L 0212-1:2010
(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 共通用語 ························································································································· 2
4 構造による繊維製床敷物 ···································································································· 2
4.1 パイルのある繊維製床敷物(パイルカーペット) ································································· 2
4.2 パイルのない繊維製床敷物······························································································ 12
4.3 マットに関する用語 ······································································································ 12
5 使用面に関する用語 ········································································································· 14
6 基部を構成する要素に関する用語 ······················································································· 18
7 繊維製床敷物の柄及び色に関する用語 ················································································· 20
8 繊維製床敷物の施工及び使用に関する用語 ··········································································· 21
9 繊維製床敷物の使用適性評価に関する用語 ··········································································· 22
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 29
L 0212-1:2010
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本カーペット工
業組合(JCMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS L 0212-1:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標
準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS L 0212の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS L 0212-1 第1部:繊維製床敷物
JIS L 0212-2 第2部:繊維製インテリア製品
JIS L 0212-3 第3部:寝具及びその他の繊維製品
日本産業規格 JIS
L 0212-1:2010
繊維製品用語(衣料を除く繊維製品)−
第1部:繊維製床敷物
Glossary of textile terms (except clothes)−Part 1: Textile floor coverings
序文
この規格は,2007年に第4版として発行されたISO 2424を基に,表形式に変更して作成した日本産業
規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,繊維製品(衣料を除く。)のうち,繊維製床敷物の用語及び定義について規定する。
注記1 一つの用語に二つ以上の用語を併記してある場合は,記載してある順に従って優先的に用い
るのがよい。
注記2 用語の読みが紛らわしいものは,用語の下に読みを表している。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2424:2007,Textile floor coverings−Vocabulary(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS L 1021-3:2007 繊維製床敷物試験方法−第3部:厚さの測定方法
注記 対応国際規格:ISO 1766:1999,Textile floor coverings−Determination of thickness of pile above
the substrate(MOD)
JIS L 1021-4:2007 繊維製床敷物試験方法−第4部:質量の測定方法
注記 対応国際規格:ISO 8543:1998,Textile floor covering−Methods for determination of mass(MOD)
2
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3
共通用語
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1000
繊維製床敷物,
カーペット
使用面が繊維素材で構成され,一般に床敷物とし
て使用されるもの。
textile floor covering,
carpet
1010
パイルのある繊維製床
敷物,
パイルカーペット
基部に糸又は繊維の層を打ち込んで形成された
繊維の使用面をもつ,織り又は織り以外の工程で
製造された床敷物。
注記1 パイルの定義は,4010参照。
注記2 床敷物とは,使用面及び基部の境界がは
っきりしているもの(異質のもの)又は
繊維が表面から裏面の一部を構成して
いるもの(同質のもの)を指す。
textile floor covering with
pile,
pile carpet
1020
パイルのない繊維製床
敷物
使用面がパイルを形成していない繊維で形成さ
れた床敷物。基部がある場合とない場合がある。
textile floor covering
without pile
1100
使用面
直接歩行作用を受ける繊維製床敷物の部位。
use-surface
1200
基部
(きぶ)
使用面と一体となる構造体で,1層又は複数層か
らなり,使用面の保持機能をもつ部位。
注記1 基部は寸法安定性の付与及び/又はク
ッションの機能をもつ。
注記2 パイルのない繊維製床敷物の中には,使
用面とは異なる基部を必要としないも
のもある。
注記3 織じゅうたん,編みカーペットでは地組
織,タフテッドカーペット,ニードルパ
ンチカーペット,ボンデッド・カーペッ
トでは,バッキング部という。用語の説
明文及び説明図で,織じゅうたん,編み
カーペットにあっては地組織,タフテッ
ドカーペットにあってはバッキング部
と表示し,その他共通事項にあっては基
部として表示する。
substrate
1300
地組織
(じそしき)
パイルを打ち込む織り基布又は織り組織の集合
体。
ground weave
4
構造による繊維製床敷物
4.1
パイルのある繊維製床敷物(パイルカーペット)[Textile floor covering with pile(pile carpet)]
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2000
織機で織られたパイル
のある繊維製床敷物
織機で織られ,パイルが地糸と絡み,保持されて
形成されるパイルカーペット。
woven textile floor covering
with pile,
woven pile carpet
2010
ワイヤ・ウィルトン・カ
ーペット
ワイヤ・ウィルトン・カーペット織機の全幅に対
して,よこ方向にワイヤを挿入して織られたパイ
ルカーペット。
注記1 図1及び図2に例を示す。
注記2 シングル・ウィルトン・カーペットとも
いう。
wire Wilton carpet
3
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 パイルワイヤ 2 カットパイル 3 地糸:しめ糸,緩み糸又は結び糸 4 地組織の中の沈みパイル
5 地糸:覆いたて糸又は張り糸 6 地糸:下よこ糸
