色分解して
彫刻用のトレースフィルムを作る装置。
colour scanning tracer
−
13
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
5.5.2.3
自動彫刻機
コンピュータによる分版データをインク
ジェット又はレーザーによってスクリー
ン膜面に吐出,照射して型を作成する機
械。
filmless engraver
−
5.5.3
スクリーン型
スクリーンな染に用いられる,しゃ,金網
又は薄い金属多孔板製の抜型。
平面形のものと円筒形のものとがある。
screen stencil,
screen frame
−
5.5.3.1
スクリーン型洗浄機
スクリーン型を自動的に洗浄する機械。 screen stencil washing
machine,
screen frame washing
machine
−
5.5.3.2
スクリーン型乾燥機
スクリーン型を洗浄後乾燥する機械。
screen stencil drying
machine,
screen frame drying
machine
−
5.5.4
スキージ
スクリーンな染機において,な染のりをス
クリーン型を通して布面へ押し出すため
のへら状又は棒状の部品。
squeegee
−
5.5.4.1
スキージ洗浄機
フラットスクリーンな染機のスキージを
自動的に洗浄する機械。
squeegee washing
machine
−
5.5.5
連続のり付け装置
スクリーンな染機のエンドレスベルトに
布をはりつけるための水溶性のりを付与
する装置。
continuous glueing
device to printing
belt
−
5.5.6
な染ローラ
表面に模様が彫刻してあるローラ。ローラ
な染に用いられる。
printing roller
−
5.5.6.1.
マンドレル
な染ローラを固定支持し,フレームに取り
付けるための軸。
mandrel
−
5.5.6.2
フォーシング機
な染ローラにマンドレルを押し込み又は
取り外すための機械。
forcing machine
−
5.5.7
カラーボックス
な染のりを蓄えて,な染ローラに供給する
ための容器。
colour box
−
5.5.7.1
ファーニッシャ
カラーボックス内のな染のりをな染ロー
ラに供給するためのローラ。
furnisher
−
5.5.8
ドクタ
な染ローラの余分なのり,毛羽,糸くずな
どをかき取る刃物。
のりを除くクリーニングドクタと毛羽,糸
くずなどを除くリントドクタとがある。
doctor
−
5.5.9
プレッシャボール
ローラな染機においてな染ローラと圧接
して,な染のりを布に印なつするときの支
持台の役目をする回転円筒。
太鼓ともいう。
pressure bowl
−
5.5.9.1
アンダクロス
印なつ,乾燥,発色工程などで色移り及び
色汚れを防止するため,下敷にしたり,な
染布間に入れたりする布。
back grey,
back cloth
−
5.5.9.2
ブランケット
な染機,圧縮収縮仕上機などに用いる下敷
用のエンドレスベルト。織フェルト製のも
の,綿布をゴムではり合わせたものなどが
ある。
blanket
−
14
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
5.5.10
カラーパン
な染のりを作る二重がま。
cookers for thickeners,
colour pan
1506
5.4.3
5.5.11
連続製こ(糊)機
粉体こ(糊)材,水及び薬品を連続して定
量供給し,加熱,かくはん,製こ(糊)を
行う機械。
continuous preparing
machine of
thickening
−
5.5.12
色のりろ過器
色のり中の異物を取り除く機械。
machines for straining
the colour pastes
1506
5.4.4
5.5.13
彫刻面積機
な染ローラ,スクリーン型に彫刻された模
様の総面積を測定する機械。
measuring instrument
for engraved area
−
5.5.14
自動調色装置
コンピュータ支援によって,染料,薬品,
助剤,のりなどを計量,かくはんする装置。
automatic weigh and
dispensing
equipment of
printing colour
paste
−
5.5.15
除じん(塵)機
な染前の生地に付着している綿,糸くずを
ブラッシング,吸引,粘着によって除去す
る機械。
dust cleaner
−
6) 固着装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
6.
固着設備
布などに含ませた染料を水蒸気などで加
熱して,定着させる装置の総称。
equipment for colour
fixation by
steaming and
thermosol treatment
1506
6.
6.1
スチーマ
布などを水蒸気で加熱処理する機械。
発色用のものをエージャともいう。
steamer,
ager
1506
6.1
6.1.1
高圧スチーマ
布などを101kPa以上の飽和水蒸気中で加
熱処理する機械。
high pressure steamer 1506
6.1.1.2
6.1.1.1
連続高圧スチーマ
連続的に処理できる高圧スチーマ。
continuous high
pressure steamer
1506
6.1.1.2
6.1.2
高温スチーマ
布などを100℃以上の過熱水蒸気中で加熱
処理する機械。
high temperature
steamer
1506
6.1.1.3
6.1.2.1
連続高温スチーマ
連続的に処理できる高温スチーマ。
continuous high
temperature
steamer
1506
6.1.1.3
6.1.3
蒸し箱
印なつした布を水蒸気中で加熱発色させ
るための箱。
主として手な染に用いられる。
steam cottage
1506
6.1.2.1
6.1.3.1
スタースチーマ
印なつ乾燥した布とアンググロスを重ね,
キャリヤのフックで渦巻き状に保持して,
蒸熱,発色させる機械。
star steamer
1506
6.1.2.1.1.3
6.1.4
ループスチーマ
印なつ,乾燥などした布をループ状に懸垂
し,搬送しながら蒸熱,発色させる機械。
festoon steamer,
loop steamer
1506
6.1.2.2.1
6.1.4.1
ローラスチーマ
多数のガイドローラを用いて布を上下又
は前後させながら搬送し,水蒸気中で加熱
処理する機械。
発色用のものをラピットエージャともい
う。
roller steamer,
rapid ager
1506
6.1.2.2.2
15
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
6.1.4.2
フラッシュスチーマ
印なつ乾燥した布に発色剤を与えて搬送
しながら蒸熱,発色させる機械。
フラッシュエージャともいう。
flash steamer,
flash ager
1506
6.1.2.2.3
6.2
ヒートセッタ
合成繊維布を加熱して形態を固定する機
械。
テンタ式,ローラ式などがある。
heat setter
1506
6.2
6.2.1
ヒートセットテンタ
テンタ式のヒートセッタ。
heat setting stenter
1506
6.2.1.1
6.2.2
ローラセッタ
布の搬送にローラを用いたヒートセッタ。
複数の加熱ローラを用いたものと,ローラ
と熱風を併用したものとがある。
roller setter
1506
6.2.1.2
16
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7) 乾燥設備
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
7.
乾燥設備
布などを乾燥させる設備の総称。
drying equipment
1506
7.
