K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
ISO(国際標準化機構)は,国家規格団体(ISO会員団体)の世界的連合体である。国際規格作成業務
は正規にはISO専門委員会によって実施される。専門委員会の設立されている主題に関係を持つ各会員団
体は当該委員会に代表を送る権利を有する。
またISOと連係している政府系及び非政府系国際機関もこの業務に参加できる。ISOは国際電気標準会
議 (IEC) と電気技術標準化のすべての問題について密接に協力している。
専門委員会によって採択された国際規格案はISO理事会によって国家規格として受理される前に,承認
のため会員団体に回付される。それらはISOの手続きに従って承認されるが,少なくとも75%の会員団体
の投票による承認を必要とする。
国際規格ISO 472はISO/TC61プラスチック専門委員会により作成された。
この第2版は,第1版 (ISO 472 : 1979) 及びその追加,ISO 194 : 1981及びその追加,ISO 6354 : 1982
及びISO 6355 : 1988を廃止のうえこれらの内容を包括統合したものである。
利用者は,すべての国際規格が折々改定を受けており,かつ別に記載のないかぎり,ここに引用したそ
の他の国際規格のいずれもその最新版を意味することに留意することが望ましい。
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目次
ページ
1. 目的及び適用範囲 ············································································································ 1
2. 用語及び定義 ·················································································································· 2
3. 参考文献 ······················································································································ 82
附属書 いくつかの特別の部門において定義した用語の分類 ························································ 84
A.1 接着 ··························································································································· 84
A.2 織物用ガラ ·················································································································· 84
A.3 減衰専門用語 ··············································································································· 85
A.3.1 用語 ························································································································ 85
A.3.2 記号 ······················································································································· 86
[参考]日本語による索引(五十音順) ·················································································· 88
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
K 6900-1994
(ISO 472 : 1988)
プラスチック−用語
Plastics−Vocabulary
日本工業規格としてのまえがき
この規格は,1988年第2版として発行されたISO 472 (Plastics−Vocabulary) を翻訳し,技術的内容及び規
格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で下線(点線)を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。
1. 目的及び適用範囲 この国際規格はプラスチック産業において使用されている用語を英語及びフラン
ス語で定義する。その用語は英語のアルファベット順に列挙する。
一つの用語が一つ又はそれ以上の同義語を有する場合には,その同義の用語は好ましい用語のあとに続
ける。避けた方がよい同義の用語は“(避けた方がよい)”と表示する。ある定義(又は注)の後の“…も
参照”の表現は,その用語に関連する情報を含む他の定義又は注(同義語ではない)に注意を向けるため
に使用する。
すべての用語はフランス語−英語,英語−ロシア語及びロシア語−英語の索引の中に正規の語順でアル
ファベット順に列挙する(1)が,いくつかの用語は逆の語順でも列挙する。いくつかの定義及び又は注では
本文中に,重要な注釈的用語(同義語ではない)が入っている。これらの注釈的用語も索引の中に列挙し,
“対比…”の表現に続いて定義された好ましい用語が読者に分かるようにしてある。同義語も索引中に列
挙し,“…参照”の表示の後にその好ましい用語を引用した。
注(1) 本規格では日本語による五十音順の索引とした。
備考
1 若干の重合体及び共重合体に対する記号は,例えばポリカーボネート [PC] のように,角括弧の中に示
す。オレフィン類を含む用語に対しては,IUPAC(国際純正応用化学連合)により承認されている用語を,
プラスチック産業において一般に使用されている名称に続いて,例えばポリエチレン[ポリエテン][PE],
のように角括弧内に示す。
2 重合体の原料基礎名称に対するIUPACの規則は,“poly(ポリ)”に二語以上が続く場合には,囲み符
号 ( ) を用いて特定する。この国際規格においてはそのIUPACの実施要領に従っている。しかし,一般
に使用される場合には,括弧はしばしば省略される。
3 この国際規格におけるいくつかの用語は,その用語が特殊な分野に特別に限定されていることを示すた
めに挿入句的情報を追加してある。
4 英語の本文において,動詞として定義した用語は“(動詞)”によって表示する。
5 定義の次の括弧の中の数字は参考文献を示す。
2
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2. 用語及び定義
番号
用語
定義
(参考)(英語)
1
absolute compliance |C| (Pa−1) 絶対コンプライアンス
|C| (Pa−1)
対比.絶対弾性率。
2
absolute modulus |M| (Pa)
[absolute compliance |C|
(Pa−1)]
絶対弾性率|M| (Pa)
[絶対コンプライアンス
|C| (Pa−1)]
|M|=
0
0
2"
2'
ε
σ
=
+M
M
|C|=
0
0
2"
2'
σ
ε
=
+C
C
ここに
σ0は最大応力であり;
ε0は最大ひずみである。
注−測定は引張り,せん断,体積圧縮又は縦圧
縮による。
例:複素せん断弾性率の絶対値
|G*|=G*=
2"
2'
G
G+
(Pa)
弾性率,複素コンプライアンス,複素弾性率及
びコンプライアンスも参照。
3
accelerator ; promoter
促進剤
化学系(反応体にその他の添加剤を加えたもの)
の反応速度を増大するために少量使用する物質。
活性化剤,触媒も参照。
4
accuracy of the mean
平均の確度
真の数値と極めて多数回の実験手続きを実施し
て得られる平均の結果との間の一致の近似性
[30]。
注−結果に影響を及ぼす測定の誤差の系統的な
部分が少なければ少ないほど,その手続きは一層
正確である。
5
acetal plastic
アセタールプラスチック
鎖中の繰返し構造単位がアセタール形のもので
ある重合体,又はアセタール及び他の形の繰返し
構造単位が鎖中に存在し,そのアセタール成分(複
数)が質量で最大量存在している共重合体を主成
分とするプラスチック。
ポリオキシメチレンプラスチックも参照。
6
acetone resin
アセトン樹脂
アセトンと他の化合物,例えばホルムアルデヒ
ド又はフェノールとの重縮合によって製造された
樹脂。
7
acrylic plastic
アクリルプラスチック
アクリル酸又はアクリル酸構造誘導体で製造さ
れた重合体,又は他の単量体とのそれらの共重合
体で,そのアクリル単量体(複数)が質量で最大
量存在しているものを主成分とするプラスチッ
ク。
8
acrylonitrile/butadiene/styrene
[ABS] plastic
アクリロニトリル/ブタ
ジエン/スチレン [ABS]
プラスチック
アクリロニトリル,ブタジエン及びスチレンで
製造されたターポリマー及び又はそれらの重合体
と共重合体の混合物を主成分とするプラスチッ
ク。
9
acrylonitrile/methyl methacrylate
[A/MMA] plastic
アクリロニトリル/メタ
クリル酸メチル [A/MMA]
プラスチック
アクリロニトリルとメタクリル酸メチルの共重
合体を主成分とするプラスチック。
10
activator
活性化剤
促進剤の効果を増大するために少量使用する物
質。
11
addition polymer
付加重合体
付加重合によって製造された重合体。
3
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
12
addition polymerization ;
polyaddition
付加重合;重付加
繰返し付加過程による重合[41]。
重付加も参照。
注−繰返し付加過程は水又はその他の簡単な分
子の脱離を伴うことなく行われる。
13
additive
添加剤;添加物
一つ又はそれ以上の性質を改良又は改質するた
めに重合体に添加するいずれかの物質。
注−狭義では,用語の添加剤は少量添加する成
分のみを含む。このような場合,比較的多量に添
加する成分に対しては用語の変性剤を使用する。
14
adhere (intransitive verb)
接着する(自動詞)
付着の状態にあること。
結合する(動詞)も参照。
15
adherence
付着;接着
二つの表面が界面に働く力でつなぎ合わされて
いる状態。
注−付着は接着剤を使用し,又は使用しないで
も達成できる。
接着及び凝集も参照。
16
adherend
被着材
接着剤によって他の物体に固定され,又は固定
されようとしている物体。
17
adhesion
接着
二つの表面が接着剤の助けをかりて,化学的又
は物理的力又は双方によってつなぎ合わされてい
る状態。
接着及び凝集も参照。
18
adhesion failure ; adhesive failure
接着破壊
割れ目が接着剤と被着材の界面にあることが目
に見える接着剤結合の破壊。
凝集破壊も参照。
19
adhesive
接着剤
接着によって材料をつなぎ合わせることのでき
る物質。
注−用語グルーは元来は硬質ゼラチンから調製
した接着剤に使用されていた。この用語が広範囲
にわたり使用され合成樹脂から調製した接着剤に
対しても用語接着剤と同義語となった。現在では
用語接着剤が望ましい一般用語である。
20
adhesive line ; glue line
(deprecated)
接着層;グルーライン(避
けた方がよい)
結合される2個の部材間の又は結合された製品
における接着剤で満たした間げき。
ボンドライン及び接合(接着剤結合における)
も参照。
21
afterflame
残炎
特定の試験条件のもとで,点火源を取除いた後
にも材料が火炎を持続する状態。
22
afterflame time
残炎時間
特定の試験条件のもとで,点火源を取除いた後
にも材料が火炎をあげ続ける時間。
23
afterglow
残光
火炎の終了後又は点火源を取除いた後にも材料
が赤熱を持続する状態。
24
ageing
老化
時間の経過の中で材料に生ずるすべての不可逆
的な化学的及び物理的作用の全体。
変質も参照。
25
air-assist vacuum thermoforming
エア−アシスト真空熱成
形
真空で吸引する前に加熱したシートの部分的な
予備成形を空気圧で行う真空熱成形工程。
4
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
26
air-slip vacuum thermoforming
エア−スリップ真空熱成
形
雄型を箱の中に納め,その上昇する型に移動の
終了まで加熱シートに接触しないようにエアクッ
ションを与え,その終了時点でエアクッションを
破ってシートを型に吸引するために真空にする真
空熱成形工程。
27
allyl plastic
アリルプラスチック
アリル樹脂を主成分とするプラスチック。
28
allyl resin
アリル樹脂
アリル基を含む化合物の重合によって製造され
る樹脂。
29
alpha loss peak
アルファ損失ピーク
溶融領域以下で,(振動数一定で)温度を下げる
か又は(温度一定で)振動数を増加する際の減衰
曲線の最初のピーク。
30
alternating copolymer
交互共重合体
2種類の単量体単位が交互に配列されている分
子構造の共重合体。
31
alternating copolymerization
交互共重合
交互共重合体を形成する重合。
32
alternating stress
交互応力
同一の数値で符号が反対の振動応力。
振動応力も参照。
33
amino resin
アミノ樹脂
尿素又はメラミンのようなアミノ基含有化合物
のホルムアルデヒドのようなアルデヒド又はアル
デヒドを与える材料との重縮合によって製造され
る樹脂。
34
aminoplastic
アミノプラスチック
アミノ樹脂を主成分とするプラスチック。
35
anaerobic adhesive
嫌気性接着剤
硬化が酸素の存在で阻止され,かつ金属イオン
によって触媒作用を及ぼされるが,酸素の不在下
で自発的に硬化する接着剤。
36
angle- head
アングル−ヘッド
押出機バレルの軸に対して,ある角度で固定さ
れている押出機ヘッド。
クロスヘッドも参照。
37
angular velocity ω (rad・s−1)
角速度ω (rad・s−1)
ω=2πf
ここにfは振動数である。
38
aniline-formaldehyde resin
アニリン−ホルムアルデ
ヒド樹脂
アニリンのホルムアルデヒドとの重縮合によっ
て製造されるアミノ樹脂。
39
antiblocking agent
ブロッキング防止剤
製造,貯蔵又は使用の間にくっつき合うのを防
止するためにフィルムに配合し又は塗布する物
質。
40
antioxidant
酸化防止剤
酸化によって発生する変質を遅らせるために使
用する物質。
41
antistatic agent
帯電防止剤
材料に電荷の蓄積するのを防止するために材料
に少量添加し,又はその表面に塗布する物質。
42
apparent density
見掛け密度
材料の中に正常に存在する通気性及び不通気性
の空げきの双方を含む材料の試料の体積によって
その質量を除した値。
43
area burning rate
面積燃焼速度
特定の試験条件のもとで,燃焼した材料の表面
積を時間で除した値。
5
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
44
artificial weathering
人工暴露
長期連続屋外暴露後に観察される材料の変化に
近似のものを作る試みとして,直接水噴霧を行い
又は行わずに温度,相対湿度及び照射エネルギー
の変化を含む周期的実験室条件での暴露。
注−通常実験室暴露条件は促進効果を得るため
実際の屋外暴露で出会うより強化されている。こ
の用語は例えばオゾン,塩水噴霧,工業用ガスな
どの特別な条件に対する暴露は含まない。
45
assembling
組立て
機械装置,接着剤,ヒートシール,溶接又はそ
の他の手段によって部品類を固定することを含む
二次加工操作。
二次加工及び機械加工も参照。
46
assembly (for adhesives)
たい積(接着剤に対する)
結合するために一緒に置かれ,又は一緒に結合
されている接着剤を含む材料又は部品の一群。
47
assembly time
たい積時間
被着材に接着剤を塗布し終わってからセッティ
ング時間の開始までの時間間隔。
注−たい積時間は開放たい積時間と閉鎖たい積
時間の合計である。
48
A−stage ; stage A
A−ステージ
ある種の熱硬化性樹脂の調製において,その材
料がなおある種の液体に可溶性であり,かつ可融
性である初期の段階。
B−ステージ,C−ステージ及びレゾールも参
照。
49
atactic block
アタクチックブロック
可能な配置基本単位を同数保有し,これを無秩
序に配列した規則性ブロック[42]。
50
atactic polymer
アタクチックポリマー
可能な配置基本単位を同数保有し,これを無秩
序に配列した分子からなる規則性重合体[42]。
51
attenuation constant α (m−1)
減衰定数α (m−1)
λ
πd
n
a
×
=1
ここに λは波長であり;
dは損失係数であり;
n=1 縦波又はねじり波に対し;
n=2 曲げ波に対し。
注−減衰定数は減衰振動の空間的な減少を決定
する:
A=A0exp (−ax)
ここに Aは振幅であり;
A0は初期の振幅であり;
xは空間配位である。
52
autothermal extrusion ; adiabatic
extrusion
白熱押出し;断熱押出し
唯一の熱源が押出機内のプラスチックの塊の粘
性抵抗による駆動エネルギーの変換である押出し
方法。
53
back draft ; back taper ;
counterdraft ; reverse taper
逆こう配
成形品の取出しを妨げる傾向のある金型の壁の
わずかなこう配。
抜きこう配も参照。
54
backing plate ; support plate
受け板
金型の中で,キャビティブロック,ガイドピン
などを支える板。
55
baffle
じゃま板
金型の中で,水蒸気又は水の経路の中に取り付
けてその流れをそらせかつ必要な道筋に向けるた
めのプラグ又はその他の装置。
6
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
56
bag moulding
バグ成形
硬質の金型の上をおおい又は中に置いた材料の
強化を例えばゴム袋のような柔軟な膜によって均
一な圧力をかけて遂行する強化プラスチックの成
形工程。
注−その材料に向かって袋を押しつけるために
用いる手段によって,オートクレーブ成形,加圧
バグ成形,真空バグ成形とも呼ばれる。
57
bar mould
棒型
個々に取出しが可能なように彫込みを別々の棒
に何列にも配列した多数個彫込み金型。
58
barrel ; cylinder
バレル;シリンダ
押出機のスクリュー,射出成形機のスクリュー
又はプランジャを取り囲むハウジングを形成する
鋼管。
59
bead polymerization ; pearl
polymerization
ビーズ重合,パール重合
単量体を水又は他の適当な不活性の希釈剤中に
比較的大きな滴として分散し,ビーズ様の製品に
する重合方法。
懸濁重合も参照。
60
beamed yarn
ビームドヤーン
大型円筒形運搬用糸巻き枠(ビーム)に平行に
巻き上げられている多数かつ確定数の織物用ガラ
ス糸。
61
benzylcellulose
ベンジルセルロース
セルロースのベンジルエーテル
62
beta loss peak
ベータ損失ピーク
溶融領域以下で,(振動数一定で)温度を下げる
か又は(温度一定で)振動数を増加する際の減衰
曲線の第二のピーク。
63
binder (in adhesive compounds)
結合剤(接着剤配合物にお
ける)
接着に対し主として責任を負う接着剤組成中の
成分。
64
binder (in textiles) ; binding agent
結合剤(織物における);
結合剤
ステープルファイバ及びストランドを,例えば
チョップドストランドマット,連続ストランドマ
ット及びサーフェシングマットにおける所望の配
置に保持するために適用する材料。
65
bipolymer
二元重合体
2種類の単量体から誘導される重合体[41]。
66
blast finishing
ブラスト仕上げ
鋼球,くるみの殻又はプラスチックペレットの
ような媒体を,ばりを砕き又は表面をつや消しに
するのに十分な力で衝突させて,成形品のばりを
取り去り及び又はその表面をつや消しにする工
程。
67
blister
膨れ
その下に空げきを伴ったさまざまな輪郭と寸法
をもった表面の膨らみ。
膨れ傷も参照。
68
block
ブロック
多数の構成単位からなり,隣接部分には存在し
ない構成上又は立体配置上の特徴を少なくとも一
つもつ,重合体分子の一部分[42]。
ブロック重合体に対する注も参照。
注−重合体に関連した諸定義はブロックに対し
ても適用できる。
69
block copolymer
ブロック共重合体
2種類以上の単量体から誘導されるブロック重
合体[41]。
ブロック重合体に対する注を参照。
70
block copolymerization
ブロック共重合
ブロック共重合体を形成する重合[41]。
7
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
71
block polymer
ブロック重合体
直線状に連結されたブロックから成り立つ分子
の重合体[41]。
注−ブロックは直接連結されるか又はブロック
の一部ではない構成単位を通じて連結されてい
る。その重合体分子,
Ak−Bl−Am−Bnにおいて
Ak,Bl,Am及びBnはブロックであり,個々の
ブロックは規則性ブロックである。このブロック
重合体分子においてA及びBが,例えば:
及び
であるとする。これらのブロックからなるその
分子のブロック重合体はAとBとが異なる単量体
の種類から生じているのでブロック共重合体であ
る。一方,AとBが,
例えば:
及び
であれば,これらのブロックはステレオブロッ
クであり,かつこれらのブロックからなる分子の
ブロック重合体はAとBとが同一種類の単量体か
ら生じているのでブロック共重合体ではない。
ブロック共重合体も参照。
72
block polymerization
ブロック重合
ブロック重合体が形成される重合[41]。
73
block press
ブロックプレス
薄いシートからより厚いシートを調製するため
のプレス。
74
blocked curing agent
閉そく(塞)硬化剤;ブロ
ック硬化剤
一時的に不活性化されているが,物理的又は化
学的な手段によって所望に応じて再び活性化でき
る硬化剤。
75
blocking
ブロッキング
材料間の意図しない付着。
76
bloom
ブルーム
プラスチックの表面に見えるしみ出し又は風
解。
注−ブルームは滑剤,可塑剤などによって引き
起こされる。
77
blow moulding
ブロー成形
圧縮ガスでパリソンを金型の中いっぱいにふく
らませて中空の物体を成形する方法。
78
blowing agent
発泡剤
中空又は発泡品の製造において膨張させるため
に使用する物質。
注−発泡剤は圧縮ガス,揮発性液体,又はガス
を形成するために分解又は反応する化学薬品でも
よい。
8
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
79
blow-up ratio
ブロー−アップ比
1 ブロー成形においては,パリソンの直径の,
それが膨らまされるキャビティの最大直径に対す
る比。
2 フィルムのチューブ状押出ブローイングに
おいては,押出ダイの直径の,膨らまされたチュ
ーブの直径に対する比。
80
bole (of a calender)
ボウル(カレンダの)
カレンダの本質的部分を形成する一組のロール
の中の一本。
81
bond (in adhesion) (noun)
結合(接着における)
(名詞)
接着剤と被着材の間の界面における接合。
82
bond (in adhesion) (verb)
結合する(接着における)
(動詞)
接着剤を用いて材料の表面を接合すること。
注−結合操作はいくつかの段階を含んでいる。
接着剤の塗布,開放たい積時間,閉鎖たい積時間,
及び硬化,又はセッティング時間。
接着するも参照。
83
bond line
ボンドライン
接着剤と被着材の間の界面。
84
bond strength (in adhesion)
結合強さ(接着における)
接着剤と被着材の界面又はその近くで発生する
破損を伴う,結合たい積(物)を破壊するために
必要な力。
85
boss
ボス
成形品の面に設けた機能本位の突起部分。
86
braid
組物;組ひも
すべての糸が織物の長さの方向に対し0゚又は
90゚以外の角度に位置するようなやり方で織物用
ガラス糸をからみ合わせて製造する平面状又は管
状織物構造。
87
branched polymer
枝分かれ重合体
複数の枝分かれ接合点の間及びそれぞれの鎖の
末端と枝分かれ接合点との間が直鎖状である枝分
かれ構造を有する分子から構成される重合体。
注−枝分かれはマー(単量体単位)から構成さ
れる。
88
breaker plate
ブレーカープレート
押出機において,スクリーンパックを支える穴
あき板。
89
breaking stress
破壊応力
試験片の破壊の瞬間における応力。
90
breathing
ガス抜き
硬化の工程の初期の段階において,ごく短時間
金型又はプレスを開く操作。
注−ガス抜きは成形材料からガス又は蒸気を逃
がし,かつ肉厚成形品の膨れの傾向を減らす。
91
bristle
剛毛
モノフィラメントから切断した比較的太く,短
い断片。
92
brittleness temperature
ぜい化温度
ISO 974[16]に従って試験を行った試験片にぜい
性破壊の起こる確率が50%ある温度。
93
B−stage
B−ステージ
ある種の熱硬化性樹脂の反応において,材料が
ある種の液体に接触する場合には膨潤しかつ加熱
する場合には軟化するが,しかし完全には溶解又
は溶融しない中間段階。
A−ステージ,C−ステージ,レジトールも参照。
94
bulk compression ; volume
compression ; isotropic
compression χ (dimensionless)
体積圧縮;容積圧縮;等方
性圧縮 χ(無次元)
静水圧によって生ずる容積の相対的な減少。
V
V
∆
−
=
χ
95
bulk density
かさ密度
粉末,ペレット,か粒などの見掛け密度。
9
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
96
bulk factor
かさばり係数
一定の質量の成形材料の容積の,それで成形し
た形状の容積に対する比。
注−かさばり係数はまた成形された形状におけ
る材料の密度の,その未成形の形状における材料
の見掛け密度に対する比に等しい。
97
bulk modulus K (Pa)
体積単性率K (Pa)
静水圧 (P) を体積圧縮 (χ) で除した値。
χ
P
K=
98
bulk polymerization ; mass
polymerization
バルク重合;塊状重合
溶剤又は分散媒を伴わない単量体(気体,液体,
又は固体)の均一相における重合。
99
burn (noun)
焼け(名詞)
黒くなるまで進みうる色の変化に帰着する局部
的な熱分解の跡。
注−そのような欠陥は成形部品の表面のゆがみ
又は破壊を生ずることがある。
100
burn (intransitive verb)
焼ける(自動詞)
燃焼を受けること。
101
burned area
焼け面積
収縮によってのみ損傷を受けた面積を除き,特
定の試験条件のもとで燃焼又は熱分解によって破
壊された材料の面積。
102
burning behaviour ; fire behaviour
燃焼挙動;火炎挙動
材料,製品及び又は構造物が焼け及び又は火炎
にさらされる際に生ずる物理的及び又は化学的変
化のすべて。
103
butt joint
突合せ接合
被着材の主面に対して垂直な二つの面を結合し
て作る接合。
重ね接合及びスカーフ接合も参照。
104
butylene [butene] plastic
ブチレン[ブテン]プラス
チック
ブチレン[ブテン]の重合,又はブチレン[ブ
テン]とそのほかの単量体との共重合によって製
造した重合体を主成分とするプラスチックで,そ
のブチレン[ブテン]単位がその共重合体におけ
る質量で最大量を占めているもの。
105
cabled yarn
ケーブルヤーン
1回又はそれ以上の回数の巻き付け操作で2本
又はそれ以上のもろより糸(又は交互にもろより
糸と単糸)をより合わせた糸[18]。
106
calender
カレンダ
それぞれ隣り合った一対が逆方向に回転する一
連のロール(ボウル)を有する機械。この機械は
その厚さが最終の一対の加熱ロール間の間げきの
調整によって決定されるフィルム,シーティング,
被覆基体,又は積層品の製造に使用される。
ボウル(カレンダの)も参照。
107
calendering
カレンダ加工
熱可塑性プラスチックをカレンダに通してフィ
ルム,シーティング,被覆基体又は積層品を製造
する工程。
108
capacitance of capacitor
コンデンサの静電容量
コンデンサの導板(複数)のうちの1枚の電荷