図1−ワイヤ・ウィルトン・カーペット
(カットパイル)(たて方向断面図)
1 ループパイルワイヤ 2 ループパイル糸 3 地糸:しめ糸,緩み糸又は結び糸 4 地組織の中の沈みパイル
5 地糸:覆いたて糸又は張り糸 6 地糸:下よこ糸
図2−ワイヤ・ウィルトン・カーペット
(ループパイル)(たて方向断面図)
2011
無地織りワイヤ・ウィル
トン・カーペット
一般的には,たて糸の糸立ては単色で,パイル糸
の選択をせずに同色で織るパイルカーペット(無
地織り)。
注記 図3に例を示す。
plain wire Wilton carpet
1 パイルワイヤ 2 カットパイル 3 地糸:しめ糸,緩み糸又は結び糸 4 地糸:覆いたて糸又は張り糸
5 地糸:下よこ糸
図3−ワイヤ・ウィルトン・カーペット
(カットパイル)(たて方向断面図)
4
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
2012
柄織りワイヤ・ウィルト
ン・カーペット
ジャカード又はその他の柄出し装置をもつ織機
で織られ,あらかじめ準備されたたて糸から必要
とする色相のパイル糸を選択することによって
柄を表現したカーペット。選択されなかったパイ
ル糸は地組織の中で沈みパイルとなる。
注記 図4〜図6に例を示す。
patterned wire Wilton carpet
図4−パイルがスルーバックしておらず,地組織の中に沈みパイルのある1/2 V-織り
(二越織り)(たて方向断面図)
図5−パイルがスルーバックしており,地組織の中に沈みパイルのある1/2V-織り
(二越織り)(たて方向断面図)
図6−パイルがスルーバックしておらず,地組織の中に沈みパイルのある2/3V-織り
(三越織り)(たて方向断面図)
2020
フェイス・ツゥ・フェイ
ス織りパイルカーペ
ット
パイルによって連結された二つの地組織が向き
合った形で織機で織られるパイルカーペット。
二つの地組織の間のパイル糸をナイフで切断し
てボトムカーペット(BC)及びトップカーペッ
ト(TC)が生産される。
注記1 図7に例を示す。
注記2 フェイス・ツゥ・フェイスカーペットに
は三つの織り技法がある:シングル・レ
ピア,ダブル・レピア及びトリプル・レ
ピア。
注記3 ダブルフェイス・カーペットともいう。
face-to-face woven pile
carpet
5
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 よこ糸 2 地糸:張り糸又は覆いたて糸 3 地組織の中の沈みパイル 4 しめ糸,緩め糸又は結び糸
5 パイル
図7−フェイス・ツゥ・フェイス・カーペット
(たて方向断面図)
2021
シングル・レピア織り技
法
1回の織りサイクルごとによこ糸が1本だけ挿入
される技法。最初のサイクルではトップカーペッ
ト(TC)用のひぐち(杼口)に挿入され,次の
織りサイクルではボトムカーペット(BC)用の
ひぐちに挿入される。
注記1 シングル・レピア技法で織られたカーペ
ットは,それぞれのよこ糸においてパイ
ル列が作成される。図8に例を示す。
注記2 この織り技法は地組織の中に沈みパイ
ルのないカーペットを織る場合にも使
用できる。
single rapier weaving
technique
図8−パイルがスルーバックしており,地組織の中に沈みパイルのある1/1 V-織り
(一越織り)
2022
ダブル・レピア織り技法 1回の織りサイクルごとに2本のよこ糸を同時に
挿入する技法。1本のよこ糸はトップカーペット
(TC)のひぐち(杼口)に挿入され,もう1本
のよこ糸はボトムカーペット(BC)のひぐちに
挿入される。
注記 トリプル・レピア技法で織られたカーペッ
トは(織機が2回転するたびに上下同時に)
2本のよこ糸ごとにパイル列が形成され
る。図9及び図10に例を示す。
double rapier weaving
technique
6
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
図9−パイルがスルーバックしており,地組織の中に沈みパイルのある1/2 V-織り
(二越織り)(たて方向断面図)
図10−パイルがスルーバックしておらず,地組織の中に沈みパイルのない1/2 V-織り
(二越織り)(たて方向断面図)
2023
トリプル・レピア織り技
法
1回の織りサイクルごとに3本のよこ糸を同時に
挿入する技法。最初の織りサイクルでは2本のよ
こ糸はトップカーペット(TC)のひぐち(杼口)
に挿入され,もう1本のよこ糸はボトムカーペッ
ト(BC)のひぐちに挿入される。次の織りサイ
クルでは2本のよこ糸はボトムカーペット(BC)
に挿入され,もう1本のよこ糸はトップカーペッ
ト(TC)に挿入される。
注記 トリプル・レピア技法で織られたカーペッ
トは(織機が2回転するたびに上下同時に)
3本のよこ糸ごとにパイル列が形成され
る。図11に例を示す。
triple rapier weaving
technique
図11−パイルがスルーバックしており,地組織の中に沈みパイルのある2/3 V-織り
(三越織り)(たて方向断面図)
7
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
2030
アキスミンスター・カー
ペット
あらかじめ定められた順序に従って,色糸を連続
したタフトの列に織り込んで作成したカットパ
イルカーペット。
注記 このため,この種類のカーペットは沈みパ
イルを含まない。
Axminster carpet
2031
スプール・アキスミンス
ター・カーペット
織機で織られたパイルカーペット。各よこ糸列の
パイル糸は要求された柄に従ってそれぞれ単独
のスプールにま(捲)き付けられている。タフト
は基部へ挿入された時点でパイル糸から切断分
離される。
注記 図12に例を示す。
spool Axminster carpet
1 カットパイル 2 しめ糸 3 覆いたて糸 4 よこ糸
図12−スプール・アキスミンスター・カーペット
(たて方向断面図)
2032
グリッパー・アキスミン
スター・カーペット
ジャカード織機で作成したパイルカーペット。あ
らかじめ選択したクリールから引き出されたパ
イル糸は切断され,織り込まれる時点でパイル糸
としてグリッパーによって挿入する。
注記 図13及び図14に例を示す。図14に示し
たのはもう一つの方法で,カーダックスと
呼ばれている織り方である。
gripper Axminster carpet
1 カットパイル 2 短いしめ糸 3 長いしめ糸 4 覆いたて糸 5 よこ糸
図13−グリッパー・アキスミンスター・カーペット
(たて方向断面図)
8
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 タフト 2 短いしめ糸 3 長いしめ糸 4 覆いたて糸 5 よこ糸
図14−グリッパー・アキスミンスター・カーペット
(カーダックス)
2033
グリッパー・スプール・
アキスミンスター・カ
ーペット
スプール・アキスミンスター織りと同じく,それ
ぞれ単独のスプールにま(捲)き付けられたパイ
ル糸によって作成したパイルカーペット。グリッ
パー・アキスミンスターと同じく,切断されたパ
イル糸は織り込まれる時点でパイルとしてグリ
ッパーによって挿入する。
gripper-spool Axminster
carpet
2100
パイルのあるタフテッ
ド繊維製床敷物,
タフテッドパイルカー
ペット
既成の基布にパイルが挿入され,基布又は接着に
よって固着したパイルカーペット。
注記1 図15及び図16に例を示す。
注記2 糸は一次基布の下側に位置するフック
に把持され,ニードルが上昇して一次基
布を外れたときにループを形成する。ル
ーパー及びニードルの相対運動によっ
て形成されたループは,ルーパーごとに
接触して取り付けられたナイフによっ
て切断される。これによって毛先が開い
たタフトと呼ばれるカットパイルが形
成される。カットとループとの組み合わ
せもできる。
tufted textile floor covering
with pile,
tufted pile carpet
1 ループパイル 2 一次基布 3 コーティング
図15−タフテッドループパイルカーペット
(たて方向断面図)
9
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 カットパイル 2 一次基布 3 コーティング
図16−タフテッドカットパイルカーペット
(たて方向断面図)
2200
パイルのある編み繊維
製床敷物,
ニットパイルカーペッ
ト
たて編機で作成したパイルカーペット。
注記 図17に例を示す。
knitted textile floor covering
with pile,
knitted pile carpet