7.1
脱水機
物理的な力を加えて水分を取り除く機械。 extractor,
hydro extraction
1506
7.1
7.1.1
マングル
布などを広げた状態で,加圧したローラ間
に通して,処理液を取り除く機械。
mangle
1506
7.1.1
7.1.1.1
均圧マングル
均圧に絞るマングル。
mangle with uniform
pressure
1506
7.1.1.1
7.1.1.2
絞りローラ
マングル,パッダなどに使用する加圧ロー
ラで,金属製のものやゴム又は不織布を被
覆したものなどがある。
squeezing roller,
squeezing bowl
1506
7.1.1.2
7.1.2
遠心脱水機
遠心力を利用して布などから水分を取り
除く機械。
centrifugal extractor
1506
7.1.2
7.1.2.1
連続遠心脱水機
連続操作で処理できるばら毛用の遠心脱
水機。
continuous centrifugal
extractor
1506
7.1.2.1
7.1.3
気流脱水機
空気流の運動エネルギーを利用して,布か
ら水分を取り除く機械。吸引脱水機と噴射
脱水機とがある。
gas kinetic squeezing
machine
1506
7.1.3
7.1.3.1
吸引脱水機
布などを減圧吸引装置上に導き,空気とと
もに吸引して水分を取り除く機械。
vacuum extractor,
suction extractor
1506
7.1.3
7.1.3.2
噴射脱水機
布などにスリット又はノズルから高圧空
気を噴射して水分を取り除く脱水機。
jet squeezer
1506
7.1.3
7.1.3.3
吸収脱水機
毛管現象などを利用して布中の水分を吸
収して取り除く機械。
capillary extractor
1506
7.1.3
7.2
乾燥機
蒸発作用によって布などから水分又は溶
剤を取り除く機械。毛織物用のものを特に
乾じゅう機という。
dryer
1506
7.2
7.2.1
熱風乾燥機
熱風を利用して乾燥する機械。
hot air dryer
1506
7.2.1
7.2.1.1
サクションコンベヤ乾
燥機
ばら毛,かせ糸などをコンベヤで搬送しな
がら,熱風を吹き付けコンベヤを通じて吸
引し,乾燥する機械。
suction conveyor
dryer
1506
7.2.1.1
7.2.1.2
かせ乾燥機
かせ棒などにかけて乾燥する機械。
hank drying machine 1506
7.2.1.2.1
7.2.1.2.1
パッケージ乾燥機
チーズ,ケーク,マフなどのパッケージに
熱風を貫流させるなどして乾燥する機械。
package dryer
1506
7.2.1.2.2
7.2.1.3
コンベヤ乾燥機
布などをコンベヤで搬送しながら乾燥す
る機械。熱風を吹き付けて乾燥するものが
多い。
conveyor dryer
1506
7.2.1.3.2.1
7.2.1.3.1
ローラドライヤ
多数のガイドローラを用いて布を上下又
は前後させながら搬送し,熱風で乾燥する
機械。
roller dryer
1506
7.2.1.3.2.3
7.2.1.3.2
ループドライヤ
布を広げたままで多数の連続したループ
状に懸垂して搬送しながら,熱風で乾燥す
る機械。懸垂長さによってショートループ
ドライヤとロングループドライヤとがあ
る。
festoon dryer,
loop dryer
1506
7.2.1.3.2.4
17
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
7.2.1.3.3
タンブル乾燥機
多孔円筒の中に編物などを入れて,これを
回転させながら熱風で乾燥する機械。
tumbler,
tumble dryer
1506
7.2.1.3.2.5
7.2.1.3.4
拡布タンブル乾燥機
布などを広げたままで乾燥し,タンブル乾
燥機の場合のような効果を与える機械。
open width tumbler
1506
7.2.1.3.2
7.2.1.3.5
ノンタッチドライヤ
布をローラなどに接触せずに搬送し,乾燥
する機械。
non-touch dryer
1506
7.2.1.3.2.4
7.2.1.3.6
フローティングドライ
ヤ
上下ノズルから吹き出す熱風によって布
を浮かせながら搬送して乾燥する機械。
floating dryer
1506
7.2.1.3.2.1
7.2.1.4
サクションドラム乾燥
機
布などを回転する多孔円筒の外周で搬送
しながら,その穴から熱風を吸引し,乾燥
する機械。
suction drum dryer
1506
7.2.1.1
7.2.2
赤外線乾燥機
放射赤外線を利用して乾燥する機械。
infra-red dryer
1506
7.2.2
7.2.3
フェルトカレンダ
加熱ドラムとフェルトの間で布などを加
圧して表面を平滑にし,光沢を加えるカレ
ンダ。
特に加熱ドラムの径の大きいものをパル
マカレンダという。
felt calender,
palmer calender
1506
7.2.3.1
7.2.3.1
シリンダ乾燥機
布などを広げたままで,乾燥用のシリンダ
に接触させて搬送し,連続的に乾燥する機
械。
cylinder dryer,
dry cans
1506
7.2.3.2
7.2.4
高周波乾燥機
高い周波数の電磁波を利用して誘電加熱
し,乾燥する機械。
high-frequency dryer 1506
7.2.4
7.2.5
真空乾燥機
外気を密閉した室内で減圧し加熱して乾
燥させる機械。
vacuum dryer
−
18
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
8) 湿潤・ダンピング装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
8.
湿潤及びダンピング用
装置
布に湿潤及びダンピングをする機械の総
称。
equipment for wetting
and damping
1506
8.
8.1
水による湿潤装置
水で布に湿潤する装置。
equipment for wetting
with water
1506
8.1
8.1.1
ブラシスプレイ装置
布に水をブラシで湿潤する装置。
brush damper with
brushers,
brush dewing machine
1506
8.1.1
8.1.2
ジェットスプレイ装置 布に水をジェット噴射して湿潤する装置。 mist damper
1506
8.1.2
8.2
スチームダンピング装
置
布に蒸気で湿気を与える装置。
damping machine
(with steam)
1506
8.2
9) 仕上設備
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
9.
仕上加工用設備
仕上用加工機械の総称。
finishing equipment
1506
9.
9.1
仕上剤付与装置
仕上処理液を供給し付与する装置。
finishing equipment
for application of
finishing,
applicator
1506
9.1
9.1.1
バルクでの織編布用仕
上剤付与装置
バルクでの織編布用仕上剤付与装置。
for woven and knitted
fabrics in bulk
1506
9.1.1
9.1.2
拡布状の織編布用仕上
剤付与装置
拡布状での織編布用仕上剤付与装置。
for woven and knitted
fabrics in open
width
1506
9.1.2
9.1.2.1
パッダ
布などを処理液中に通してローラで絞り,
液を均一にしみ込ませる機械。
padder,
pad mangle,
padding mangle
1506
9.1.2.1
9.1.2.2
裏のり付機
布などの裏面に仕上加工用ののりを付け
る機械。
back filler,
back filling machine
1506
9.1.2.5
9.1.2.3
低付与装置
特に少量の処理液を一様に供給する付与
装置。
low-add-on applicator
−
9.1.2.3.1
キスロール付与装置
回転ローラがもち上げた処理液を,このロ
ーラの外周に接触して搬送される布に供
給する付与装置で,ローラ表面速度と布の
走行速度とを変え,その速度差によって処
理液の付与量を変える方式のもの。
kiss roll applicator
−
9.1.2.3.2
グラビアロール付与装
置
ローラの表面速度と同じ速度で搬送され
る布に処理液を供給する付与装置で,均一
な彫刻ローラのくぼみの深さによって処
理液の付与量を変える方式のもの。
gravure roll applicator
−
9.1.2.3.3
ロータリスクリーン付
与装置
均一な穴のあいた円筒形回転スクリーン
の外周に接触して搬送される布に,このス
クリーンを通して処理液を供給する付与
装置。
rotary screen
applicator
−
9.1.2.3.4
スプレイ付与装置
処理液をスプレイで布に供給する付与装
置。
spray applicator
−
19
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
9.1.2.3.5
泡付与装置
処理液を泡状にして布に供給する付与装
置。
foam applicator
−
9.1.2.3.6
ロータ型付与装置
処理液をプラスチックの円盤の上に落と
し飛ばす装置。
rotor applicator
−
9.2
ソフニング装置
柔軟仕上用の装置。
softening equipment 1506
9.2
9.2.1
織編布用柔軟仕上装置 織編布用の柔軟仕上装置。
softening equipment
for woven and
knitted fabrics
1506
9.2.1
9.2.1.1
ボタンブリーカ
ボタン状,エッジなどの突起物に布地を強
く当て,突起物を振動させることによって
物理的な柔軟性を付与する装置。
button breaker (for
fabrics)
1506
9.2.2.1
9.2.1.2
スクロールブリーカ
ら(螺)旋状の突起のあるロールの組合せ
の間に布を緊張して通すことによって物
理的な柔軟性を付与する装置。
scroll breaker
1506
9.2.2.2
9.2.1.3
ストンワッシヤ
ドラムワッシャに軽石,硬質ゴム球などを
用いて,ジーンズなどを摩耗・柔軟化する
水洗装置。
washing off machine
by ceramic or
rubber
−
9.2.1.4
エアータンブラ
布地を高速の風力で障害物に打ち当て物