をそれらの導板の間の電位差で除した値で,その
他の導体の影響は無視してもよい[36]。IUPAP記
号:C。
109
carboxymethyl cellulose [CMC]
カルボキシメチルセルロ
ース [CMC]
セルロースのグリコール酸エーテル。
110
casein [CS]
カゼイン [CS]
脱脂乳からレンネット(凝乳酵素を含む)又は
希酸の作用で沈殿させたたん白質材料。
10
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
111
casting
注型
液状又は粘性材料を金型の中又は整備した表面
に注入又は別の方法で導入し,外圧を加えずに固
化する工程。
112
casting resin
注型用樹脂
金型の中に注入し又は別の方法で導入でき,圧
力を加えずに固形製品に賦形できる液状の樹脂。
113
catalyst
触媒
少量使用して化学反応の速度を増大し,かつ理
論上は反応の終りにも化学的に不変のまま残留す
る物質。
促進剤,活性化剤,抑制剤,開始剤,調整剤及
び遅延剤も参照。
114
cavity (of a mould)
キャビティ(金型の)
成形品を形作るために充てんされる金型内の空
間。
彫込みも参照。
115
cell
気泡,セル
部分的に又は完全にその壁で囲まれた個々の小
さな空洞。
116
cellular adhesive ; foamed adhesive 発泡接着剤
その塊(かたまり)全体にわたって分散してい
る多数の気体を満たした気泡の存在により見掛け
密度が減少している接着剤。
発泡性接着剤も参照。
117
cellular plastic ; expanded plastic ;
foamed plastic
発泡プラスチック
その塊(かたまり)全体にわたって分散してい
る連続又は不連続の多数の小さな空洞(気泡)の
存在によって密度が減少しているプラスチック。
注−発泡プラスチック(発泡されたプラスチッ
ク)はしばしば単にフォームと呼ばれている。
118
cellular striation
セルラーストライエイシ
ョン
特有の気泡構造とは異なる発泡プラスチック内
部の層。
119
cellulose acetate [CA]
セルロースアセテート
[CA]
セルロースの酢酸エステル。
120
cellulose acetate butyrate [CAB]
セルロースアセテートブ
チレート [CAB]
セルロースの酢酸と酪酸の混合エステル。
121
cellulose acetate propionate [CAP] セルロースアセテートプ
ロピオネート [CAP]
セルロースの酢酸及びプロピオン酸の混合エス
テル。
122
cellulose nitrate [CN]
硝酸セルロース [CN]
セルロースの硝酸エステル。
123
cellulose propionate [CP]
セルロースプロピオネー
ト [CP]
セルロースのプロピオン酸エステル。
124
cellulose plastic
セルロースプラスチック
セルロースの誘導体を主成分とするプラスチッ
ク。
125
centrifugal casting
遠心注型
流動性単量体,プリポリマー,又は重合体分散
液を入れている金型を高速度で1軸の周りを回転
し,加熱などの適合した手段で重合材料が固化す
る間回転し続けることによって中空円筒形製品を
成形する工程。
遠心成形,回転注型,回転成形も参照。
126
centrifugal moulding
遠心成形
乾燥した可融性粉末を入れている金型を高速度
で1軸の周りを回転し,かつ加熱によって重合体
を溶融している間回転し続けることにより中空円
筒形製品を成形する工程。
遠心注型,回転注型,回転成形も参照。
11
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
127
chain length
鎖長
その連鎖に沿って原子から原子へと測定した鎖
状分子の全長[41]。
注−この用語は分子の末端間の直線距離につい
て使用してはならない。
128
chalking
チョーキング
表面に粉末状残留物の出現することによって明
白にされる変質。
129
chase ; bolster ; frame
チェース;ボルスター;フ
レーム
彫込み又はパンチを確実にするための金型構造
の一部。
注−チェース,彫込み及びパンチは標準チェー
スが多様な彫込み及びパンチを保持するために使
用できるように設計される。
130
chemically foamed plastic
化学的発泡プラスチック
気泡が成分の熱分解又は化学反応によって発生
したガスによって形成される発泡プラスチック
機械的発泡プラスチックも参照。
131
chill roll extrusion
冷やしロール押出し
溶融した押出物を冷やしロール上に流し込みフ
ィルム及びシーティングを押し出す工程。
132
chirality
キラリティ
一つの分子がその鏡像と一致しない特性。
注−一定の立体配置又は立体配座をもつ分子が
その鏡像と一致しない場合にはキラルと呼ばれ
る。すべての非対称分子はキラルであるが,複数
の回転軸を有するいくつかの分子はキラルである
ので,すべてのキラル分子が非対称であるのでは
ない。キラル及びプロキラル原子はそれぞれ立体
異性の部位又は潜在的な部位にある。
133
chlorinated polyethy lene [PE-C]
塩素化ポリエチレン
[PE-C]
ポリエチレンを塩素化によって変性した重合
体。
134
chlorinated poly (vinyl chloride)
[PVC-C]
塩素化ポリ塩化ビニル
[PVC-C]
ポリ塩化ビニルを塩素化によって変性した重合
体。
135
chlorofluorocarbon plastic
クロロフルオロカーボン
プラスチック
塩素,ふっ素及び炭素だけから構成された単量
体で製造した重合体を主成分としたプラスチッ
ク。
136
chlorofluorohydrocarbon plastic
クロロフルオロ炭化水素
プラスチック
塩素,ふっ素,水素及び炭素だけから構成され
た単量体で製造した重合体を主成分としたプラス
チック。
137
chopped strand mat
チョップドストランドマ
ット
短く切断したストランドを意図的な配向をさせ
ずに無方向に散布し,かつ結合剤によってつなぎ
合わせて形成させたマット。
138
chopped strands
チョップドストランド
連続フィラメントストランドから切断したまま
何らまとめる手段をしていない短いストランド。
139
closed assembly time (in adhesive
bonding)
閉鎖たい積時間(接着剤結
合における)
接着剤塗布表面のたい積をしてからその接着剤
を硬化又はセットするために熱及び又は圧力を加
えるまでの時間。
注−閉鎖たい積時間の間に,接着剤を塗布した
表面の緊密な接触を確実にするために比較的低い
圧力を加え,かつたい積品の取扱いが可能になる
機械的特性を達成するために接着剤が部分的な硬
化又はセットを受けてもよい。
開放たい積時間,硬化時間及びセッティング時
間も参照。
12
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
140
closed cell
独立気泡
壁によってすべて囲まれ,したがって他の気泡
とは連結されていない気泡。
141
closed-cell cellular plastic
独立気泡発泡プラスチッ
ク
ほとんどすべての気泡が連結されていない発泡
プラスチック。
142
coated fabric
レザー
片面又は両面に重合材料の付着層を伴う織布
で,その塗装製品は柔軟性を残している。
143
coating (product)
塗膜(製品)
塗装工程に使用された材料の薄い層。
144
coating (process)
塗布;塗装(工程)
支持体の上に流体又は粉末の形態の材料の薄い
層を塗布する工程。
注−積層は塗装とは考えない。
145
coefficient of friction
摩擦係数
接触している二つの面に垂直に働く力,通常は
重力に対する摩擦力との比。IUPAP記号μ, (f)。
146
coefficient of linear thermal
expansion
線熱膨張係数
温度変化1度当たりの単位長さ当たりの材料の
長さの可逆的な変化。IUPAP記号α。
注−その値は異なる温度範囲の場合に変化する
こともある。
147
coefficient of twist contraction (as
applied to textile glass)
より縮み係数(織物用ガラ
スに適用する)
より戻し糸の長さの百分率で示すよりのために
生ずる糸の長さの変化[21]。
148
cohesion
凝集
単一物質の微粒子が分子間力でまとまっている
状態。
付着及び接着も参照。
149
cohesion failure ; cohesive failure
凝集破壊
割れ目が接着剤又は被着材の中にあると目に見
える結合たい積物の破壊。
接着破壊も参照。
150
cold drawing
冷延伸
加熱されていない熱可塑性プラスチックを引き
伸ばす工程。
延伸も参照。
151
cold moulding
冷間成形
成形品を常温で成形し,引き続いて高温で焼成
硬化する圧縮成形の特殊な工程。
152
cold pressing (in adhesion)
冷圧(接着における)
たい積物が加熱を伴わずに加圧される結合操
作。
153
cold setting
常温硬化
熱硬化性材料の室温における硬化。
154
cold-setting adhesive
常温セッティング接着剤
熱を加えないでセットする接着剤。
加熱セッティング接着剤も参照。
155
cold-slug well ; slug well
コールド−スラグウエ
ル;スラグウエル
効果的な成形温度以下に冷却されている最初に
射出された材料(コールドスラグ)を閉じ込める
ために射出成形金型中のスプルー開口部の反対側
に直接設置されている空間。
156
collapse (of cellular plastic)
つぶれ(発泡プラスチック
の)
気泡構造の破壊によって製造中に生ずる発泡プ
ラスチックの不注意な密度の増大。
157
colour bleeding
色のブリーディング
ブルーミング,しみ出し,又は移行の結果,表
面に向かって中から着色材又は着色された成分が
移動すること。
ブルーム,しみ出し及び移行も参照。
158
colour fading
退色
色の薄れること又はあせることを含む色の変
化。
耐光暴露色堅ろう度及び変色も参照。
13
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
159
colour-fastness to exposure to
light ; light fastness (of colour)
耐光暴露色堅ろう度;耐光
堅ろう度(色の)
直接大気の影響を受けずに(したがって耐候性
でない)光に暴露するために生ずる色の変化に対
する抵抗力。
注−色堅ろう度は通常照合用色標準を使用する
目視査定によって[4],又は機器査定によって評価
する。
退色及び変色も参照。
160
colour heterogeneity
色むら
同一見本における故意でない色の変化。
161
combination reinforcement
組合せ強化材
機械的に又は化学的に結合されている一種類の
強化材の数種類の形態の組合せ。
注−そのような強化材は一般にチョップドスト
ランドを使っての強化材と未切断ストランドを使
っての別の強化材を含む。
162
combustible
可燃性
燃えうること。
163
combustion
燃焼
火炎及び又は赤熱,及び又は煙の放出を伴う物
質の酸化剤を使っての発熱反応。
164
compatibility
混和性
プラスチック中に混合されている物質がしみ出
し,ブルーム,又は類似した分離のない状態。
165
complex compliance C* (Pa−1)
複素コンプライアンスC*
(Pa−1)
複素弾性率の逆数:
C*=C'−iC"
ここに
1
−
=
i
注−引張りにおいては:D*=
'
1
*
E,せん断におい
ては:J*=*'
1
G,体積圧縮においては:B*=
*'
1
K,縦
圧縮においては:O*=
*'
1
Lによって測定される。
周期的でないひずみを受けている線形粘弾性材
料のコンプライアンスD,J,,B及びOは,これ
らの材料の遅延平衡挙動のために時間依存性であ
る。
14
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
166
complex modulus M* (Pa) ;
dynamic modulus (deprecated)
複素弾性率M* (Pa) ,動的
弾性率(避けた方がよい)
正弦波荷重を受けている粘弾性材料の応力−ひ
ずみ比[34]。
M*=M'+iM”
ここに
1
−
=
i
注
1 M*事の定義には応力とひずみの間の位相の
ずれを考慮に入れる。
2 複素弾性率は引張り (E*),せん断 (G*),体
積圧縮 (K*) 又は縦圧縮 (L*) によって測定され
る。
E*=E'+iE"
G*=G'+iG"
K*=K'+iK"
L*=L'+iL"
複素弾性率の貯蔵弾性率(E',又はG',又はK,
又はL')の部分はひずみと同位相の定常状態の応
力の,ひずみの大きさに対する比である。複素弾
性率の損失弾性率(E",又はG",又はK",又は
L")の部分は同様に定義されるが,定常状態のひ
ずみから位相で角度90゚ずれた定常状態の応力に
相当する成分を使用する。
これらの貯蔵弾性率は荷重サイクルの間に貯え
られかつ回復されるエネルギーの尺度であり,損
失弾性率はこの間に失われる(消費される)エネ
ルギーに比例する。
周期的ではない応力を受けている線形粘弾性材
料の弾性率E,G,K,及びLは,これらの材料の
遅延平衡挙動のために,時間依存性である。
損失弾性率及び貯蔵弾性率も参照。
167
compliance C (Pa−1)
コンプライアンスC (Pa−1)
ひずみを応力で除した商:
M
C
1
=
=σε
Dは引張コンプライアンス,Jはせん断コンプ
ライアンス,Bは体積圧縮コンプライアンス,O
は縦圧縮コンプライアンスである。
168
composite
複合材料
(1) 結合材料(マトリックス)と微粒子又は繊維
状材料を含む,2又はそれ以上の異なる相からな
る固体製品。
注−例:強化繊維,微粒子状充てん材又は中空
球を含む成形材料。
(2) 接着剤中間層を伴う又は伴わないプラスチ
ックフィルム又はシート,標準又はシンタクチッ
ク発泡プラスチック,金属,木材,定義1に従う
複合材料,などの2層又はそれ以上の層(多くの
場合は対称組立の形で)からなる固体製品。
注−例;包装用フィルム複合材料;構造用サン
ドイッチ発泡複合材料,紙,布などで製造した積
層品。
15
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
169
composite mould
共取り金型
共通のチェースに異なる形状の彫込みを収容し
ている多数個取り金型。
170
compound
コンパウンド
一種類又は複数の重合体の充てん材,可塑剤,
触媒及び着色剤のような他の成分との本質的な混
合物。
171
compression moulding
圧縮成形
閉じたキャビティの中の材料に圧力及び通常は
熱を加える成形工程。
172
compressive strain
圧縮ひずみ
圧縮応力のもとでの試験片の厚さの減少を,も
との厚さで除した商[13]。
173
compressive strength
圧縮強さ
圧縮試験の間に試験片が耐えた最大圧縮応力
[13]。
174
compressive strength of cellular
plastics
発泡プラスチックの圧縮
強さ
国際規格ISO 844[14]に従って試験した試験片の
相対変形が10%以内である場合に到達した最大
圧縮力を最初の断面積で除した商。
注−最大応力の数値が10%以下の相対変形に
該当する場合には“圧縮強さ”と表示される。そ
うでない場合には10%の相対変形での圧縮強さ
を計算しその数値を“10%の相対変形での圧縮強
さ”と表示する。
175
compressive stress
圧縮応力
作用する面に垂直にかけられた圧縮力のために
生ずる法線応力。
法線応力も参照。
176
condensation polymer ; polyco
ndensate
縮合重合体;重縮合物
縮合重合によって製造される重合体。
177
condensation polymerization ;
polycondensation
縮合重合;重縮合
縮合過程(すなわち,簡単な分子の脱離を伴う)
の繰返しによる重合[41]。
178
conditioning
状態調節
試料又は試験片を温度及び湿度に関するある基
準状態にもたらそうとする一連の操作[9]。
179
conditioning atmosphere
状態調節雰囲気
試験をされる前に試料又は試験片が保持される
雰囲気[12]。
基準雰囲気及び標準雰囲気も参照。
180
configurational base unit
配置基本単位
重合体分子の主鎖の中の立体異性の一つ又はそ
れ以上の部位で配置が定まっている構成繰返し単
位[42]。
注−規則性重合体においては,一つの配置基本
単位は構成繰返し単位に対応する。規則性重合体
分子−[CH (CH3) CH2]n−(ポリプロピレン)にお
いては構成繰返し単位は−CH (CH3) CH2−であ
り,かつ配置基本単位は
及
び
である。
これら二つの配置基本単位は互いに鏡像の関係
にある。
16
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
181
configurational repeating unit
配置繰返し単位
重合体分子の主鎖において立体異性の一つ又は
それ以上の部位で配置の繰返しを規定する1個,2
個又はそれ以上の連続した配置基本単位の最小の
組[42]。
イソタクチック重合体及びシンジオタクチック
重合体の注を参照。
182
configurational unit
配置単位
一つ又はそれ以上の規定された立体異性の部位
を有する構成単位[41]。
183
constitutional repeating unit
構成繰返し単位
その繰返しによって規則性重合体を記述できる
最小構成単位[41]。
注−重合体の主鎖
は次のような構成単位を規定することができる。
など。
始めの二つの構成単位だけがこの重合体の主鎖を
完全に記述する最小のそれである。これら二つの
構成単位のいずれもが構成繰返し単位であり,か
つ上に示した重合体の主鎖によって記述されうる
分子からなる重合体は規則性重合体である。
184
constitutional unit
構成単位
重合体又はオリゴマー分子の主鎖の中に存在す
る原子又は原子群の種類[41]。
構成繰返し単位の注を参照。
185
contact adhesive
コンタクト接着剤
双方の被着材に塗布して乾燥するまで放置し,
次いで圧力をかけずにその被着材を一緒に合わせ
ると結合を生ずる接着剤。
感圧接着剤及び乾燥粘着性も参照。
186
contact moulding ; contact pressure
moulding
接着成形;接着圧成形
成形及び硬化の操作の間に最小の圧力をかける
強化プラスチック成形品の製造工程。
187
contin uous- filament/staple-fibre
woven fabric
連続フィラメント/ステ
ープルファイバ織物
一方向,通常は縦糸にフィラメント糸を,他の
方向にステープルファイバ糸を用いて織った織物
用ガラス織物。
188
continuous-filament woven fabric
連続フィラメント織物
織物用ガラス連続フィラメント糸を縦糸及び横
糸に用いて織った織物。
189
continuous strand mat
連続ストランドマット
未切断のストランドを意図的な配向を行わずに
結合剤で一緒にまとめて作ったマット。
190
cooling jig ; cooling fixture ;
shrinkage block ; shrinkage jig
冷しジグ;冷却用取付け具
;収縮ブロック;収縮ジグ
特定部品の規制寸法を得る目的で成形品をその
上で冷却するジグ。
17
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
191
copolycondensation
共重縮合
2種類以上の単量体を含む重縮合。
注−それぞれ2個の同一の反応基を含む2種類
の成分(又は“単量体”)の縮合重合によって製造
される重合体は容易に1 : 1の比で反応して“暗黙
の単量体”を作り,その単独重合で現実の製品が
できるとみなすことができる。このような重合体
は単一の構成繰返し単位をもつものとして示すこ
とができ,したがって単独重合体と命名できる。
この規則は最初の成分の比が1 : 1の場合にだけ適
用できることに注意すべきである。ポリエチレン
テレフタレート及びポリアミド66がこのような
重合体の例である[43]。
192
copolymer
共重合体;コポリマー
2種類以上の単量体から誘導された重合体[41]。
共重縮合の注も参照。
193
copolymerization
共重合
共重合体が形成される重合[41]。
共重縮合も参照。
194
cord
コード
フィラメント又はステーブルファイバ糸により
がけ,もろよりがけ,ケーブルより合わせ,又は
ひも組みにより製造される強力な織物用ガラス繊
維構造物。
195
cored mould
コアードモールド
加熱又は冷却媒体を循環する通路を組み込んで
いる金型。
ホットランナ金型も参照。
196
cored screw
中ぐりスクリュー
加熱又は冷却媒体を循環するための通路を長手
方向に沿って組み込んでいる押出機のスクリュ
ー。
197
coumarone resin
クマロン樹脂
クマロン,インデン,それらの同族体及びそれ
らの誘導体で代表される種類の1種又はそれ以上
の化合物の重合により製造される樹脂。
198
coupling agent
カップリング剤
樹脂マトリックス(母材)と強化材の境界面に
おける一層強い結合を促進し又は達成する物質。
注−カップリング剤は強化材に塗布,又は樹脂
に添加,又はその双方が行われる。
199
coupling size ; plastic size
カップリングサイズ;プラ
スチックサイズ
ガラス表面と樹脂の間,さらに広い意味での他
の材料に対して良好な結合を得るために設計され
たサイズのことで,一般にその後の変換又は使用
(巻き取り,切断など)の操作を容易にする成分
を含む。
200
crack
き裂;クラック
材料の外面又はその全厚さを貫通しているか又
は貫通していない割れ目で,重合材料ではその割
れ目の壁の間は完全に引き離されている。
ひび割れも参照。
201
crater ; pit
くぼみ;へこみ
小さな浅い表面のくぼみ。
注−一般にこのくぼみはピンホールよりは寸法
が大きく,かつ規則性の少ない輪郭をもっている。
ピンホールも参照。
202
craze
ひび割れ;クレーズ
(見掛け)密度の低い重合材料で橋かけされた
識別できるき裂によるプラスチックの表面又はそ
の下の欠陥。
き裂も参照。
18
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
203
creaming (of dispersions)
クリーミング(分散液の)
部分的かつ可逆的分離による分散液の最上部に
おける少なくとも一つの分散相の濃度の増大。
204
creaming (of PUR cellular plastics) クリーミング(ポリウレタ
ン発泡プラスチックの)
ポリオール/イソシアネート混合物の反応にお
ける発泡の開始。
注−この段階は反応混合物が透明から曇った
(クリーム状の)外観になる変化によって明りょ
うに示される。
205
crease ; wrinkle (in reinforced
plastics)
しわ(強化プラスチックに
おける)
強化プラスチックの強化材の中に形成される折
り目。
206
creep ; cold flow (deprecated)
クリープ;低温流れ(避け
た方がよい)
応力によって生ずる時間依存性のひずみ。
注−瞬間ひずみは除外する。
207
creep recovery
クリープの回復
応力の除去のあとに続く時間依存性のひずみの
減少。
注−瞬間回復は除外する。
208
cresol resin
クレゾール樹脂
クレゾールのアルデヒド類又はケトン類との重
縮合によって製造されるフェノール樹脂形の樹
脂。
209
cresol-formaldehyde [CE] resin
クレゾール−ホルムアル
デヒド [CF] 樹脂
クレゾールのホルムアルデヒドとの重縮合によ
って製造されるフェノール樹脂形の樹脂。
210
crosshead
クロスヘッド
押出機バレルの軸に対して直角に据え付けてあ
る押出機ヘッド。
アングルヘッドも参照。
211
crosslink (verb)
架橋する(動詞)
重合体の主鎖間に多様な分子間共有結合又はイ
オン結合を形成すること。
212
crosslinking
架橋
重合体の主鎖間に多様な分子間共有結合又はイ
オン結合を形成する工程。
213
crosslinking agent
架橋剤
重合体の主鎖間に分子間共有結合又はイオン結
合を促進し又は調節する物質。
注−架橋は放射線によってもまた生成される。
214
crosswise
横方向
縦方向に対して90゚の方向。
縦方向も参照。
215
crosswise laminate
直交積層品
異方性の層が互いに直角に配置されている積層
品。
216
crown (of a calender roll)
クラウン(カレンダロール
の)
加圧下のロールのたわみを補正するためにカレ
ンダロールの中央に向かって増大させた直径。
217
C−stage
C−ステージ
ある種の熱硬化性樹脂の反応において,その材
料が事実上不溶不融となる最終段階。
注−完全に硬化した熱硬化系成形品の樹脂はこ
の段階にある。
A−ステージ,B−ステージ及びレジットも参
照。
218
cure (noun) (of a polymer) ;
curing
硬化(名詞)(重合体の);
硬化
プリポリマー又は重合組成物を重合及び又は架
橋によってさらに安定して使用できる状態に変え
る工程。
19
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
219
cure (verb) (a polymer)
硬化する(動詞)(重合体)
プリポリマー又は重合組成物を重合及び又は架
橋によってさらに安定して使用できる状態に変え
ること。
注−例えば,重付加によって生ずる二官能性ウ
レタン系の硬化,架橋によるゴム系の硬化,及び
重縮合と架橋の双方によるフェノール−ホルムア
ルデヒド系の硬化。
220
cure (noun) (of an adhesive) ;
curing
硬化(名詞)(接着剤の);
硬化
化学反応(例えば,縮合,重合又は架橋)によ
って接着剤の強度特性を発現させる工程。
221
cure temperature ; curing
temperature
硬化温度
接着剤又はたい積がその接着剤を硬化するため
に受ける温度。
硬化,乾燥温度,及びセッティング温度も参照。
222
cure time ; curing time
硬化時間
たい積の中の接着剤を温度又は圧力,又は双方
の特定条件のもとで硬化するために必要な一定の
時間。
硬化も参照。
223
curing agent
硬化剤
硬化反応を促進し又は調節する物質。
硬化及び硬化剤 (hardening agent) も参照。
224
cut layers
カツトレイア
積層プラスチックに適用されるもので,機械加
工又は研削仕上げされた棒や管及び研磨仕上げさ
れたシートの表面層又は下側積層の切り口が露出
されている表面の状態。
225
damping (mechanical)
減衰(力学的)
振動負荷を受けた材料又は材料系によって熱と
して消費されるエネルギーの尺度。
注−自由振動の場合には,減衰は一つの系の振
幅の時間の経過に伴う減少である。
226
damping coefficient c (N・s・m−1) 減衰係数c (N・s・m−1)
加えた力のうち,変形とは90゚位相のずれた成
分を変形速度で除した値。
227
damping ratio μ (dimensionless)
減衰比μ(無次元)
臨界減衰が振動的挙動と非振動的挙動の間の境
界条件に対して求められる場合の,実際の減衰と
臨界減衰の比[24][27]。
注−減衰比は対数減衰率(Λ)の関数である:
2)
2/
(
1
2/
π
Λ
π
+
=
Λ
μ
=sin arctan(Λ/2π)
小さなΛに対してはΛ : μ=Λ/2πである。
対数減衰率も参照。
228
daylight
デイライト
開放位置におけるプレスの可動盤と固定盤の間
の距離。
注−多段プレスの場合には,デイライトは隣り
合わせの盤間の距離である。
20
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
229
decay constant β (s−1)
減衰定数β (s−1)
減衰自由振動A (t) の時間依存性減衰を決定す
る係数。
A (t) =A0 exp (−βt) sin (ωdt−φ)
ここに
A0は最初の振幅であり,
ωdは減衰振動の角速度であり,
φは位相角である。
注−βは次の式によって損失係数dと関連づけ
られる。
2
d
dω
β=
230
decorative laminate
化粧板
片面又は両面の層が装飾的な無地又は多彩な色
又は模様を有するシート材料(例えば紙,フィル
ム,はく(箔)又は布)の結合層からなる積層品。
231
deep drawing
深絞り
高い絞り比を伴う金型の中で熱可塑性プラスチ
ックシートを成形する工程。
232
deflashing
ばり取り
成形品からばり又は鋭いへり及びかどを機械的
に又は手仕上げで取り去る工程。
ブラスト仕上げも参照。
233
deflection temperature under load
