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令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標準化法の用語に合わ

せ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。 

日本産業規格          JIS 

L 0217-1995 

繊維製品の取扱いに関する 
表示記号及びその表示方法 

Care labelling of textile goods 

1. 適用範囲 この規格は,家庭における洗濯などの取扱方法を指示するために,繊維製品に表示すると

きの表示記号(以下,記号という。)及びその表示方法について規定する。 

備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS C 9203 電気アイロン 

JIS C 9606 電気洗濯機 

JIS K 2201 工業ガソリン 

JIS K 3303 粉末洗濯石けん 

JIS K 3371 洗濯用合成洗剤 

JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布 

JIS L 0821 染色堅ろう度試験用洗濯試験機 

JIS L 0856 塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法 

JIS L 0860 ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法 

JIS L 1096 一般織物試験方法 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 3758 : 1991 Textiles−Care labelling code using symbols 

2. 記号 

2.1 

分類 記号は,次の6分類とする。 

(1) 洗い方(水洗い) 

(2) 塩素漂白の可否 

(3) アイロンの掛け方 

(4) ドライクリーニング 

(5) 絞り方 

(6) 干し方 

2.2 

番号,記号及び記号の意味 番号,記号及び記号の意味は,表1〜6のとおりとする。 

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L 0217-1995  

表1 洗い方(水洗い) 

番号 

記号 

記号の意味 

101 

液温は,95℃を限度とし洗濯ができる。 
 
 
 
 
 
 

102 

液温は,60℃を限度とし,洗濯機による洗濯ができる。 
 
 
 
 
 
 

103 

液温は,40℃を限度とし,洗濯機による洗濯ができる。 
 
 
 
 
 
 

104 

液温は,40℃を限度とし,洗濯機の弱水流又は弱い手洗い(1)がよい。 
 
 
 
 
 
 

105 

液温は,30℃を限度とし,洗濯機の弱水流又は弱い手洗い(1)がよい。 
 
 
 
 
 
 

106 

液温は,30℃を限度とし,弱い手洗い(1)がよい(洗濯機は,使用できない。)。 
 
 
 
 
 

107 

水洗いはできない。 
 
 
 
 
 

注(1) 弱い手洗いには,振り洗い,押し洗い及びつかみ洗いがある。 

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L 0217-1995  

表2 塩素漂白の可否 

番号 

記号 

記号の意味 

201 

塩素系漂白剤による漂白ができる。 

202 

塩素系漂白剤による漂白はできない。 

表3 アイロンの掛け方 

番号 

記号 

記号の意味 

301 

アイロンは210℃を限度とし,高い温度(180〜210℃まで)で掛けるのがよい。 

302 

アイロンは160℃を限度とし,中程度の温度(140〜160℃まで)で掛けるのが
よい。 

303 

アイロンは120℃を限度とし,低い温度(80〜120℃まで)で掛けるのがよい。 

304 

アイロン掛けはできない。 

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L 0217-1995  

表4 ドライクリーニング 

番号 

記号 

記号の意味 

401 

ドライクリーニングができる。溶剤は,パークロロエチレン又は石油系のも
のを使用する。 

402 

ドライクリーニングができる。溶剤は,石油系のものを使用る。 

403 

ドライクリーニングはできない。 

表5 絞り方 

番号 

記号 

記号の意味 

501 

手絞りの場合は弱く,遠心脱水の場合は,短時間で絞るのがよい。 

502 

絞ってはいけない。 

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L 0217-1995  

表6 干し方 

番号 

記号 

記号の意味 

601 

つり干しがよい。 

602 

日陰のつり干しがよい。 

603 

平干しがよい。 

604 

日陰の平干しがよい。 

3. 試験方法 表1〜4の記号を表示するときの試験方法は,付表1〜4のとおりとする。 

4. 表示方法 

4.1 

記号の組合せ順序及び記号の表示方法 記号の組合せ順序及び記号の表示方法は,次のとおりとす

る。 

(1) 記号の組合せ順序は,次の例のように2.1の分類の番号順に左から右に並べる。 

例1. 

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L 0217-1995  

例2. 