理的に布地を柔らかくする仕上装置。
air tumbling machine
for soft feeling
−
9.3
カレンダ
ローラを用いて布などを加圧し,光沢その
他の効果を与える機械。
calendering equipment 1506
9.3
9.3.1
普通カレンダ
特殊効果を付与するカレンダ以外のロー
リングカレンダ,シュライナカレンダをい
う。
conventional
calenders
1506
9.3.1
9.3.1.1
ローリングカレンダ
布を平滑なローラの加圧ニップに通して
光沢などを与える機械。
rolling calender
−
9.3.1.2
シュライナカレンダ
細かい刻線の付いた加熱ローラで綿布な
どを加圧して,絹様の光沢を与えるカレン
ダ。
schreiner calender
−
9.3.2
チェーシングカレンダ 数枚の布を重ねて同一ニップに通し,布目
を強調しながら光沢を与えるカレンダ。
chasing calender
1506
9.3.2
9.3.3
フリクションカレンダ 加熱金属ローラを軟質相手ローラより早
い周速で回転し,その間を通る布に摩擦に
よって光沢を与えるカレンダ。
friction calender
1506
9.3.3
9.3.4
エンボッシングカレン
ダ
模様を彫刻したローラで布を加熱加圧し
て,凹凸又は光沢によって模様を生じさせ
るカレンダ。
embossing calender
1506
9.3.4
9.3.5
シミリーマーセライズ
カレンダ
綿織物などにシルケットに類似した光沢
効果を与えるカレンダ。
simili mercerising
calender
1506
9.3.6
9.3.6
モアレカレンダ
布にモアレ効果を与えるカレンダ。
moire calender
1506
9.3.7
9.3.7
フェルトカレンダ
加熱ドラムとフェルトの間で布などを加
圧して表面を平滑にし,光沢を加えるカレ
ンダ。特にドラムの径の大きいものをパル
マカレンダという。
felt calender,
palmer calender
−
20
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
9.3.8
カレンダ用ローラ
カレンダ装置に使用するローラで,加熱用
の鉄製中空ローラなどの硬質材のローラ
とこれに接する綿,羊毛,ゴム,プラスチ
ックなどの弾性質のローラとがある。
roller for calendering
equipment
−
9.3.8.1
チルドローラ
表面を硬くしたカレンダ用鋳鉄製中空ロ
ーラで,布を加熱,加圧するのに用いる。
chilled iron roller
1506
9.4.1.1
9.3.8.2
スチールローラ
表面に彫刻模様又は硬質クロムめっきを
施したカレンダ用鋼製中空ローラ。布を加
圧,加熱するのに用いる。
steel roller
1506
9.4.1.2
9.3.8.3
コットンボール
鉄しんの外周に圧縮した綿を積層したカ
レンダ用ローラ。
cotton bowl
−
9.3.8.4
ペーパボール
鉄しんの外周に圧縮した羊毛紙を積層し
たカレンダ用ローラ。
paper bowl
−
9.3.8.5
プラスチックボール
鉄しんの外周に耐熱合成樹脂を被覆した
カレンダ用ローラ。
plastic bowl
−
9.4
起毛機
布面から毛羽をかき出す機械。針金起毛
機,あざみ起毛機などがある。
raising machine
1506
9.4
9.4.1
針金起毛機
カードワイヤを用いた起毛機。
card wire raising
machine
1506
9.4.3
9.4.1.1
針布
基布などに針を植えたもの。起毛機などに
使用される。
card clothing
1506
9.4.3
9.5
シャリング装置
織物表面の毛羽を刈りそろえる機械の総
称。
equipment for
shearing and
cropping
1506
9.5
9.5.1
シャリング機
織物表面の毛羽を刈りそろえる機械。せん
毛機,毛せん機ともいう。
shearing machine
1506
9.5.1
9.6
蒸じゅう,寸法の安
定・修正をする装置
蒸じゅう及び布の寸法の安定・修正を行う
補助装置。
equipment for
decatizing,
stabilizing or
modifying the
dimensions
1506
9.6
9.6.1
蒸じゅう機
布を下巻布と重ねて多孔シリンダに巻き
取り,蒸気による加熱と空気による冷却を
行って,布の安定性,光沢,風合を改良す
る機械。デカタイザともいい,フルデカタ
イザ,セミデカタイザ,連続蒸じゅう機な
どがある。
decatizing machine,
decatizer
1506
9.6.1
9.6.2
圧縮収縮仕上機
布をたて方向に圧縮して,防縮加工を行う
機械。
風合調整などにも用いる。
compressive shrinking
machine
1506
9.6.2
9.6.3
つや付整毛機
たて方向にブレードを付けた回転する熱
ローラをコンベヤで搬送させる布に接触
させて,毛羽につやと方向性をもたせる機
械。
roller finishing
machine
−
9.6.4.
編成の成形用機械
編布の形態を固定する機械。
machines for the
forming of knitted
fabrics
1506
9.6.5
9.6.4.1
丸メリヤスセッタ
中枠を用いて丸編生地を筒状のままで加
熱し,形態を固定する機械。
heat setter for tublar
knitted fabric
−
21
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
9.7
各種効果用の装置
布にプレス,ブラッシング,プリーツ,フ
ロックなど各種の効果を付与する装置。
equipment for the
sundry effects
1506
9.7
9.7.1
プレス
布などを加熱,加圧する装置。
presses
1506
9.7.1
9.7.1.1
自動フラットプレス
幾層にもつり下げられたつや紙の間に織
物を数往復通し,熱板で加熱,加圧してつ
や出し,セットする機械。布の供給から取
り出しまで連続的,自動的に行う。
automatic flat pressing
machine
1506
9.7.1.3
9.7.1.1.1
ロータリプレス
回転シリンダによって摩擦駆動される布
を,これに接するつや板上を滑らせなが
ら,シリンダとつや板の間で加熱,加圧し
てつや出しをする機械。
rotary press
1506
9.7.1.3.2
9.7.2
ブラッシング機
毛織物などの表面についている毛羽及び
ほこりをブラシ付きローラで除去し,毛羽
を整える機械。
brushing machine,
pleater
1506
9.7.2
9.7.3
プリーツ加工機
熱可塑性布地にプリーツを付与し,熱を加
えてプリーツ形状を保持させる装置。
pleating machine
1506
9.7.3
9.7.4
フロック加工機
布などの表面に接着剤を用いてフロック
(短繊維)を植毛する機械。植毛機ともい
い,主として静電式が用いられるが,振動
式,吹き付け式などがある。
flocking machine
1506
9.7.4
9.7.5
スエード加工機
エメリペーパーを巻いたローラで布の表
面をこすって毛羽を出す機械。エメリ起毛
機ともいう。
sueding machine,
emery raising machine
1506
9.7.6
9.7.6
サッカー加工機
木綿布などに部分的にか性ソーダの付着
を阻止するのり剤をな染・乾燥させた後,
濃厚か性ソーダ液に浸せきさせ,布地の一
部を収縮させ布地に凹凸をつける装置。
plisse crepe finishing,
ripple finishing
machine
−
9.7.7
ドラムセッタ
加熱したドラムにゴムベルトを巻き付け,
ドラムとゴムベルトの間に浸せきした布
を通し,セットする装置。
drum setter
−
9.8
樹脂加工装置
布を合成樹脂の初期縮合物で処理して,防
しわ性などを改良するための一連の装置。
resin finishing range
−
9.8.1
キュアリング機
繊維と加工剤との化学反応を促進させる
機械。
ベーキング機ともいう。
curing machine
−
9.9
コーティング機
布などの上に塗料,ゴム,合成樹脂の溶液
又はエマルジョンを塗布する機械。コータ
ともいい,ドクタ式,ロール式,スクリー
ン式などがある。
coating machine,
coater
−
9.9.1
ナイフコータ
ナイフなどのドクタで,付着量を調整しな
がら加工剤を塗布するコーティング機。フ
ローティングナイフコータ,ナイフオーバ
ーロールコータなどがある。
knife coater
−
9.9.2
ロールコータ
ロールで付着量を調整しながら,加工剤を
塗布するコーティング機。キスロールコー
タ,リバースロールコータなどがある。
roll coater
−
9.9.3
スクリーンコータ
ロータリスクリーンで付着量を調整しな
がら加工剤を塗布するコーティング機。
screen coater
−
22
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
9.10
ボンディング機
接着剤を用いて2枚の布をはり合わせる機
械。スプレ式,泡沫式,な染式などがある。
bonding machine
−
9.11
ラミネート機
布とウレタンフォームなどをはり合わせ
る機械。熱融着式,接着剤式,直接発泡式
などがある。
laminating machine
−
9.12
しわ付装置
布地に種々の物理的方法でしわを付与さ
せ,固定化する装置。
crease making
equipment on
fabrics
−
9.13
VP加工機
気体状ホルマリンを用いて,セルロース系
の縫製品の形態を保持させる機械。
vapour phase
anti-shrinking
machine
−
9.14
泡加工機
薬剤を泡状で布地に付着させ,水分量の減
少を図り省エネルギーを主目的とする機
械。
applicator by foam
system for finishing
agents,
foam finishing
machine
−
9.15
耳伸ばし機
布地の耳巻きを連続的に広げ,戻らないよ
うに水分を与えた後,コンベヤと熱シリン
ダで挟んでセットする機械。
selvage opening
machine
−
10) 測定・検査・マーキング・仕立て用機械
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
10.