図17−たて編みパイルカーペット
(たて方向断面図)
2300
ヒュージョン・ボンデッ
ド・パイル繊維製床敷
物,
ボンデッド・パイルカー
ペット
糸,繊維のプリーツシート,その集合体をホット
メルト接着剤で固着するか又は全体的に補強体
を形成するPVCなどに直接固着して作成したパ
イルカーペット。
注記 図18及び図19に例を示す。
fusion-bonded textile floor
covering with pile,
bonded pile carpet
1 繊維又は糸のプリーツシート(ループパイル) 2 接着剤(塗布剤) 3 補強布はく(帛)
図18−ボンデッド・パイルカーペット
(ループパイル)(たて方向断面図)
10
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 糸のプリーツシート(カットパイル) 2 接着剤(塗布剤) 3 補強布はく(帛)
図19−ボンデッド・パイルカーペット
(カットパイル)(たて方向断面図)
2310
フェイス・ツゥ・フェイ
ス・ボンデッド・パイ
ルカーペット
フェイス・ツゥ・フェイス繊維製床敷物を製造す
る機械で作成したパイルカーペット。パイル構成
材は,一方のバッキング部からもう一方のバッキ
ング部へ交互に進み,接着によって固着される。
注記1 図20に例を示す。
注記2 二つの基布の間で形成されたパイル構
成材を切断することによって2枚のカッ
トパイルを作成する。
face-to-face bonded-pile
carpet
1 使用面(パイル) 2 パイル形成ブレード 3 バッキング部 4 糸 5 カッター
図20−フェイス・ツゥ・フェイス・ボンデッド・パイルカーペット
(たて方向断面図)
2311
柄のあるヒュージョン・
ボンデッドパイル繊
維製床敷物
アキスミンスター調のデザインを与えるため,ヒ
ュージョンボンディング工程に仕掛ける前に糸
を柄出し装置によって作成するカーペット。
fusion-bonded textile floor
covering with pile,
patterned
2400
パイルのあるフロック
繊維製床敷物,
フロックパイルカーペ
ット
短繊維を静電気又はその他の方法によって接着
剤を塗布したバッキング部に植毛することによ
って作成したカーペット。
注記1 図21に例を示す。
注記2 電着カーペットともいう。
flocked textile floor covering
with pile,
flocked pile carpet
11
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 パイル 2 接着剤(塗布剤) 3 補強布はく(帛)
図21−フロックパイルカーペット
2500
ニードリングによって
形成されたパイルの
ある繊維製床敷物
繊維素材をニードリング(3010参照),物理的工
程若しくは化学的工程,又は二つの工程を組み合
わせてボンディングして作成したパイルカーペ
ット。
注記1 図22に例を示す。
注記2 パイルはカットパイル又はループパイ
ルのいずれかである。
注記3 ニードルパンチカーペットともいう。
needled textile floor covering
with pile,
needled pile textile floor
covering
1 パイルを形成する繊維 2 基部と一体化した繊維 3 コーティング層
図22−ニードリングによって形成されたパイルのある繊維製床敷物の例
2510
立毛タイプのニードル
パイル床敷物
ニードリング作用を追加することによって立毛
使用面が得られるニードルパイル床敷物。
注記 立毛ニーパン(立毛パンチ)ともいう。
structured needled floor
covering
2520
一体構造で形成された
ニードルパイル床敷
物
製品全体が繊維素材及び/又はボンディング素
材によって一体構造で形成されたニードルパイ
ル床敷物。
homogeneous needled floor
covering with pile
2530
構造の異なるニードル
パイル床敷物
異なる別個の繊維層及び/又は含浸させた繊維
層で,ボンディングコンパウンドを床敷物の裏面
に塗布したニードルパイル床敷物。ボンディング
コンパウンドは使用面に達していない。このた
め,この部位はニードルパイル床敷物の下層にだ
け位置する。
heterogeneous needled floor
covering with pile
12
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
2600
結びパイルをもつ繊維
製床敷物,
結びパイルカーペット
パイルを形成する糸を基布のたて糸に回してパ
イルを作成したパイルカーペット。
注記 ペルシャ結び及びトルコ結びの例を,図23
及び図24に示す。
knotted textile floor covering
with pile,
knotted pile carpet
図23−ペルシャ結びの例
(よこ方向断面図)
図24−トルコ結びの例
(よこ方向断面図)
2610
手結びパイルカーペッ
ト
パイルを構成する糸を手で結ぶことによって作
成したパイルカーペット。
hand-knotted pile carpet
2620
機械結びパイルカーペ
ット
パイルを自動的に(機械的に)結ぶことによって
作成したパイルカーペット。
machine-knotted pile carpet
4.2
パイルのない繊維製床敷物(Textile floor covering without pile)
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2700
パイルのない繊維製床
敷物
基部あり又は基部なしでパイル繊維の使用面の
ない床敷物。
textile floor covering without
pile
2800
パイルのない織り繊維
製床敷物
織機で織られた,パイルのない繊維製床敷物。
注記 平織りともいう。
woven textile floor covering
without pile
2900
パイルのない編み繊維
製床敷物
編機で編まれた,パイルのない繊維製床敷物。
knitted textile floor covering
without pile
3000
パイルのないボンデッ
ド繊維製床敷物
使用面の繊維素材が物理的,機械的又は化学的工
程で,それらの二つ又はそれ以上の工程の組み合
わせによって,絡み合って形成されたパイルのな
い繊維製床敷物。
bonded textile floor covering
without pile
3010
ニードリングによって
形成されたパイルの
ない繊維製床敷物
1層又は複数層からなる打ち延べ綿シートを,か
えりのあるニードルで数多く打ち込んで絡み合
わせて作成した繊維製床敷物。
注記1 図25に例を示す。
注記2 このタイプの床敷物には,補強布はく
(帛)ありの場合となしの場合がある
(2520及び2530参照)。
needled textile floor covering
without pile,
flat needled floor covering
3100
パイルのない編み込ま
れた繊維製床敷物
機械で組みひもを縫い合わせて作成するパイル
のない繊維製床敷物。
注記 チューブマットともいう。
braided textile floor covering
without pile
4.3
マットに関する用語(Terms relating to the mat)
注記 3210〜3310は,ISO 11861:1999から引用。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3200
コイア・マット
7040を参照。
coir mats
13
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3210
コイア
水浸による生分解,又は機械的抽出によってココ
ナツ(ココヤシの果実)から得られる繊維。
coir
3220
ビット・マット
少量のよこ糸をしめ糸に交互に挿入することに
よって形成されたパイルをもつマット。
bit mat
3230
コリドア・マット
たて糸及びよこ糸とも,縫い合わせたり接着した
りせず,連続的につながっている長手のマット。
注記 コリドア・ランナー(corridor runner)とも
いう。
corridor mat
1 かえりのあるニードル 2 積層繊維シート 3 絡み合った繊維 4 一次基布
5 ニードリングによって一次基布を貫通した繊維
図25−一次基布にニードリングすることによって作成する繊維製床敷物の原理
3240
クリール・マット
2本又はそれ以上のしめ糸でつくられたマット。
1本は結束のための糸(よこ糸を束ねる縛りしめ