荷重たわみ温度
特定の試験条件のもとで試験片が一定の曲げ荷
重のもとで一定の距離たわむ温度[3]。
注−以前は,この性質は熱変形温度と呼ばれた
が,現在は使用を避けた方がよい用語の一つ。
234
deflocculation agent
解こう剤
凝集体を一次粒子に分解するか又はその一次粒
子が凝集体に結合することを妨げる物質。
235
degate
ゲート除去
射出又はトランスファー成形において,成形部
品からスプルー(及び多数個取り金型におけるラ
ンナー)を切り離すこと。
236
degradation
劣化;崩壊
特性に有害な変化を伴うプラスチックの化学構
造の変化。
変質も参照。
237
degree of polymerization
重合度
(1) その分子が規則正しい繰返し単位から構成
されている場合には,分子当たりの基本単位の(平
均)数。
(2) その分子が全く同等の単量体から重合によ
りつくられる(又は仮定されうる)場合には,分
子当たりの(真の又は仮定の)マーの(平均)数。
注−この二つの定義は必ずしも同等である必要
はない。例えば,ポリエチレンに対しては,基本
単位はCH2であり,マー(単量体単位)はC2H4
である。
238
degree of polymerization of a
molecule of à polymer
重合体−分子の重合度
重合体の一分子中の単量体単位の数[41]。
239
degree of polymerization of a
polymer
重合体の重合度
重合体の分子の重合度の平均値[41]。
注−平均の方法を提示しなければならない。例
えば,数平均又は質量平均重合度。
240
delamination
層間はく離
接着剤接合の中又はその近くにおける破壊が原
因の積層品における層の分離。
241
depolymerization
解重合
重合体の単量体又は相対分子質量の低い重合体
への復帰。
21
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
242
depth
深さ
棒(梁)状試験片についての曲げ試験の場合に,
荷重をかける方向に平行な寸法。
幅も参照。
243
deterioration
変質;劣化
それらの特性の悪化により現れるプラスチック
の物理的特性の永久変化。
244
die (in extrusion)
ダイ(押出しにおける)
プラスチック材料が押出される際に通過する賦
形用口金を伴う金属ブロック。
245
die (in moulding)
ダイ(成形における)
金型と同義。
246
die (in punching) ; punch
ダイ(打抜きにおける);
パンチ
シート又はフィルム状材料を打抜く工具。
パンチも参照。
247
die cutting
ダイ打抜き
プラスチックの1層又は数層をつらぬいてナイ
フエッジダイを押し付けることによってフィルム
及びシートから所定の形状のものを切り離す工
程。
248
die plate
ダイプレート;型板
金型のパンチ又は彫込み用の主要な受け板。
249
dielectric dissipation factor ;
dissipation factor ; loss tangent ;
tangent of the loss angle
誘電正接
誘電体損失角の正接 (tan δ)[39]。
250
dielectric loss angle
誘電体損失角
コンデンサの誘電体が絶縁材料だけからなる場
合,印加電圧とそれによって生ずる電流の間の位
相差がπ/2radからそれている角度[39]。
251
differential scanning calorimetry
(DSC)
示差走査熱量測定法
(DSC)
ある物質及び標準物質を調節された温度プログ
ラムに従わせる間に,その物質と標準物質へのエ
ネルギー入力の差を温度の関数として測定する技
法[35]。
注−使用する測定方法に従い,入力補償示差走
査熱量測定法(入力補償DSC)及び熱流束示差走
査熱量測定法(熱流束DSC)の二つの方式に区別
することができる。
252
differential thermal analysis (DTA) 示差熱分析 (DTA)
ある物質及び標準物質を調節された温度プログ
ラムに従わせる間に,その物質と標準物質の温度
差を温度の関数として測定する技法[35]。
注
1 その記録は示差熱すなわちDTA曲線であ
り;温度差 (∆T) は吸熱反応では縦軸上に下向き
に,温度又は時間を横軸上に左から右に増加する
ようにプロットするのがよい。
2 用語定量示差熱分析(定量DTA)は,装置が
エネルギー及び又はその他の物理的パラメータに
関して定量的な結果を生ずるように設計されてい
るDTAの使用を含めている。
253
diffusion of light ; light scattering
(deprecated)
光の拡散;光の散乱(避け
た方がよい)
放射光束が単色光成分の周波数の変化を伴わず
に表面又は媒質によって多方向に曲げられる際そ
の空間分布が変化する過程[46]。
注−放射光が物質から戻る際その物質の運動に
基づくドプラー効果がない場合にかぎり,その周
波数の変化はない。
254
diluent ; thinner (deprecated)
希釈剤;シンナー(避けた
方がよい)
固形物の濃度及び接着剤組成の粘度を低減する
ことが唯一の機能である液状添加物。
増量材及び反応性希釈剤も参照。
22
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
255
dimensional stability
寸法安定性
環境条件のもとでのプラスチック部品又は試験
片の寸法の不変性。
注−プラスチックの寸法安定性はクリープ,後
硬化,後収縮,添加物の蒸発又は移行,及び水の
収着によって影響される。
256
dimer
二量体
単一種類の単量体の2単位からなるオリゴマ
ー。
注−二量体はオリゴマー化の又はより大きな分
子の切断の生成物として存在しうる。
257
dip coating
浸せき塗装
下地を流動性重合体,溶液又は分散液に浸せき
し,次に引上げてその付着した薄膜を固化するた
めに加熱し乾燥する塗装工程。
258
direct roving
ダイレクトロービング
多数かつ前もって決定しておいた本数のフィラ
メントをブッシングから直接巻き取って得るロー
ビング。
ロービングも参照。
259
discoloration
変色
明色化又は暗色化及び又は色相変化を含む色の
変化。
退色及び色堅ろう度も参照。
260
dished
上反り
欠陥に適用されるが,普通に眺めてへこんで見
えるプラスチック製の物体の平らな又は湾曲した
断面の対称性のゆがみ。
下反り及び反りも参照。
261
dispersion
分散;ディスパージョン
微細化された材料が他の材料の中に分配されて
いる不均質な系。
262
disruptive voltage ; breakdown
voltage ; dielectric breakdown
voltage
破裂電圧;破壊電圧;絶縁
破壊電圧
二つの導体の間に破壊放電を引起こすために必
要な電圧[36]。
263
doctor blade ; doctor knife ; doctor
bar
ドクターブレード;ドクタ
ーナイフ;ドクターバー
塗布ロール又は塗布しつつある表面に材料を均
一に塗布しかつその厚さを制御するための塗布装
置の機構(バー又はブレード)。
264
doctor roll
ドクターロール
塗布ロールへの材料の供給量を制御するため結
果として拭き取り動作を生じ,塗布ロールの回転
に対して異なる表面速度で及び又は反対方向に回
転するローラ機構。
265
domed
下反り
欠陥に適用されるが,普通に眺めてとつ面又は
さらに中高に見えるプラスチック製の物体の平ら
な又は湾曲した断面の対称的なゆがみ。
上反り及び反りも参照。
266
dowel bush ; dowel bushing
合わせブッシュ
合わせピンを受け入れる金型の一部分である焼
入れ鋼製入れ子。
267
downstroke press
下押しプレス
圧縮装置が可動盤より上に位置し,圧力がこの
装置の下向きの運動によって与えられるプレス。
268
draft
抜きこう配
金型から成形品の取出しを容易にするために見
込むこう配の量。
269
drape vacuum thermoforming
ドレープ真空熱成形
一枚のシートを可動枠に固定し,加熱し,雄型
の高い先端に接触しておおい被さるまで降ろし,
次いで真空によってその雄型に向かって引寄せる
真空熱成形。
23
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
270
draw ratio
延伸比
未延伸プラスチックの断面積に対する延伸プラ
スチックのそれの比として示す延伸操作間の引伸
ばし程度の基準。
271
draw-down ratio
ドロー−ダウン比
押出しにおいて,ダイ開口部の厚さのその製品
の最終の厚さに対する比。
272
drawing
延伸
その断面積を減少し及び又は配向によってその
物理的性質を改良するために熱可塑性プラスチッ
クシート,棒又はフィラメントを引伸ばす工程。
273
dry blend ; powder blend
ドライブレンド;粉末ブレ
ンド
溶融又は溶剤の添加を伴わずに調製された自由
流動性混合物。
274
dry patch ; dry spot
ドライパッチ;ドライスポ
ット
強化材が樹脂で十分には湿潤されていない部
分。
繊維条こん及び可視繊維も参照。
275
dry strength
乾燥強さ
特定の条件のもとで乾燥したのち測定した接着
剤接合の強さ。
湿潤強さも参照。
276
dry tack
乾燥粘着性
揮発性成分の蒸発中のある段階において指触に
よって乾燥していると感じても,なお接触によっ
てそれら同士を接着するある種の接着剤,とくに
非加硫ゴム状弾性接着剤の特性。
コンタクト接着剤も参照。
277
drying temperature
乾燥温度
接着剤又はたい積がその接着剤を乾燥させる温
度。
硬化温度及びセッティング温度も参照。
278
drying time
乾燥時間
接着剤又はたい積を加熱又は加圧,又は双方を
適用し又は適用せずに乾燥させる時間。
セッティング時間及び硬化時間も参照。
279
dwell ; dwelling
保圧
ガスを逃がすために金型にかける圧力の適用の
一時的休止。
280
dynamic mechanical analysis
(DMA)
動的機械分析 (DMA)
荷重又は変位のいずれか一方が時間とともに変
化する間に,物質の弾性率又は減衰のいずれか,
又は双方を温度,振動数及び又は時間の関数とし
て測定する技法。
281
dynamic stress
動的応力
時間の経過とともに数値及び又は方向が変化す
る力から生ずる応力。
282
dynamic thermomechanical
measurement
動的熱機械測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,振動性荷重下におけるその物質の動的弾性率
及び又は減衰を温度の関数として測定する技法
[35]。
注−ねじり組ひも測定は,その材料が組ひもに
支えられて行われる動的熱機械測定の特別な場合
である。
24
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
283
dynamic viscosity η* (Pa・s)
動的粘度η* (Pa・s)
η*=η'-iη''
ここに
1
−
=
i
注−動的粘度は複素弾性率 (E*, G*, K*, L*) と
同様の方式で定義される。実数部分η′はひずみ
速度と同じ位相における応力をひずみ速度で割っ
た比である。
せん断動的粘度の実数部分は正弦波応力に対し
ては
ω
γ
γ
γ
σ
"
"
'
G
G
G
=
=
=
&
&
η
である。
せん断動的粘度の虚数部分は
ω
'
"
G
G=
η
である。
引張り動的粘度 (ηE) ,体積圧縮動的粘度
(ηκ) ,及び縦圧縮動的粘度 (ηL) の実数部分及び
虚数部分は同様の方式で定義できる。
284
ease of ignition
点火の容易さ;発火の容易
さ
材料が特定の試験条件のもとで,点火し得る容
易さ。
最小点火時間も参照。
285
edge gate
エッジゲート
金型の合わせ面に位置し,その成形品の幅に等
しい長さをもつ極めて薄い長方形のゲート。
タブゲートも参照。
286
edgewise (of a laminate)
沿層方向(積層品の)
積層品の層に平行で,積層プラスチックシート
の試験において荷重又は電圧をかける方向。
287
ejection
突出し
金型のキャビティから成形品を取り出す工程。
288
ejector
エジェクタ
金型から成形品を取り出すための機械的又は空
気圧作動装置。
289
elastic deformation
弾性変形
応力を加えたプラスチックの全ひずみのうちで
その応力を取り去ると消失する部分。
クリープの回復,弾性及び塑性変形も参照。
290
elastic limit
弾性限界
材料が応力を完全に除くと永久ひずみを少しも
残さずにもとの状態を維持しうる最大の応力。
注−実際には,ひずみの測定は通常最初及び最
後の照合を無荷重よりはむしろ小荷重を用いて行
う。
291
elasticity
弾性
変形させている力を除くと原寸及び原形を回復
する特性。
注
1 ひずみが加えられた応力に比例する場合は,
その材料はフック弾性又は理想弾性を示すと言わ
れる。
2 その機構はゴム状弾性(エントロピー弾性)
又は鋼状弾性(エネルギー弾性)のいずれであっ
てもよい。
292
elastomer
エラストマー
弱い応力でかなり変形したのちその応力を除く
と急速にほぼもとの寸法及び形状にもどる高分子
材料[19]。
注−この定義は室温試験条件に適用する。
25
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
293
electric strength ; dielectric strength 耐電圧;絶縁耐力
破壊放電に対抗する誘電体の特性。その誘電体
を破壊する電界の強さによって測定される[36]。
294
elongation
伸び
引張応力のもとでの試験片の長さの増大で,通
常原長の百分率で示す。
295
emanation thermal analysis
放射熱分析
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,一つの物質からの放射性発散物の放出を温度
の関数として測定する技法[35]。
296
embedding
エンベッディング;埋込み
金型の中で一つの物品を覆うように単量体,プ
リポリマー,又は重合体分散液を注ぎ,その重合
体を硬化又は固化し,その包まれた物品を型から
取り出すことによって重合体の中に物品を完全に
入れ込む工程。
注−電気部品の場合には,その埋込物からリー
ド線又は端子が突き出していてもよい。
カプセル封入及びポッティングも参照。
297
embossed sheet
エンボスシート
片面又は両面に押型で模様をつけたシート。
298
embossing
エンボス加工
表面に浮出し模様を付ける工程。
299
emulsifying agent ; emulsifier
乳化剤
二相間の界面張力を減ずることによって不完全
混合の二液又は固体と液体の分散を促進しかつ持
続する界面活性物質。
300
emulsion
乳濁液
液体が他の液体の中に微細な滴となって分布し
ている不均一系。
注−工業的には,例えばポリ酢酸ビニル乳濁液
のように実際には懸濁液であっても乳濁液と呼ば
れる系がある。
分散系及び懸濁も参照。
301
emulsion polymerization
乳化重合
乳化剤を使用して単量体を極めて微細な小滴と
して分散安定化しラテックスを生成する懸濁重
合。
302
enantiomeric configurational unit
鏡像異性配置単位
主鎖結合を含む面において鏡像である二つの配
置単位の中のいずれか一つ。
303
encapsulated adhesive
カプセル化接着剤
一方の反応性成分の粒子又は小滴を保護膜(マ
イクロカプセル)中に包み込んでその膜が適当な
手段で破られるまで硬化を防止している接着剤。
304
encapsulation
カプセル封入
適当な手段,例えばはけ塗り,浸せき,吹付け,
熱成形,又は成形により物品を包み込むために熱
可塑性プラスチック又は熱硬化性樹脂の保護又は
絶縁塗料を適用する工程。
エンベッディング,マイクロカプセル封入及び
ポッティングも参照。
26
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
305
energy loss ; unit damping energy
W (J・m−3)
エネルギー損失;単位減衰
エネルギーW (J・m−3)
変形サイクルの中で失われるエネルギーをその
材料の容積で除したもの[27]。
注−それは座標目盛りを基準として計算された
ヒステリシス曲線の面積であり:
W=πε02M”=πσ02
ここに
ε0は最大ひずみであり,
σ0は最大応力である。
正弦波引張荷重の場合には:
W=πε02E''=πσ02D''
履歴曲線も参照。
306
epoxy [EP] plastic
エポキシ [EP] プラスチ
ック
エポキシ樹脂を主成分とするプラスチック。
307
epoxy [EP] resin
エポキシ [EP] 樹脂
架橋し得るエポキシ基を含む樹脂。
308
ester plastic
エステルプラスチック
その鎖の中の繰返し構造単位がエステル形であ
る重合体,又はエステル形及びその他の形の繰返
し構造単位がその鎖の中に存在し,そのエステル
成分が質量で最大量を占める共重合体を主成分と
するプラスチック。
309
ethylcellulose [EC]
エチルセルロース [EC]
セルロースのエチルエーテル。
310
ethylene [ethene] plastic
エチレン[エテン]プラス
チック
エチレン[エテン]の重合体又はエチレン[エ
テン]と他の単量体との共重合体で,そのエチレ
ン[エテン]が質量で最大量を占めるものを主成
分とするプラスチック。
311
evolved gas analysis (EGA)
発生気体分析 (EGA)
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,その物質より放出された揮発性生成物の種類
及び又はその量を温度の関数として測定する技法
[35]。
注−分析方法が常にはっきり示されることが望
ましい。
312
evolved gas detection (EGD)
発生気体検知法 (EGD)
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,その物質からの気体の発生を温度の関数とし
て検知する技法[35]。
313
expandable plastic
発泡性プラスチック
熱的,化学的又は機械的手段によって発泡プラ
スチックに変え得るように配合されたプラスチッ
ク。
314
extender
増量材
主として価格を下げるため,樹脂,プラスチッ
ク又は接着剤に添加される液体又は固体の不活性
物質。
315
extendibility
増量性
目的とする最終特性に悪影響を及ぼすことなく
充てん材又は増量材をプラスチックコンパウンド
に混合し得る限界量。
伸展性も参照。
316
extensibility
伸展性
特定の引張荷重をかけた条件のもとで材料が伸
張し得る限界量。
増量性も参照。
317
external plasticizer
外部可塑剤
プラスチックコンパウンドに添加物として混合
される可塑剤。
内部可塑剤も参照。
27
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
318
extruder head
押出機ヘッド
バレルとダイの間に位置する押出機の部分。
注−ある場合には,そのヘッドはダイの一部で
あってもよい。
319
extruder screw
押出機スクリュー
バレルに沿ってプラスチックのかたまりを動か
すために,その経路の深さが異なりかつ時にはピ
ッチも異なる別々の区域に分けられている一つ以
上のらせん形のリブを有する軸であり,通常は一
端には円筒部分をそして他端には曲面又は先のと
がった面をもっている。
中ぐりスクリューも参照。
320
extrusion
押出し
加熱又は未加熱のプラスチックを賦形用絞り口
金を通じて押し込んで一つの連続した形状の製品
とする工程。
321
extrusion coating
押出コーティング
溶融プラスチックを移動している基材の上に連
続的に押出すコーティング工程。
322
exudation ; bleed out (deprecated) ;
sweat out (deprecated)
しみ出し;ブリードアウト
(避けた方がよい);スエ
ットアウト(避けた方がよ
い)
表面への液体成分の移行。
ブルームも参照。
323
fabricating ; fabrucation
二次加工
機械加工及び組立てのごとき適切な操作による
成形部品,棒,チューブ,シーティング,押出品
又はその他の成形品からの製品の製造。
組立て及び機械加工も参照。
324
fancy yarn ; novelty yarn
飾り糸;新奇な糸
装飾的効果を与えるために外観が在来の糸のそ
れとは著しく異なるように特別に製造される糸。
325
fatigue
疲れ
絶えず変動する応力及びひずみにさらされてい
る材料に生じている累進的,局部的かつ永久的な
構造変化の過程をいい,それはクラック又は完全
な破壊に達することもある。
326
fatigue life ; fatigue strength
疲れ寿命;疲れ強さ
ある試験片が特定の性質の破損を生ずるまでに
耐える特定の応力又はひずみの繰返し数。
327
fatigue limit
疲れ限度
応力繰返し数Nが極めて大きくなった場合の疲
れ寿命の中央値の限界値。
注−ある種の材料及び環境では疲れ限度に到達
しない。文献に“疲れ限度”と表示されている数
値はしばしば(必ずしも常にとは限らない)平均
応力 (Sm) =0である場合の応力繰返し数Nで
50%が残存する応力繰返し数 (SN) である。
328
feed (in extrusion or injection
moulding)
フィード(押出し又は射出
成形における)
ホッパの中に置かれた材料。
329
feed system
供給システム
(1) 加熱シリンダー又はトランスファーチャ
ンバーとそのゲートとの間の通路。
(2) 1で述べた通路の中の成形材料。
330
feeding (of plastics)
供給(プラスチックの)
成形加工機械へのプラスチック材料(例えば粉
末,か粒又はペレットの形状で)の供給。
容量計量供給,重量計量供給及びフィードも参
照。
331
fibre
繊維
厚さ又は直径に対する長さの比が高いことを特
徴とする比較的短い長さの材料の構成単位。
28
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
332
fibre streak ; fibre whitening
繊維条こん;繊維白化
半透明の強化プラスチックにおいて樹脂による
湿潤が不完全な白色の欠陥のように見える内部繊
維の集積。
ドライパッチ及び可視繊維も参照。
333
filament
フィラメント
小さな直径でかつ連続とみなせる極めて長い長
さの単一織物要素。
334
filament winding
フィラメントワインディ
ング
調節された張力のもとで前もって決められたパ
ターンに従ってマンドレル又は金型の上に樹脂を
塗布した強化材の連続ストランドを巻き付けて強
化プラスチック製品を成形する方法。
335
filler
充てん材
強さ,耐久性,作業特性又はその他の性能を改
質するため,又は価格を引下げるためにプラスチ
ックに加える比較的不活性な固体材料。
強化プラスチックも参照。
336
filler rod
溶接棒
溶接接合部分を充てんする必要のある場合に,
軟化材料の供給源となる熱風溶接用の熱可塑性プ
ラスチック材料の棒。
337
filler sheet
クッションシート
結合されるたい積物とその加圧装置との間に置
かれ,又はたい積物の積み重ねの間に配置され,
結合されるその面積全体にわたり圧力が均一にか
かるのを助ける,一枚の変形可能な又は弾性のあ
る材料。
338
fillet
フィレット
二つの被着材が接合される場所に形成される隅
又は角を満たす接着剤の部分。
339
film
フィルム
長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく,最大
厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で,
通例ロールの形で供給される。
シートも参照。
注−その任意の厚さの限界は国により,かつし
ばしば材料によって異なるが,ある場合には
0.25mmである。
340
film adhesive
フィルム接着剤
基材を伴う又は伴わないフィルム状の接着剤
で,通常熱及び圧力によってセットされる。
341
film blowing
フィルムブローイング;フ
ィルムインフレーション
延伸及び冷却の間じゅう,内部ガス圧によって
連続的に膨らませ続ける熱可塑性プラスチックチ
ューブの押出しによるフィルム製造工程。
342
film casting
フィルムキャスティング
流動性重合体又は重合体分散液又は溶液を適当
な支持体の上に分布し,次いでその重合材料を適
当な手段で固化させるフィルム製造工程。
343
film extrusion
フィルム押出し
ダイを通じて加熱した熱可塑性プラスチックを
押し出すフィルム製造工程。
フィルムブローイング及びスロット−ダイ押出
しも参照。
344
finishing
仕上げ
タンブリング,研削,研磨,艶出しバフ仕上げ,
塗装及び電気めっきのような適切な操作によって
プラスチック製品に所望の表面の特徴を発現させ
る工程。
ブラスト仕上げも参照。
29
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
345
finishing (in textiles)
処理(織物における)
ガラス繊維表面とマトリックスの間の結合を改
良するためにガラス織物製品,通例は織布へのカ
ップリング剤の適用。
346
fire resistance
耐火性
標準耐火性試験に特定されている必要な安定
性,完全性,断熱性及び又はその他の期待される
機能を指定の期間満足させる建築工事部材,構成
部材又は構造部材の個々の要素の能力。
347
fish-eye
フィッシュ−アイ
その周囲の材料の中に完全には混ざり合ってい
ない小さな球状の塊。
注−この欠陥はとくに透明又は半透明の材料に
おいてはっきりと見える。
348
fixed plate ; fixed platen ; fixed
table
固定盤
プレスの架溝に固定されており,金型の一部を
保持するために用いられ又は多段プレスの一部で
ある盤。
浮動盤及び可動盤も参照。
349
flaking
はく離;小はがれ
表面層の局部的な破損及びはく離。
層間はく離も参照。
350
flame (noun)
火炎(名詞)
光を発している気相における燃焼域。
351
flame (verb)
炎を上げて燃える(動詞)
光を発して気相で燃焼すること。
352
flame retardance
難燃性
材料に適用する用語で,火炎の伝ぱを著しく遅
延させる物質又は処理の特性。
353
flame retardant (product)
難燃剤(製品)
火炎の伝ぱを著しく遅延する物質。
注−難燃剤はプラスチック中に添加剤(外部難
燃剤)として又は重合工程において反応性中間体
の使用により基本重合体中の化学基類(内部難燃
剤)としてプラスチック中に混合される。
354
flame spray coating
火炎溶射塗装
スプレイガンの絞り口金と基材との間に配置し
た火円すい(錐)の中で粉末重合体を融解温度に
まで加熱する塗装工程。
355
flame spread
火炎伝ぱ
火炎の先端の伝ぱ。
356
flame spread rate
火炎伝ぱ速度
特定の試験条件のもとで,伝ぱの間に火炎の先
端の移動した距離を時間で除した値。
357
flame spread time
火炎伝ぱ時間
特定の試験条件のもとで,燃焼する材料の上で
火炎が特定の距離又は表面積を移動するのに要す
る時間。
358
flammability
可燃性
特定の試験条件のもとで,火炎を上げて燃焼す
る材料又は製品の能力。
注−広義では,可燃性は点火の比較的容易なこ
と及び燃焼を持続する能力に関係する特徴を含
む。
359
flammable
可燃性の
特定の試験条件のもとで,火炎を上げながら燃
焼しうること。
360
flash
ばり
(1) 成形の間に成形用キャビティから漏出す
る充てん材料の部分。
(2) はめ合わされている金型表面の間に形成
される余分なプラスチック。
361
flash groove ; spew groove
ばり溝
成形操作の間に余分の材料を漏出できるように
設計された金型の中の溝。
30
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
362
flash line ; spew line
合わせ筋
成形品の表面にみられかつ金型部品の合わせ目
に形成される盛り上がった線。
363
flash mould
平押し金型
余分の装入材料をばりの形で漏出できるように
設計してある金型。
注−このばりは加えられた全圧力の一部を受け
る。
364
flash ridge ; flash area ; spew area ;
spew ridge
流出せき;流出面;吐出
面;吐出せき
そこを通して余分の材料を漏出し得るすきまが
合わせ面の間に設けられ,したがって型締めを容
易にしている平押し金型のその部分。
365
flatwise (of a laminate)
貫層方向(積層品の)
積層品の層に垂直で,積層プラスチックシート
の試験において,荷重又は電圧がかけられる方向。
366
flexibility
たわみ性
破断又は肉眼で見える欠陥を生ずることなく,