(2) 表1〜4の記号を表示するときは,3.によって試験を行い,表1〜4の記号の意味に適合する記号を表

示(2)(3)(4)しなければならない。 

注(2) 通常塩素漂白を行わない色物については,塩素漂白の可否に関する表示を省略することができ

る。 

(3) 加工又は組織によって通常アイロン掛けを行わないもののアイロンの掛け方に関する304以外

の表示は,省略することができる。 

(4) 洗い方の記号が101〜106のものは,ドライクリーニングに関する403以外の表示を省略するこ

とができる。 

(3) 表5及び表6の表示は,表示者の任意とする。 

4.2 

付記及び付記の仕方 記号に文字などを付記するときは,次のとおりとする。 

(1) 表1の洗い方において,中性洗剤を表す“中性”の文字を付記する場合は,記号の中の液温を示す数

字の下に付記する。 

例 

(2) 表3のアイロンの掛け方において,あて布を表す

の記号を付記する場合は,記号の下に付記

する。 

例 

(3) “ネット使用”などの簡単な取扱い上の文章を付記する場合は,記号の外の適当な箇所に付記する。 

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L 0217-1995  

例 

ネット使用 

4.3 

記号の記載 2.の記号及び付記用語は,繊維製品に直接記載するか,又は繊維製品に容易に取れない

方法で取り付けたラベルに,織り出し,印刷,その他の方法によって記載しなければならない。 

また,記号及び付記用語は,製品の使用可能な期間,取扱方法の情報が容易に判読できなければならな

い。 

さらに,ラベルの材質は,表示してある記号及び付記用語によって示された取扱方法に十分耐える材質

でなくてはならない。ただし,布及び小物類(ハンカチ,くつ下など)については,下げ札などの方法に

よって記号及び付記用語を記載してもよい。 

記載した記号(付記用語を含む。)やラベルは,消費者が見やすく,縫い目などに隠れず,かつ,しっか

りと容易に取れない方法で繊維製品に取り付けなければならない。 

なお,前記のとおりに記号(付記用語を含む。)が記載されている場合には,その記号と同じ記号を,包

装,下げ札などの方法で記載してもよい。 

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L 0217-1995  

付表1 記号別の試験方法−洗い方(水洗い) 

番号 

試験装置 

試験方法 

101 JIS L 1096の6.23.2[B法

(シリンダ形洗濯機を用
いる方法)]に規定するシ
リンダ形洗濯機又はこれ
と同等以上の性能がある
洗濯機。 

試験装置に試料を覆うのに十分な量の液温95℃の水を入れ,これに水1lに対して
0.5gの割合のせっけん(5)と,水1lに対して3gの割合のメタけい酸ナトリウムを添
加して溶解し,洗濯液とする。 
 この洗濯液に試料及び必要に応じて負荷布(6)を投入して,浴比を1対10にした後,
運転を開始する。 
 30分間処理した後,運転を止め,洗濯液を取り除き,液温60℃の新しい水(浴比
1対20)を注入し,5分間すすぎ洗いを行う。その後運転を止め,この水を取り除
き,再び液温60℃の新しい水(浴比1対20)を注入し,引き続き10分間すすぎ洗
いを行う。直ちに試料を取り出し,遠心脱水機で脱水し,直接日光の影響を受けな
い状態でつり干し又は平干しをする。 
その後,必要に応じて素材繊維の適正温度でドライアイロン仕上げを行う。 

102  

101の方法と同様とする。ただし,洗濯液の液温を約60℃,すすぎ洗いの温度を約
40℃とする。 

103 JIS C 9606に規定する遠

心式脱水装置付きの家庭
用電気洗濯機。ただし,汚
れ落ちの状態を感知しな
がら洗濯操作を行うもの
は,使用してはならない。 
なお,洗濯操作を行うとき
は,標準洗濯容量で行う。 

試験装置の水槽の標準水量を示す水位線まで液温40℃の水を入れ,これに標準使用
量となる割合で洗濯用合成洗剤(7)を添加して溶解し,洗濯液とする。 
 この洗濯液に浴比が,1対30になるように試料及び必要に応じて負荷布を投入し
て運転を開始する。 
 5分間処理した後,運転を止め,試料及び負荷布を脱水機で脱水し,次に洗濯液
を30℃以下の新しい水に替えて,同一の浴比で2分間すすぎ洗いを行う。2分間の
すすぎ洗いを行った後,運転を止め,試料と負荷布を脱水し,再び2分間すすぎ洗
いを行い,脱水し,直接日光の影響を受けない状態でつり干し又は平干しをする。
その後,必要に応じて素材繊維の適正温度でドライアイロン仕上げを行う。 
 なお,“中性”を付記する場合は,洗剤にJIS K 3371に規定する中性を用いる。 

104  

103の方法と同様とする。ただし,試験装置の水流を弱,浴比を1対60とする。 
 なお,“中性”を付記する場合は,洗剤にJIS K 3371に規定する中性を用いる。 