測定・検査・マーキン
グ・仕立て用機械
布の測定・検査・マーキング・仕立てをす
る機械。
machines for
measuring,
inspecting, marking
and packing
1506
10.
10.1
検反機
布を走行させながら検査する機械。
machines for
inspection
1506
10.1
10.1.1
画像処理検反機
布を走行させながらモニタ画面で色差,柄
を検査する機械。
vision inspection
machine with
computer
−
10.2
測定用機械
布の各種測定をする機械。
machines for
measuring
1506
10.2
10.3
反巻機
布をしんに巻き上げる機械。板巻機,棒巻
機,二つ折反巻機などがある。
machines for rolling
1506
10.3
10.4
振落し用機械
布を振り落として,畳む機械。
machines for plaiting 1506
10.4
10.5
折畳み用機械
布を所定の長さに折り畳む機械。
machines for folding 1506
10.5
10.5.1
二つ折機
幅の広い織物を耳と耳とを重ねて半分に
折り合わせる機械。
double folding
machine
−
10.6
耳マーク機
布の耳部に各種の表示を転写印なつする
機械。
equipment for printing
selvedge
1506
10.6
10.7
マーキング機
布面に品質・幅長・製造業者などを印なつ
する機械。
equipment for
marking
1506
10.7
10.8
パッキング機械
布を包装する機械。
equipment for packing 1506
10.8
23
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
11) テンタ
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
11.
テンタ
布の両耳を保持しながら拡布状態で,幅を
整える機械。
stenter,
tenter
−
11.1
テンタの形式
テンタの構造又は用途別の形式。
type of stenter
5250
1.
11.1.1
オープンテンタ
熱風室のないテンタで,拡布状態で布の両
耳を保持し,布の幅を出す機械。
(付図1)
stretching stenter,
equalizing stenter
5250
1.1
11.1.2
1段式テンタ
1段のテンタで,熱風室をもち,拡布状態
で乾燥又は熱処理を行う機械。
(付図2)
single-pass stenter
5250
1.2
11.1.3
2段テンタ
垂直回りのチェーンを使用し,2段のテン
タで幅整えや,乾燥,熱処理するテンタ。
(付図3)
double-pass stenter
5250
1.3
11.1.4
多段テンタ
垂直回りのチェーンを使用し,熱風室内を
前後に数回往復して搬送し,乾燥又は熱処
理するテンタ。
(付図4)
multi-pass stenter,
multi-tier stenter,
multi-layer stenter
5250
1.4
11.1.5
ホットテンタ
布の両耳を保持しながら拡布状態で熱風
室に布を通して,乾燥を行うテンタ。
drying stenter
−
11.1.6
ヒートセットテンタ
布の両耳を保持しながら拡布状態で熱風
室に布を通して,熱処理するテンタ。
heat setting stenter
−
11.1.7
フローティングテンタ 布のバタツキを少なくする熱風機構をも
ち,乾燥又は熱処理するテンタ。
floating stenter
−
11.1.8
クリップテンタ
テンタチェーンにクリップチェーンを用
いたテンタ。
clip stenter
−
11.1.9
ピンテンタ
テンタチェーンにピンチェーンを用いた
テンタ。
pin stenter
−
11.2
機械の機能
テンタの主な機能。
machine features
5250
2.
11.2.1
チェーンの配置
テンタチェーンの配置。
chain arrangement
5250
2.1
11.2.1.1
水平回りチェーン
行き,帰りの各チェーンが同じ水平面に配
列されているもの。
(付図5)
horizontal
arrangement chain
5250
2.1.1
11.2.1.2
垂直回りチェーン
行き,帰りの各チェーンが同じ垂直面に配
列されているもの。
(付図6)
vertical arrangement
chain
5250
2.1.2
11.2.2
吹き出し空気の方向
ノズルからの吹き出し空気の方向。
direction of incident
air
5250
2.2
11.2.2.1
平行流
風が布に対して横面又は前後面から布と
平行に流れる状態をいう。
(付図7)
parallel to the fabric
5250
2.2.1
11.2.2.2
垂直流
風が布の面に対して,上部から又は下部か
ら,若しくは上下同時に流れる状態をい
う。
(付図8)
perpendicular to the
fabric
5250
2.2.2
24
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
11.3
側(がわ)の指示及び
寸法の指示
テンタの側(がわ)の指示と寸法について
の指示
designation of side
and indication of
dimension
5250
3.
11.3.1
方向の指示
テンタの側(がわ)の指示方法。
designation of side
5250
3.1
11.3.1.1
右方向
布入口方向から出口方向を見て,右にある
側(がわ)。
(付図9)
right-hand side
5250
3.1.1
11.3.1.2
左方向
布入口方向から出口方向を見て,左にある
側(がわ)。
(付図9)
left-hand side
5250
3.1.2
11.3.2
長さの表示
テンタの長さの指示方向。
indication of length
5250
3.2
11.3.2.1
室長
熱風室の全長。
(付図10のl1を示す)
length of chamber
5250
3.2.1
11.3.2.2
テンタ長
テンタの入口から出口までで,入口及び出
口に取り付けてある各装置及び部品は含
まないテンタの全長。
(付図10のl2を示す)
length of stenter
5250
3.2.2
11.3.2.3
設備長
テンタの全長と入口及び出口に取り付く
各装置及び部品をも含めた長さ。
(付図10のl3を示す)
length of installation 5250
3.2.3
11.3.3
幅の表示
テンタの幅の指示方法。
indication of width
5250
3.3
11.3.3.1
テンタ幅
入口又は出口に取り付けられた装置及び
部品は含まず,機能的な部分のテンタの
幅。
(付図11のW1を示す)
width of stenter
5250
3.3.1
11.3.3.2
機械最大幅
機械の最大の幅(入口及び出口の取り付け
られた装置及び部品を含む。)
(付図11のW2を示す)
total width
5250
3.3.2
11.3.3.3
設備幅
機械の操作及び保守にとって必要なスペ
ースの幅及び機械解体の可能な幅。
(付図11のW3を示す)
installation width
5250
3.3.3
11.3.3.4
公称幅
クリップ又は,ピンシートの間の最も大き
い幅。
nominal width
5250
3.3.4
11.3.3.5
働き幅
テンタによって扱われることができる布
の最大幅。
working width
5250
3.3.5
11.3.4
高さの表示
テンタの高さの指示方法。
indication of height
5250
3.4
11.3.4.1
テンタの高さ
入口及び出口の装置及び部品を含まない
テンタ室の高さ。
(付図12のh1を示す)
height of stenter
5250
3.4.1
11.3.4.2
設備の高さ
入口及び出口の装置及び部品を含む設備
最大高さ。
(付図12のh2を示す)
height of installation 5250
3.4.2
11.4
構成される要素
テンタを構成する要素。
element of
construction
5250
4.