繰返し折り曲げ又は湾曲させることができる材料
の特性。
半硬質プラスチック及び軟質プラスチックも参
照。
367
flexible
柔軟な;軟質の
容易に手で折りたたまれ,ねじ(捻)られかつ
湾曲させられること。
軟質プラスチック及びこわさも参照。
368
flexural strength
曲げ強さ
破断に至る曲げ試験の間に試験片に発現する最
大の曲げ応力。
曲げ応力も参照。
369
flexural stress (in flexural testing) 曲げ応力(曲げ試験におけ
る)
その試験の間の一定の時間に,支点間距離の中
央において測定される試験片の外側表面における
最大の公称応力[6][33]。
曲げ強さも参照。
370
flexural stress at conventional
deflection
通常のたわみ条件におけ
る曲げ応力
その試験片の厚さの1.5倍に等しいたわみにお
ける曲げ応力[6]。
371
floating platen
浮動盤
多段プレスにおいて主頭部と加圧盤との間に位
置しかつ独立して動かし得る盤。
372
flow line
フローライン
流れの方向にかつ流れによって生ずる成形品の
中に見られる線。
373
fluidized bed coating
流動層塗装
次のいずれかによる塗装工程。
a)
塗装する部品を予熱し,上向きの空気流に
より浮揚状態に保たれている粉末状プラスチック
粒子層の中に浸せきし,かつ通常は引き続いて,
付着している粒子を溶融するために加熱する,又
は
b) 少なくともわずかに導電性でありかつ接
地(アース)された塗装する部品を,その部品に
付着するように静電気的に帯電させた粉末状プラ
スチック粒子流動層の中に室温で浸せきし,引き
続いて付着している粒子を溶融するために加熱す
る。
374
fluorocarbon plastic
フロオロカーボンプラス
チック
ふっ素及び炭素だけからなる単量体で製造する
重合体を主成分とするプラスチック。
375
fluorohydrocarbon plastic
フロオロハイドロカーボ
ンプラスチック
ふっ素,水素及び炭素だけからなる単量体で製
造する重合体を主成分とするプラスチック。
31
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
376
fluoroplastic
ふっ素プラスチック
1個又はそれ以上のふっ素原子を含む単量体で
製造する重合体,又はそのような単量体とその他
の単量体との共重合体で,そのふっ素含有単量体
が質量で最大量存在するものを主成分とするプラ
スチック。
377
foam in situ ; foam-in-place
現場発泡
使用する場所での発泡プラスチック混合物の調
製,注入及び硬化。
378
foaming adhesive
発泡性接着剤
広い間げき充てん特性を付与するために,塗布
後にその位置で発泡するように設計されている接
着剤。
気泡接着剤も参照。
379
folded yarn ; plied yarn
もろより糸
1回の巻きつけ操作で2本又はそれ以上の単糸
をより合わせて形成される糸を表示する一般用語
[18]。
380
forming
成形;フォーミング
シート,棒又はチューブのような個々のプラス
チック部材の形状を所望の形態に変化させる工
程。
熱成形も参照。
381
free vibration measurement
自由振動測定
その系の自然共鳴振動数のところで試験片を変
形し,解除しかつ自由に振動するままにして動的
機械的測定を行う技法[11]。
注−貯蔵弾性率は自然共鳴振動数から計算し,
かつその損失弾性率はその振動の振幅減衰速度か
ら計算する。
382
frequency profile
振動数線図
一定温度における試験振動数の関数としての材
料の動的特性の曲線図形。
383
friction welding ; spin welding
摩擦溶接;回転溶接
結合される両表面を摩擦によって発生する熱で
軟化する加圧溶接工程。
384
frosting
霜降り
欠陥に適用する用語で,微細な結晶に似ている
光を散乱する表面。
チョーキング,曇り及びブルームも参照。
385
furan plastic
フランプラスチック
フラン樹脂を主成分とするプラスチック。
386
furan resin
フラン樹脂
フラン環がその重合体鎖中の不可欠部分であ
り,そのフラン単量体が質量で最大量存在する樹
脂。
387
furfural resin
フルフラール樹脂
フルフラールだけ又はその他の化合物との重合
又は重縮合によって製造し,そのフルフラールが
質量で最大量存在する樹脂。
388
gamma loss peak
ガンマ損失ピーク
溶融領域以下で,(振動数一定で)温度を下げる
か又は(温度一定で)振動数を増加する際の減衰
曲線の第三のピーク。
389
gas transmission rate
気体透過速度
定常状態のもとで,単位圧力差,一定温度で単
位時間内に試験片の単位面積を通過する気体の容
積[26]。
注−その速度は試験片の厚さに依存する。
390
gate (in injection and transfer
moulding)
ゲート(射出及びトランス
ファ成形における)
材料をスプルー(又は多数個取り金型において
はランナ)から金型キャビティの中に注入する流
路又は絞り孔。
391
gauge length
標線間距離
ひずみ又は長さの変化を測定する試験片のその
部分の元の長さ。
32
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
392
gauge marks ; bench marks ;
reference marks
標線;標点;照合線
例えばひずみを測定するために試験片に付けた
既知の間隔の目印。
393
gel (noun)
ゲル(名詞)
樹脂の形成の間に生ずる最初のゼリー状の固
相。
394
gel coat
ゲルコート
表面特性を改良するための強化プラスチック部
品の上の,時には着色剤を含む,樹脂の外層。
395
gel point
ゲル化点
液体が擬弾性特性を示し始める段階。
注−この段階は便宜上粘度−時間線図の屈曲点
から観測してもよい。
396
gel time
ゲル化時間
特定の温度条件のもとで,液状材料がゲルを形
成するために必要な時間。
397
gelation ; gelling
ゲル化
材料のゲル状態への転化。
ゲルも参照。
398
glass transition
ガラス転移
非結晶性重合体又は部分結晶性重合体の非結晶
領域における粘性状態又はゴム状態から(又はへ)
硬質でかつ比較的もろ(脆)い状態へ(又はから)
の可逆的変化。
399
glass transition temperature
ガラス転移温度
ガラス転移が行われる温度範囲のほぼ中間点。
注−ガラス転移温度 (Tg) は測定のため選んだ
特定の特性とその試験方法及び試験条件によって
著しく変化する。
ガラス転移も参照。
400
glass veil
ガラスベール
結合剤でつなぎ合わせている織物用ガラスフィ
ラメント(連続又はチョップド)から製造される
薄い層。
注−このベールは通常相当に硬めでかつしばし
ばサーフェシングマットより単位面積当たりの質
量が高い。
サーフェシングマットも参照。
401
gloss
光沢
光を反射する能力において表面が完全な光学的
平滑度へ近づく度合。
402
glowing combustion
赤熱燃焼
火炎を上げずにしかも燃焼部分から光を放つ固
相での材料の燃焼。
白熱も参照。
403
graft copolymer
グラフト共重合体
2種類以上の単量体から誘導されるグラフト重
合体[41]。
グラフト重合体の注を参照。
404
graft copolymerization
グラフト共重合
グラフト共重合体が形成される重合[41]。
33
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
405
graft polymer
グラフト重合体
その分子は側鎖として1種又はそれ以上の種類
のブロックを主鎖に結合しているが,これらの側
鎖は接合点を除いては,主鎖を構成している構成
単位とは異なる構成上又は配置上の特徴をもって
いる重合体[41]。
注−グラフト重合体の分子
において,そのA鎖,Bm及びBnは規則性ブロッ
クであり,A鎖は主鎖であり,Bm及びBnは側鎖
グラフトである。その
単位は接合点でありか
つ主鎖の一部分とみなされる。ここでAとBとが
同じ単量体,
例えば
及び
から誘導される場合は,その重合体はグラフト
重合体である。その分子が
及び
からなるグラフト重合体はグラフト共重合体であ
る。
グラフト共重合体も参照。
406
graft polymerization
グラフト重合
グラフト重合体が形成される度合[41]。
407
granulator
グラニュレータ;造粒機
材料の大きな破片又は不合格の成形物品をか粒
の状態に縮小する機械。
か粒及びペレタイザーも参照。
408
granule
か粒
切断,粉砕,破砕,沈殿及び重合などの操作で
種々な大きさ及び形状に生産した比較的小さな
粒。
注−これらの操作は,また粉末の形状の材料を
生じ;ある種の沈殿及び重合工程ではビーズの形
状で材料が生産される。
ペレットも参照。
409
half-width of the resonance curve
∆f (Hz)
共振曲線の半値幅∆f (Hz)
ARが共振振幅である場合に,共振曲線の振幅
AR及びA (A= (1/2) AR=0.707AR)において測定
される振動数の差[34]。
注−減衰があまり大きくない条件では,∆fはそ
の損失係数dに対してd=∆f/fRの関係にある。
共振曲線も参照。
34
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
410
hardening agent ; hardener
硬化剤
その反応に加わることによって樹脂又は接着剤
の硬化反応を促進し又は調節する試剤。
411
hardness
硬さ
押込み又は引っかきに対する材料の抵抗。
注−硬さを評価する種々の方法は,材料のいく
らか異なる量及び特性を測定しているために異な
る等級評価を与える。硬さを定量的に表示するた
めに各試験法はそれぞれ任意に規定した独自の硬
さの測定尺度をもっている。例えば,モースの測
定尺度は鉱物に引っかき傷をつけるための抵抗に
よって硬さを評価する(タルク=1からダイヤモ
ンド=100まで)。
ボール押込み法についてはISO 2039を参照
[22][23]。
412
haze
曇り;ヘーズ
プラスチックの内部又は表面の曇った外観。
413
heat-activated adhesive
加熱活性化接着剤
熱を加えることによって粘着性となる乾燥接着
剤。
414
heat of combustion (mass) ;
calorific potential
燃焼熱(質量);発熱量
完全燃焼によって放出される発熱エネルギーを
材料の質量で除した値。
415
heat mark
加熱傷
実際上は深さはない(その面積が深さに比べて
きわめて大きい)が,輪郭のはっきりした縁又は
あらされた表面のために肉眼で見えるプラスチッ
ク表面の極端に浅いくぼみ又は細い溝。
ひけマークも参照。
416
heat sealing
ヒートシーリング
少なくともその1層が熱可塑性プラスチックフ
ィルムである複数の材料の,2層又はそれ以上の
薄い層の,互いに接触する面をその熱可塑性フィ
ルム類の溶融する温度まで加熱することによって
結合する工程で,その結合は通常加圧することに
よって完成する。
417
heater hand ; heater blanket ; heater
strip
ヒーターバンド;ヒーター
ブランケット;ヒータース
トリップ
バレル,ダイ及び金型用の電気加熱装置。
注−バンド及びストリップは多少なりとも柔軟
であるが,ブランケットはたわまない。
418
heating-curve determination
加熱曲線測定
物質をその加熱(昇温)方式で調節された温度
プログラムに従わせている間に,その物質の温度
をプログラムされた温度の関数として測定する技
法[35]。
注
1 試料温度は縦軸上に上向きに高くなるよう
に,かつプログラムされた温度又は時間は左から
右へ横軸上にプロットする。
2 その温度プログラムが冷却(降温)方式であ
る場合にはこの用語は冷却曲線測定となる。
3 二つの導関数曲線すなわち加熱速度曲線(T
又はtに対してdT/dt)及び逆加熱速度曲線(T又
はtに対してdt/dT)が得られる。
419
high-frequency welding ; dielectric
welding ; RF welding
高周波溶接;誘電加熱溶接
結合する表面が高周波電場によって発生する熱
によって軟化される加圧溶接工程[40]。
35
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
420
high polymer
高重合体;高分子
高い相対分子質量の重合体から構成される物
質。
注−一般に,ある一連の直鎖状重合体の物理的
特性(特に粘弾性特性)がその相対分子質量によ
ってそれほど著しくは変化しない場合にはその重
合体は高重合体とみなされる。この用語は習慣的
に“重合体”と短縮される。
421
homopolymer
単独重合体;ホモポリマー
1種類の単量体から誘導される重合体[41]。
422
homopolymerization
単独重合
単独重合体が形成される重合[41]。
423
hopper
ホッパ
成形機例えば押出機の供給口の上に据え付ける
漏斗状の容器。
供給(プラスチックの)も参照。
424
hot-gas welding
熱風溶接
結合する表面が熱空気又は不活性気体の噴射に
よって軟化される加圧溶接工程。
425
hot-melt adhesive
ホット−メルト接着剤
溶融状態で塗布し,固体状態への冷却中に結合
を形成する熱可塑性接着剤。
426
hot-runner mould
ホット−ランナー金型
射出成形において,そのランナーが材料の固化
温度より高い温度に保たれる金型。
427
hot-setting adhesive
加熱セッティング接着剤
加熱によってだけセットする接着剤。
常温セッティング接着剤も参照。
428
hot stamping
ホットスタンピング
顔料被覆又は金属被覆したはく(箔)を加熱押
型によってプラスチックに押し付けて,その顔料
又は金属をプラスチックに移してしっかりと結合
するプラスチックの装飾又は印づけ工程。
429
hybrid
ハイブリッド
2種又はそれ以上の異なる種類の繊維材料(例
えば,ガラス及び炭素)で製造する組立物。
430
hydrocarbon plastic
炭化水素プラスチック
炭素と水素だけで構成する単量体から製造する
重合体を主成分とするプラスチック。
431
hysteresis loop (in dynamic
mechanical measurement)
履歴曲線;ヒステリシスル
ープ(動的力学測定におけ
る)
材料の周期的変形の間に作り出されるひずみに
対する応力(又はこれらの関数)の閉鎖曲線図[27]。
注−それぞれのループの面積はそれぞれの周期
の間に失われるエネルギーに比例する。
432
ignite
点火する;発火する
(1) 点火する(他動詞):燃焼を始めさせること。
(2) 発火する(自動詞):外部熱源を使用し又は
使用せずに火が燃えつくこと。
433
ignition
点火:発火
燃焼の開始。
434
ignition temperature
点火温度;発火温度
特定の試験条件のもとで持続燃焼を開始し得る
材料の最低温度。
435
impact strength
衝撃強さ
シャルピー及びアイゾッド衝撃試験において
[7][8],試験片が衝撃荷重を受けて破壊する間に吸
収されるエネルギーをその試験片の断面積で除し
た値。
注−試験片は切欠きを付けなくても付けてもよ
く,後者の場合その断面積はその切欠きの最低部
における値である。
相対衝撃強さも参照。
436
impregnation
含浸
細孔又は空げきを通って基材の中に液体,溶融
物,分散液又は溶液の形で重合体又は単量体を含
ませる工程。
36
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
437
impression
彫込み
金型の雌の部分。
キャビティも参照。
438
impulse sealing ; thermal impulse
sealing
インパルスシール;熱衝撃
封止
結合する表面が不連続に急速な加熱を受け,加
熱後に加圧し続ける結合工程[40]。
439
incandescence
白熱(光)
例えばタングステンフィラメントの電気加熱に
よって生ずる白熱のように,燃焼又はその他の化
学反応を伴わない白熱。
赤熱燃焼も参照。
440
inching
寸動
組み合わせる表面が相互に接触する直前の型締
め速度の減少。
441
indentation hardness
押込み硬さ
押込みに抵抗する材料の能力。
注−押込み工具の大きさと形状,押込み荷重,
及びその他の試験条件が特定されている個別の試
験の場合を除いては,この用語“押込み硬さ”は
何等定量的な意味をもたない。
442
inherent viscosity ηinh ; logarithmic
viscosity number ηin
インヘレント粘度ηinh;対
数粘度数ηin
相対粘度の自然対数の,重合体の質量濃度cに
対する比[44]。
c
r
in
inh
η
η
η
ln
=
=
注−還元粘度の注を参照。
相対粘度も参照。
443
inhibitor
禁止剤
化学反応を抑制するために少量使用する物質。
触媒及び抑制剤も参照。
444
initial stress in stress relaxation
応力緩和における初期応
力
(応力)緩和試験において,試験片にひずみを
与えると直ちに生ずる応力。
注−ひずみを与える瞬間に応力を読むことはほ
とんど不可能に近いので,ひずみを与えたのち特
定の短時間経過後の応力がさらに再現性のある値
である。
445
initiator
開始剤
少量使用して,例えば遊離基類を供給すること
によって,化学反応を開始させる物質。
触媒も参照。
446
injection blow moulding
射出ブロー成形
バリソンが射出成形によってマンドレルの上に
成形されかつ第二の金型の中で最終の形状及び寸
法に膨らまされるブロー成形工程。
447
injection moulding
射出成形
材料を加熱シリンダからスプルー(ランナー,
ゲート)を通じて閉じた金型のキャビティーの中
へ加圧のもとに注入して成形する工程。
448
inorganic polymer
無機高分子
主鎖に炭素原子をもたない重合体。
注−例:ポリジクロロフォスファゼン,ポリジ
メチルシロキサン。無機高分子には有機基側鎖が
存在しているものもあるが,この場合にはその重
合体はときには“半有機の”と呼ばれている。
449
insert
インサート
適当な位置に成形されているか又は成形操作完
了後に成形品中に押し込まれる金属又はその他の
材料からなる部品。
450
insert pin
インサートピン
成形の間じゅうインサートの位置を決定しかつ
保持するために使用するピン。
37
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
451
instantaneous strain in creep
クリープにおける瞬間ひ
ずみ
クリープを生ずる前に試験片に荷重をかけると
直ちに生ずるひずみ。
注−荷重をかける瞬間にひずみを読みとること
はほとんど不可能に近いので,荷重をかけたのち
特定の時間経過後のひずみがさらに再現性のある
値である。
452
insulation resistance
絶縁抵抗
試験片に接触し又は埋め込まれている二つの電
極間の絶縁抵抗は,両電極に印加した直流電圧の,
電圧を印加した後一定時間にそれらの電極間を流
れる全電流に対する比である。それは試験片の体
積抵抗と表面抵抗の双方に依存する[38]。
453
internal friction W/U
(dimensionless)
内部摩擦W/U(無次元)
エネルギー損失Wの単位貯蔵エネルギーUに対
する比。
注−内部摩擦が小さい場合には,対数減衰率Λ
の2倍に等しいと考えてもよい。
Λ
=2
U
W
エネルギー損失,対数減衰率及び単位貯蔵エネ
ルギーも参照。
454
internal plasticizer
内部可塑剤
可塑化するために重合体の中に化学反応によっ
て組入れられている化学基。
外部可塑剤も参照。
455
international rubber hardness
degree (IRHD)
国際ゴム硬さ (IRHD)
硬さの一つの尺度で,特定の条件のもとて試験
片への特定の押込み工具の侵入深さから得られる
等級[19]。
注−国際ゴム硬さの等級は0等級が押込みに対
し測定できる抵抗を示さない材料を表現し,100
等級は測定できる押込みを示さない材料を表現す
るものとして測定される。その尺度はISO 48に完
全に記述されている[2]。
456
intrinsic viscosity ; limiting
viscosity number
固有粘度;極限粘度数
重合体の無限希釈における還元粘度又はインヘ
レント粘度の極限値[44]。
inh
c
c
m
li
c
i
m
li
η
η
η
0
0
]
[
−
−
=
=
注
1 還元粘度の注を参照。
2 この用語はまた高分子関係文献類の中では
シュタウディンガーインデックスとしても知られ
ている。
インヘレント粘度も参照。
457
irregular block
不規則性ブロック
単一の連鎖配列におけるただ一種類だけの構成
繰返し単位では記述できないブロック[41]。
458
irregular polymer
不規則性重合体
その分子がただ一種類の構成単位と単一の連鎖
配列では記述できない重合体[41]。
注−その断片
38
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
に示すように,分子が構成単位
及び
のランダム配列よりなりたっている重
合体は不規則性重合体である。
規則性重合体も参照。
459
isobaric mass-change
determination
等圧質量変化測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に揮発性製品の一定分圧下における物質の平衡質
量を温度の関数として測定する技法[35]。
注−その記録は等圧質量変化曲線であり,その
質量は縦軸上に下向きに減少するように,かつ温
度は横軸上に左から右に増加するようにプロット
される。
460
isocyanate plastic
イソシアネートプラスチ
ック
多官能性イソシアネートのその他の化合物との
反応によって製造する重合体を主成分とするプラ
スチック。
注−イソシアネートの水酸基を含む化合物との
反応はウレタン基−NH−CO−O−を有するポリ
ウレタンを生成する。イソシアネートのアミノ基
を含む化合物との反応はユリア基−NH−CO−
NH−を有するポリユリアを生成する。
461
isocyanurate plastic
イソシアヌレートプラス
チック
イソシアネートの三量体化で生じるイソシアヌ
レート六員環を連鎖中に組み入れている重合体を
主成分とするプラスチック。
注−市販ポリイソシアヌレート発泡プラスチッ
クにおいては,連鎖中にウレタン基を導入するた
めに利用可能なイソシアネート基の10から30%
をポリオールと反応させられる。
39
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
462
isotactic polymer
イソタクチック重合体
ただ1種類の配置基本単位(主鎖中にキラル又
はプロキラル原子を有する)を単一の連鎖配列に
基づいて記述し得る分子からなる規則性重合体
[42]。
注−イソタクチック重合体分子においては,配
置繰返し単位は配置基本単位と同一である。重合
体−[CH (CO2R) CH (CH3)]n−において,もしそれ
ぞれの構成繰返し単位の主鎖の立体異性部位のう
ちその一つだけが
のように定義できるとすれば,これは配置繰返し
単位であり,かつその対応する重合体
はイソタクチック重合体である。しかし立体異性
中心−CH (CH3) −における配置が定義されてい
ないために,それは立体規則性重合体ではない。
次のジイソタクチック重合体
及び
は立体規則性である。
立体繰返し単位の注を参照。
キラリティ及び連鎖配列も参照。
463
isothermal mass-change
determination
等温質量変化測定
一定温度における物質の質量の時間 (t) 依存性
の記録を得る技法。
注−その記録は等温質量変化曲線であり;その
質量を縦軸上に下向きに減少するようにかつtを
横軸上に左から右に増加するようにプロットする
のが標準的である。
464
joint (in adhesive bonding)
接合;継手(接着剤結合に
おける)
接着剤によってつなぎ合わせる二つの隣接する
被着材の接合。
40
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
465
kiss roll (in coating)
キスロール(塗布におけ
る)
塗布用流体中に浸せきした他の円筒からその円
筒表面に移した塗布材料を塗布される基材の上に
沈着させるために使用する塗布機の回転円筒。
リバースロールも参照。
466
kneader
ニーダー
激しいせん断作用によって材料を徹底的に混合
するための機械。
467
knitted fabric
編物
織物用ガラス糸のループの編み合わせによって
製造する平面又は円筒状の組織物。
468
ladder polymer ; double-strand
polymer
はしご形重合体;本鎖重合
体
二重配列の主鎖を有する重合体。
469
laminate (verb)
積層する(動詞)
材料の層を結合すること。
470
laminate (noun)
積層品(名詞)
一種類の材料又は複数の材料の二又はそれ以上
の層を密着結合して製造する製品。
471
laminated moulded rod (as applied
to thermosets)
積層成形棒(熱硬化性プラ
スチックに適用)
マンドレルの上に材料の含浸層を巻き付け,そ
のマンドレルを引抜き円筒形金型の中で加熱加圧
のもとで硬化し,次いで標準寸法に合わせるため
に研削して成形する棒。
472
laminated moulded tube (as applied
to thermosets)
積層成形管(熱硬化性プラ
スチックに適用)
マンドレルの上に材料の含浸層を巻き付け,そ
の組立物を円筒形の金型の中で加熱加圧のもとで
硬化し,次いでマンドレルを引き抜いて成形する
管。
473
laminated rolled tube (as applied to
thermosets)
積層ロール管(熱硬化性プ
ラスチックに適用)
加熱した加圧ロールの間のマンドレルの上に材
料の含浸層を巻き付け,加熱炉の中で硬化し,次
いでマンドレルを引き抜いて成形する管。
474
laminated sheet (as applied to
thermosets)
積層板(熱硬化性プラスチ
ックに適用)
熱硬化性又は硬化可能性樹脂を十分に含浸して
ある紙,織布,単板又はフェルト(マット)の層
を重ね合わせ,かつ単一物品を成形するために加
圧のもとで加熱し又は加熱せずに密着結合するこ
とからなるシート。
注−他の成分,例えば着色剤を加えてもよい。
475
laminating ; lamination (process)
積層(工程)
二又はそれ以上の層状の材料を結合する工程。
476
lamination (of a laminate)
薄層;単層(積層品の)
積層品の一枚の層。
477
land (of a compression or injection
mould) ; land area ;amating
surface
ランド(圧縮又は射出成形
用金型の);ランド面;合
わせ面
圧力をかける方向に対して垂直な金型の支え面
の接触表面,すなわちその金型を閉じる場合に互
いに接触する双方の面。
478
land (of an extruder die)
ランド(押出機用ダイの)
ダイにおける材料の流れに平行な面。
479
lap joint
重ね接合
一つの被着材を部分的に他の被着材の上に置
き,その重なり合った部分を密着結合して作る接
合。
突合せ接合及びスカーフ接合も参照。
480
latex
ラテックス
高分子材料のコロイド状水性分散液。
481
lay-up (noun) (as applied to
reinforced plastics)
レイアップ(名詞)(強化
プラスチックに適用)
加工の準備ができた樹脂含浸材料層のたい積。
482
lay up (verb) (as applied to
reinforced plastics)
レイアップする(動詞)
(強化プラスチックに適
用)
加工のために樹脂含浸材料層をたい積するこ
と。
41
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
483
lengthwise
縦方向;長手方向
随意に特定し又は選択した方向,例えば:
a)
試料の長手方向;
b)
成形加工(機械)方向,すなわち製造工程の
間に機械の中又は上で材料が成形されかつ移動す
る方向;
c)
指摘された性質に関して,試料がより強いと
知られている方向;
d)
特に測定される性質がその測定面において
均一であると期待される場合は任意に選ぶ方向。
484
let-go
はがれ
積層安全ガラスにおける欠陥に適用されるよう
に,中間層とガラスの間の初期の接着が失われて
いる部分。
485
let-off (a device) ; pay off (a
device)
送出し(装置);巻戻し(装
置)
例えばカレンダ加工又は押出しによる塗布操作
のために加工される材料が調節された張力のもと
で機械に供給されるコイル又はリールを吊り下げ
るために用いる装置。
486
lift (in moulding)
リフト(成形品における)
ただ1回の成形サイクルで生産される完全な一