糸)で,他の糸はパイルとなるべき緩みを形成す
る。パイルは,緩いしめ糸を縛りしめ糸と緩いし
め糸の間に適宜挿入された溝付きロッドを引き
戻すことによって切断してつくられる。
creel mat
3250
繊維マット
2本のしめ糸でつくられたマット。1本はタフト
の押さえ糸で,他の糸は縛り糸となる。パイルは
押さえ糸であるしめ糸ごとにコイア繊維のタフ
トを挿入して形成されている。
fiber mat
3260
体育館用(屋内競技場
用)マット
よこ糸に沿った溝付きロッドに把持されたり,ま
(捲)き付けられた3本又はそれ以上の糸束を切
断して形成されたパイルのあるマット。
注記 特定の要求事項に適合する厚さのパイル
を形成することができる。
gymnasia mat
3270
ループ・マット
3本のしめ糸でつくられたマット。1本は結び糸
で,他の糸は緩み糸としてパイルのような形態を
しているか,又は製織中に緩みしめ糸でループを
形成したパイルを結束する。
loop mat
3280
メッシュ・マット
コイア糸を枠に固定した多数のくぎ(釘)の間に
十文字に交差させて置き,その交差した箇所をコ
イアで結んでつくったマット。
mesh mat
3290
ロッド・マット
2本又はそれ以上の束を切断し,よこ糸と交互に
配された溝付き鋼製ロッドにま(捲)き付けてパ
イルを形成しているマット。
rod mat
14
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3300
ロープ・マット(ラブ・
ノット・マット)
コイアロープを平滑な表面に固定した多数のく
ぎ(釘)を通じて誘導し,形をつくったマット。
rope mat(loverʼs knot mat)
3310
セネット・マット
3本又はそれ以上の糸束を編んだ[又はよ(撚)
り合わせた]コイア糸を枠の中で縫い上げてつく
ったマット。
sinnet(sennit)mat
5
使用面に関する用語(Terms relating to the use-surface)
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4010
パイル
糸又は繊維で構成された繊維製床敷物の一部分。
カットとループとがあり,基部から突き出して使
用面としての働きをもつ。
pile
4011
パイルの方向
カーペットが押しつぶされていない本来の状態
にあって,基部から突き出したパイル繊維の方
向。
注記 パイルの毛並みの向きともいう。
pile lay
4020
ループ
基部の中の最も低い位置の二つの交接点の間で
連続する形状をしたカーペットのパイルを形成
する糸又は繊維の長さ。
注記1 図26に例を示す。
注記2 二つ又はそれ以上のパイル糸が一つの
交接点に供給されたときは,一つのルー
プを形成したとする。
loop
1 ループパイル 2 一次基布 3 接着剤
図26−連続したループパイル
(たて方向断面図)
4030
タフト
カーペットのパイルを形成するJ-,U-,W-など
の形状をした糸の長さ又は結び目,脚又は複数の
脚等の形状をした糸の長さ。
注記1 図27にタフトの例を示す。また,図28
に結び目の例を示す。
注記2 フロックカーペット及びある種のボン
デッドカーペットについてはタフトを
形成しているとはしない。ジャカード織
りの場合はカーペットの中のある部分
から表面の1色を引き抜いたものをタフ
トの長さとする。
注記3 2本以上のパイル糸が一つの交接点に供
給されたとき,一つのタフトを形成する
もの。
tuft
15
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
図27−“U”タフト,“W”タフト及び“J”タフトの例
図28−結び目を形成したタフトの例
4040
ループパイル
切断していないループで形成されたカーペット
のパイル。
loop pile
4050
カットパイル
タフトの脚又は個々の繊維で構成されたカーペ
ットのパイル。
cut pile
4060
カット/ループパイル
カーペットの製造中に長さが異なるか又は同じ
長さのタフトとループとで形成されたカーペッ
トのパイル。
注記 図29に例を示す。
cut/loop pile
1 タフト 2 ループ 3 基部
図29−カット/ループパイル
(たて方向断面図)
4070
レベルパイル
すべてのループ又はタフト長さが実質的に同じ
パイル。
level pile
4080
マルチ・レベルパイル
幾つかのループ又はタフト長さが実質的にほか
よりも長く,彫刻されたような外観又は柄になっ
ているパイル。
multi-level pile
4090
カールドパイル
強ねん(撚)又はその他の方法によってパイル糸
にねじれが生じたカーペットのパイル。結果的に
フリーズカーペットスタイルとなる。
curled pile
4100
テクスチャー加工した
表層
タフティング,エンボス,多様なニードリング加
工などによって変化が生じた表層。
textured surface
4110
チップ・シェアドパイル 本来長さの異なるループからなり,カーペットを
製造後にシャーリング工程を通して長いパイル
ループの先端をカットしたカーペットのパイル。
注記 図30に例を示す。
tip-sheared pile
16
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1 (シャーリングした)タフト 2 ループ 3 基部
図30−チップ・シェアドパイル
(たて方向断面図)
4120
カーブドパイル
一般的には,パイルによって表層にある特定の図
柄を表現するため,カーペット製造後に選択シャ
ーリングによってパイルの高さを変化させて作
成するパイルのカーペット。
carved pile
4130
スカルプチャードパイ
ル
パイル長さの異なる部分の面積及び/又はある
部分のパイルを刈り取って柄を表現したカーペ
ットのパイル。
sculptured pile
4140
サキソニー
まっすぐな,ねん(撚)糸セットをしたパイル糸
を使用してタフト表面が平滑になっているカッ
トパイルカーペット。
saxony
4150
シャグ
通常のパイル高さよりもかなり高く,タフトの間
隔も広い構造をもつ,粗くタフトされたカットパ
イルカーペット。
shag
4160
ベロア・カーペット
比較的密度が高く,通常はかなり短いか又はほと
んどパイルのない均一なカットパイルカーぺッ
ト。これによって,使用面は繊維束が平行に配列
されたような外観をもつ。
velour carpet
4170
ベルベット・カーペット,
プラッシュ・カーペット,
ベルベット・プラッシ
ュ・カーペット
よ(撚)りの非常に少ないパイル糸を使用するこ
とで,繊維束が混じり合い,タフトパイルが見え
ないほど平滑で整然としたカットパイルカーペ
ット。
velvet carpet,
plush carpet,
velvet plush carpet
4180
タフト列
製造方向に直交したタフト。
tuft row
4181
よこ列数
製造方向の単位長さ当たりのタフト列数,又はル
ープ数。
注記1 ビートアップ(beat-up)又はショッテー
ジ(shottage)ともいう場合がある。
注記2 織じゅうたんではよこ列数のことを打
ち込み段数という。
row count
4182
ステッチ数
製造方向の単位長さ当たりの打ち込み数。
stitch rate
4190
ループのよこ列
製造方向に直交したループ。
loop row
4200
タフトのたて列
製造方向に平行したタフトの列。
tuft column
4201
たて列数
製造方向に直交する単位長さ当たりのタフトの
数又はループの数。
注記1 ピッチともいう。
注記2 織じゅうたんでは,たて列数のことをお
さは(筬羽)数という。
column count
17
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4202
ゲージ
製造方向に対して直交するタフトのたて列又は
ループのたて列の中心から中心を直線で測定し
た間隔。
gauge
4210
ループのたて列
製造方向に平行したループの列。
loop column
4220
ピッチ
(手織りカーペット)6.452 6 cm2(1平方インチ)
当たりの結び数。
pitch
4221
ピッチ
(ウィルトン)686 mm当たりの段数。
pitch
4222
ピッチ
(アキスミンスター)25.4 mm幅当たりの段数。 pitch
4300
トータルパイル
沈みパイルを含む基部の中から基部の上のタフ
ト若しくはループを形成したすべての糸又は繊
維。
total pile
4310
有効パイル
基部上のパイル部分。
注記 図31に例を示す。
effective pile
1 基部上のパイル長さ(有効パイル) 2 パイルルート 3 基部 4 沈み糸(沈みパイル)