25
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
11.4.1
テンタのゾーンの分割 テンタの各ゾーンの分割。
division of the stenter
into zones
5250
4.1
11.4.1.1
送り込みゾーン
テンタの一部で,布がピン又はクリップに
固定される部品。
(付図13の4.1.1を示す)
feed zone
5250
4.1.1
11.4.1.2
中間ゾーン
テンタの一部で,熱処理ゾーンと送り込み
ゾーンの間の布にテンションを与える部
分。
(付図13の4.1.2を示す)
intermediate zone
5250
4.1.2
11.4.1.3
熱処理ゾーン
テンタの一部で布の温度を上昇させる部
分。
(付図13の4.1.3を示す)
thermal treatment
zone (or chamber)
5250
4.1.3
11.4.1.3.1
乾燥ゾーン
熱処理ゾーンの一部で,布がそこを通過す
る間に過剰な水分を布から奪う部分。
(付図13の4.1.3を示す)
drying zone
5250
4.1.3.1
11.4.1.3.2
セットゾーン
繊維素材のセット,染料の固着又は仕上げ
をするための必要な処理温度に達成させ
る部分。
(付図13の4.1.3を示す)
setting zone
5250
4.1.3.2
11.4.1.4
冷却ゾーン
テンタの一部で,熱処理ゾーンと繰出しゾ
ーンの間で布を強制的に冷やす部分。
(付図13の4.1.4を示す)
cooling zone
5250
4.1.4
11.4.1.5
繰出しゾーン
テンタの一部で,布が繰出される部分。
(付図13の4.1.5を示す)
delivery zone
5250
4.1.5
11.4.2
テンタチェーン
布の幅制御及び案内をするチェーン。
stenter chain
5250
4.2
11.4.2.1
ピンチェーン
テンタチェーンリンクの一部にピンプレ
ートを備えたチェーン。布の端をピンニン
グするために用いられる。(ピンテンタに
用いられる。)
(付図14)
chain link pind
5250
4.2.1
11.4.2.2
クリップチェーン
チェーンリンクの一部にクリップを備え
たチェーン。布の端をつかむために用いら
れる。(クリップテンタに用いられる。)
(付図15)
chain link with clip,
clip chain
5250
4.2.2
11.4.2.3
ピン・クリップ併用チ
ェーンリンク
ピン及びクリップの二つの機能をもたせ
たテンタチェーンリンク。
(付図16)
chain link with
combined system of
pins and clips
5250
4.2.3
11.4.2.4
クリップ
クリップチェーンの各リンクに取り付け
られ,布の耳を挟む部品。
(付図17)
clip
5250
4.2.4
11.4.2.4.1
ハンマクリップ
主として垂直に走行するチェーンで,布の
耳端を保持するように設計されているク
リップ。
(付図18)
hammer clip
5250
4.2.4.1
11.4.2.4.2
ウォーベルクリップ
主として水平に走行するチェーンで,布の
耳端を保持するように設計された装置。
wobbler clip
5250
4.2.4.2
26
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
11.4.2.5
ピンシート
ピンチェーンの各リンクに取り付けられ,
布の耳を保持するためのピンを植えた座。
ピンプレートともいう。
(付図19)
pin plate,
pin seat
5250
4.2.5
11.4.3
幅の調整
テンタの幅の調整。
adjustment of the
width
5250
4.3
11.4.3.1
追従装置
布送り込み部で特別な検出装置によって
テンタチェーンを布の耳端部の変化に適
応させる装置。
follow-up device
5250
4.3.1
11.4.3.1.1
前幅変更装置
布送り込み部のテンタチェーンレールの
角度を調整する装置。
front tenter rail width
changing device
5250
4.3.1.1
11.4.3.2
本幅調整装置
中間部における,おそらくは熱処理部で布
を所定の幅まで調整を可能にする幅の調
整装置。
tenter main rail width
changing device
5250
4.3.2
11.4.3.2.1
本幅微調整装置
中間部における,おそらくは熱処理部で収
縮値に従ってテンタ幅をセットするため
の装置。
tenter main rail width
changing tune in
exactly device
5250
4.3.2.1
11.4.3.3
繰出し部,幅調整装置 布の幅を所定の幅にする繰出し部の装置。 delivery tenter rail
width changing
device
5250
4.3.3
11.4.3.3.1
繰出し部,幅微調整装
置
テンタチェーン又はテンタクリップから
布の取り出しを容易にするためのテンタ
レール変更装置。
delivery tenter rail
width changing
tune in exactly
device
5250
4.3.3.1
11.4.3.4
幅表示装置
ピン又はクリップの二つのチェーン間の
距離を読む装置。
width indicator
5250
4.3.4
11.4.3.5
布繰込み装置
クリップ又はピンプレートの上に布の耳
端を導入する装置。
fabric feed
5250
4.3.5
11.4.3.6
レールガイダ
テンタ入口部で走行布の耳をクリップ,又
はピンシートに挿入し保持させるため,布
をテンタに案内するレールを布耳位置に
自動的に追従させる装置。
rail guider
−
11.4.4
空気を加熱する装置
熱処理,乾燥部の循環空気を加熱する装
置。
devices for heating air 5250
4.4
11.4.4.1
空気フィルタ
ドライヤーへのリサイクルエアの空気流
からほこりをとる装置。
air filter
5250
4.4.1
11.4.4.2
熱源ユニット
布に吹きつける空気の温度を,必要とする
温度にする装置。
heating unit
5250
4.4.2
11.4.4.3
循環ファン
布の上に加熱した空気を吹く装置。
circulation fan
5250
4.4.3
11.4.4.4
空気ノズル
布の上に空気噴流の方向を決める装置。 air nozzle
5250
4.4.4
11.4.4.5
排気ファン
湿度又は汚染物質を含む空気を排出する
装置。
exhaust fan
5250
4.4.5
11.4.5
布耳部を案内する装置 布の両耳を検知して繰込み部のテンタチ
ェーンを布の両耳に追従させる装置。
devices for guiding
the selvedges
5250
4.5
11.4.5.1
セルベージアンカラー 布のカール又は折り目がついた耳端を開
く装置。
selvedge uncurlar
5250
4.5.1
27
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
11.4.5.2
耳端検出器
耳端を検出させる耳端検出器。
selvedge detector
5250
4.5.2
11.4.5.2.1
機械的耳端検出器
機械式のレバー触角にて,耳端を検出させ
る耳端検出器。
mechanical selvedge
detector
5250
4.5.2.1
11.4.5.2.2
電気式耳端検出器
電気制御フィラーで耳端を検出させる耳
端検出器。
electrical selvedge
detector
5250
4.5.2.2
11.4.5.2.3
光電管式耳端検出器
光線又は光電池で耳端を検出させる耳端
検出器。
photoelectric selvedge
detector
5250
4.5.2.3
11.4.5.2.4
空気式耳端検出器
空気の噴流にて耳端を検出させる耳端検
出器。
pneumatic selvedge
detector
5250
4.5.2.4
11.4.5.3
オーバーフィード装置 テンタチェーンより早い速度で布をテン
タに導入する装置。
overfeed device
5250
4.5.3
11.4.5.4
クリップやピンニング
の制御
ピンシート又はクリップに布の片側又は
両側の耳部が保持されない場合の安全装
置。
control of clipping or
pinning (fail-safe or
knock-off device)
5250
4.5.4
11.4.5.5
布の調整のための装置 繰出し部の布をテンタチェーンから取り
出すための装置。
device for adjustment
of the fabric
5250
4.5.5
11.4.5.5.1
クリップ外し装置
繰出し部においてクリップから布端を取
り外す装置。
device for unclipping 5250
4.5.5.1
11.4.5.5.2
ピン外し装置
繰出し部において,ピンプレートから布端
を取り外す装置。
device for unpinning 5250
4.5.5.2
11.4.5.6
繰出し部のクリップ外
し及びピン外し制御
出口ゾーンで,布の片側耳端又は両耳端が
クリップ又はピンから外れない場合の安
全装置。
control for unclipping
and de-pinning on
delivery
5250
4.5.6
11.4.6
テンタチェーン前後の
材料案内装置
テンタチェーン前後の布を搬送させる装
