K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,エンプラ技術連合
会(JEPTEC)/日本プラスチック工業連盟(JPIF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して
日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本工業規格である。
これによって,JIS K 7313-2:2000は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/FDIS 15103-2:2007,Plastics−Poly
(phenylene ether) (PPE) moulding and extrusion materials−Part 2: Preparation of test specimens and determination
of propertiesを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS K 7313の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7313-1 第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JIS K 7313-2 第2部:試験片の作り方及び性質の求め方
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 試験片の作製 ·················································································································· 3
3.1 一般 ···························································································································· 3
3.2 成形前の材料の取扱い ···································································································· 3
3.3 射出成形 ······················································································································ 3
4. 試験片の状態調節 ············································································································ 5
4.1 一般 ···························································································································· 5
4.2 成形直後の絶乾状態 ······································································································· 5
5. 性質の求め方 ·················································································································· 5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
K 7313-2:2007
(ISO/FDIS 15103-2:2007)
プラスチック−ポリフェニレンエーテル(PPE)
成形用及び押出用材料−
第2部:試験片の作り方及び性質の求め方
Plastics−Poly (phenylene ether) (PPE)
moulding and extrusion materials−
Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties
序文 この規格は,2007年に第2版として発行されたISO/FDIS 15103-2,Plastics−Poly (phenylene ether)
(PPE) moulding and extrusion materials−Part 2: Preparation of test specimens and determination of propertiesを翻
訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
1. 適用範囲 この規格は,成形用及び押出用ポリフェニレンエーテル材料の試験片の作製方法及び性質
の求め方について規定する。
この規格は,試験材料の取扱い並びに成形前の試験材料及び試験前の試験片の状態調節についての要求
事項を規定する。また,この規格は,試験片を作製する手順及び条件並びに成形した試験片を用いて,ポ
リフェニレンエーテル材料の性質を求める手順を規定する。成形用及び押出用ポリフェニレンエーテル材
料を特徴を知るための,適切,かつ,必要な性質及びその求め方について規定する。
性質は,JIS K 7140-1:2000に規定する一般的な試験方法から選定する。これ以外にもこれらの成形用及
び押出用材料について広範囲に用いる試験方法又は特殊で重要な試験方法もJIS K 7313-1に規定する呼び
方の分類の性質にあるように,この規格に含まれている。
再現性があり,かつ,他と比較できる試験結果を得るためには,この規格に規定する試験片の作製方法,
状態調節方法,試験片寸法及び試験手順を用いる必要がある。寸法の異なる試験片及び異なる手順によっ