図31−パイルルート
(たて方向断面図)
4420
パイルルート
5070参照。
pile root
4430
有効パイル厚さ
基準圧力下で測定した,基部上のパイルを刈り取
る前と刈り取った後との厚みの差。
測定方法は,JIS L 1021-3の4.又は5.による。
effective pile thickness,
thickness of the pile above
the substrate
4440
有効パイル長さ
基部から突き出したタフトの最下部から最先端
までの繊維の長さ,又は基部から突き出した2点
間のループの半分の長さ。
注記 パイル長さと称する場合がある。
length of effective pile
4450
単位面積当たりのパイ
ル糸の全質量
単位面積当たりのパイル糸の質量。基部上のタフ
トと基部中に存在しているパイル糸を含めるが,
パイル糸に付着しているバッキング成分は除く。
パイル糸だけを他の繊維から分離した後,ひょう
(秤)量して求める。
測定方法は,JIS L 1021-4の7.による。
total pile mass per unit area
4460
単位面積当たりの基部
上のパイル質量
基部上のパイル刈取り前と刈取り後とのカーペ
ットの質量差。
測定方法は,JIS L 1021-4の8.による。
mass of pile per unit area
above substrate
18
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4470
見掛けの表面パイル密
度
標準圧力下において測定した基部上のパイルの
体積と基部上のパイル質量との比。
測定方法は,JIS L 1021-4の9.による。
measured surface pile
density
4480
見掛けのパイル繊維の
体積比
単位面積当たりのパイル構成繊維の質量を構成
繊維の密度で除したもので,単位面積当たりを占
めているパイルを構成する繊維の量。
測定方法は,JIS L 1021-4の9.による。
measured pile fiber volume
ratio
4490
フレーム数
ワイヤ織りカーペット,フェイス・ツゥ・フェイ
スカーペット及びグリッパー・アキスミンスタ
ー・カーペットで,ジャカード装置が図柄によっ
て選択した同じ色糸又は異なった色糸の分離し
たフレームの数。
注記 単色のカーペットは一つのフレームで作
成する。
frameage,
number of frames,
chores
4500
パイルブラッシング
カットパイルのカーペットの外観を,この工程に
通すことによって,元の見掛けのボリュームより
も大きくすること。
注記 けわり(毛割り)ともいう。
pile brushing
4510
接着剤
要求された組織の構造を維持する目的で,繊維及
び糸の集合体に塗布される剤。
bonding agent
4520
打ち延べ綿シート
(うちのべわたしーと)
不織布繊維製床敷物の製造に用いるシート状の
繊維。
batt
4530
タフト(パイル)引き抜
き強さ
タフト(パイル)の固着強さ。カーペットからタ
フト又はパイル糸を引き抜くときに要する力。
tuft bind strength,
tuft lock strength
4540
ファイバーバインド
機械的又は化学的作用を受けたときの繊維製床
敷物の使用面の繊維の固定性。
注記 遊び毛又は毛羽立ち若しくはピリングの
発生に大きく関与する性能である。
fiber bind
6
基部を構成する要素に関する用語(Terms relating to the subtrate)
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
5010
たて糸
織り繊維製床敷物の長手方向に通された糸。
warp yarn
5020
よこ糸
織りタイプの繊維製床敷物のたて糸に直交して
耳から耳に通された糸。
weft yarn,
filling yarn
5030
覆いたて糸
(おおいたていと)
織りカーペットの基部を補強するたて糸。
stuffer yarn
5040
たて糸
織機の同じおさは(筬羽)の間に通された糸の集
合体。通常,しめ糸2本,覆いたて糸及びパイル
糸で構成されている。
broche
5050
しめ糸
ショット(下よこ糸)の上,下及び1本又はそれ
以上の上よこ糸に対して,通常交互に二対で織り
込むたて糸。覆いたて糸及びタフトとループのパ
イルを把持する。
chain warp
5060
織物の耳
織りタイプの繊維製床敷物の耳部で,たて糸とよ
こ糸を絡み合わせ,ほつれないようにした構造。
selvedge
5070
パイルルート
基部の一部を構成する沈みパイルを除いたタフ
ト及び/又はループの一部分。
pile root
19
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
5080
沈みパイル
(しずみパイル)
ジャカード織機で表面に立ち上がらない多層構
造のカーペットの中のパイル糸で,有効パイル及
びパイルルートを形成するすべての糸を除く。
注記1 基部の下側にあって,浮いた状態の糸
(浮き沈みパイル),又は基部と一体化
した糸(一体化した沈み糸)を沈みパイ
ルという。図31に例を示す。
注記2 日本では沈み糸が慣用句となっている。
dead pile
5090
デッド繊維
基部を構成するか又は一体化して,基部上のパイ
ル厚さは形成しないニードルパイル繊維製床敷
物を構成する繊維の一部。
dead fiber
5100
デッドフレームヤーン
地組織の厚みの変動を防止するため,一つ以上の
フレームにパイルを置き換えたとき,地組織に完
全に沈んだパイル糸。デッドフレームヤーンはす
べて地組織の中に収まるため,地組織に充てん
(填)効果,クッション効果を与える。この場合
は,覆いたて糸がその役割を果たす。
注記 地組織を構成するパイル沈み糸。
dead frame yarn
5110
ピック
個々のよこ糸。
pick
5120
ショット
(織りパイル床敷物の用語で)よこ糸挿入機構が
1駆動することによって形成されるよこ糸。
shot
5130
カーペットバッキング
材
パイルをもつ床敷物のパイル糸以外のすべての
材料。
carpet backing
5140
一次基布
使用面の固定材として作用する材料。他の基部構
成材の固定材としても使用される。
primary backing,
support fabric,
base fabric
5150
二次基布
一次基布の下側に張り合わせたり,接着して寸法
安定性を付与する層。
注記 二次基布には繊維,ゴム又はフォーム層な
どがあり,一次基布の下側の面に融着した
り,張り合わせたりする。
secondary backing
5160
ウーブンバッキング
カーペットの製造前又は製造途中で織りによっ
て作成するカーペットバッキング。
woven backing
5170
ニットバッキング
カーペットの製造前又は製造途中で編みによっ
て作成するカーペットバッキング。
knitted backing
5180
ノンウーブンバッキン
グ
織り又は編み以外の製造技術で作成するカーペ
ットバッキング。
non-woven backing
5190
ノンテキスタイルバッ
キング
繊維以外の材料で作成するカーペットバッキン
グ。通常,高分子樹脂又はゴムで構成される。
non-textile backing
5200
サイズドバッキング
タフトバインドと寸法安定性を向上させるため
に軽くのり付けするカーペットバッキング。
注記 サイジングともいう。
sized backing
5210
コーテッドバッキング
繊維製床敷物の裏面に高分子配合物の層を塗布
したバッキング。
注記 コーティングともいう。
coated backing
5220
アタッチドアンダーレ
イ,
コンバインドバッキン
グ,
クッションバッキング
寸法安定性,厚さ及びクッション性を付与するた
め,繊維製床敷物の裏面に取り付けられる,あら
かじめ形成されたアンダーレイ。
attached underlay,
combined backing,
cushion backing
20
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
5230
フォームバッキング
繊維製床敷物の裏面に塗布される機械的に又は
化学的に発泡した高分子配合物。
foam backing
5240
エンボスバッキング
繊維製床敷物の裏面に塗布された発泡又は非発
泡の高分子配合物で,その表面に浮き出し模様を
付与したもの。
embossed backing
5250
不透過性のバッキング
液体を透過しない樹脂タイプのバッキング。
impervious backing
5260
プレコーティング
繊維製床敷物の裏面にコーティング加工を行い,
一次基布又はパイルルートに十分浸透させるこ