そろいの成形品。
487
lignin plastic
リグニンプラスチック
リグニン樹脂を主成分とするプラスチック。
488
lignin resin
リグニン樹脂
リグニンの加熱又はリグニンの化学薬品類又は
樹脂類との反応によって製造される樹脂で,リグ
ニンが質量で最大量であること。
489
limiting oxygen index
限界酸素指数
特定の試験条件のもとで,材料の火炎を伴う燃
焼をまさしく維持しうる酸素と窒素の混合物にお
ける酸素の最低濃度。
490
linear burning rate
線燃焼速度
特定の試験条件のもとで,燃焼の直線距離を時
間で除した値。
491
linear density (as applied to textile
glass)
線密度(紡織用ガラスに適
用する)
脱サイズして加熱炉乾燥したガラス糸又はロー
ビングの単位長さ当たりの質量[21]。
492
linear expansion
線膨張
特定の試験条件のもとでの試験片の寸法変化。
体膨張,膨潤及び線熱膨張係数も参照。
493
linear polymer
線状重合体
マー(単量体単位)が分岐をもたない連鎖の形
に互いに結合している重合体。
494
load-deflection curve
荷重-たわみ曲線
曲げ試験における荷重及びたわみの対応する数
値を相互に向き合う点座標で示す線図形。
495
loading chamber
装てん室
過剰の未圧縮成形材料を収容するために備え,
その成形材料が溶融流れ温度に達するまでの適当
な時間そのままの状態にとどめ,金型キャビティ
の占める空間に追加されている金型内の一つの空
間。
トランスファーチャンバも参照
496
loading tray
装てん用浅箱
浅い箱形容器の滑り底板を引き抜くことによっ
て,多数個の彫込み金型のそれぞれのキャビティ
に同時に成形材料を装てんするために使用する装
置。
42
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
497
logarithmic decrement Λ
(dimentionless)
対数減衰率Λ(無次元)
単一周波数振動の減衰において,同じ記号のい
ずれか二つ(又はそれ以上)の連続する振幅の比
の自然対数[11][24][27]。
k
n
n
A
A
k
+
=
ln
1
Λ
ここに
An及びAn+kは二つの振動の振幅(回転のラジ
アンにおける)であり;
kはその二つの振幅測定を区別している振動
数である。
注−減衰が著しく大きくない限り,ΛはΛ=πd
によって損失係数dと関係がある。
498
longitudinal shear strength ;
lap-joint strength
縦せん断強さ;ね接合強さ
その結合面に平行に加えられる応力によって接
着剤接合を破壊するのに必要な力。
499
longitudinal wave modulus L (Pa) 縦波弾性率L (Pa)
横方向へ伸長する平板を通じて伝ぱする縦波の
弾性率[24]。
ε
σ
=
L
注−正規には縦波は圧縮波である。横方向への
伸張又は膨張に関しては:εx=εy=0。
500
loss angle (in damping) δ (rad)
損失角(減衰における)δ
(ラジアン)
応力とひずみの間の位相角φで,その正接は損
失係数dである[27]。
損失係数(減衰における)も参照。
501
loss factor (in damping) d ; loss
tangent ; tan delta
(dimensionless) : [27][34]
損失係数;スファクター
(減衰における)d;失正
接;ンデルタ(無次元)
[27][34]
(1) 応力とひずみ間の損失角δの正接。
(2) 引張り,せん断,圧縮,又は縦圧縮において
測定した損失弾性率(損失コンプライアンス)の
貯蔵弾性率(貯蔵コンプライアンス)に対する比。
tanδE=
'
"
E
E
tanδG=
'
"
G
G
tanδK=
'
"
K
K
tanδL=
'
"
L
L
注
1 それはその商tanδ=M"/Mʼ=C"/Cʼによって示
される。
2 一般に損失係数d=tanδは強制振動させられ
ている系の減衰の尺度として使用される。
502
loss index
損失インデックス
誘電材料の損失インデックス (ε") はその誘電
正接 (tan δ) とその比誘電率 (εr) の積に等しい
[39]。
503
loss modulus M" (Pa) (in
damping) ; [loss compliance C"
(Pa1)]
損失弾性率" (Pa) (減衰
における);[損失コンプラ
イアンスC" (Pa1) ]
複素弾性率[コンプライアンス]の虚数部分[34]。
注−荷重サイクルの間に失われる(消費される)
エネルギーの尺度である。
複素弾性率及び複素コンプライアンスも参照。
504
lot
ロット
同一であると推定される条件のもとで製造又は
生産するある種の商品の一定量[30]。
505
lubricant
滑剤
加工を容易にし又は粘着を防ぐためにプラスチ
ックの配合処方に少量添加する物質。
43
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
506
lubricant bloom
滑剤ブルーム
プラスチックの表面上の滑剤の曇った油じみた
しみ出し。
507
machining
機械加工
穴あけ,研削,フライス削り,打抜き,ルータ
加工,サンディング,のこ引き,ねじ立て及びね
じ切りのような加工操作。
二次加工及び組立ても参照。
508
macromolecule
高分子
非常に大きな分子(有機及び無機の)[41]。
重合体及び高重合体も参照。
509
mandrel (in extrusion)
マンドレル(押出しにおけ
る)
中空製品の内部の形状及び寸法を決定する押出
ダイの中心部品。
510
mass burning rate
質量燃焼速度
特定の試験条件のともで,時間で除した燃焼し
ている材料の質量損失。
511
mass per unit area (as applied to
textile glass)
単位面積当たり質量(織物
用ガラスに適用)
特定寸法のマット又は布の試験片の質量の,そ
の表面積に対する比[28][31]。
512
masterbatch
マスターバッチ
コンパウンドの調製において,基本重合体と適
量混合して使用するために,その重合体及び既知
の割合での高百分率の1種類又はそれ以上の成分
(着色剤及び又はその他の添加剤)が十分に分散
されている混合物。
513
mat
マット
切断又は未切断のフィラメント,ステープルフ
ァイバ又はストランドを配向又は無配向のままシ
ート状にまとめて製造した製品。
514
matt spot
つや消しはん点
部品の光沢の中の局部的な減少。
515
mechanically foamed plastic
機械的発泡プラスチック
その気泡が気体の物理的混入によって形成され
る発泡プラスチック。
化学的発泡プラスチックも参照。
516
melamine-formaldehyde [MF] resin メラミン−ホルムアルデ
ヒド [MF] 樹脂
メラミンのホルムアルデヒド又はメチレン架橋
を供与できる化合物との重縮合によって製造され
るアミノ樹脂。
517
melamine plastic
メラミンプラスチック
重合に関係するアミン類又はアミド類の中で質
量を最大量存在するアミンがメラミンであるアミ
ノ樹脂を主成分とするプラスチック。
アミノプラスチック及びメラミン−ホルムアル
デヒド樹脂も参照。
518
melt flow rate
メルトフローレイト;融流
れ速度
特定の試験条件のもとで,一定の時間内に押し
出される熱可塑性材料の量[17]。
519
melting behaviour
溶融挙動
熱の影響のもとで材料の軟化(収縮,滴下,溶
融材料の燃焼などを含む)を伴う現象。
520
melting temperature
溶融温度
特定の試験条件のもとで測定する際に,加熱に
より半結晶質重合体の中で結晶性が見えなくなる
温度。
軟化温度も参照。
521
metallized plastic
金属化プラスチック
一般には真空昇華によっているが,化学反応に
よっても又その表面に金属が析出されているプラ
スチック部品又はフィルム。
注−真空昇華及び化学反応による金属化は一般
に約0.1μmの厚さの析出層を生ずる;それ以上の
金属の厚さは通常電気めっきによって増大され
る。
44
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
522
metering device
計量装置
材料又は成分を前もって決めた量に計量する機
械装置。
523
metering zone
計量部
溶融物を均一な速度でブレーカープレート又は
ダイの方へ前進させるスクリューの最終部分。
524
microencapsulation
マイクロカプセル封入
後で調節された条件のもとで解放するために,
分離及び貯蔵の手段として物質成分の個々の微粒
子を塗装する工程。
カプセル封入も参照。
525
migration
移行
プラスチック材料のある成分の他の接触してい
る材料への通常は好ましくない移転。
しみ出しも参照。
526
milled fibres
ミルドファイバ
寸法縮小用粉砕機を通す工程で非常に短い長さ
に切断した繊維。
527
minimum film-forming temperature
(of dispersions)
量低塗膜形成温度(分散
の)
それより上の温度ではき裂を伴わない一連の均
質な塗膜が形成される限界温度[25]。
528
minimum ignition time
最小点火時間;最小発火時
間
特定の試験条件のもとで継続燃焼を得るための
点火源に対する材料の暴露最小時間。
点火の容易さも参照。
529
modulus M (Pa)
モジュラス;弾性率M (Pa)
応力をひずみで除した値。
ε
σ
=
M
Eは引張弾性率,Gはせん断弾性率,Kは体積
弾性率,Lは縦圧縮弾性率である。
530
modulus of elasticity ; elastic
modulus
弾性率
比例限界以下の材料における応力に対応するひ
ずみに対する比。
比例限界も参照。
531
molar-mass average ; relative
molecular-mass average ;
molecular-weight average
モル質量平均;相対分子質
量平均;分子量平均
多分散重合体におけるモル質量又は相対分子質
量(分子量)のいずれかの平均値[44]。
注
1 高分子科学においてはモル質量Mに対して1
モル当たりのグラム(g/モル)の単位を勧めてい
る。その理由はこの場合物質のモル質量と相対モ
ル質量の数値が等しいからである。
2 一般に使用されている3種類の平均は数平
均,質量平均(重量平均)及び粘度平均である。
分子質量分布及び相対分子質量も参照。
532
molecular-mass distribution
分子質量分布
一つの重合体の中に存在する異なった分子質量
を有する分子の相対量。
注−市販の重合体の分子は単一の分子質量をも
ってはいない;その分子質量分布は統計的考察に
よる。実測されるその分布は使用する解析方法に
依存するので,それを明記しなければならない。
質量平均分子質量の数平均分子質量に対する比は
その分布の指標としてしばしば使用される。分子
質量分布はかなり加工挙動に影響を及ぼすことが
ある。
533
monofilament
モノフィラメント
商業上の織物操作においては糸として又はその
他の応用においては一つの実体として機能を果た
すために十分に強い単一のフィラメント。
45
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
534
monomer
単量体;モノマー
それぞれが1種類又はそれ以上の構成単位とな
り得る分子からなる化合物[41]。
535
monomeric unit ; mer
単量体単位;マー
重合過程において単一の単量体分子により形成
される最大の構成単位[41]。
536
mould ; die
金型;ダイ
成形品がその形を受取る空間(キャビティ)を
囲む部品から組み立てられたもの。
パンチも参照。
537
mould clamping force ; locking
force ; locking pressure
型締力;型締圧
成形工程の間ずっと金型を閉じておくために加
えられる力。
538
mould mark
型傷
金型に由来する成形品の表面の欠点。
539
mould seam
型合わせ筋
金型の分割線により生ずる,一般的な表面とは
異なる色又は外観をもつ各成形品又は積層品の表
面の一本の線。
540
moulding (process)
成形(工程)
圧力及び通常は熱を加えて,ダイ又は金型で材
料に形を与える工程。
541
moulding (product)
成形品(製品)
閉じた金型の中で(例えば圧縮成形,トランス
ファ成形,射出成形により)生産される物体。
542
moulding compound
成形材料;成形コンパウン
ド
成形工程によって形を与えうる配合物。
543
moulding cycle
成形サイクル
(1) 一組の成形品の生産に必要な成形工程に
おける完全な一連の操作。
(2) 1に記述した操作を完了するための時間。
544
moulding pressure
成形圧力
成形工程の間ずっと成形材料に作用している圧
力。
型締力も参照。
545
moulding shrinkage ; mould
shrinkage
成形収縮
金型及び成形品をともに標準室温で測定した場
合の成形品とそれが成形された金型キャビティと
の間の寸法の差。
あと収縮も参照。
546
moving plate ; moving table
可動盤
金型の一部を保持しかつその金型を閉じるため
に固定盤の方向に動く盤。
固定盤及び浮動盤も参照。
547
multicavity mould ;
multi-impression mould ; gang
mould
多数個取り金型;多数個彫
込み金型;ギャングモール
ド
ただ一回の(成形)サイクルで数個の部品の生
産が可能な金型。
548
multifilament
マルチフィラメント
集めたフィラメントからなる織物材料の一部
類。
549
multigates
多数ゲート
金型キャビティに二つ以上のゲートを経由して
供給する入口。
550
multiplaten press ; multidaylight
press
多段プレス
上部及び下部の台盤の間に浮動盤を伴い金型又
は積層たい積物のために二つ以上の間隙を備えて
いるプレス。
551
multiple wound yarn
多重並列巻き糸
巻き合わされているがより合わされていない2
本又はそれ以上の糸から構成されている糸[18]。
注−単糸,もろより糸又はケーブル巻き糸が多
重並列巻き糸を製造するのに使用される。
552
narrow fabric with selvages1)
耳付き細幅布
幅が100mm及び300mmの間の耳付きのガラス
繊維織物。
耳付きテープも参照。
46
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
553
narrow fabric without selvages1)
耳無し細幅布
幅が100mm及び300mmの間の耳無しのガラス
繊維織物。
耳無しテープも参照。
554
necking ; striction
ネッキング;断面収縮
引張応力のもとで材料に生ずることがある断面
積の局部的な減少。
555
needled mat
ニードルドマット
基布を伴い又は伴わずに,短い長さに切断され
たストランドで構成され,ニードル織機でフェル
ト化されたマット。
556
network
網目
複数の重合体連鎖の架橋により作られる交錯し
た構造。
網状高分子も参照。
557
network polymer
網状重合体
三次元構造が連鎖間共有結合によって形成され
ている重合体。
558
nip
ニップ
互いに接触している2本のロールの間,又はそ
のロールのいずれか1本とそれらの間を通過する
物体の表面との間の接触線。
559
nominal diameter of filaments or
staple fibres
フィラメント又はステー
プルファイバの呼称直径
織物用ガラス繊維製品の表示に使用され,かつ
そのフィラメント又はステープルファイバの平均
の真の直径にほぼ一致し,マイクロメータで示さ
れかつ整数に丸められたフィラメント又はステー
プルファイバの直径。
560
non-resonant forced vibration
technique
非共振強制振動技法
試験片をある固定振動数で機械的に振動させて
動的力学測定を行う技法。
注−貯蔵弾性率及び減衰は加えるひずみ,その
結果として生ずる応力及び位相角の移動から計算
される。
561
non-rigid plastic
軟質プラスチック
指定の条件のもとで,曲げ試験,又はそれが適
用できない場合には引張試験における弾性率が
70MPa1)より大きくないプラスチック。
注−材料は通常ISO 291[9]に従って標準温度及
び相対湿度において分類される。
562
non-woven scrim
不織スクリム
平行な糸から構成される2又はそれ以上の層が
互いに化学的又は機械的手段によって結合され,
次に続く層の糸が前の層の糸に対してある角度で
置かれている不織で目の粗い織物用ガラス繊維
布。
563
normal stress σii- (Pa)
法線応力;垂直応力σii (Pa)
その元の作用面積に対して垂直に働く力を,こ
の面積の中で測定される試験片の断面積で除した
値。
注−法線応力はその力の方向により引張応力又
は圧縮応力のいずれでもありうる。IUPAP記号:
σ。
564
no-twist roving (for over-end
unwinding)
無よりロービング(オーバ
ー−エンド巻戻しに対す
る)
集合包装の間ずっと意図的なよりがかけられ,
その包装の表示末端から引き出すときにそのより
が取り除かれるロービング。
47
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
565
novolak
ノボラック
フェノールに対するホルムアルデヒドの比が
1 : 1以下を含むフェノール樹脂で,それによって
不溶融性材料を生ずるように追加結合を与えるこ
とができる化合物(例えばホルムアルデヒド又は
ヘキサメチレンテトラミン)の適当量と加熱する
までは,通常は熱可塑性のままである。
レゾールも参照。
566
nozzle
ノズル
射出又は押出機バレルの先端に取り付けそれを
通じて成形材料が金型又はダイに向かって流動す
る装置。
注−ノズルは成形材料の流れを制御する弁をも
っているものもある。
567
offset yield point
オフセット降伏点
オフセット降伏応力の認められる応力−ひずみ
曲線上の点。
568
offset yield stress
オフセット降伏応力;耐力
応力−ひずみ曲線が特定の百分率のひずみにま
で直線関係から外れる点(オフセット)における
応力。
注−この特性を報告するときにはそのオフセッ
トの数値を示す必要がある。
569
olefin plastic
オレフィンプラスチック
オレフィン(又はオレフィン類)で製造される
重合体,又はそのような単量体の他の単量体との
共重合体で,そのオレフィン単量体(又は単量体
類)が質量で最大量を占めるものを主成分とする
プラスチック。
570
oligomer
オリゴマー
1種又はそれ以上の種類の原子又は原子団(構
成単位)の少数が互いに繰返し連結されたものを
含む分子からなる物質[41]。
注−オリゴマーの物理的性質はその分子から一
個又は少数個の構成単位を付加又は切除すること
によって変化する。
571
oligomerization
オリゴメリゼーション
単量体又は単量体類の混合物をオリゴマーに転
化する過程[41]。
572
open assembly time (in adhesive
bonding)
開放たい積時間(接着剤結
合における)
接着剤塗布面の双方を接触させる前に空気にさ
らしている時間。
573
open cell
開放セル
壁によって完全には取り囲まれていないので,
したがって他のセル又は外部と互いに連結してい
るセル。
574
open-cell cellular plastic
開放セル発泡プラスチッ
ク
ほとんどすべてのセルが隅から隅まで連結して
いる発泡プラスチック。
575
optical density of smoke
煙の光学濃度
不透明度の尺度,すなわち光の透過率の負の常
用対数。
576
optical distortion
光学的ひずみ
材料を透視し又は材料の表面からの反射として
目視した場合の物体の幾何学模様の何らかの外見
上の異常。
577
orange peel
みかん肌;ゆず肌
みかんの皮の表面に似ている膨れ傷,ピンホー
ル及びくぼみの積み重なった形で示されるあばた
跡の外観の不均整な表面。
578
organosol
オルガノゾル
可塑剤及び揮発性有機液体の混合物の中に微細
に分割された重合体の懸濁液。
プラスチゾルも参照。
48
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
579
oscillating stress
交番応力
時間の周期的な関数として変化する数値を伴う
応力。
振動応力も参照。
580
overcure
オーバーキュア
硬化条件(時間,温度,放射線,硬化用添加剤
の量,など)が十分な硬化を生ずる条件を超えて
いる場合の重合体系の硬化状態。
アンダーキュアも参照。
581
package
包装
巻戻しができかつ取扱い,貯蔵,輸送及び使用
に都合がよい単位の形の糸,ロービングなど。
注−包装はかせ又はケークのように支持具のな
いもの又はボビン,コップ(管糸(かんし)),コ
ーン,バーン(管(くだ)),スプール,チューブ,
又はビームの上に各種の巻上げ形態で用意しても
よい。
582
parallel laminated
平行積層の
その材料の層のすべてが木目又は引張りにおけ
る最も強い方向にほぼ平行に合わされている積層
品に関連していること。
583
parison
パリソン
ブロー成形に使用される一般に管状の定形プラ
スチック形材。
584
peel strength
はく離強さ
あるはく離様式で使用する応力によって接着剤
接合を破壊点に導き及び又は特定の破壊速度を継
続するために必要な単位幅当たりの力。
585
pellet
ペレット
成形及び押出操作における供給原材料として使
用する,一定のロット内では比較的均一な寸法を
有する予備成形された成形材料の小さな塊。
か粒も参照。
586
pelletizer
ペレタイザー
成形及び押出操作における供給原材料として使
用するために押し出された棒又はその他の形状物
を比較的均一な寸法のペレットに切断する機械。
ペレットも参照。
587
perfluoro (ethylene/propylene)
[FEP] plastic
パーフルオロ(エチレン/
プロピレン) [FEP] プラ
スチック
テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプ
ロピレンの共重合体を主成分とするプラスチッ
ク。
588
permanence
耐久性
時間及び環境による,材料特性のかなりの変化
に対する抵抗。
589
permeability
透過性
気体及び液体を拡散及び収着の過程によって一
方の面を通り抜けて他の面を出ていく透過に関す
る材料の性質。
注−多孔性と混同されてはならない。
気体透過速度及び多孔性も参照。
590
phase inversion (in polymerization) 転相(重合における)
ある種類の不均一相重合,例えばゴム変性耐衝
撃性ポリスチレンの調整において,転化率が一定
の段階に達すると,連続相と分散相が互いに入れ
替わる現象。
591
phenol-formaldehyde [PF] resin
フェノール−ホルムアル
デヒド [PF] 樹脂
フェノールのホルムアルデヒドとの重縮合によ
って製造されるフェノール形の樹脂。
592
phenol-furfural resin
フェノール−フルフラー
ル樹脂
フェノールのフルフラールとの重縮合によって
製造される樹脂。
593
phenolic plastic
フェノールプラスチック
フェノール樹脂類を主成分とするプラスチッ
ク。
49
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
594
phenolic resin
フェノール樹脂
一般には,フェノール,その同族体類及び又は
誘導体類のアルデヒド類又はケトン類との重縮合
によって製造されるある部類の樹脂。
595
pimple
膨れ傷
部品の表面の種々の形状の小さな硬い突起。
膨れも参照。
596
pinhole
ピンホール
材料の表面の極めて小さな直径の穴。
注−フィルムの場合には,その穴は通常全厚さ
を貫通している。
くぼみも参照。
597
pin-point gate
ピン-ポイントゲート
成形部品にほとんどスプルーを残さない極めて
小さな円形横断面積の射出流路又は絞り穴。
598
pipe
管
硬質又は半硬質のチューブ。
チューブ,チュービング及びこわさも参照。
599
plastic (noun)
プラスチック(名詞)
必須の構成成分として高重合体を含みかつ完成
製品への加工のある段階で流れによって形を与え
得る材料。
注
1 同様に流れによって形を与え得る弾性材料
はプラスチックとしては考えない。
2 幾つかの国々,特にU.K.においては,公式の
見解は現在,用語“プラスチックス”を複数形は
もち論単数形として使用することの選択の自由も
許されている。
600
plastic deformation
塑性変形
応力を加えたプラスチックにその加えた応力が
取り除かれた後にも残るひずみの部分。
クリープ,クリープの回復及び弾性変形も参照。
601
plasticate
可塑性にする
機械的作用及び又は加熱によって熱可塑性コン
パウンドをさらに加工しやすくすること。
可塑化するも参照。
602
plasticating capacity (of an
extruder)
可塑化能力(押出機の)
一台の押出機が単位時間当たり可塑性にし得る
一定の種類の材料の最大量。
603
plasticity
塑性;可塑性
変形応力をその降伏点応力まで又はそれ以下に
減少した後変形したままで残る材料の傾向。
604
plasticize
可塑化する
可塑剤の添加又はその重合体の化学的変性によ
り重合材料を更に軟らかく,更にたわみやすく及
び又は更に加工しやすくすること。
可塑性にするも参照。
605
plasticizer
可塑剤
軟化領域を下げ,かつ加工性,たわみ性又は伸
展性を増すためにプラスチックに混合する揮発性
が低い又は無視できる物質。
606
plasticizer limit
可塑剤限界量
特定の条件のもとで,一定の材料と相溶し得る
可塑剤の最大量。
外部可塑剤も参照。
607
plastigel
プラスチゲル
可塑剤の中に微細に分割された重合体のゲルに
似た懸濁液。
50
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
608
plastisol
プラスチゾル
可塑剤の中に微細に分割された重合体の懸濁
液。
注−その重合体は室温においては認められる程
には可塑剤中には溶解しないが,高温では均質な
プラスチックの塊を形成する(外部可塑化された
重合体)。
オルガノゾルも参照。
609
plastisol fusion
プラスチゾル融解
冷却中に均質な固体が生ずるように,加熱の間
にプラスチゾル(及びオルガノゾル)の中の樹脂
粒子をその可塑剤中に溶解する工程。
注−プラスチゾルのゲルは加熱又は熟成の間に
プラスチゾル(又はオルガノゾル)の中の可塑剤
がその樹脂粒子によって弱いゲルの塊が形成され
る程度にまで吸収される場合に得られる状態をい
う。
オルガノゾル及びプラスチゾルも参照。
610
plate
板(いた);板(ばん)
均質で限定された厚さと面積の滑らかで平らな
一枚の材料。
611
plate mark
プレートマーク
欠陥に適用される用語で,加圧板の表面に由来
する加圧されたプラスチックシートにおける欠
点。
612
plug-assist vacuum thermoforming プラグ−アシスト真空熱
成形
成形する前に加熱したシートを部分的に予備成
形するために雄型又はプラグを用い,そのあと真
空によって成形を完成する真空熱成形工程。
613
Poisson's ratio
ポアソン比
材料の比例限界内において,均一に分布された
軸方向の応力の結果として生ずるそれに一致する
軸方向のひずみに対する横方向のひずみとの比の
絶対値。IUPAP記号:μ, γ。
注−異方性材料の場合には,ポアソン比は応力
をかける方向によって変化する。比例限界以上で
は,この比は応力により変化して真のポアソン比
とは見なされない;それにもかかわらずこの比が
報告される場合には,測定された応力の値をはっ
きり述べる必要がある。
614
polyacetal
ポリアセタール
連鎖中の繰返し構造単位がアセタールの形のも
のである重合体。
ポリオキシメチレンも参照。
615
polyacrylate
ポリアクリレート
アクリル酸のエステル又はアクリル酸同族体又
は置換誘導体のエステル類の重合体。
616
polyacrylic plastic
ポリアクリル系プラスチ
ック
連鎖中の繰返し構造単位が本質的にはすべてア
クリル系の形のものである重合体を主成分とする
プラスチック。
617
polyacrylonitrile [PAN]
ポリアクリロニトリル
[PAN]
アクリロニトリルの重合体。
618
polyaddition
重付加
広義には付加重合と同義語。狭義には炭素−炭
素不飽和結合を含まない単量体の付加(例えば,
エポキシ,イソシアネート,又はラクタム単量体
の反応)によって重合体を形成する化学反応。
619
polyamide [PA]
ポリアミド [PA]
連鎖中の繰返し構造単位がアミドの形のもので
ある重合体。
51
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