て得られた試験結果は,必ずしも一致するとは限らない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している)とする。
ISO/FDIS 15103-2:2007,Plastics−Poly (phenylene ether) (PPE) moulding and extrusion materials−
Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2134 湿潤状態での固体電気絶縁材料の比較トラッキング指数及び保証トラッキング指数を決
定する試験方法
備考 IEC 60112:1979,Method for determining comparative and the proof tracking indices of solid
2
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
insulation materials under moist conditionsが,この規格と一致している。
JIS C 60695-11-10:2006 耐火性試験−電気・電子−第11-10部:試験炎−50 W試験炎による水平及
び垂直燃焼試験方法
備考 IEC 60695-11-10:1999,Fire hazard testing−Part 11-10: Test flames−50 W horizontal and vertical
flame test methodsが,この規格と一致している。
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
備考 ISO 291:1997,Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testingからの引用事項は,こ
の規格の該当事項と同等である。
JIS K 7111-1 プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第1部:非計装化衝撃試験
備考 ISO 179-1:2000,Plastics−Determination of Charpy impact properties−Part 1: Non-instrumented
impact testからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 7112 プラスチック−非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
備考 ISO 1183:1987,Plastics−Methods for determining the density and relative density of non-cellular
plasticsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 7139 プラスチック−多目的試験片
備考 ISO 3167:1993,Plastics−Multipurpose test specimensが,この規格と一致している。
JIS K 7140-1 プラスチック−比較可能なシングルポイントデータの取得と提示−第1部:成形材料
備考 ISO 10350-1:1998,Plastics−Acquisition and presentation of comparable single-point data−Part 1:
Moulding materialsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 7152-1 プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片−第1部:通則並びに多
目的試験片及び短冊形試験片の成形
備考 ISO 294-1:1996,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials−Part 1:
General principles,and moulding of multipurpose and bar test specimensが,この規格と一致して
いる。
JIS K 7161 プラスチック−引張特性の試験方法 第1部:通則
備考 ISO 527-1:1993,Plastics−Determination of tensile properties−Part 1: General Principlesが,この
規格と一致している。
JIS K 7162 プラスチック−引張特性の試験方法 第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチック
の試験条件
備考 ISO 527-2:1993,Plastics−Determination of tensile properties−Part 2: Test conditions for moulding
and extrusion plasticsが,この規格と一致している。
JIS K 7171 プラスチック−曲げ特性の試験方法
備考 ISO 178:1993,Plastics−Determination of flexural propertiesが,この規格と一致している。
JIS K 7191-1 プラスチック−荷重たわみ温度の試験方法−第1部:通則
備考 ISO 75-1:1993,Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 1: General
test methodが,この規格と一致している。
JIS K 7191-2 プラスチック−荷重たわみ温度の試験方法−第2部:プラスチック及びエボナイト
備考 ISO 75-2:1993,Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 2: Plastics
and eboniteが,この規格と一致している。
JIS K 7209 プラスチック−吸水率の求め方
3
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 ISO 62:1999,Plastics−Determination of water absorptionが,この規格と一致している。