置。
devices of guiding the
material before and
after the stenter
chain
5250
4.6
11.4.6.1
ガイドローラ
材料を支持し,案内するために駆動せずに
設計されたローラ。ローラは処理物によっ
て回転する。
(付図20)
guide roller
5250
4.6.1
11.4.6.2
駆動ローラ
処理物を搬送するために設計された駆動
ローラ。
(付図21)
drive roller
5250
4.6.2
11.4.6.3
拡布ローラ
布の折り目の形成を防ぎ,折り目を除去
し,そして,走行中に耳端を広げるように
設計されている布幅を保つためのローラ。
spreading roller
5250
4.6.3
11.4.6.4
リターンローラ
テンタにおける幾つかのステージ上で処
理物の案内及び返送させる無駆動のロー
ラ。
return roller
5250
4.6.4
11.4.6.5
よこ糸傾斜修正装置
布の横糸を各糸平行に又緯糸に対して正
しい角度に修正する装置。
device for weft
adjustment
5250
4.6.5
11.4.7
測定装置
布速度,温度,湿度などを測定又は制御す
る機器。
measuring instruments 5250
4.7
11.4.7.1
布速度計
布のライン速度をテンタのゾーンに合図
する機器。
fabric speed indicators 5250
4.7.1
11.4.7.2
温度表示器
テンタの異なる部分で布又は空気の温度
を合図する機器。
temperature indicators 5250
4.7.2
28
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
11.4.7.3
湿度計
布の湿度又はテンタの異なる部分におけ
る空気の湿度の信号を合図する機器。
moisture content
indicators
5250
4.7.3
11.4.8
ガミング装置
耳部を切断する時に糸の解れを防止する
目的で耳端部にのりを付ける装置。
selvedge gumming
device
−
11.4.8.1
カットオフ装置
耳端部を切断し,切断した耳端部を自動的
に取り出す装置。
cut-off selvege
extractor device
−
11.4.8.2
センターカット装置
テンタ出口にて布の中央部を切断する装
置。
center cutting device
−
12) 装置の左右と公称幅
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
12.
装置の左右及び装置の
公称幅の定義と範囲
機械装置の左側・右側の定義と公称幅の定
義と範囲。
definition of left and
right sides, and
definitions and
range of nominal
widths
1036,
1505
12.1
機械装置の左側・右側 正常な状態で,オペレータが布の走行を管
理するために占める位置から見た,機械の
左側,右側をいう。
(付図22.1〜3)
left side, right side
1036
12.2
最大働き幅
加工可能な最大布幅。
(付図23.1〜2のa1)
maximum working
width
1505
2.1
12.3
最小働き幅
加工可能な最小布幅。
(付図23.1〜2のa2)
minimum working
width
1505
2.2
12.4
公称働き幅
加工中に機械要素に布が掛かっている幅。
(付図23.1のb)
nominal width
1505
2.3
12.5
機械要素幅
機械要素の幅。
(付図23.1のc)
width of machine
element
1505
2.6
12.6
フレーム間内幅
機械のフレームの内側表面間の幅。
(付図23.1のg)
frame inside width
1505
2.7
12.7
接触幅
他の機械又は同一機械の他の部分と接触
するための幅。
(付図23.1のm)
m=b+j×200
j=1, 2, 3, …
fitting dimensions
1505
2.8
29
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
13) 補助装置
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
13.
補助装置
染色仕上機械の補助になる装置。
ancillary devices
5248
13.1
基礎用語
補助装置の基礎的用語。
basic terms (in
general) for
ancillary devices
5248
1.
13.1.1
巻取棒
布などを巻上げるためのシリンダ型のも
の。両端に軸を取付けたもの,ピボット型
のものがある。
(付図24)
box,
box roller
5248
1.1
13.1.2
バッチ
布を巻上げた巻棒をいう。
(付図25)
batch
5248
1.2
13.2
給布装置
機械に布を供給する補助装置。
ancillary devices for
feeding material
5248
2.
13.2.1
巻出し機
巻取った状態の布などを送り出す装置。 debatcher
5248
2.1
13.2.2
送出し機
振落とし状又はロープ状の布を拡布状に
送り出す装置。
unfolder
5248
2.2
13.3
布案内装置
機械の部分に布を案内する補助装置。
ancillary devices for
guiding of material
5248
3.
13.3.1
布案内装置フレーム
機械装置の布案内部を支持するフレーム。
(付図26.1〜3)
図26.1 入口フレーム
図26.2 中間フレーム
図26.3 出口フレーム
frame for guiding
devices
5248
3.1
13.3.2
ローラ
布の案内,走行のための駆動,自由回転の
シリンダ状のもの。
roller
5248
3.2
13.3.2.1
ガイドローラ
布などを走行させるための案内用の自由
回転のローラ。
(付図27.1)
guide roller
5248
3.2.1
13.3.2.2
駆動ローラ
軸によって駆動されるローラ。
(付図27.2)
driven roller
5248
3.2.2
13.3.3
クロスガイダ
走行中(水平又は垂直に)の布の片寄りを
自動的に修正する装置。セルベージガイダ
ともいう。
(付図28)
selvedge guide
5248
3.3
13.3.4
ガイドロット
布を案内するロッド。
(付図29)
guide rod
5248
3.4
13.3.5
エキスパンダ
走行中の布の幅を広げてしわの発生を防
ぎ,耳,縁の巻込みを防止,除去する装置。
expander,
spreader
5248
3.5
13.3.5.1
スクリュウエキスパン
ダ
走行中に布の幅を広げるために,中央から
左と右へ一定又は増加するピッチで筋及
び溝をつけたローラ。
(付図30)
helical scroll,
spreader roller
5248
3.5.1
13.3.5.2
カーブドエキスパンダ ローラ内部にベアリングを内蔵した外側
をフレキシブルな外皮でカバーした湾曲
ローラ。
(付図31)
rubber covered curved
roll expander,
banana roller
5248
3.5.2
30
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
13.3.5.3
カーブドエキスパンダ
ロッド
幅を広げるための湾曲したロッド。拡布の
程度はロッドの湾曲度による。
(付図32)
curved expander rod 5248
3.5.3
13.3.5.4
スラットエキスパンダ 布の幅を広げるために螺旋状に横に動く
セグメントを取り付けたローラ。
(付図33)
slated expander
5248
3.5.4
13.3.5.5
セルベージアンカーラ 布の耳巻き,耳折れを修正する装置。
(付図34)
selvedge uncurler
5248
3.5.5
13.3.6
テンション装置
ガイドレール又はローラと布との接触の
角度を変えて,布のテンションを調整する
装置。
(付図35)
variable tension rails
or rollers
5248
3.6
13.3.7
スラットローラ
布を張り又は支えるためにスラット面を
もつウィンチローラ。
(付図36)
slat roller
5248
3.7
13.3.8
コンベアベルト
テンションを与えず布を運ぶ装置。
conveyor belt
5248
3.8
13.3.9
ロープガイダ
ロープ状の布を案内する装置。
ancillary devices for
guiding material in
rope form,
rope guider
5248
3.9
13.3.9.1
ポットアイ
ロープ状の布の走行を支持するためのリ
ング形の装置。
pot-eye
5248
3.9.1
13.3.9.2
ガイドホイール
ロープ状の布の案内,支持のための駆動又
は自由回転の装置。
guide wheel
5248
3.9.2
13.3.9.3
スカッチャ
ロープ状の布を広げる装置。
scutcher
5248
3.9.3
13.4
布速度コントロール補
助装置
2台の機械又は同一機械の関係部分の間の
布速度の相違を調整する装置。
コンペンセータともいう。
conpensator,
ancillary devices for
control of speed of
material
5248
4.