620
polyamide [PA] plastic
ポリアミド [PA] プラス
チック
連鎖中の繰返し構造単位が本質的にはすべての
アミドの形のものである重合体を主成分とするプ
ラスチック。
621
polybutylene [polybutene] [PB]
ポリブチレン[ポリブテ
ン] [PB]
ブチレン[ブテン]の重合体。
622
polybutylene [polybutene] [PB]
plastic
ポリブチレン[ポリブテ
ン] [PB] プラスチック
ブチレン[ブテン]を本質的に唯一の単量体と
して製造する重合体を主成分とするブチレン[ブ
テン]プラスチック。
623
poly (butylene terephthalate) [PBT] ポリブチレンテレフタレ
ート [PBT]
ブチレングリコール及びテレフタル酸又はテレ
フタル酸ジメチルの重縮合によって製造する重合
体。
624
polycarbonate [PC]
ポリカーボネート [PC]
連鎖中の繰返し構造単位が炭酸エステルの形の
ものである重合体。
625
polycarbonate [PC] plastic
ポリカーボネート [PC]
プラスチック
連鎖中の繰返し構造単位が本質的にすべて炭酸
エステルの形のものである重合体を主成分とする
プラスチック。
626
polychlorotrifluoroethylene
[PCTFE]
ポリクロロトリフルオロ
エチレン [PCTFE]
クロロトリフルオロエチレンの重合体。
627
poly (diallyl phthalate) [PDAP]
ポリフタル酸ジアリル
[PDAP]
フタル酸ジアリルの重合体。
628
polyester
ポリエステル
連鎖中の繰返し構造単位がエステルの形のもの
である重合体。
629
polyester plastic ; alkyd plastic
(deprecated)
ポリエステルプラスチッ
ク;アルキドプラスチック
(避けた方がよい)
連鎖中の繰返し構造単位が本質的にすべてエス
テルの形のものである重合体を主成分とするエス
テルプラスチック。
630
polyether
ポリエーテル
連鎖中の繰返し構造単位がエーテルの形のもの
である重合体。
631
polyetheretherketone [PEEK]
ポリエーテルエーテルケ
トン [PEEK]
連鎖中の繰返し構造単位が
である重合体。
632
polyethersulfone [PES]
ポリエーテルスルフォン
[PES]
連鎖中の繰返し構造単位が
である重合体。
633
polyethylene [polyethene] [PE]
ポリエチレン[ポリエテ
ン] [PE]
エチレン[エテン]の重合体。
634
poly (ethylene oxide) [PEOX]
ポリエチレンオキシド
[PEOX]
エチレンオキシドの重合体。
635
polyethylene [polyethene] [PE]
plastic
ポリエチレン[ポリエテ
ン] [PE] プラスチック
エチレン[エテン]を本質的に唯一の単量体と
して製造する重合体を主成分とするエチレン[エ
テン]プラスチック。
52
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
636
poly (ethylene terephthalate) [PET] ポリエチレンテレフタレ
ート [PET]
エチレングリコール及びテレフタル酸又はテレ
フタル酸ジメチルの重縮合によって製造する重合
体。
637
polyisobutylene
[poly-2-methylpropene] [PIB]
ポリイソブチレン[ポリ−
2−メチルプロペン]
[PIB]
イソブチレン[2−メチルプロペン]の重合体。
638
polyisocyanurate
ポリイソシアヌレート
対比 イソシアヌレートプラスチック。
639
polymer
重合体;ポリマー
一種又はそれ以上の種類の原子又は原子団(構
成単位)の多数の繰返しを,一つ又は少数の構成
単位の付加又は切除では著しくは変化しない一連
の性質を与えるのに十分な量を互いに連結したこ
とを特徴とする分子からなる物質[41]。
640
polymerization
重合
単量体又は単量体類の混合物を重合体に転化す
る過程[41]。
641
poly (methyl methacrylate)
[PMMA]
ポリメタクリル酸メチル
[PMMA]
メタクリル酸メチルの重合体。
642
poly (methyl methacrylate)
[PMMA] plastic
ポリメタクリル酸メチル
[PMMA] プラスチック
メタクリル酸メチルを本質的に唯一の単量体と
して製造する重合体を主成分とするアクリルプラ
スチック。
643
poly (4-methylpentene) [PMP]
ポリ4−メチルペンテン
[PMP]
4−メチル−1−ペンテンの重合体。
644
polyolefin
ポリオレフィン
オレフィン(又はオレフィン類)の重合体。
645
polyolefin plastic
ポリオレフィンプラスチ
ック
オレフィン(又はオレフィン類)を本質的に唯
一の単量体(又は単量体類)として製造される重
合体を主成分とするオレフィンプラスチック。
646
polyoxymethylene [POM] ;
polyformaldehyde
ポリオキシメチレン
[POM] ,ポリホルムアル
デヒド
連鎖中の繰返し構造単位がオキシメチレンであ
る重合体。
注−ポリオキシメチレンは理論的にはポリアセ
タール類の包括的な部類の中でもっとも簡単な一
員である。
647
polyoxymethylene [POM] plastic
ポリオキシメチレン
[POM] プラスチック
オキシメチレンが本質的に連鎖中の唯一の繰返
し構造単位である重合体を主成分とするアセター
ルプラスチック。
648
poly (phenylene oxide) [PPO]
ポリフェニレンオキシド
[PPO]
構成繰返し単位がフェニレンオキシド
である重合体。
注
1 この形の市販重合体は2,6−ジメチル−1,4
−フェニレンオキシドの構成繰返し単位を有す
る。
2 記号PPOはアメリカ合衆国内では登録商標
であるため受け入れられていない。したがってそ
の化学名ポリフェニレンエーテルから導かれた記
号PPEがアメリカ合衆国内では使用されている。
53
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
649
poly (phenylene sulfide) [PPS]
ポリフェニレンスルフィ
ド [PPS]
構成繰返し単位がフェニレンスルフィド
である重合体。
650
poly (phenylene sulfone) [PPSU]
ポリフェニレンスルホン
[PPSU]
構成繰返し単位がフェニレンスルホン
である重合体。
651
polypropylene [polypropene] [PP] ポリプロピレン[ポリプロ
ペン] [PP]
プロピレン[プロペン]の重合体。
652
polypropylene [polypropene] [PP]
plastic
ポリプロピレン[ポリプロ
ペン] [PP] プラスチック
プロピレン[プロペン]を本質的に唯一の単量
体として製造する重合体を主成分とするプロピレ
ン[プロペン]プラスチック。
653
poly (propylene oxide) [PPOX]
ポリプロピレンオキシド
[PPOX]
プロピレンオキシドの重合体。
654
polystyrene [PS]
ポリスチレン [PS]
スチレンの重合体。
655
polystyrene [PS] plastic
ポリスチレン [PS] プラ
スチック
スチレンを本質的に唯一の単量体として製造さ
れる重合体を主成分とするスチレンプラスチッ
ク。
656
polytetrafluoroethylene [PTFE]
ポリテトラフルオロエチ
レン [PTFE]
テトラフルオロエチレンの重合体。
657
polyurethane [PUR]
ポリウレタン [PUR]
連鎖中の繰返し構造単位がウレタンの形のもの
である重合体。
658
poly (vinyl acetal)
ポリビニルアセタール
(1) 総称的には,ポリビニルエステルから誘導
され,その酸基の一部又は全部を水酸基で置換さ
れ,さらにこの水酸基の一部又は全部をアセター
ル基を形成するために,アルデヒドと反応させら
れている重合体の一部類。
(2) 特定的に,その水酸基をアセトアルデヒド
と反応させて製造されるポリビニルアセタール。
659
poly (vinyl acetate) [PVAC]
ポリ酢酸ビニル [PVAC]
酢酸ビニルの重合体。
660
poly (vinyl acetate) [PVAC] plastic ポリ酢酸ビニル [PVAC]
プラスチック
酢酸ビニルを本質的に唯一の単量体として製造
される重合体を主成分とする酢酸ビニルプラスチ
ック。
661
poly (vinyl alcohol) [PVAL]
ポリビニルアルコール
[PVAL]
仮定的なビニルアルコールの重合体;実際には
ポリビニルエステル,通常はポリ酢酸ビニルの加
水分解によって調製する。
662
poly (vinyl butyral) [PVB]
ポリビニルブチラール
[PVB]
水酸基をブチルアルデヒドと反応させて製造す
るポリビニルアセタール。
663
polyvinylcarbazole [PVK]
ポリビニルカルバゾール
[PVK]
ビニルカルバゾールの重合体。
664
poly (vinyl chloride) [PVC]
ポリ塩化ビニル [PVC]
塩化ビニルの重合体。
665
poly (vinyl chloride) [PVC] plastic ポリ塩化ビニル [PVC] プ
ラスチック
塩化ビニルを本質的に唯一の単量体として製造
する重合体を主成分とする塩化ビニルプラスチッ
ク。
54
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
666
poly (vinyl chloride co vinyl
acetate) [VC/VAC]
ポリ塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体 [VC/VAC]
塩化ビニル及び酢酸ビニルの共重合体。
667
poly (vinyl fluoride) [PVF]
ポリふっ化ビニル [PVF]
ふっ化ビニルの重合体。
668
poly (vinyl formal) [PVFM]
ポリビニルホルマール
[PVFM]
水酸基をホルムアルデヒドと反応させて製造す
るポリビニルアセタール。
669
poly (vinylidene chloride) [PVDC] ポリ塩化ビニリデン
[PVDC]
塩化ビニリデンの重合体。
670
poly (vinylidene chloride) [PVDC]
plastic
ポリ塩化ビニリデン
[PVDC] プラスチック
塩化ビニリデンを本質的に唯一の単量体として
製造する重合体を主成分とする塩化ビニリデンプ
ラスチック。
671
poly (vinylidene fluoride) [PVDF]
ポリふっ化ビニリデン
[PVDF]
ふっ化ビニリデンの重合体。
672
poly (vinylpyrrolidone) [PVP]
ポリビニルピロリドン
[PVP]
N−ビニル−2−ピロリドンの重合体。
673
poromeric (adjective)
微孔質の(形容詞)
革に似た性質をもち,本質的に水を通さないが,
しかしいくらか実用的な程度までは水蒸気を透過
し得ること。
674
porosity
多孔性
一方の表面を通り抜けて他の表面から出る気体
類,液体類及び固体類の通過を許す極めて微細な
連続孔を含む材料の特性。
注−透過性と混同されてはならない。
透過性も参照。
675
positive mould
押込み金型
加える全圧力がその成形品だけに連続してかか
り,かつ過剰の成形材料を漏出させる準備をして
いない金型。
676
postcure ; after-bake
あと硬化;ポストキュア;
アフタ−ベイク
熱硬化性材料で成形した物品の硬化を完全にす
るための熱処理。
677
postforming
あと成形;ポストフォーミ
ング
硬化又は部分的に硬化した熱硬化性プラスチッ
クの成形。
フォーミングも参照。
678
post-shrinkage
あと収縮
成形後のあと処理,貯蔵又は使用の間のプラス
チック製品の収縮。
成形収縮も参照。
679
pot life ; working life
ポットライフ;可使時間
塗布のため調製された接着剤又は樹脂が依然と
して使用できる状態にある間の時間。
680
potting
ポッティング
型が樹脂で覆い包まれた物品にはりついたまま
残る埋込み工程。
エンベッディング及びカプセル封入も参照。
681
powder moulding
粉末成形
乾燥した溶融し得る粉末を金型の壁に向かって
均一層に溶融させる無加圧成形工程に対する一般
用語。
回転成形も参照。
682
power factor
力率
皮相電力に対する有効電力の比[36]。
683
power loss ∆P (W ・m−3)
力損∆P (W・m−3)
ヒステリシスを通じて熱に変換されるエネルギ
ーをその材料の体積で除した値[27]。
注−それはエネルギー損失Wと振動数fの積で
ある。
55
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
684
precision
精度
規定された条件のもとでその実験手順を数回実
施して得られる結果の間の一致の精密さ[30]。
注−その結果に影響を及ぼす実験誤差の不ぞろ
いな部分が小さいほど,その手順は精度が大きい。
繰返し適性と再現性は精度の特別な実例である。
685
preform
予備成形物
粉末状,か粒状又は繊維状プラスチック成形コ
ンパウンド,又は樹脂を伴う又は伴わない繊維状
充てん材料の凝集造形物。
686
premix
プリミックス
通常は使用の少し前に成形業者が調製する樹
脂,ウェブ状又は繊条状ではない強化材,充てん
材などの混合物。
687
prepreg
プリプレグ
成形の用意ができている樹脂(充てん材を伴う
又は伴わない),添加物,及び織物状又は繊条状強
化材の混合物。
688
prepolymer
プリポリマー
単量体又は単量体類とその最終の重合体との中
間の重合度の重合体。
689
pressure break
圧力破壊
欠陥に適用される用語で,積層プラスチックの
紙,織物,又はほかの基材の1枚又はそれ以上の
外側のシートにおける,それを覆う樹脂の表面層
を通して肉眼で見える明らかな裂け目。
690
pressure pad
プレッシャーパッド
金型を閉じたとき,金型のランド面にかかる圧
力を減ずるように設計された装置。
注−それは通常はプレスによって加えられる圧
力の一部を支えるのに好都合な位置に設けられた
焼入れ鋼のブロックから構成される。
691
pressure-sensitive adhesive
感圧接着剤
室温で乾燥(無溶剤)状態においていつまでも
粘着性でありかつ軽い手先の圧力のもとで単なる
接触によってさまざまな表面に粘りつくように接
着する接着剤。
注−これらの接着剤を塗布したテープ類はよく
知られている市販製品である。
コンタクト接着剤も参照。
692
pressure thermoforming
加圧熱成形;プレッシャー
サーモフォーミング
加熱したシートをその型の表面に押し付けて成
形するために空気圧を使用する熱成形工程。
真空熱成形も参照。
693
pressure welding
加圧溶接;圧接
例えば熱可塑性プラスチックシートから厚板又
はブロックを製造するために本質的には圧力を使
用しかつさらに加熱することによる溶接方法。
注−積層品と異なり,この種の板はごくわずか
に低い異方性を示すにすぎない。
694
primer (for adhesives)
プライマー(接着剤に対す
る)
接着性及び又はその結合の耐久性の改善のため
に,接着剤を塗布する前に,被着材の表面に塗布
する塗膜。
表面処理も参照。
695
profile
異形材
フィルム,シート,棒及びチューブを除く,特
有の一定の軸断面を有する押出しプラスチック製
品。
注−異形材はU形,T形,L形などのような直
線で囲まれた又は円形の断面以外の断面だけを含
む。
56
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
696
proportional limit
比例限界
材料が応力のひずみに対する比例関係(フック
の法則)を何ら逸脱することなく支え得る最大応
力。
697
propylene [propene] plastic
プロピレン[プロペン]プ
ラスチック
プロピレン[プロペン]の重合体又はプロピレ
ン[プロペン]と他の単量体との共重合体で,そ
のプロピレン[プロペン]が質量で最大量存在し
ているものを主成分とするプラスチック。
698
pull-back ram
引戻しラム
油圧プレスの主ラムを開放位置に戻し,又は突
出し歯車装置を正常位置に戻すための油圧作動ラ
ム。
699
pulled surface
あれ肌;皮むけ
欠陥に適用される用語で,ところどころの表面
のわずかな裂け目又は浮き上がりから,その本体
からの表面の著しい分離にまで及ぶ積層プラスチ
ックの表面における欠点。
700
pultrusion
引抜き
加熱されたダイから樹脂含浸強化材料の連続ス
トランドを引き出し,次いで必要によってその樹
脂のあと硬化のために加熱室を通して高い一方向
強さの連続長尺強化プラスチック異形材を製造す
る工程。
701
punch ; force (deprecated)
パンチ;押込み(避けた方
がよい)
(1) 金型の雄の部分。
(2) 打抜きに使用する工具。ダイとも言う。
702
purging
パージング
射出機又は押出機から一つの色,種類又は等級
の材料を次の生産に使用するコンパウンド,又は
そのほかの適当な材料で無理に機外に押し出すこ
とによる除去。
703
quality factor Q (dimensionless)
品質係数Q(無次元)
引張り,せん断,体積圧縮又は縦圧縮について
測定した貯蔵弾性率の損失弾性率に対する比。
注−品質係数はtan δの逆数である。
704
quantitative differential thermal
analysis
定量示差熱分析
エネルギー及び又はその他の物理的パラメータ
に関して定量的な結果を提示できるように設計さ
れている機器による示差熱分析。
705
quaterpolymer
四元重合体
4種類の単量体から誘導される重合体[41]。
706
ram ; piston (of a press)
ラム;ピストン(プレスの)
油圧を機械力に変換する装置。
707
random copolymer
ランダム共重合体
2種又はそれ以上の種類の単量体単位が無秩序
な配列に分布している分子からなる共重合体[41]。
708
random copolymerization
ランダム共重合
ランダム共重合体を形成する重合[41]。
709
rate of burning (deprecated)
燃焼速度(避けた方がよ
い)
注−面積燃焼速度,線燃焼速度,質量燃焼速度,
火炎伝ぱ速度を使用する。
710
reaction injection moulding (RIM) 反応射出成形 (RIM)
充てん材を伴い又は伴わない反応性の多成分
を,閉鎖金型中に射出する直前に混合室中で高圧
衝撃によって混合する射出成形工程。
711
reactive diluent
反応性希釈剤
高粘度の無溶剤熱硬化性接着剤に加える低粘度
の液体で硬化の間にその接着剤と化学的に反応す
るもの。
注−粘度を一段下げる利点はその他の性質の喪
失を最小限度に止めることをもたらす。
希釈剤も参照。
712
rebound resilience R
(dimensionless)
反発弾性R(無次元)
連続衝撃の後,試験片に衝撃を与える可動質量
の出力エネルギーの入力エネルギーに対する比
[27]。
57
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
713
recycled plastic
再利用プラスチック
清浄にしてかつ粉砕した廃棄物品から調製した
プラスチック。
注
1 広義にはプラスチックの再生利用は有用な
有機化学薬品を回収するための熱分解を含む廃物
材料又は廃棄物品のいずれかの再使用を含む。
2 再利用プラスチックは充てん材,可塑剤,安
定剤,顔料などを添加して再配合し又はしないも
のもある。
再加工プラスチック(複合再生)及び再生プラ
スチック(単純再生)も参照。
714
reduced viscosity ; viscosity
number
還元粘度;粘度数
重合体の質量濃度c,に対する相対粘度の増分
ηlの比:[44]
c
1η
注
1 単位を特定されねばならない;グラム当たり
立方センチメートル (cm3/g) の単位が推薦され
る。
2 還元粘度,インヘレント粘度,固有粘度は粘
度でもなければ無名数でもない。これらの用語は
慣習的な名称と見なすべきである。矛盾のない用
語に置き替えようとすると重合体に関する文献に
不必要な混乱を引き起こすかもしれない。
相対粘度の増分も参照。
715
reference atmosphere
基準雰囲気
他の雰囲気で測定した試験結果が補正されるか
又は比較されてよいと合意された雰囲気[12]。
標準雰囲気及び試験雰囲気も参照。
716
regenerated cellulose
再生セルロース
セルロースの溶液又はセルロース誘導体から再
生されたセルロース。
717
regular block
規則性ブロック
ただ一種類の構成繰返し単位によって単一の連
鎖配列の形で記述できるブロック[41]。
ブロック重合体の注を参照。
718
regular polymer
規則性重合体
ただ一種類の構成単位によって単一の連鎖配列
の形で記述できる分子である重合体[41]。
構成繰返し単位の注を参照。
不規則性重合体も参照。
719
regulator
調整剤
重合の間に相対分子質量を調節するために少量
使用する物質。
720
reinforced plastic
強化プラスチック
その組成の中に埋め込まれた高強度繊維を伴う
プラスチックで,その結果として基盤樹脂よりは
るかに優れたいくつかの強度特性を生じている。
721
reinforcing filler
強化用充てん材
一つ又はそれ以上の力学的特性を改良するため
にプラスチックに添加する充てん材。
722
relative impact strength ; notch
sensitivity (deprecated)
相対衝撃強さ;切欠き感度
(避けた方がよい)
同じ形の試験片に対して,切欠き付き及び切欠
き無しの試験片,又は二つの形の切欠き付きの試
験片の衝撃強さの比[7][8]。
58
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
723
relative molecular mass Mr ;
molecular weight MW
相対分子質量Mr;分子量
MW
物質の式単位当たりの平均質量の核種12Cの原
子質量の1/12に対する比[44]。
注−相対分子質量(分子量)は無名数であり,
いかなる単位も付けるべきでない。
724
relative permittivity ; dielectric
constant (relative)
比誘電率;(比)誘電率
電極間及び周囲の空間が完全にかつ独占的にそ
の絶縁材料で満たされているコンデンサーの静電
容量の,真空中における同一配置電極間の静電容
量に対する比[39]。IUPAP記号:εro
注−標準大気圧における空気の比誘電率は
1.000 53に等しいので,実際には空気中の配置電
極間の静電容量は通常は十分な確度で比誘電率を
測定するために使用できる。
725
relative rigidify (dimensionless)
相対剛性(無次元)
いずれかの温度,振動数,又は時間における弾
性率の,基準の温度,振動数,又は時間における
弾性率に対する比。
726
relative viscosity ηr ; viscosity
ratio ; solution/solvent viscosity
ratio
相対粘度ηr;粘度比;溶液
/溶媒粘度比
溶液の粘度ηのその溶媒の粘度ηsに対する比:
[44]
s
r
η
η
η=
727
relative viscosity increment ηl ;
viscosity ratio increment
相対粘度の増分ηl;粘度比
の増分
溶液及び溶媒の粘度の間の差のその溶媒の粘度
に対する比:[44]
s
s
l
η
η
η
η
−
=
注−この量に対して用語比粘度を使用するの
は,相対粘度の増分が特定の量の属性をもってい
ないので,推奨できない。
相対粘度も参照。
728
relaxation time τrel (s)
緩和時間τrel (s)
緩和過程の減衰時間:
A=A0 exp (−t/τrel) [24]
遅延時間も参照。
729
release agent (in moulding)
離型材(成形における)
成形品を金型から取出しやすくするために金型
に塗り又は成形材料に添加する物質。
730
relieve (in moulds) (verb)
逃げをつける(金型におけ
る)(動詞)
気体又は余分の成形材料を漏出させるために金
型の密封面の間の接触面積を減少すること。
731
repeatability
併行精度
同一の試験材料について,同一条件(同一測定
者,同一装置,同一試験室及び短い時間間隔)の
もとで,同一の方法で得られた一連の結果の間の
一致の近さ[30]。
732
reproducibility
室間再現精度
同一の試験材料について,しかし異なった条件
(異なった測定者,異なった装置,異なった試験
室及び又は異なった時間)のもとで,同一の方法
で得られた個々の結果の間の一致の近さ[30]。
733
reprocessed plastic
再加工プラスチック(複合
再生)
最初の加工業者以外によって廃棄産業プラスチ
ックから調製した熱可塑性プラスチック。
注−再加工プラスチックは充てん材,可塑剤,
安定剤,顔料などを添加して再配合し又はしない
ものもある。
再利用プラスチック及び再生プラスチック(単
純再生)も参照。
59
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
734
resilience
レジリエンス
変形された試験片の急速な(又は瞬間的な)回
復におけるエネルギー出力のエネルギー入力に対
する比[19]。
735
resin
樹脂
不明確でかつしばしば高い相対分子質量を有
し,応力を受けると流動する傾向を示し,通常は
軟化又は溶融範囲を有し,かつ通常は貝殻状に割
れる固体,半固体,又は凝固体の有機材料。広義
にはこの用語はプラスチック用の基盤材料である
いくつかの重合体を明示するためにも使用され
る。
736
resin pocket
レジンポケット
強化プラスチックの内部に局部的に集まってい
る樹脂の集積。
737
resin streak
樹脂流れ筋
強化プラスチック表面の過剰な樹脂の筋。
738
resistance to chemicals ; chemical
resistance
耐化学薬品性
ISO 175[5]に従って試験したとき,化学薬品類の
中に浸せきした後のプラスチックの質量,寸法又
はその他の特性の変化に対する抵抗。
739
resite
レジット
硬化過程の最終状態にあるフェノールホルムア
ルデヒド樹脂,この段階においてアルコール及び
アセトンに溶解せず,かつ溶融しない。
C−ステージも参照。
740
resitol
レジトール
硬化工程の遷移状態にあるフェノールホルムア
ルデヒド樹脂,加熱するとゴム状粘ちゅう(稠)
性にまで軟化するが融解はしない。アルコール又
はアセトン中に浸せきすると膨潤するが,溶解は
しない。
B−ステージも参照。
741
resol
レゾール
その樹脂をさらに反応させると不融性になるよ
うに十分な反応性メチロール基を含む可融性,可
溶性のフェノール系樹脂。
A−ステージ及びノボラックも参照。
742
resonance curve A (f) (dimension of
the amplitude A)
共振曲線A (f) 振幅Aの次
元)
その共振振動数に近い強制振動を受けた減衰系
の振幅の周波数依存性曲線[34]。
743
resonance frequency fR (Hz)
共振振動数fR (Hz)
共振曲線の最大振幅の振動数[24][34]。
注−fRは粘弾性系の貯蔵弾性率M′の平方根に
比例する。
共振曲線も参照。
744
resonant forced vibration technique 共振強制振動技法
試験片がその系の本来の共振振動数で機械的に
振動させられる動的機械測定を行う技法。
注−振動の振幅は補足エネルギーの追加によっ
て一定に保たれる。貯蔵弾性率は測定された振動
数から算出される。減衰は振動の振幅を一定に保
つために必要な追加エネルギーから計算される。
745
retardation time τret (s)
遅延時間τret (s)
遅延過程の減衰時間:
A=A0 [1−exp (−t/τret)]。
緩和時間も参照。
746
retarder
抑制剤;遅延剤
化学系の反応速度を減少するために少量使用す
る物質。
触媒及び禁止剤も参照。
60
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
747
reverse roll (in coating)
リバースロール(塗布にお
ける)
円筒の表面にあらかじめ計量した塗布材料を塗
布すべき基材の上に沈着させるために使用する塗
布機の回転円筒。
注−その円筒の表面は基材とは反対の方向に動
く。
キスロール(塗布における)も参照。
748
reworked plastic
再生プラスチック(単純再
生)
加工業者の工場においてあらかじめ成形,押出
しなどによって加工された後に,その同じ工場内
で再加工されている裁ち落とし又は不合格となっ
た成形品から調製した熱可塑性プラスチック。
注−多くの製品規格においては,再生材料の使
用はその未使用材料に対して特定された要求事項