と。使用面には出てこない。
pre-coating
5270
含浸
繊維製床敷物に,接着剤及び/又は仕上げ剤を浸
透させること。
impregnation
5280
バッキングのクリープ
時間の経過とともに,また,材料によって加えら
れる不断の力によって生じる変形(ずれ,ひず
み)。
creep of backing
5290
フォームバッキングの
ぜい(脆)化
フォームバッキングが実用上の応力によって容
易に破壊したり,砕けたりすること。
friability of foam backing
5300
フェルトバッキング
繊維製床敷物の裏面に張り合わされたニードリ
ングされた繊維層。
felt backing
5310
一体成形のバッキング
ゴム分含有量の高いラテックス又はホットメル
ト樹脂合成物のポリマー材料を使用して,カーペ
ットに強度,抜糸強度及び寸法安定性を1工程で
付与するバックコーティング。
unitary backing
7
繊維製床敷物の柄及び色に関する用語(Terms relating to the patterning and colouring of textile floor
covering)
注記 繊維製床敷物は,無地又は柄物である。
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
6010
無地
使用面が単一の色の繊維又は糸,及び均一な構造
及び表面形状で構成された繊維製床敷物。
plain
6020
“色調”効果
簡単には柄を識別できないが,異なった色の繊維
又は糸で構成された使用面をもつ繊維製床敷物。
tonal effect
6030
ヘザー
異なる色をもつ繊維を混繊した紡績パイル糸,又
は異なる色の連続したパイル糸をコーミングル
したフィラメント糸によって得られる,繊細なマ
ルチカラー効果。
注記1 エアータングル(エアージェットによっ
て異なる色相の糸を一定の間隔に固定
すること。)したり,異なる色相の繊維
を混繊して紡績したり,異染によってヘ
ザーが得られる。
注記2 異染タイプの繊維を使用して異染する
と,1回の染色でマルチカラーカーペッ
トが得られる。
heather
21
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
6040
バーバー
北アフリカの部族によって,現地の羊毛から手で
紡がれた糸を用いて手織りされた,生なりの羊毛
及び単純な部族の模様を帯びている,方形に製造
されたカーペット。
注記 近年では,この用語は一般的にホームスパ
ン調の外観をもつ機械織りカーペットに
ついて使用されている。
berber
6050
柄
二つ又はそれ以上の色で簡単に識別できる繊維
若しくは糸の部位,又は単一色で異なる構造で構
成され,あらかじめ設定された表面形状で構成さ
れた繊維製床敷物。
patterned
6060
フリーズ
仕上げたカーペットの使用面によじれ及びカー
ル効果を得るため,パイル糸に強いよ(撚)りを
かけたカーペット。
frieze
8
繊維製床敷物の施工及び使用に関する用語(Terms relating to the fitting and the use of textile floor
covering)
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
7010
ウォール・ツゥ・ウォー
ル
部屋の床全体を完全に覆う繊維製床敷物。
wall-to-wall
7020
広幅カーペット
伝統的には1.83 m(2ヤード)又はそれ以上の幅
で製造されたカーペット。
broadloom
7030
ランナー
床面の長手方向に,及び幅に対して部分的に使用
される繊維製床敷物。
runner
7040
ラグ,
マット
あらかじめ定められた形と限定された大きさで,
それ自体で形成されたもので,床又は他の床敷物
の上に部分的に敷いて使用される繊維製床敷物。
rug,
mat
7050
カーペットタイル,
モジュラーカーペット
モジュール方式で使用することを目的として,あ
らかじめ決められた形状と大きさで作成された
繊維製床敷物。
注記 タイルカーペットともいう。
carpet tile,
modular carpet
7060
シーミング
二つ又はそれ以上の繊維製床敷物を製造方向に
沿ってつなぎ合わせること。
seaming
7070
クロスジョイニング,
クロスシーミング
二つ又はそれ以上の繊維製床敷物を,その製造方
向の直交方向でつなぎ合わせること。
cross-joining,
cross-seaming
7080
エッジ仕上げ
繊維製床敷物の使用中に生じるほつれを防止す
るための処置。
edge-finishing
7090
アンダーレイ,
クッション
繊維製床敷物と床面との間に置かれる弾性のあ
る繊維及び/又は他の素材の層。
underlay,
cushion
7100
インターレイ
いろいろな目的によってカーぺット又はアンダ
ーレイの下に置かれる薄くて柔軟な層。
注記 中間材ともいう。
interlay
7110
ストレッチング施工
いろいろな方法で張力をかけて,繊維製床敷物を
引っ張って床面に施工すること。
installation by stretching
7120
全面接着施工
繊維製床敷物を接着剤で床面全面に固定するこ
と。
installation by full adhesion
22
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
7130
部分接着施工
繊維製床敷物を床面に対して接着剤で,例えば,
端部周り及び/又は一定の間隔で,部分的に固定
すること。
installation by perimeter
fixing
7140
置き敷き施工
繊維製床敷物を床面に対して固定せず施工する
こと。
loose installation,
free installation
7150
住居用途
家庭用途又は非業務用途で使用されるカーペッ
ト。
residential use,
domestic use
7160
業務用途
ホテル,ビジネスオフィス,ショッピングセンタ
ーなどで使用されるカーペット。
commercial use,
contract use
7170
段鼻
(だんばな)
階段の蹴込み(けこみ)及び踏み面(ふみづら)
の接合する角。
stair nosing
7180
段鼻保護材
段鼻部を覆った,カーペットを曲げる必要がな
く,カーペットの寿命を延ばす金属,ビニル,木
材その他の素材の曲がった取付金具及び装飾具。
protective stair nosing
7190
又
(また)
階段の蹴込み(けこみ)下部及び踏み面(ふみづ
ら)奥の接合点。
crotch
7200
二重接着施工
床面にアンダーレイを固着させた後にカーペッ
トを敷設する施工方法。
installation by double stick,
double glue
9
繊維製床敷物の使用適性評価に関する用語(Terms relating to the estimation of fitness for use of textile
floor covering)
番号,用語,定義及び対応英語(参考)は,次による。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
8000
耐久性
wear characteristics
8100
使用面の減少
loss of use-surface material
8110
摩耗
磨滅又は他の機械的作用によって繊維製床敷物
の使用表面材料が進行的に減少する程度が激し
い状態。
注記 摩耗の程度がきわめてわずかな状態(遊び
毛又は落ち毛)から,摩耗の程度が激しい
状態(バッキング材に達する状態)にいた
るまで,その中間の状態は使用時間又は使
用の頻度によって決まる。
wearing out
8120
遊び毛,
落ち毛
使用する初期の段階で繊維製床敷物の表面から
抜け出し,ブラッシング又は吸引によって除去さ
れ製造中に固着されなかった短繊維。
shedding,
fluffing
8130
タフティングアウト
繊維製床敷物の使用面から抜けたタフト。
注記 パイル抜け又は糸抜けともいう。
tufting out
8140
バッキング材にいたる
摩耗
繊維製床敷物の基部又はバッキング材がむき出
しになる状態。
wear to backing
8200
厚さ減少
使用中に糸が傾いたり及び/又は構成材が損失
したりして,繊維,張り合わせたアンダーレイ又
はフォームバッキングの回復性が減少し,繊維製
床敷物がへん(扁)平になること。
loss of thickness
8210
回復性
静的,動的荷重を受けた後,厚さが回復する繊維
製床敷物の性能。
resilience
23