13.4.1
ダンシングローラコン
ペンセータ
フリーなローラを用いるコンペンセータ。
(付図37)
dancing roller
compensator
5248
4.1
13.4.2
ピボットコンペンセー
タ
ピボットローラを用いるコンペンセータ。
(付図38)
pivoted compensator 5248
4.2
13.4.3
光電管コンペンセータ 光線と光電管を用いるコンペンセータ。
(付図39)
photo-eletric cell
compensator
5248
4.3
13.5
布滞留装置
2台の機械又は1台の機械の2部分間の布
の滞留量を変えて,前後の速度差を補償す
る装置。アキュムレータともいう。
accumulator,
ancillary devices for
accumulation of
material
5248
5.
13.5.1
ローラアキュムレータ 一連のローラによる布の滞留装置。滞留量
はフリーローラの垂直部の長さとその数
にかかわる。
(付図40)
roller accumulator
5248
5.1
13.5.2
スクレイアキュムレー
タ
布をスロープ又はひ(樋)型のスクレイの
表面に落として滞留させる装置。
(付図41)
reserve or slide down
scray
5248
5.2
31
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
13.5.3
コンベアベルトアキュ
ムレータ
布をエンドレスベルト上に落として滞留
させる装置。
(付図42)
conveyor-belt
accumulator
5248
5.3
13.6
布処理補助装置
布に各種の処理を行う補助装置。
ancillary devices for
treatment of
material
5248
6.
13.6.1
よこ糸傾斜修正機
布のよこ糸の傾斜を真っすぐに修正する
機械。
(付図43)
weft skew straightener 5248
6.1
13.6.2
よこ糸湾曲修正機
布のよこ糸の曲がりを真っすぐに修正す
る機械。
(付図44)
weft bow straightener
5248
6.2
13.6.3
脱臭装置
繊維材料から脱臭する装置。
device climinate
smells
5248
6.3
13.6.4
冷却装置
繊維材料を冷却する装置。
cooling device
5248
6.4
13.6.5
検査ポート
材料を加工中に試験可能にする装置。
inspection port
5248
6.5
13.6.6
耳ガミング機
布の耳部を硬くする機械。
selvedge gumming
machine
5248
6.6
13.6.7
セルベージトリーマ
布の耳部をカットして,切りくずを除去す
る装置。
selvedge trimmer
5248
6.7
13.6.8
スリッタ
布をたてに切る機械。
slitting machine
5248
6.8
13.6.9
スチームダンピング機 布にスチームで湿気を与える装置。
steam damper
5248
6.9
13.6.10
スプレイダンピング機 布に水を噴射する装置。
spray damper
5248
6.10
13.6.11
シンタ
しん地用接着剤をふるいで布地に散布し,
若干の熱を加えて固定化する装置。
lining cloth making
system by syeve
type
−
13.7
布取出し装置
布を運転中の機械から取出す装置。
ancillary devices for
delivery of material
5248
7.
13.7.1
折り畳み機
布を折り畳む機械。
(付図45)
folding machine
5248
7.1
13.7.2
布巻取り装置
布を運転中の機械からバッチ又は巻棒に
巻取る装置。
ancillary devices for
winding material
into batches or
rollers
5248
7.2
13.7.2.1
エンドレスベルト巻取
機
エンドレスベルトによる巻棒の回転と巻
取り中の巻布のバッチを直接支える2基の
横の交換装置とによるバッチの迅速交換
巻取装置。
(付図46)
endless belt batcher
5248
7.2.1
13.7.2.2
ピボット巻取機
巻棒を二つの位置で交互に変えて回転さ
せるピボットの巻取装置。
(付図47)
pivoted batcher
5248
7.2.2
32
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
参考
対応英語
対応ISO番号
13.7.2.3
シングルローラサーフ
ェイス巻取機
定速駆動の一つのローラに布を置く巻取
機。
(付図48)
surface batcher with
single driven roller
5248
7.2.3
13.7.2.4
2本ローラサーフェイ
ス巻取機
少なくとも,うち一本が定速で回転する2
本のローラの上に布を置いて巻取る巻取
機。バッチの径の増加に伴って中心はガイ
ドを上がる。
(付図49)
surface batcher with
two rollers
5248
7.2.4
13.7.2.5
タッチ式駆動巻取機
駆動ローラが,バッチの径の増加につれて
上に上がっていく2本のピボットアームに
支えられている巻取機。
(付図50)
batcher with pivoting
driven roller
5248
7.2.5
13.7.2.6
センター駆動巻取タッ
チ式巻取機
バッチが2本のピボットアームに支えられ
ており,径の増加につれて上に上がり,ま
た,可変速度で駆動できる巻取機。
(付図51)
mobile (pivoting)
batcher
5248
7.2.6
13.7.2.7
固定センター駆動巻取
機
ボックスローラ又は管上のバッチが可変
速度で駆動される巻取機。
(付図52)
fixed centre driven
batcher
5248
7.2.7
13.7.2.8
水平接触型巻取・運搬
車
バッチの軸と駆動ローラの軸が同一水平
面にあって,バッチと駆動ローラが接触す
る巻取・運搬車。
(付図53)
horizontal contact
portable batcher
5248
7.2.8
13.8
布運搬装置
布を処理装置から他の場所へ運搬する装
置。
ancillary devices for
transport of
material
5248
8.