を満たし,未使用材料だけによって製造した製品
と本質的に同等の品質の製品を生ずる奇麗なプラ
スチックに限られている。
再利用プラスチック,再加工プラスチック(複
合再生)及び未使用プラスチックも参照。
749
rigid plastic
硬質プラスチック
指定の条件のもとで曲げ弾性率又はもしそれが
適用できない場合には引張弾性率が700MPa1)よ
り大きいプラスチック。
注−材料は通常ISO 291に従って標準の温度及
び相対湿度において分類される[9]。
750
rigidity
こわさ;剛性
曲げに対する抵抗。
注−弾性率は材料に固有の特性であって,これ
と厚さからこわさがきまる。
硬質プラスチック及び半硬質プラスチックも参
照。
751
ring gate
リングゲート
成形品の全外縁を取り囲むように広がっている
射出流路。
752
roll coating
ロール塗布
流動性材料が広げて塗布されているロールから
基材に塗布材料が移される塗布工程。
753
room temperature
室温
15℃から35℃までの範囲内の周囲の温度。
注−室温という用語は通常特定されていない相
対湿度,大気圧及び空気移動からなる雰囲気に適
用する。
754
root-mean-square strain
(dimensionless)
根平均二乗ひずみ(無次
元)
1サイクルの変形を通じてのひずみの二乗の平
均値の平方根[27]。
注−対称的な正弦波応力に対しては,根平均二
乗ひずみはそのひずみの振幅を2で除した値に
等しい。
755
root-mean-square stress (Pa)
根平均二乗応力 (Pa)
1サイクルの変形を通じての応力の二乗の平均
値の平方根[27]。
注−対称的な正弦波応力に対しては,根平均二
乗応力はその応力の振幅を2で除した値に等し
い。
756
rotary moulding
ロータリ成形
回転台の上に据え付けられた多数の金型が成形
操作の周期に従って自動的に位置を変える射出成
形,トランスファ成形,圧縮成形又はブロー成形
工程。
61
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
757
rotational casting
回転注型
その装入材料を金型の内側の壁に重力によって
分布させたのち適切な手段で固化させるまで,そ
の一回分の装入材料を含む金型を一又はそれ以上
の軸の周りを比較的低い速度で回転することによ
って流動性材料から中空品を成形する工程。
遠心注型,遠心成形及び回転成形も参照。
758
rotational moulding
回転成形
乾燥した可融性の微粉細粉末が金型の壁面に向
かって分布されかつ溶融する回転注型に類似の工
程。
遠心注型,遠心成形及び回転注型も参照。
759
roving
ロービング
意図的なよりをかけずに集束した平行ストラン
ド(集束ロービング)又は平行フィラメント(ダ
イレクトロービング)の集合物。
ダイレクトロービングも参照。
760
rubber
ゴム
ベンゼン,メチルエチルケトン及びエタノール
−トルエン共沸混合物などのような沸騰中の溶剤
に本質的には不溶性(しかし膨潤し得る)の状態
に改質し得る又はすでに改質されているエラスト
マー[19]。
注−改質された状態のゴムは加熱及び適度の圧
力を加えても容易には恒久的な形状に再成形でき
ず,希釈剤なしではゴムは標準室温(18℃から
29℃まで)においてその長さを2倍に伸ばしかつ
緩める前に1分間そのままに保持しても1分以内
に元の長さの1.5倍以下に収縮する。
761
runner
ランナー
(1) 射出又はトランスファ成形用金型におい
てスプルーの内部末端からキャビティのゲートま
で通ずる第二供給流路。
(2) この第二供給流路に存在する成形材料。
762
sample
試料
全体の代表とするために,大量の材料又はその
構成単位の集合物から取り出される材料又は一群
の構成単位からの少量の部分。
試験片も参照。
763
scarf joint
スカーフ接合
二つの被着材をその主軸に対し45゚以下の全く
同一のとがった切片に切断し,かつその被着材を
同一平面にはめ込むようにその切断面を結合して
作る接合。
突合せ接合及び重ね接合も参照。
764
screen pack ; filter pack
スクリーンパック;フィル
タパック
溶融プラスチックをろ過し及び又は背圧を高め
るために使用される押出ヘッドへの入口に取り付
ける金網。
765
seam welding
シーム溶接
結合すべき表面の重ね合わせ部分が加熱又は溶
剤によって軟化される加圧溶接工程。
ヒートシーリング及び溶剤結合も参照。
766
seizing (of à mould)
かみ付き(金型の)
金型の二つの部分の引き離しを妨げる望ましく
ない結合。
注−この結合は金属部分の間の凝集又は成形材
料との接着によるものかもしれない。
62
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
767
self-extinguishing (deprecated)
自消性(避けた方がよい)
この用語は誤解の危険を冒すために使用しない
ことを薦める。
注−それは,特定の試験条件のもとで,外部か
らの点火支援源が取り除かれると燃焼をやめる材
料の特性である。この用語の代わりに,適用し得
る場合には,試験条件(特定する)のもとでの残
炎時間を報告する。
768
self-heating
自己発熱
材料の温度上昇を生ずる材料内部での発熱反
応。
769
semi-crystalline polymer
半結晶性重合体
結晶相及び無定形相を含む重合体。
770
semi-positive mould
半押込み金型
金型を閉じたときに少量の過剰の成形材料を漏
出できるように設計した金型。
押込み金型も参照。
771
semi-rigid plastic
半硬質プラスチック
指定の条件のもとで,曲げ弾性率又は,もしそ
れが適用し得ない場合には,引張り弾性率が
70MPaと700MPa1)の間にあるプラスチック。
注−材料は通常ISO 291[9]に従って標準温度及
び相対湿度において分類される。
772
sequential arrangement (in polymer
molecules)
連鎖配列(重合体分子にお
ける)
重合体連鎖中における構成単位の配列。
注−その断片が
によって表される重合体分子においては,その構
成単位
が(頭−尾)だけからなる1種類の連鎖配列であ
る。その断片が
で表される重合体分子においては構成単位の連鎖
配列が2種以上ある。
773
set
セット;残留ひずみ
変形を生ずる荷重を完全に取り除いたのちに残
留するひずみ。
注−試験片におけるゆがみ及びひずみを示す系
のゆるみなどの実施上の配慮のために,無荷重よ
りはむしろ小荷重でひずみの測定を行うことが多
い。時間の経過に伴う変化をそれ以上示さない場
合には,セットはしばしば永久変形と呼ばれる。
荷重の除去とセットの最終の読みの間の経過時間
を記述するほうがよい。
774
setting (process) ; set (of an
adhesive)
セッティング(工程);セ
ット(接着剤の)
接着及び又は凝集の強さが化学又は物理作用,
例えば重合,酸化,ゲル化,水和,冷却,又は揮
発性成分の蒸発によって発現する過程。
63
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
775
setting temperature
セッティング温度
接着剤又はたい積がその接着剤をセットするた
め受ける温度。
硬化温度及びセッティングも参照。
776
setting time (of adhesives)
セッティング時間(接着剤
の)
温度又は圧力,又は双方の特定の条件のもとで
たい積の中の接着剤をセットするために必要な時
間。
セッティングも参照。
777
setting time (of plastics)
セッティング時間(プラス
チックの)
プラスチック材料を十分に取り扱える固さにす
るために必要な時間。
778
sewing thread
縫い糸
フィラメントから製造しかつ通常高いよ(撚)
り数をもつ強く滑らかな織物用ガラス糸。
779
shear modulus G (Pa)
せん断弾性率G (Pa)
せん断応力をせん断ひずみで除した値[11]。
γ
σij
G=
780
shear rate γ& (s−1)
せん断速度γ& (s−1)
せん断ひずみの変化の時間速度。
dt
d
γ
γ
=
&
注−一次元のせん断流れに対しては,それは速
度こう配である。
781
shear strain γ (dimensionless)
せん断ひずみγ(無次元)
物体の中にある一点を通過する本来は互いに直
交する二本の直線の間に,力が原因で生ずる角変
化の正接。
782
shear strength
せん断強さ
せん断試験の間じゅう試験片が耐える最大のせ
ん断応力。
せん断応力も参照。
783
shear stress σij (Pa)
せん断応力σij (Pa)
その本来の作用面に平行に働く力をこの面で測
定した試験片の断面積で除した値。
784
sheet ; sheeting
シート;シーティング
薄く,一般にその厚さが長さと幅の割には小さ
い平らな製品。
フィルム及びシーティングも参照。
785
sheeter line ; knife line
削り傷;ナイフ傷
スライス操作の間に生ずることがあるプラスチ
ックのシートのかなり広い面積にわたって分布す
る平行な引っかき傷又は突き出たうね。
786
sheeting
シーティング
(1) 切れ目なく続く長さに製造されかつ一般
に巻取りロールの形で供給されるシート。
(2) シートの同義語。
787
shelf life ; storage life
保存性;貯蔵寿命
特定の条件のもとで,材料がその本来の特性,
例えば作業特性及び特定の強さを保有することが
期待される貯蔵期間。
788
shell moulding resin
シェル造型用樹脂
金属を鋳込むための薄肉の鋳型を製造するため
に鋳造工業において砂又はセラミック粉末との混
合材に使用する樹脂。
789
Shore hardness
ショア硬さ
ISO 868[15]に特定されている条件のもとで,材
料の中に押し込まれる特定の押し込み針の差込み
深さが測定される硬度の随意な尺度。
押込み硬さも参照。
790
short (in a moulding)
充てん不足(成形品におけ
る)
成形品における不完全な充てんの状態。
64
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
791
shot
ショット
一成形サイクルの間に金型組立てに送り込まれ
る材料の量。
792
shot capacity
射出容量
射出成形機が金型の中に1サイクルごとに射出
できる材料の最大量。
793
shrink packaging ; shrink wrapping 収縮包装
あらかじめ延伸したフィルムの内部に物品をヒ
ートシーリングし,次いでそのフィルムにその物
品の周りにきっちりと収縮を生じさせるために加
熱することによって保護外皮の中に物品を封入す
る工程。
794
shrinkage (of cellular plastics)
収縮(発泡プラスチック
の)
気泡構造の破壊を伴わない発泡プラスチックの
不注意による寸法の減少。
795
sieve retention
ふるい残
ふるい分析において,その試験後にふるいの上
に残っている材料の質量百分率。
796
silicone [SI] plastic
シリコーン [SI] プラスチ
ック
その主要な重合体連鎖がけい素原子と酸素原子
の交互配列からなる重合体を主成分とするプラス
チック。
797
single yarn
単糸
次のうちの一つから成り立っている織物材料の
もっとも簡単な連続ストランド。
a) よ(撚)りによってまとめられている多数
の不連続繊維。このような糸は紡績糸又はステー
プルファイバ糸と表示される。
b) よ(撚)りによってまとめられている一定
数の連続フィラメント(一又は数本のストラン
ド)。このような糸は連続フィラメント糸又はフィ
ラメント糸と表示される。
注−ISO 1139[18]における単糸a)及びb)の定義
は,よりはあってもなくてもよいと規定されてい
る。しかし織物用ガラス工業においては単糸には
よりが常に存在する。
798
sink mark ; shrink mark
ひけマーク
成形品の表面のくぼみ。
注−この欠陥は,しばしば肉厚にかなりの変化
がある部分で材料が金型から引っ込んで生ずる。
799
size
サイズ
その製造の間ずっとガラス繊維又はフィラメン
トに塗布されている材料。
800
skin (of cellular plastics)
表皮(発泡プラスチック
の)
発泡プラスチックの表面の相対的に目の詰んだ
層。
801
sleeving
スリーブ
折りたたみ幅が100mmを超えない織物用ガラ
ス糸製管状構成物。
チュービングも参照。
802
slenderness ratio
縦横比
均一な断面の固体(柱状)の長さの,その最小
回転半径に対する比[13]。
注−縦横比は圧縮強さの測定における試験片の
寸法の計算に使用される。
803
slip
滑り
二つの表面が互いに接触しながら滑る容易さを
示している用語。
注−ある意味では,それは摩擦とは正反対のも
のであり,摩擦係数の高いものは滑りが悪く,低
いものは滑りが良いことを意味する。
65
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
804
slip thermoforming
スリップ熱成形;スリップ
サーモフォーミング
張力をかけたプレッシャーパッドを備えたシー
ト締付け枠が,その加熱シートの一部分が成形さ
れるにしたがって内側に滑り込むようにしてある
熱成形工程。
805
slippage
ずれ
結合工程の間に被着材が相互に動くこと。
806
slitting
スリッティング
一定幅のプラスチックフィルム又はシーティン
グを刃物でいくつかの小幅ものへの変換。
807
sliver
スライバ
事実上平行配列の状態にあってわずかに結合さ
れているステーブルファイバの連続集合体。
808
slot-die extrusion ; slit-die
extrusion
スロット−ダイ押出し;ス
リット−ダイ押出し
加熱した熱可塑性プラスチックコンパウンドを
ストレートダイ開口部を通じてフィルム又はシー
トに押し出す工程。
809
slush casting ; slush moulding
スラッシュ注型;スラッシ
ュ成形
所要の厚さの材料の層を加熱金型の内面に向け
てゲル化し,過剰の流動性材料を流し出した後,
必要ならばさらに加熱してそのプラスチックを溶
融又は硬化する,ビニルプラスチゾルのような流
動性材料から物品を成形する工程。
810
smoke
煙
燃焼又は熱分解の結果として生じるガス中の固
体及び又は液体粒子の目に見える懸濁。
811
smouldering
くすぶり
目に見える光はないが一般に煙及び温度の上昇
により明らかに示される材料の緩慢な燃焼。
812
softening range
軟化領域
プラスチックが硬質から軟化の状態へ変化(ガ
ラス転移)するか又は硬さにかなり急なかつ相当
な変化を受ける温度を越える温度間隔。
注−プラスチックの軟化は随意の試験条件,例
えばビカット軟化温度試験[10],ねじり振子試験
[11],又は荷重たわみ温度[3]によって測定する。
ガラス転移も参照。
813
softening temperature
軟化温度
特定の試験条件のもとで測定する際,材料が特
定量の変形をする温度。
814
solids content
固形分
特定の試験条件のもとで測定した不揮発性の質
量百分率。
815
solution polymerization
溶液重合
溶剤に溶解している単量体が重合体を形成する
ために反応する重合法で,その重合体は溶剤に溶
解し又は溶解しなくても差し支えない。
816
solvent-activated adhesive
溶剤活性化接着剤
使用の直前に溶剤を塗布することによって粘着
性にされる被着材上の乾燥接着剤。
溶剤結合も参照。
817
solvent bonding ; solvent welding
溶剤結合;溶剤溶接
結合する表面を軟化し得る溶剤を塗布し,その
軟化した表面を合わせて加圧し,次いで溶剤を蒸
発,吸収,又は重合によって取り除く熱可塑性プ
ラスチック製品の結合工程[40]。
818
solvent polishing
溶剤つや出し
表面の不ぞろいを解消するために溶剤中に浸せ
きし又は溶剤を噴霧し,次いでその溶剤を蒸発さ
せる熱可塑性プラスチックの物品の光沢を向上さ
せる工程。
819
specimen ; test piece
試験片
試験を行うために使用する試料の一片又は一部
分。
試料も参照。
66
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
820
spectrum of relaxation times H (τ)
(Pa) ; [spectrum of retardation
times L (τ) (Pa−1)]
緩和時間スペクトルH (τ)
(Pa) ; [遅延時間スペクト
ルL (τ) (Pa−1)]
H (τ) /τは粘弾性材料を表現する連続モデルの
素弾性率に対するτ及びτ+dτの間の時間間隔の寄
与である。
注−H (τ) は巨視的弾性率の時間及び振動数依
存性を決定する。L (τ) は巨視的コンプライアンス
の時間及び振動数依存性を決定する。
821
split mould
割り金型;割り型
キャビティが成形の間じゅう外側チェースによ
ってまとめられた2個又はそれ以上の構成部分
(割りこま(駒)と呼ばれる)から形成されるが,
突出しのために分割できる金型。
822
spontaneous combustion
自然燃焼
外部から加熱しないで自己発熱の結果生ずる燃
焼。
823
spontaneous ignition temperature
自然発火温度
材料が特定の試験条件のもとで,発火する最低
温度。
824
spot welding
スポット溶接
結合される表面の比較的小さな面積が一定間隔
をおいて加熱によって軟化される加圧溶接工程。
825
spray (in injection moulding)
スプレイ(射出成形におけ
る)
多数個彫込み射出成形金型からの連結固化した
スプルー及びランナーを含む成形品の完全な一
組。
826
spray gun
スプレイガン
基材又は取り囲まれた空所への単一成分又は多
成分の液体の噴霧塗装に使用する装置。
注−充てん材を伴い又は伴わない成分を入射形
混合室に別々に送り込み,扇形又は円すい形に噴
出される。強化用繊維もまたその噴霧の中に外部
から混合してもよい。
827
spray-up
スプレイ−アップ
(1) 強化プラスチックの工程においては,型又
はマンドレルの上へのプリポリマー,触媒,及び
チョップドファイバの同時噴霧。
(2) エポキシ形及びポリウレタン形などの発
泡プラスチックの工程においては,発泡及び硬化
のために反応させる表面への迅速反応性樹脂−触
媒系の噴霧。
注−両方の工程とも,通常は樹脂と触媒がスプ
レイ−アップ操作の間に混合されるように別個の
ノズルを通して噴霧される。
828
spread
塗布量
被着材に塗布される単位面積当たりの接着剤の
質量。
829
sprue
スプルー
(1) 射出又はトランスファー成形用金型の外
面から,1個取り金型ではその金型ゲートまで,
また多数個取り金型ではそのランナーまで通ずる
第一供給経路。
(2) この第一供給経路に存在する成形材料。
830
sprue bush ; sprue bushing
スプルーブッシュ
テーパつきスプルー孔を収容しかつ射出シリン
ダのノズルに適合した台座を有する射出成形用金
型の焼入れ鋼製インサート。
831
sprue lock
スプルーロック
金型が開かれる際にスプルーをブッシュから引
き出せるようにするコールド−スラグウエルの中
のアンダーカット。
67
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
832
sprue-puller ; anchor
スプルー抜き;アンカー
スプルーブッシュからスプルーを確実に引き出
せるようにへこみを設けた金型の中の一つの装
置。
833
spun roving
スパンロービング
ロービングを形成するためにそれ自身の上に繰
返し折り曲げられ,時には一又はそれ以上の真っ
すぐなストランドによって強化されたガラス繊維
ストランド。
834
stabilizer
安定剤
加工工程及び実用寿命の間じゅう,その材料の
特性を最初の値又はそれに近い値に保持すること
を助けるためにいくつかのプラスチック類の配合
(処方)に用いる物質。
835
standard atmosphere (s)
標準雰囲気
適切な国際標準に特定されているように,試験
片又は試料を状態調節及び又は試験するために使
用される温度及び湿度[9][12]。
基準雰囲気も参照。
836
staple fibre ; discontinuous fibre
ステープルファイバ;不連
続繊維
直径が細くかつ長さの短い単一の織物構成要
素。
注−これは織物用ガラスステープルファイバ製
品の主成分を形成する。
837
staple-fibre woven fabric
ステープルファイバ織布
縦糸及び横糸に織物用ガラスステープルファイ
バ糸を用いて織った布。
838
starved joint
欠こう接合;接着剤不足接
合
十分な結合を生じさせるには不十分な量の接着
剤を使用している接合。
839
stereoblock
ステレオブロック
一種類の立体繰返し単位によって単一の連鎖配
列の形で記述できる規則性ブロック[42]。
840
stereoblock polymer
ステレオブロック重合体
線状に連結されている複数のステレオブロック
からなる分子の重合体[42]。
ブロック重合体に対する注も参照。
841
stereoregular polymer
立体規則性重合体
ただ一種類の立体繰返し単位に基づいて単一の
連鎖配列の形に記述し得る分子である規則性重合
体[42]。
注−立体規則性重合体は常にタクチック重合体
であるが,タクチック重合体は立体異性のすべて
の部位を規定する必要はないので,かならずしも
立体規則性であるとは限らない。
立体繰返し単位,イソタクチック重合体,シン
ジオタクチック重合体に対する注も参照。
68
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
842
stereorepeating unit
立体繰返し単位
重合体分子の主鎖におけるすべての立体異性の
部位の配置を規定している配置繰返し単位[42]。
注−立体規則性ポリプロピレンにおいて,三つ
のもっとも簡単で可能性のある立体繰返し単位
は:
である。
その対応する立体規則性重合体は:
である。
843
stereoselective polymerization
立体選択性重合
立体異性単量体分子の混合物から,一つの立体
異性種だけを取り込むことによって重合体分子が
形成される重合[41]。
844
stereospecific polymerization
立体特異性重合
タクチック重合体が形成される重合[41]。
845
storage modulus Mʼ (Pa) ; elastic
modulus (deprecated) ; [storage
compliance Cʼ (Pa−1)]
貯蔵弾性率Mʼ (Pa) ;弾性
モジュラス(避けた方がよ
い);[貯蔵コンプライアン
スCʼ (Pa−1)]
複素弾性率[コンプライアンス]の実数値の部
分[34]。
注−それは荷重サイクルの間に貯えられかつ回
復されるエネルギーの尺度である。
複素弾性率及び複素コンプライアンスも参照。
846
strain ε (dimensionless)
ひずみε(無次元)
物体のもとの寸法又は形状と比べた外力に基づ
く長さの寸法又は形状における変化。
注−ある一点におけるひずみは六つの成分のひ
ずみ,すなわち一組の座標軸に対する三つの法線
成分と三つのせん断成分によって規定される。
847
strain amplitude
ひずみ振幅
平均変形量から測定した最大変形量の,ひずみ
のない試験片の固定されていない長さに対する
比。
注−そのひずみ振幅は片側についてのみゼロか
ら最大値までを測定する。
69
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
848
strain rate ε& (s−1)
ひずみ速度ε& (s−1)
時間の経過に伴うひずみの変化の割合:
dt
dε
ε=
&
849
strand
ストランド
製造と同時にわずかに結合されているが故意に
よ(撚)りをかけていない平行なフィラメントの
集束。
850
stress σ (Pa)
応力σ (Pa)
物体内部のある一点を通る一定の平面の単位面
積に作用する内力又は内力の成分のその点におけ
る強さ。
注−ある一点における応力は,六つの成分の応
力すなわち一組の座標軸に関連する三つの法線成
分と三つのせん断成分によって規定される。製品
の仕様規格に規定されている引張り,圧縮,又は
せん断試験に使用されているように,応力はその
試験片の断面の最初の寸法を基礎として計算され
る。
851
stress amplitude (Pa)
応力振幅 (Pa)
平均の力から測定した最大の加えた力の,応力
をかけていない試験片の断面積に対する比[27]。
852
stress crack
応力き裂
短時間での機械的強さより小さい応力によって
生じるプラスチックの外面又は内部のき裂。
注−このようなき裂の成長はプラスチックが暴
露される環境によって促進されることが多い。き
裂発生の原因となる応力は内部又は外面に存在す
るかもしれないし,またこれらの応力の組合せで
あるかもしれない。
853
stress relaxation
応力緩和
応力が時間の経過に依存して減少すること。
854
stress-strain curve
応力−ひずみ曲線
応力とひずみの対応する数値を互いに対照させ
て曲線で表した図表。
注−通常応力の数値は縦軸(垂直)に,ひずみ
の数値は横軸(水平)にプロットされる。
855
stretch ratio
延伸比
(1) ブロー成形において,,バリソンの長さの,
それが膨らまされるキャビティの最大の長さに対
する比。
ブローアップ比も参照。
(2) フィラメント及びフィルムの延伸におい
て,延伸されたものの長さの未延伸フィラメント
又はフィルムに対する比。
ドローダウン比も参照。
856
stretch thermoforming
延伸熱成形
加熱されたシートを金型に覆いかぶせて引き伸
ばし,続いて冷却する熱成形工程。
857
stripper plate
ストリッパプレート
例えばその金型からめねじでびん用キャップ類
を取り出すような特別な突出しができるようにし
てある金型の部品。
858
stripping
取出し
金型からの成形品の取り除き。
859
stroke
ストローク
プレスのラムの移動する行程。
860
structural adhesive
構造用接着剤
結合が破損することなく長期にわたって高比率
部分の最大破損荷重を加え得る構造工学的応用に
おいて信頼性が立証されている接着剤。
861
structural foam moulding
構造用発泡成形
発泡コア及び完全で密で堅い(非発泡状)表皮
を伴う物品を成形する工程。
70
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
862
structures with twist
よりのある組織
意図的によりをかけている非常に長くかつ比較
的細いフィラメント(連続フィラメント糸又はフ
ィラメント糸と呼ばれている)又はステープルフ
ァイバ(ステープルファイバ糸又は紡績糸と呼ば
れている)の集束を意味している一般用語。
注−その糸は1回の加ねん操作(単糸)又は数
回の連続操作(もろより糸,ケーブル糸)で生産
されよう。単糸のよりは1回のより戻し操作で除
くことができる。
863
styrene plastic
スチレンプラスチック
スチレンの重合体又はスチレンと他の単量体と
の共重合体で,そのスチレンが質量で最大量存在
しているものを主成分とするプラスチック。
864
styrene/acrylonitrile plastic
スチレン/アクリロニト
リルプラスチック
スチレン及びアクリロニトリルの共重合体を主
成分とするプラスチック。
865
styrene/butadiene [S/B] plastic
スチレン/ブタジエン
[S/B] プラスチック
スチレン及びブタジエンの共重合体を主成分と
するプラスチック。
866
styrene/α-methylstyrene [S/MS]
plastic
スチレン/α−メチルスチ
レン [S/MS] プラスチッ
ク
スチレン及びα−メチルスチレンの共重合体を
主成分とするプラスチック。
867
styrene-rubber plastic
スチレン−ゴムプラスチ
ック
スチレン重合体及びゴムからなり,そのスチレ
ン重合体が質量で最大量であるものを主成分とす
るプラスチック。
868
submarine gate ; tunnel gate
サブマリンゲート;トンネ
ルゲート
スプルーが突出し操作でもぎ取られるように合
わせ面の下に取り付けられる射出流路。
869
surface burn
表面燃焼
材料の表面に限定された燃焼。
870
surface resistance
表面抵抗
試験片の表面に接触している二つの電極間に印
加した直流電圧を,その試験片の表面の薄層(例
えば水分又はそのほかの不良導電性材料)を通じ
て流れる部分の電流で除した値[37]。
871
surface resistivity
表面抵抗率
直流電界の強さを,その試験片の表面層におけ
る線電流密度で除した値[37]。
注−材料の表面抵抗率は一つの正方形の向かい
合っている辺の間に形成されている二つの電極間
の表面抵抗に等しい。その正方形の大きさは重要
ではない。
872
surface tack
表面粘着性
プラスチック表面の粘着性。
873
surface treatment ; prebond