JIS K 7210 プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボ
リュームフローレイト(MVR)の試験方法
備考 ISO 1133:1997,Plastics−Determination of the melt mass-flow rate (MFR) and the melt volume-flow
rate (MVR) of thermoplasticsが,この規格と一致している。
JIS K 7250-1 プラスチック−灰分の求め方−第1部:通則
備考 ISO 3451-1:1997,Plastics−Determination of ash−Part 1: General methodsが,この規格と一致
している。
JIS K 7251 プラスチック−水分含有率の求め方
備考 ISO 15512:1999,Plastics−Determination of water contentが,この規格と一致している。
JIS K 7313-1 プラスチック−ポリフェニレンエーテル(PPE)成形用及び押出用材料−第1部:呼び
方のシステム及び仕様表記の基礎
備考 ISO 15103-1:2000,Plastics−Poly(phenylene ether) (PPE) moulding and extrusion materials−Part
1: Designation system and basis for specificationsが,この規格と一致している。
ISO 180,Plastics−Determination of Izod impact strength
ISO 11357-3,Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 3: Determination of temperature and
enthalpy of melting and crystallization
ISO 11359-2,Plastics−Thermomechanical analysis (TMA)−Part 2: Determination of coefficient of linear
thermal expansion and glass transition temperature
IEC 60093,Methods of test for volume resistivity and surface resistivity of solid electrical insulating materials
IEC 60243-1,Electrical strength of insulating materials−Test methods−Part 1: Tests at power frequencies
IEC 60250,Recommended methods for the determination of the permittivity and dielectric dissipation factor of
electrical insulating materials at power,audio and radio frequencies including metre wavelengths
IEC 60296,Specification for unused mineral insulating oils for transformers and switchgear
3. 試験片の作製
3.1
一般 試験片は,常に同一の手順(射出成形)及び同一の成形加工条件で作製する。
3.2
成形前の材料の取扱い 成形前の材料水分は,質量分率0.05 %を超えてはならない。
質量分率がこの制限を超える場合は,その材料は乾燥しなければならない。
3.3
射出成形 試験片は,JIS K 7152-1に従って,表1に規定する条件で作製する。
4
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 1 試験片の射出成形条件
材料
荷重たわみ温度のコード名
(JIS K 7313-1参照)
充てん材含有量
質量分率(%)
メルトボリュームレイト
溶融温度
℃
金型温度
℃
測定条件
cm3/10 min
PPE
A210
0
−
−
340
120
PPE+PS
A080
0
−
−
220
50
A090
0
250 ℃,10 kg
>30
220
60
≦30
240
≦50
−
−
260
A100
A110
0
250 ℃,10 kg
>20
240
70
≦20
260
≦50
300 ℃, 5 kg
>20
260
≦20
280
A120
A130
0
250 ℃,10 kg
> 5
280
80
≦ 5
290
≦50
300 ℃, 5 kg
>10
280
≦10
290
A140
A150
0
250 ℃,10 kg
> 3
300
100
≦ 3
310
≦50
300 ℃, 5 kg
> 4
290
≦ 4
300
A160
≦50
−
−
310
120
A170
≦50
−
−
320
120
A180
A190
A200
≦50
−
−
340
120
A210
0
340
120
PPE+PA
−
≦50
280 ℃, 5 kg
>30
280
100
≦30
300
PPE+PP
−
≦50
250 ℃,10 kg
> 5
250
60
≦ 5
270
PPE+PPS
−
≦70
300 ℃,10 kg
>30
300
100
≦30
320
PPE+
その他の
ポリマー
B180
≦30
−
−
280
80
>30で≦50
300
100
B190
0
−
−
90
≦50
300
100
B200
0
−
−
310
120
≦50
320
120
B210
≦50
−
−
320
120
PPE+PS+
その他の
ポリマー
A200
≦50
−
−
320
120
その他の射出成形条件は,次による。
PPE,PPE+PS及びPPE+PS+その他のポリマーの成形条件:
平均射出成形速度 : 200 mm/s±100 mm/s