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
8300
外観変化
目視で識別可能な変化の原因となる繊維製床敷
物の形態,厚さ,色及び/又は柄の変化。
注記1 以上の要因は,相互に関連しているた
め,必ずしも明確に区分できない場合が
ある。
注記2 これらの変化に対する繊維製床敷物の
耐久性を示す用語として,“外観保持
性”がよく使用される。
change in appearance
8310
表面形状の変化,
構造の変化
繊維製床敷物の使用面のループ,タフト及び/又
は繊維の形態が目視で識別できるほどに変化し
ていること。
textural change,
change in structure
8311
パイル立ちの損失
繊維製床敷物の使用面(カットパイル又はループ
パイル)のパイル糸が割れたり,開繊したり,よ
り戻りしたり及び/又は繊維のクリンプがなく
なったりすること。これによって,パイル立ちの
保持が損なわれる原因となる。
loss of tuft definition
8312
つぶれ,
へたり
動的又は静的荷重の作用によって,繊維製床敷物
の厚さが減少すること。
crushing,
flattening
8313
フィブリル化
個々の短繊維が繊維方向に細かく分離したり,枝
毛状に裂ける繊維の損傷。
fibrillation
8314
フェルト化,
マット化
パイル繊維が絡み合ったり,圧縮を受けることに
よって,繊維製床敷物の厚さが減少すること。
felting,
matting
8315
ヘアリネス,
フィラメント化
繊維製床敷物で,通常の使用面高さレベルよりも
繊維が突出している状態のこと。ブラッシング又
は吸引によって除去できないもの。
hairiness,
filamentation
8316
絡み合い
ヘアリネス/フィラメント化の程度がさらに強
まり,繊維が絡み合って使用面に小さなウェブを
形成すること。
cobwebbing
8317
ピリング
ヘアリネス/フィラメント化の程度がさらに強
まり,繊維が絡み合って使用面に小さな集合体を
形成すること。この集合体は繊維だけで他の材料
は含まない。
注記 毛玉ともいう。
pilling
8318
ひげ
繊維製床敷物の製造中に,何らかの原因で混入し
た,規格よりもかなり長いタフト脚が,使用中に
取れたり表面に出てくること。
sprouting
8319
パイルの向きによって
生じる外観変化
繊維製床敷物の繊維,タフト又はループの方向
が,本来の方向に対して部分的に異なる方向に向
くことによって生じる外観変化のこと。
注記 本来の色相が変化したのではなく,光の反
射の差異によるものである。一時的なシェ
ーディング,足跡又はパイルの逆向きによ
って生じることがある。
change in pile lay
8319-1
一時的なシェーディン
グ
通常の使用状態で,繊維製床敷物の本来のパイル
方向が部分的に,可逆的に変化すること。
注記 ある特定のカットパイル繊維製床敷物に
ついては,通常の性質であるとされてい
る。
temporary shading
24
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
8319-2
足跡
同じ箇所を繰り返し歩行することによって本来
のパイルの向きが逆になり,繊維製床敷物の外観
が部分的に狭い幅で,端から中央部に徐々に変化
すること。パイルの方向が,本来の向きに戻らな
い場合がある。
tracking
8319-3
パイルの逆向き,
パーマネントシェーデ
ィング,
ウォーターマーキング,
ペイリング
通常のパイル方向と逆向きのパイル方向の接点
で,その境界部が荒れたり,マット化して,繊維
製床敷物のパイルの向きが部分的に変化するこ
と。
注記 この現象は各国でそれぞれ異なった呼称
が使用されている。
pile reversal,
permanent shading,
water-making,
paling
8320
色の変化
change in colour
8321
チョーキング,
白化
(はっか)
繊維製床敷物を使用する過程で,退色又はパイル
の方向性とは関係なく発現する淡色化現象。
注記 この現象は,例えば,フィブリル化,繊維
に含浸若しくは塗布している配合物の分
解,又はバックコーティング材が移動する
ことによって生じる。
chalking,
whitening
8322
退色
繊維製床敷物の一部又は全体の色濃度が,進行的
かつ不可逆的に低下すること。淡色化又は色相の
変化は,染料又は顔料に対して光,ガスその他の
外的作用によって生じる。
fading
8323
光沢化
繊維製床敷物の使用面の反射率が進行的かつ不
可逆的に増加すること。
注記 この現象は,繊維断面が機械的作用によっ
て変形すること。
glossing
8324
色泣き
繊維製床敷物の染料が,液体の作用によって他の
場所に移動すること。
注記 泣き出しともいう。
colour bleeding
8325
クロッキング,
摩擦堅ろう度
(あらかじめ設定された方法による)湿潤又は乾
燥摩擦によって,繊維製床敷物から他の素材に染
着物質が移動すること。
crocking,
rubbing fastness
8326
汚染
(例えば,飲食物などの)着色剤が繊維製床敷物
に偶発的に移行して着色すること。この汚れは標
準的なクリーニングによって除去できる。
staining
8330
柄の鮮明さの変化
柄のある繊維製床敷物の外観が,機械的作用によ
って色彩的に変化すること。
change of pattern definition
8340
その他の要素
other factors
8341
はく離
繊維製床敷物の使用面及び/又は一次基布が,二
次基布から分離すること。
delamination
8342
ほつれ
繊維製床敷物の裁断した端部で,パイル又は基部
材料が損傷又は損失すること。
fraying
8343
伝線,
シューティング
繊維製床敷物の使用面から,同じたて方向に連続
するループが損失すること。
laddering,
shooting
8344
折れ目
繊維製床敷物を施工する前に発生する折れ,しわ
又はうね状のこと。
creasing
8345
しわ,
バックリング
繊維製床敷物を施工した後に発生する折れ,しわ
又はうね状のこと。
rucking,
buckling
8346
湾曲
繊維製床敷物の製造時に生じた,たて方向又はよ
こ方向の曲がり。
bowing
25
L 0212-1:2010
番号
用語
定義
対応英語(参考)
8347
斜行
(しゃこう)
繊維製床敷物のたて方向とよこ方向の状態。たて
方向とよこ方向とはまっすぐであっても,互いに
直角でない状態。
skewness
9000
その他の性能
other properties
9010
燃焼性
着火のしやすさ又は燃焼の持続しやすさ。
reaction to fire
9020
帯電性
繊維製床敷物の使用面を人が歩行したことによ
って,繊維製床敷物が帯電する性質。
electrostatic propensity
9030
熱伝導
C
等温下にある厚板又は何らかの材料において,そ
の表面の異なる2点で温度差が生じたとき,その
2点間を伝わる単位面積当たりの熱移動。
注記 熱伝導はW/(m2・K)で表す。
thermal conductance,
C
9040
熱伝導率
λ
均質で長さが一定な材料において,その表面に一
定の温度差が生じたとき,温度の異なる2点間の
単位面積を伝わった熱移動。
注記 熱伝導率はW/(m・K)で表す。
thermal conductivity,
λ
9050
吸音性
衝撃音,その伝ぱ(播)の減少及び周囲の音の吸
収に関する繊維製床敷物の性能。
acoustic absorption
9060
空中伝ぱ(播)音の吸音
性,
ASA
会話,オーディオ装置などによって空中を伝ぱ
(播)する音を吸収低減する繊維製床敷物の性
能。
airborne sound absorption,
ASA
9070
衝撃音の遮音性
カーペット又はカーペットと床全体を介した衝
撃伝ぱ(播)音を(カーペットを敷かない状態と
比較して)吸収低減させる繊維製床敷物の性能。
acoustical insulation from
impact noise
9080
汚れ
汚れ物質が使用面にたい(堆)積する過程。外観
が変化する原因となる。
注記 乾汚れともいう。
soiling
9090
しみ汚れ抵抗性
しみ汚れ物質の吸着速度を減少させる繊維製床
敷物の使用面の性能。
stain resistance
9100
クリーナビリティ
適切な工程を用いることによって,繊維,色及び
基部に損傷を与えることなく,固体粒子汚れ又は
液体汚れを除去する繊維製床敷物の性能。
cleanability
9110
寸法安定性
機械的作用,環境湿度及び/又は温度の変化,水
への浸せき及び乾燥にさらされたときに,その寸
法を保持する繊維製床敷物の性能。