13.8.1
拡布反応又はロープ状
布運搬車
拡布か,ロープ状の布か,いずれかの運搬
車。
wagon or truck for
plaited or rope-form
material
5248
8.1
13.8.2
ポータブルバッチ運搬
装置
バッチを受け入れて運ぶ運搬車。
portable batch-carrier 5248
8.2
付図1 オープンテンタ
付図2 1段式テンタ
33
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図3 2段テンタ
付図4 多段テンタ
付図5 水平回りチェーン
34
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図6 垂直回りチェーン
付図7 水平流
付図8 垂直流
付図9 右方向・左方向
35
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図10 熱風室の長さ
付図11
付図12
付図13 テンタのゾーン
36
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図14 ピンチェーン
付図15 クリップチェーン
付図16 ピン・クリップ併用
付図17 クリップ
37
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図18 ハンマクリップ
付図19 ピンシート
付図20 ガイドローラ
38
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図21 駆動ローラ
付図22.1
付図22.2
付図22.3
39
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図23.1
付図23.2
付図24 巻取棒
付図25 バッチ
付図26.1
付図26.3
付図26.2
付図27.1 ガイドローラ
付図27.2 駆動ローラ
40
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図28 クロスガイド
付図29 ガイドロッド
付図30 スクリュウエキスパンダ
付図31 カーブドエキスパンダ
付図32 カーブドエキスパンダロッド
付図33 スラットエキスパンダ
付図34 セルベージアンカーラ
付図35 テンション装置
41
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図36 スラットローラ
付図37 ダンシングローラコンペンセータ
付図38 ピボットコンペンセータ
付図39 光電管コンペンセータ
付図40 ローラアキュムレータ
付図41 スクレイアキュムレータ
付図42 コンベアベルトアキュムレータ
付図43 よこ糸傾斜修正機
42
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図44 よこ糸湾曲修正機
付図45 折り畳み機
付図46 エンドレスベルト巻取機
付図47 ピボット巻取機
付図48 シングルローラサーフェイス巻取機
付図49 2本ローラサーフェイス巻取機
付図50 タッチ式駆動巻取機
43
L 0308 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図51 センター駆動タッチ式巻取機
付図53 水平接触型巻取・運搬車
付図52 固定センター駆動巻取機
4
4
L
0
3
0
8
:
2
0
0
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS L 0308 : 2001 染色加工機械用語
ISO 1036 : 1984 染色仕上機械−右側及び左側の定義
(I)JISの規定
(II)国際規
格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
(V)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
染色加工機械に用いる主
な用語及び定義
1. 機械装置の左側・右側の定
義
IDT
−
2.分類
用語の分類
2. JISの分類はISO 1036と
ISO 1505を統合した分類
である。
(MOD/追加)
ISO 1036に規定している定義は一つな
ので,ISO 1505を含めた分類にした。
3.用語及び定義 用語及び定義
3. JISと同じ。
IDT
−
4.参考
対応英語,対応ISO番号
−
−
−
わかりやすくするため,対応英語,対応
ISO番号を参考として記載した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
被引用法規
−
関連する法規
−
関連する外国規格 −
備考1. 項目ごとの評価の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………技術的差異がない。
MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………国家規格は,技術的内容において一致しているが,最小限の編集上の変更がある。
4
5
L
0
3
0
8
:
2
0
0
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS L 0308 : 2001染色加工機械用語
ISO 1505 : 1993 染色仕上機械−働き幅と公称幅
(I)JISの規定
(II)国際規
格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
(V)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの評
価
技術的差異の内容
1.適用範囲
染色加工機械に用いる主
な用語及び定義
1. 機械装置の公称幅の定義
IDT
−
2.分類
用語の分類
2. JISの分類はISO 1505と
ISO 1036を統合した分類
である。
(MOD/追加)
ISO 1036に規定している定義は一つな
ので,ISO 1505を含めた分類にした。
3.用語及び定義 用語及び定義
3. ISO 1505で規定している
用語数は,8つであるが,
JISはそのうち6つを採用
している。
(MOD/削除)
JISで採用しなかった2つの用語は日本
では,ほとんど使用されていないので,
削除した。
4.参考
対応英語,対応ISO番号
−
−
−
わかりやすくするため,対応英語,対応
ISO番号を参考として記載した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
被引用法規
−
関連する法規
−
関連する外国規格 −
備考1. 項目ごとの評価の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………技術的差異がない。
MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
MOD/削除……国際規格にある用語だが,日本ではほとんど使用されていないので削除した。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
MOD……………国際規格を一部修正している。
4
6
L
0
3
0
8
:
2
0
0
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS L 0308 : 2001 染色加工機械用語
ISO 1506 : 1982 染色仕上機械−分類及び用語
(I)JISの規定
(II)国際規
格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
(V)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
染色加工機械に用いる主
な用語及び定義
1. JISに同じ。
IDT
−
2.分類
用語の分類
2. JISの分類は13の大分類で
あるが,ISO 1506は11の
大分類である。
(MOD/追加)
ISO 1506に規定している大分類は,11
であるが,JISは一部修正及び追加して
13分類にした。
3.用語及び定義 用語及び定義
3. ISO 1506は,用語のみで定
義は規定されていない。
(MOD/追加)
JISでは,定義を記載し,JISで必要な
用語を追加。あるいは日本ではほとんど
使用されていない用語は削除した。
4.参考
対応英語,対応ISO番号
−
−
−
分かりやすくするため,対応英語,対応
ISO番号を参考として記載した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
被引用法規
−
関連する法規
−
関連する外国規格 −
備考1. 項目ごとの評価の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………技術的差異がない。
MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
MOD……………国際規格を一部修正している。
4
7
L
0
3
0
8
:
2
0
0
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS L 0308 : 2001 染色加工機械用語
ISO 5248 : 1982 染色仕上機械−附属装置の用語
(I)JISの規定
(II)国際規
格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
(V)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
染色加工機械に用いる主
な用語及び定義
1. JISに同じ。
IDT
−
2.分類
用語の分類
2. JISに同じ。
IDT
−
3.用語及び定義 用語及び定義
3. ISO 5248で規定している
用語にJISでは1つ追加し
ている。
(MOD/追加)
ISO 5248で規定している用語,定義を
全部記載し,JISとして必要な1用語を
追加した。
4.参考
対応英語,対応ISO番号
−
−
−
わかりやすくするため,対応英語,対応
ISO番号を参考として記載した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
被引用法規
−
関連する法規
−
関連する外国規格 −
備考1. 項目ごとの評価の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………技術的差異がない。
MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………国際規格は,技術的内容において一致している。
4
8
L
0
3
0
8
:
2
0
0
1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS L 0308 : 2001 染色加工機械用語
ISO 5250 : 1982 染色仕上機械−テンタ用語
(I)JISの規定
(II)国際規
格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
(V)JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
染色加工機械に用いる主
な用語及び定義
1. JISに同じ。
IDT
−
2.分類
用語の分類
2. JISに同じ。
IDT
−
3.用語及び定義 用語及び定義
3. ISO 5250で規定している
用語にJISでは九つ追加し
ている。
MOD/追加
ISO 5250で規定している用語,定義を
全部記載し,JISとして必要な9用語を
追加した。
4.参考
対応英語,対応ISO番号
−
−
−
わかりやすくするため,対応英語,対応
ISO番号を参考として記載した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
被引用法規
−
関連する法規
−
関連する外国規格 −
備考1. 項目ごとの評価の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………技術的差異がない。
MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
IDT………………国際規格は,技術的内容において一致している。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS L 0308(染色加工機械用語)改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
○ 風 間 健
武庫川女子大学
(委員)
○ 出 野 清 光
技術コンサルタント
○ 近 岡 和 英
石川県工業試験場
藤 田 昌 宏
通商産業省機械情報産業局
橋 本 進
財団法人日本規格協会
○ 高 橋 史 明
和歌山染工株式会社
○ 塩 川 正 人
東海染工株式会社
○ 田 中 金 吾
セーレン株式会社
○ 改 森 道 信
カネボウ繊維株式会社
○ 田 中 俊 雄
カネボウ繊維株式会社
○ 長 沢 則 夫
日本毛織株式会社
○ 森 本 國 宏
社団法人日本染色協会
○ 上 野 晃
東伸工業株式会社
○ 安 浪 勝 義
株式会社木村鉄工所
○ 河 井 明
株式会社ヒラノテクシード
○ 石徹白 博 司
株式会社山東鐵工所
○ 近 藤 正
京都機械株式会社
○ 南 本 康 宏
株式会社日阪製作所
○ 四 方 静 二
上野山機工株式会社
○ 川 野 勝 宏
関西繊維機器工業会
○ 松 本 清
東海繊維機械工業会
○ 片 岡 岐 及
北陸繊維機械工業会
○ 宝 金 昭 造
社団法人日本繊維機械協会
(オブザーバ)
八 田 勲
工業技術院標準部
(事務局)
君 塚 正 二
日本繊維機械標準化協議会
備考 ○印は,分科会委員を兼ねる。