105  

104の方法と同様とする。ただし,洗濯液の液温を30℃とする。 
 なお,“中性”を付記する場合は,洗剤にJIS K 3371に規定する中性を用いる。 

106 適当な大きさのたらい。 

試験装置に試料を覆うのに十分な量の液温30℃の水を入れ,これに標準使用量とな
る割合で洗濯用合成洗剤(7)を添加して溶解し,洗濯液とする。 
 この洗濯液に試料を入れ,2分間試料を弱い手洗い(1),必要に応じ押し絞りをし
た後,再びこの方法によってすすぎ洗いを行い,脱水機で脱水する。 
 その後,必要に応じて素材繊維の適正温度でドライアイロン仕上げをする。 
 なお,“中性”を付記する場合は,洗剤にJIS K 3371に規定する中性を用いる。 

注(5) せっけんは,JIS K 3303に規定する無添剤(1種)のものを使用する。 

(6) 負荷布は,JIS L 0803に規定する3号(綿)の添付白布を使用する。 
(7) JIS K 3371に規定する第1種(弱アルカリ性)を使用する。 

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L 0217-1995  

付表2 記号別の試験方法−塩素漂白の可否 

番号 

試験装置 

試験方法 

201 JIS L 0856の4.(装置及び

材料)に規定する装置。 

JIS L 0856に規定する弱試験とする。 

付表3 記号別の試験方法−アイロンの掛け方 

番号 

試験装置 

試験方法 

301 JIS C 9203に規定する家

庭用自動温度調節器付ド
ライアイロン。 

試料全体が均一に湿るように水を噴霧し,これをJIS L 0803の綿添付白布を敷いた
アイロン台の上に載せる。次に,表面温度が約200℃の試験装置によって試料に適
切な圧力を掛けながら,試料のよこ糸方向に1秒間に約3cmの速度で1往復させる。 

302  

301の方法と同様とする。ただし,試験装置の表面温度を約150℃とする。 

303  

301の方法と同様とする。ただし,試験装置の表面温度を約110℃とし,水による噴
霧は行わない。 

付表4 記号別の試験方法−ドライクリーニング 

番号 

試験装置 

試験方法 

401 JIS L 0821に規定するも

の。 

JIS L 0860の5.(試験液の調製)によって試験液を調製し,JIS L 0860の6.(操作)
によって試験する。ただし,パークロロエチレン,非イオン界面活性剤,陰イオン
界面活性剤及び水の量は,それぞれ300ml,3g,3g及び0.3mlとし,浴比は必要に
応じて負荷布を投入して,1対10とする。 

402  

401の方法と同様とする。ただし,溶剤は,JIS K 2201に規定する5号(クリーニ
ングソルベント)を300ml用いる。 

10 

L 0217-1995  

繊維部会 ケアラベル専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

高 久   明 

東京工業大学 

酒 井 豊 子 

放送大学 

伊 藤 隆 一 

通商産業省産業政策局 

関   成 孝 

通商産業省生活産業局 

山 本 庸 幸 

通商産業省生活産業局 

岡 林 哲 夫 

工業技術院標準部 

高 橋 孝 一 

通商産業省通商産業検査所 

竹 内 謙 二 

社団法人繊維検査協議会 

土 谷 勝 利 

全日本婦人子供服工業組合連合会 

安 藝 雅 夫 

全日本紳士服工業組合連合会 

小野里 喜八郎 

日本布はく製品工業組合連合会 

田 畠   実 

日本ワイシャツ組合連合会 

木 村   理 

社団法人日本ボディファッション協会 

川 又 輝 長 

社団法人日本スポーツ用品工業協会 

金 森 房 子 

生活評論家 

吉 岡 初 子 

主婦連合会 

伊 藤 康 江 

消費科学連合会 

川 又 幸 子 

全国地域婦人団体連絡協議会 

善 名 孝 子 

国民生活センター 

関 沢 七 重 

日本消費者協会 

森     充 

ツカモト株式会社 

斉 藤 有 常 

日本百貨店協会 

鈴 木 はるみ 

株式会社西友 

山 本   宏 

日本繊維輸入組合 

(関係者) 

森   貞 光 

日本石鹸洗剤工業会 

中 原 茂 樹 

日本電機工業会 

笠 原 重 幸 

全国クリーニング環境衛生同業組合連合会 

(事務局) 

天 野 正 喜 

工業技術院標準部繊維化学規格課 

松 浦 高 司 

工業技術院標準部繊維化学規格課