dimensional stability
9120
平滑でないパイルのひ
ず(歪)み
カーペットを加湿,加熱などの特殊条件下で処理
した後に生じるパイルの垂直方向のひずみ。
distortion out-of-plane
9130
染色堅ろう度
種々の要因が作用した後,その色を維持する繊維
製床敷物の性能。
注記 要因の例としては光,水,クリーニング剤
などがある。
colour fastness
9140
歩行快適性
歩行によって生じた運動エネルギーを減衰させ
る繊維製床敷物の性能を官能的に認識すること。
walking comfort
9150
摩擦抵抗性
他の表面材によって受ける様々な摩擦に対する
カーペットの使用面の抵抗性(摩擦強さ)。
abrasion resistance
9160
抗菌性
細菌/微生物の成長及び増殖を抑制したり,遅ら
せる繊維製床敷物の性能(場合によっては特殊な
化学処理を施す)。
antimicrobial properties
参考表 対応国際規格の番号とJISの番号との対比
対応国際規格
の番号
JISの番号
対応国際規格
の番号
JISの番号
対応国際規格
の番号
JISの番号
対応国際規格
の番号
JISの番号
対応国際規格
の番号
JISの番号
3.1
3.1.1
3.1.2
3.2
3.3
3.4
1000
1010
1020
1100
1200
1300
4.1.7
4.1.7.1
4.1.7.2
4.2
4.2.1
4.2.2
4.2.3
4.2.3.1
4.2.4
4.3
4.3.1
4.3.2
4.3.3
4.3.4
4.3.5
4.3.6
4.3.7
4.3.8
4.3.9
4.3.10
4.3.11
2600
2610
2620
2700
2800
2900
3000
3010
3100
3200
3210
3220
3230
3240
3250
3260
3270
3280
3290
3300
3310
5.7
5.8
5.9
5.10
5.11
5.12
5.13
5.14
5.15
5.16
5.17
5.18
5.18.1
5.18.2
5.19
5.20
5.20.1
5.20.2
5.21
5.22
5.22.1
5.22.2
5.23
5.24
5.25
5.26
5.27
5.28
4070
4080
4090
4100
4110
4120
4130
4140
4150
4160
4170
4180
4181
4182
4190
4200
4201
4202
4210
4220
4221
4222
4300
4310
4420
4430
4440
4450
5.29
5.30
5.31
5.32
5.33
5.34
5.35
5.36
5.37
4460
4470
4480
4490
4500
4510
4520
4530
4540
6.20
6.21
6.22
6.23
6.24
6.25
6.26
6.27
6.28
6.29
6.30
6.31
5200
5210
5220
5230
5240
5250
5260
5270
5280
5290
5300
5310
4.1.1
4.1.1.1
4.1.1.1.1
4.1.1.1.2
4.1.1.2
4.1.1.2.1
4.1.1.2.2
4.1.1.2.3
4.1.1.3
4.1.1.3.1
4.1.1.3.2
4.1.1.3.3
4.1.2
4.1.3
4.1.4
4.1.4.1
4.1.4.2
4.1.5
4.1.6
4.1.6.1
4.1.6.2
4.1.6.3
2000
2010
2011
2012
2020
2021
2022
2023
2030
2031
2032
2033
2100
2200
2300
2310
2311
2400
2500
2510
2520
2530
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
6.7
6.8
6.9
6.10
6.11
6.12
6.13
6.14
6.15
6.16
6.17
6.18
6.19
5010
5020
5030
5040
5050
5060
5070
5080
5090
5100
5110
5120
5130
5140
5150
5160
5170
5180
5190
7.1
7.2
7.2.1
7.2.2
7.3
7.4
6010
6020
6030
6040
6050
6060
8.1
8.2
8.3
8.4
8.5
8.6
8.7
8.8
8.9
8.10
7010
7020
7030
7040
7050
7060
7070
7080
7090
7100
5.1
5.1.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
4010
4011
4020
4030
4040
4050
4060
2
L
0
2
1
2
-1
:
2
0
1
0
参考表 対応国際規格の番号とJISの番号との対比(続き)
対応国際規格
の番号
JISの番号
対応国際規格
の番号
JISの番号
対応国際規格
の番号
JISの番号
8.11
8.12
8.13
8.14
8.15
8.16
8.17
8.18
8.19
8.20
7110
7120
7130
7140
7150
7160
7170
7180
7190
7200
9.1.3.1.9
9.1.3.1.9.1
9.1.3.1.9.2
9.1.3.1.9.3
9.1.3.2
9.1.3.2.1
9.1.3.2.2
9.1.3.2.3
9.1.3.2.4
9.1.3.2.5
8319
8319-1
8319-2
8319-3
8320
8321
8322
8323
8324
8325
9.2.6
9.2.7
9.2.8
9.2.9
9.2.10
9.2.11
9.2.12
9.2.13
9.2.14
9080
9090
9100
9110
9120
9130
9140
9150
9160
9.1
9.1.1
9.1.1.1
9.1.1.2
9.1.1.3
9.1.1.4
9.1.2
9.1.2.1
9.1.3
9.1.3.1
9.1.3.1.1
9.1.3.1.2
9.1.3.1.3
9.1.3.1.4
9.1.3.1.5
9.1.3.1.6
9.1.3.1.7
9.1.3.1.8
8000
8100
8110
8120
8130
8140
8200
8210
8300
8310
8311
8312
8313
8314
8315
8316
8317
8318
9.1.3.2.6
9.1.3.2.7
9.1.4
9.1.4.1
9.1.4.2
9.1.4.3
9.1.4.4
9.1.4.5
9.1.4.6
9.1.4.7
9.2
9.2.1
9.2.2
9.2.3
9.2.4
9.2.5
9.2.5.1
9.2.5.2
8326
8330
8340
8341
8342
8343
8344
8345
8346
8347
9000
9010
9020
9030
9040
9050
9060
9070
2
L
0
2
1
2
-1
:
2
0
1
0
28
L 0212-1:2010
参考文献 ISO 11861:1999,Textile floor coverings−Coir mats−Types and specification
記号表
λ [9040]
C [9030]
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS L 0212-1:2010 繊維製品用語(衣料を除く繊維製品)−第1部:繊維製床敷物
ISO 2424:2007 Textile floor coverings−Vocabulary
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1適用範
囲
繊維製品(衣料を除
く。)のうち,繊維
製床敷物の用語及
び定義について規
定。
1
JISと同じ
一致
ただし,JISは注記で優先順位
及び読みの説明を追加。
実質的な技術的差異はないが,国際
規格の見直しの際に,提案を検討す
る。
2引用規
格
−
2
−
−
−
−
3共通用
語〜
9繊維製
床敷物の
使用適性
評価に関
する用語
共通用語を規定
3〜9
JISとほぼ同じ
変更
番号をJISは4けたの番号に変
更。
なお,定義の欄に参考情報とし
て注記を追加している。
本体末尾の参考表を参照。
実質的な技術的変更はないが国際
規格の見直しの際に,JISの様式を
提案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 2424:2007,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致……………… 技術的差異がない。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
L
0
2
1
2
-1
:
2
0
1
0