保圧 : 70 MPa±30 MPa
保圧時間 : 20 s±5 s
全サイクル時間 : 50 s以内
PPE+PA,PPE+PP,PPE+PPS及びPPE+その他のポリマーの成形条件:
平均射出成形速度 : 200 mm/s±100 mm/s
保圧 : 50 MPa±30 MPa
保圧時間 : 20 s±5 s
全サイクル時間 : 50 s以内
5
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4. 試験片の状態調節
4.1
一般 ポリアミド変性以外のすべての材料の試験片は,JIS K 7100に従って,温度23±2 ℃,相対
湿度(50±10)%の条件下で,少なくとも24時間状態調節をしなければならない。ポリアミド変性の材料
は,絶乾状態又は吸湿状態の試験片で測定を行う。
試験片の状態(絶乾状態又は吸湿状態)は,試験報告書に記載する。
4.2
成形直後の絶乾状態 試験片は,乾燥ペレットで成形する(3.2及び3.3参照)。成形後,直ちに防湿
容器中で23±2 ℃の条件で保管する。48時間以上保持した試験片は,絶乾状態とみなす。
吸湿率を低水準に保つため,絶乾状態の試験片を防湿容器から取り出し,15分以内に試験する。試験前
に試験片を熱処理してはならない。
5. 性質の求め方 性質の求め方及びデータの提示は,JIS K 7140-1による。すべての試験は,表2及び
表3に特に規定がなければ,温度23±2 ℃,相対湿度(50±10)%の標準状態で行う。
表2に,JIS K 7140-1に規定する性質の中から,成形用及び押出用ポリフェレンエーテル材料に適切な
性質を記載している。これらの性質は,他の熱可塑性プラスチックのデータと比較するのに有用である。
表 2 一般的性質及びその試験条件(JIS K 7140-1から抜粋)
性質
単位
規格
試験片のタイプ
及び寸法
(mm)
試験条件及び補足説明
機械的性質
メルトマス
フローレイト(MFR)
g/10 min
JIS K 7210
成形材料
250 ℃/10 kg:PPE+PS,PPE+PP
280 ℃/5 kg :PPE+PA
300 ℃/10 kg:PPE+PPS
300 ℃/5 kg :充てん材含有PPE+PS
メルトボリューム
フローレイト(MVR)
cm3/10 min
力学的性質
引張弾性率
MPa
JIS K 7161
及び
JIS K 7162
JIS K 7139
試験速度1 mm/min
引張降伏応力
MPa
試験速度50 mm/min
引張降伏ひずみ
%
引張破壊呼びひずみ
%
50 %ひずみ時引張応力
MPa
引張破壊応力
MPa
試験速度5 mm/min。ただし試験速度50
mm/minにおいて破壊時のひずみが10 %
未満のときだけ適用する。
引張破壊ひずみ
曲げ弾性率
MPa
JIS K 7171
80×10×4
試験速度2 mm/min
曲げ強さ
MPa
6
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 2 一般的性質及びその試験条件(JIS K 7140-1から抜粋)(続き)
性質
単位
規格
試験片のタイプ
及び寸法
(mm)
試験条件及び補足説明
シャルピー衝撃強さ
(ノッチなし)
kJ/m2
JIS K 7111-1
80×10×4
方法1 eU(エッジワイズ衝撃)
シャルピー衝撃強さ
(ノッチ付き)
kJ/m2
80×10×4
Vノッチ
r=0.25
方法1 eA(エッジワイズ衝撃)
熱的性質
溶融温度
℃
ISO 11357-3
成形材料
降昇温速度は,10 ℃/min及び20 ℃/min
から選択できる。ただし,いずれを使用
したかを記録する。
荷重たわみ温度
℃
JIS K 7191-1
JIS K 7191-2
80×10×4
0.45 MPa及び1.8 MPa
線膨張係数
℃−1
ISO 11359-2
JIS K 7139
流れ方向に平行。
23〜55 ℃の温度範囲での割線の傾き(セ
カンド値)を記録する。
燃焼性
mm/min
JIS
C 60695-11-10
125×13×3
A法:試験片の水平燃焼速度
s
125×13×3
B法:垂直試験片の,
a) 火炎燃焼時間
b) 赤熱燃焼時間
電気的性質
比誘導率
−
IEC 60250
≧80×≧80×1
周波数:100 Hz及び1 MHz。
電極のエッジの影響を補正する。
誘電正接
−
体積抵抗率
Ω・m
IEC 60093
≧80×≧80×1
電圧500 V
表面抵抗率
Ω
電気的性質
耐電圧
kV/mm
IEC 60243-1
≧80×≧80×1
25 mm/75 mmの同軸。
シリンダ状の電極を用いる。
IEC 60296の変圧器油に浸せきする。
短時間試験法(迅速昇圧法)を用いる。
≧80×≧80×3
耐トラッキング性
−
JIS C 2134
≧15×≧15×4
溶液Aを使用する。
その他の性質
吸水率
%
JIS K 7209
50×50×3又は
φ50×3
23 ℃水中に24時間浸せきする。
密度
kg/m3
JIS K 7112
多目的試験片の
中央部を使用。
−
表3には,表2に記載していない性質で,成形用及び押出用ポリフェニレンエーテル材料を特徴付ける
のに重要な性質又は一般に広く用いられている性質を示す。これらの性質を用いて異なる材料と比較でき
るのは,同じ系統の熱可塑性プラスチックに限る。
7
K 7313-2:2007 (ISO/FDIS 15103-2:2007)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 3 追加の性質及び試験条件
性質
単位
規格
試験片のタイプ
及び寸法
(mm)
試験条件及び補足説明
機械的性質
アイゾット衝撃強さ (1)
kJ/m2
ISO 180
80×10×4
Vノッチ
r=0.25
1U及び1A法
その他の性質
灰分
%
JIS K 7250-1
成形材料
充てん又は強化グレードだけに適用。
水分率
%
JIS K 7251
成形材料
燃焼性 (2)
mm/min
JIS C 60695-11-10
125×13×d
d<13
A法
s
B法
注(1) この方法は,暫定的なものである。
(2) 厚さ1.5 mmでのこの性質は,JIS K 7313-1の分類(データブロック3)に用いる。