treatment (deprecated)
表面処理;結合前処理(避
けた方がよい)
表面を結合又は塗装に適するようにするための
化学的又は物理的処理。
プライマーも参照。
874
surfacing mat
サーフェシングマット
複合材料の表面層として用いられるステープル
ファイバ又は連続フィラメントを結合した薄い目
の詰んだシート。
ガラスベールも参照。
875
suspension
懸濁;懸濁液
液体の中の固体の分散。
分散も参照。
876
suspension polymerization
懸濁重合
単量体を水又はその他の適当な不活性希釈剤中
に細かい滴として分散して行う重合。
ビーズ重合も参照。
877
swelling
膨潤
液体の中に浸せきされ又は蒸気にさらされた試
験片の体積の増大。
71
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
878
syndiotactic polymer
シンジオタクチック重合
体
鏡像異性の関係にある配置基本単位の交互配列
として記述しうる分子からなる規則性重合体[41]。
注−シンジオタクチック重合体においては,そ
の配置繰返し単位は鏡像異性の関係にある二つの
配置基本単位から成り立っている。一つの例は配
置繰返し単位:
と,その対応する重合体は:
である。これはその立体異性中心である−CH
(CH3) −における配置が規定されていないために
立体規則性重合体ではない。同様に
がその立体異性中心である−CH (CO2R) の配置
についての認識が欠けているために,立体規則性
重合体ではない。次のジシンジオタクチック重合
体は立体規則性である。
立体繰返し単位に対する注を参照。
879
syntactic cellular plastic
シンタクチック発泡プラ
スチック
低密度成分として中空微小球状充てん材が使用
されている発泡プラスチック。
880
tab gate
タブゲート
長さがその成形品の幅のほんの一部にすぎない
極めて薄い長方形のゲート。
エッジゲートも参照。
72
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
881
tactic block
タクチックブロック
ただ一種類の配置繰返し単位を単一の連結法で
配列した形に記述できる規則性ブロック[42]。
882
tactic block polymer
タクチックブロック重合
体
線状に連結した複数のタクチックブロックから
できている分子からなる重合体[42]。
883
tactic polymer
タクチック重合体
ただ一種類の配置繰返し単位を単一の連結法で
配列した形に記述できる分子からなる規則性重合
体[42]。
立体規則性重合体に対する注を参照。
884
tacticity
タクティシティ
重合体分子の主鎖における複数の配置繰返し単
位の連続の仕方の規則性[42]。
885
take-off
引取り
押し出され又はカレンダ加工された材料をその
機械から運び出す装置。
886
take -up
巻取り
押し出され又はカレンダ加工された材料を巻き
取る装置。
887
tape with selvages1)
耳付きテープ
幅が100mmを超えない耳付きのガラス繊維織
物。
耳付き細幅布も参照。
888
tape without selvages1)
耳無しテープ
幅が100mmを超えない耳無しのガラス繊維織
物。
耳無し細幅布も参照。
889
tear (verb)
引き裂く(動詞)
正反対の力の引張りにより分割する又は引き裂
くこと。
引裂強さも参照。
890
tear propagation force
引裂伝ぱ力
プラスチックフィルムにおいて開始された引裂
きの成長を続けるために必要な力[32]。
891
tear propagation resistance
引裂伝ぱ抵抗
引裂伝ぱ力をその試験片の厚さで除した値[32]。
892
tear strength ; tear resistance
引裂強さ;引裂抵抗
薄い材料の試験片を引き裂くために必要な力
[1][19]。
893
telomer
テロマー
同一の化学形式の更に大きな重合体分子をつく
るために追加する単量体とはその合成条件のもと
で反応し得ない末端基を有する分子から構成され
ている重合体。
894
tensile strength
引張強さ
引張りの状態で破損する前に材料によって耐え
られる最大応力。
注−最大応力が降伏点において発生する際に
は,降伏点引張強さという。最大応力が破断点に
おいて発生する際には,破断点引張強さという。
895
terpolymer
三元重合体
三種類の単量体から誘導された重合体[41]。
896
test atmosphere
試験雰囲気
その試験の間じゅう試料又は試験片がさらされ
る雰囲気[9][12]。
基準雰囲気及び標準雰囲気も参照。
897
textile glass
織物用ガラス
ガラスで作られ,かつステープルファイバ及び
又は連続フィラメントを基にしたすべての織物製
品をいう一般用語。
898
textile glass multifilament products 織物用ガラスマルチフィ
ラメント製品
フィラメント(マルチフィラメント)から構成
される織物用ガラス製品の一部類。
899
textile glass staple fibre products
織物用ガラスステープル
ファイバ製品
ステープルファイバから構成される織物用ガラ
ス製品の一部類。
ステープルファイバ及び不連続繊維も参照。
73
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
900
textile size
織物用サイズ
引き続いて行う織物用操作(ねん糸,より合わ
せ,製織など)を容易にするために設計されてい
るサイズ。
901
texturized yarn
かさ高加工糸
糸の容積を増すため故意にかつ恒久的にそのフ
ィラメントが引き離されている織物用ガラス連続
フィラメント糸(単糸又はもろより糸)。
902
thermal analysis
熱分析
物量を調節された温度プログラムに従わせてい
る間に,その物質のある物理特性を温度の関数と
して測定する一群の技法[35]。
注
1 全体を通じ,物質は物質及び又は反応生成物
の意味に解するべきである。
2 “熱分析”に対応する形容詞は“熱分析の”
(例えば:熱分析の技法)である。
3 2種又はそれ以上の技法を同時に同一の試料
に適用する場合には,“同時多重技法”,例えば同
時熱重量分析及び示差熱分析のように識別するの
が望ましい。“複合多重技法”の用語は各技法に対
して別個の試料の使用を指示するものとなろう。
903
thermal conductivity (of a
homogeneous material not
affected by thickness)
熱伝導率(厚さに影響され
ない均質材料の)
その面積に対して垂直の方向における単位温度
こう配当たりの,単位面積を通る定常状態のもと
での熱の流れの速度。IUPAP記号:λ。
904
thermal degradation
熱劣化
高温におけるプラスチックのすべての有害な化
学的変更の全部。
注−その現象を研究する場合の温度及び他の環
境条件を報告することが極めて重要である。
老化,劣化,及び変質も参照。
905
thermal diffusivity
熱拡散率
物質の熱伝導率の,その物質の密度及び比熱の
積に対する比。IUPAP記号:α。
注−この特性に対するSI単位は秒当たり平方
メートルである。
906
thermal expansion
熱膨張
温度の変化による試験片の寸法又は体積の変
化。
線膨張及び体膨張も参照。
907
thermal stability
熱安定性
熱の作用のもとでの劣化に耐える材料の特性。
注−色,電気的又は力学的特性の変化,又は質
量の減少に基づく随意の試験方法によって測定す
る。
熱劣化も参照。
908
thermoacoustimetry
熱音響測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,負荷した音波の特質を音波がその物質を通過
した後に温度の関数として測定する技法[35]。
74
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
909
thermodilatometry
熱膨張測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,無視し得る荷重下でその物質の寸法を温度の
関数として測定する技法[35]。
注
1 その記録は熱膨張曲線であり:その寸法は縦
座標上に増加を上向きに,かつ温度又は時間を横
座標上に増加を左から右に示すことが望ましい。
2 線熱膨張測定と体熱膨張測定は測定される
寸法に基づいて区別される。
910
thermoelasticity
熱弾性
温度の上昇の結果として生ずるゴム状弾性。
911
thermoelectrometry
熱電気測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,その物質の電気的特性を温度の関数として測
定する技法[35]。
注−もっとも一般的な測定は抵抗,コンダクタ
ンス又はキャパシタンスである。
912
thermoforming
熱成形:サーモフォーミン
グ
加熱した熱可塑性プラスチックシート又はその
他の異形材を一般に型の上で形を与え次いで冷却
する工程。
フォーミングも参照。
913
thermogravimetry (TG)
熱重量測定 (TG)
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,その物質の質量を温度の関数として測定する
技法[35]。
注−その記録は熱重量測定曲線すなわちTG曲
線であり:その質量は縦座標上に減少を下向きに,
かつ温度 (T) 又は時間 (t) を横座標上に増加を
左から右に示すことが望ましい。
914
thermomagnetometry
熱磁気測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,物質の磁気的特性を温度の関数として測定す
る技法[35]。
915
thermomechanical measurement
熱機械測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,非振動性荷重下におけるその物質の変形を温
度の関数として測定する技法[35]。
注−適用した応力の種類(圧縮,引張り,曲げ,
又はねじり)によって測定した場合の方法を常に
記載することが望ましい。
916
thermoparticulate analysis
熱粒子分析
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,その物質からの微粒子状成分の放出を温度の
関数として測定する技法[35]。
917
thermoplastic (adjective)
熱可塑性の(形容詞)
プラスチックに特有の温度範囲を通じて加熱に
よる軟化及び冷却による硬化を繰り返すことがで
き,かつ軟化状態で流動によって形を合わせて成
形 (moulding),押出し (extrusion) 又は成形
(forming) によって繰返し物品の状態にし得るこ
と。
918
thermoplastic (noun)
熱可塑性プラスチック(名
詞)
熱可塑性の特性を有するプラスチック。
熱可塑性の(形容詞)も参照。
919
thermoplastic elastomer
熱可塑性エラストマー
加工及び使用においてその材料に特有の温度範
囲内で繰返し加熱及び冷却される際にも依然とし
て熱可塑性のままであるエラストマー。
75
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
920
thermo photometry
熱光学測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,その物質の光学的特性を温度の関数として測
定する技法[35]。
注−全光線,特定波長の光線,屈折率及びルミ
ネセンスの測定はそれぞれ熱光度測定,熱分光測
定,熱屈折率測定及び熱ルミネセンス測定とな
る:顕微鏡のもとでの観察は熱顕微鏡測定となる。
921
thermoset (noun)
熱硬化系(プラスチック)
(名詞)
加熱又はその他の手段で硬化した際,実質的に
不融性かつ不溶性製品に変化するプラスチック。
注−この用語は熱硬化性プラスチック及び熱硬
化プラスチックの双方を含む。
922
thermoset plastic
熱硬化プラスチック
加熱又は放射線,触媒などのようなその他の手
段によって実質的に不融性かつ不溶性の状態に硬
化されているプラスチック。
923
thermosetting (adjective)
熱硬化性の(形容詞)
加熱又は放射線,触媒などのようなその他の手
段によって硬化される際に,実質的に不融性かつ
不溶性製品に変化し得ること。
924
thermosetting plastic
熱硬化性プラスチック
熱硬化性の特性を有するプラスチック。
熱硬化性のも参照。
925
thermosonimetry
熱音響放出測定
物質を調節された温度プログラムに従わせる間
に,物質の発する音を温度の関数として測定する
技法[35]。
926
thickener
増粘剤
液状重合系の粘度を増加させる物質。
927
thiourea-formaldehyde resin
チオユリア−ホルムアル
デヒド樹脂
チオユリア(チオカルバミド)のホルムアルデ
ヒドとの重縮合によって製造されるアミノ樹脂。
928
time profile (in dynamic
mechanical analysis)
時間座標図(動的機械分析
における)
時間に対する材料のモジュラス及び又は減衰の
図表。
動的機械分析も参照。
929
torpedo
トーピード
射出成形機又は押出機の加熱シリンダ,又は押
出しダイの中のプラスチック材料の流路に設けら
れ,その溶融物を薄い層に広げかつ加熱面に接触
するように押し付ける流線形金属装置。
930
torsion pendulum
ねじり振子
その試験片をねじれの状態に変形し,自由に又
は強制的に振動させて動的機械分析を行う装置。
注−せん断弾性率は結果として生ずる振動の周
波数から決定する。減衰はその振動の振幅の減少
によって(すなわち,対数減衰率Λによって)決
定する。
対数減衰率も参照。
931
torsional stress (Pa)
ねじり応力 (Pa)
ねじり作用の結果生ずる,横断面にかかるせん
断応力。
932
total volume shrinkage (in resin
casting)
全体積収縮(樹脂注型にお
ける)
樹脂コンパウンドの硬化の間の収縮,及び硬化
した注型品の硬化温度から室温にまで下がる冷却
の間の収縮の合計[29]。
933
toughness
じん性
エネルギーを吸収することができ,一般にもろ
さのないことの意味を暗に含みかつ破断に至る伸
びがかなり大きい材料の特性。
注−じん性は応力−ひずみ曲線の下側の面積に
比例する,材料を破断するために必要なエネルギ
ーとして評価されることが多い。
76
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
934
tracking
トラッキング
放電又は漏電によって生ずる絶縁材料の表面を
横切る導電路の形成。
935
transfer chamber ; transfer pot
トランスファチャンバ,ト
ランスファポット
トランスファ成形に使用する加熱室。
装てん室も参照。
936
transfer moulding
トランスファ成形
熱硬化性材料を加熱ポットから閉じた加熱金型
のキャビティの中へ移送することによって成形す
る工程。
937
translucency
半透明性
透過光の大部分が散乱され,その材料の向こう
側にある物体を識別することが困難又は不可能と
なる材料の特性。
光の拡散及び透明牲も参照。
938
transparency
透明性
透過光の散乱が無視できる場合,そのためにそ
の材料を通して物体を明確に識別できる材料の特
性。
半透明牲も参照。
939
trimer
三量体
単一種類の単量体の3単位からなるオリゴマ
ー。
注−三量体はオリゴマー化の又はより大きな分
子の切断の生成物として存在しうる。
940
true stress
真応力
元の面積からではなく,むしろ測定時の支え面
積から計算した応力。
941
tube
チューブ
(1) 中空の円筒。
(2) クリーム類又はペースト類用の絞出し容
器。管及びチュービングも参照。
942
tubing
チュービング
柔軟なチューブ。
注−例:ホース;装置に水及び気体類を送る実
験室用チュービング;医療用チュービング。
管及びチューブも参照。
943
tubing (in textiles)
チュービング(織物におけ
る)
折りたたみ幅が100mmより大きい織物用ガラ
ス糸製の管状構造物。
スリーブも参照。
944
tumble polishing ; barrel polishing
タンブリング研磨;バレル
研磨
成形品を回転又は振動する容器の中に緩く詰め
た状態で転がすことによる成形品のばり及びとが
ったへりの除去及びそれらの仕上がりの改良。
945
ultrasonic welding
超音波溶接
結合される表面が超音波振動数による分子内振
動性機械運動によって発生する熱によって軟化さ
れる加圧溶接工程[40]。
946
undercure
アンダーキュア
硬化条件(時間,温度,放射,硬化添加剤量,
など)が満足すべき硬化を生ずるには不十分であ
る重合体系の硬化状態。
オーバーキュアも参照。
947
undercut
アンダーカット
突出しのためにその成形品の変形又は特別な金
型構造の使用を必要とする成形用キャビティの側
壁のへこみ。
948
unidirectional fabric (for example
unidirectional woven fabric,
unidirectional woven roving
fabric)
一方向織物(例えば,一方
向織物,一方向織りロービ
ング織物)
一つの方向(通常は縦糸)に大多数の織物用ガ
ラス糸又はロービングが並び,その他の方向に少
数かつ通常細い糸があるため,最初の方向がその
他の方向よりはるかに強い織物。
77
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
949
unit storage energy ; oscillation
energy U (J・m−3)
単位貯蔵エネルギー;振動
エネルギーU (J・m−3)
一回の負荷サイクルの間に貯えたエネルギーを
その材料の体積で除した値。
注−正弦波の荷重を受けている線形粘弾性材料
の単位貯蔵エネルギーは
2
0
2
0
'
2
1
'
2
1
σ
ε
C
M
U
=
=
である。
引張り変形においては
2
'
2
'
2
0
2
0
ε
σ
E
D
U
=
=
である。
ここに
σ0は最大応力であり,
ε0は最大ひずみである。
950
unpliasticized poly (vinyl chloride) 無可塑ポリ塩化ビニル
可塑剤を全く含まないポリ塩化ビニル。
注−安定剤,滑剤,などのようなポリ塩化ビニ
ルに添加される成分は,通常の技術的感覚では可
塑剤とは考えない。
951
unsaturated polyester [UP]
不飽和ポリエステル [UP]
後で不飽和の単量体又はプリポリマーと架橋反
応し得る重合体連鎖中の炭素−炭素不飽和結合を
もつことを特徴とするポリエステル。
952
upstroke press
上押しプレス
圧縮装置が可動盤の下に位置し,この装置の上
向きの運動によって圧力をかけるプレス。
953
urea-formaldehyde [UF] resin
ユリア−ホルムアルデヒ
ド [UF] 樹脂
ユリア(カルバミド)とホルムアルデヒドとの
重縮合によって製造されるアミノ樹脂。
954
urea plastic
ユリアプラスチック
重合にかかわるアミン類又はアミド類の中で質
量で最大量存在するのがユリアであるアミノ樹脂
を主成分とするプラスチック。
アミノプラスチック及びユリア−ホルムアルデ
ヒド樹脂も参照。
955
urethane plastic
ウレタンプラスチック
連鎖中の繰返し構造単位がウレタンの形のそれ
からなる重合体,又はウレタン及びその他の形式
の繰返し構造単位がその連鎖中に存在する共重合
体,を主成分とするプラスチック。
956
vacuum bag
真空バグ
バグの真空排気によってバグの内側にあるたい
積物に対し,圧力が加えられる軟質バグ。
バグ成形も参照。
957
vacuum snap-back thermoforming ;
snap-back thermoforming
真空スナップ−バック熱
成形;スナップ−バックサ
ーモフォーミング
加熱したシートを真空によって凹面の形に引っ
張り,雄型プラグをその凹面のくぼみの中に降ろ
し次にそのシートをそのプラグを通じて吸い込む
真空によってプラグの表面に向け急速に上向きに
引き寄せる,とくにぎりぎりの深絞りに有効な真
空熱成形工程。
958
vacuum thermoforming
真空熱成形;バキュームサ
ーモフォーミング
加熱したシートを型の表面に押し付けて成形す
るために真空を使用する熱成形工程。
加圧熱成形も参照。
959
veneer
単板;ベニヤ
合板を製造するため又は積層品に接して装飾用
表面層として役立つために使用する薄い木材被覆
用材。
78
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
960
vent
ベント
成形 (moulding) ,押出し又は成形 (forming) の
間に空気及び気体を逃がすため,金型又は機械に
設けた穴,細長いすき間又は溝。
961
vibrating stress
振動応力
時間の関数として変動する数値を伴う応力。
交互応力及び交番応力も参照。
962
vinyl acetate plastic
酢酸ビニルプラスチック
酢酸ビニルの重合体又は酢酸ビニルとその他の
単量体との共重合体で,その酢酸ビニルが質量で
最大量を占めているものを主成分とするプラスチ
ック。
963
vinyl chloride plastic
塩化ビニルプラスチック
塩化ビニルの重合体又は塩化ビニルとその他の
単量体との共重合体で,その塩化ビニルが質量で
最大量を占めるものを主成分とするプラスチッ
ク。
964
vinyl resin
ビニル樹脂
ビニル基を含んでいる単量体類の重合によって
製造される樹脂。
965
vinylidene chloride plastic
塩化ビニリデンプラスチ
ック
塩化ビニリデンの重合体又は塩化ビニリデンと
その他の単量体との共重合体で,その塩化ビニリ
デンが質量で最大量を占めるものを主成分とする
プラスチック。
966
virgin plastic
未使用プラスチック
使用されていないか又はその最初の製造に必要
な工程以外の工程を受けていないペレット,か粒,
粉末,凝集塊などの形状のプラスチック材料。
再生プラスチックも参照。
967
viscoelasticity
粘弾性
弾性固体と流動性の粘性流体の組合せであるか
のように挙動する材料の時間,温度,荷重及び荷
重速度に依存する応力の応答。
968
viscosity η (Pa・s)
粘度η (Pa・s)
材料の本体内部で示される定常流に対する抵抗
特性。
注−試験においては,流体のせん断応力のせん
断速度に対する比。粘度は通常“ニュートン粘度”
を意味するものと受け入れられており,その場合
にはせん断応力のせん断ひずみ速度に対する比は
一定である。プラスチックでは普通の事例である
非ニュートン挙動においてはその比はせん断応力
によって変化する。そのような比は対応するせん
断応力における見掛け粘度と呼ばれることが多
い。
動的粘度及び粘性係数も参照。
969
viscosity coefficient (Pa・s)
粘性係数 (Pa・s)
材料の中で単位速度の流れこう配を引き起こす
ために必要なせん断応力。
注−実際の測定において,材料の粘性係数はせ
ん断応力のせん断速度に対する比から得られる。
これはその比が一定でかつせん断応力に無関係で
あると仮定しているが,この条件はニュートン流
体によってだけ満足される。したがってその他の
すべての場合には,得られる数値は見掛け上のも
のでありかつその流動曲線の中の一つの点を示
す。
粘度も参照。
79
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
970
viscosity/density ratio[44]
粘度/密度比[44]
ρ
η
ここに
ηはその重合体溶液の粘度であり,
ρはその重合体溶液の密度である。
971
visible fibre ; fibre show
可視繊維;繊維露出
強化プラスチックの表面に見える樹脂を使った
湿潤が不完全な繊維。
ドライパッチ及び繊維条こんも参照。
972
void (in noncellular plastics)
す(鬆)(非発泡プラスチ
ックにおける)
空気又はいくらかのその他の気体を含んでいる
はっきりしない形状の取り囲まれた空洞。
注
1
用語泡は多少とも球状のすに当てはまる。
2
電線絶縁においては,すが水を含んでいて
も差し支えない。
空げき(隙)(発泡プラスチックにおける)も参
照。
973
void (in cellular plastics)
空げき(隙)(発泡プラス
チックにおける)
発泡プラスチックの中に故意でなく形成され,
かつその特徴とする個々のセルより実質的に大き
い空洞。
974
volume expansion
体膨張
特定の試験条件のもとでの試験片の体積変化。
線膨張及び膨潤も参照。
975
volume resistance
体積抵抗
試験片の二つの正反対の側面に接触し又は埋め
込んだ二つの電極間に印加した直流電圧を,その
表面に沿って流れる電流を除く,その試験片の体
積を貫いて流れる部分の電流で除した値[37]。
表面抵抗も参照。
976
volume resistivity
体積抵抗率
材料の体積抵抗率はその電圧こう配をその電流
密度で除して得られる値である[37]。
注−メートル法では,材料のオームセンチメー
トルで表した体積抵抗率は1cm立方の材料の向か
い合わせの表面間の体積抵抗に等しい。
977
volumetric feeding
容量計量供給
成形において,装入量を容積測定によって調節
する供給方法。
978
vulcanized fibre
バルカナイズドファイバ
セルロースをパーチメント化工程にかけて製造
する水和セルロースからなるほぼ均質の材料。
979
warpage ; warping
反り
成形又はその他の加工後のプラスチック製物体
の寸法のゆがみ。
上反り及び下反りも参照。
980
water absorption ; moisture
absorption
吸水量;吸湿量
特定の試験条件のもとで材料が吸収する水分
量。
注−その条件は水中に浸せきし又は湿った雰囲
気にさらしてもよいが;後者の場合にはその工程
はまた水蒸気吸収量ともいう。
981
wear
摩耗
材料の実用寿命をそこなう傾向がある使用中に
出会うすべての有害な機械的影響の累積作用。
982
weathering
風化(作用);屋外暴露
材料の屋外条件への暴露の影響。
老化,人工暴露も参照。
983
weight feeding
重量計量供給
成形において,装入量を重量測定により調節す
る供給方法。
80
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
984
weld line ; knit line ; weld mark
ウェルドライン;ニットラ
イン;ウェルドマーク
共に流れているプラスチックの二つ又はそれ以
上の流体の融合によって形成される成形プラスチ
ックの表面のこん(痕)跡。
985
welding
溶接
一般に熱の助けによって,材料の軟化された表
面を融着する工程。
注−いくつかの国々,とくにカナダ,U.K.及び
アメリカ合衆国では,熱と圧力をかけてフィルム
の表面を融着する工程に対しては,溶接よりむし
ろ用語シーリング:例えば誘電シーリング,高周
波シーリング,RF(高周波)シーリング,及び超
音波シーリングを使用している。
986
wet strength
湿潤強さ
時間,温度及び圧力の特定の条件のもとで,浸
せきした液体から取り出した後直ちに測定した接
着剤接合の強さ。
乾燥強さも参照。
987
whisker
ウィスカ
短い,繊維状の,単結晶の,無機の強化用材料。
988
“white point” temperature (of
dispersions)
“白化点”温度(分散液の)
それ以下の温度では不透明なかたまりを形成
し,かつそれ以上の温度では透明なフィルムを形
成する限界温度[25]。
989
width
幅
棒(梁)状試験片についての曲げ試験の場合に,
荷重をかける方向に垂直でより短い寸法。
深さも参照。
990
window
窓
シートを光に向けて保持するとき穴のように見
える着色した又は不透明なプラスチックのシート
の中の小さな,無色の,透明な面又は点。
フィッシュ−アイも参照。
991
woven fabric
織物
織機 (loom or weaving machine) で製織中に形
成される交錯物のように互いに垂直に又はいくら
か異なる特定の角度に二組の糸類(単糸,もろよ
り糸,又はケーブルヤーン類,ロービング類)を
交錯させながら製造するガラス繊維織物。
992
woven roving
ロービング織物
ロービングの製織により形成された織物。
993
woven scrim
スクリム織物
縦糸及び横糸の双方が広く間隔を置いた網目を
荒く織ったガラス繊維織物。
994
xylenol resin
キシレノール樹脂
キシレノールのアルデヒド又はケトンとの重縮
合によって製造されるフェノール樹脂形の樹脂。
995
yarn
糸
ステープルファイバ又はフィラメントで製造す
るよりを伴い又は伴わないもの,特定の類型の織
物構成のものを含んでいる一般用語。
注−よりを伴わない構成はマルチフィラメン
ト,ストランド,スライバ,ロービング(組み合
わせた又は直接の),無よりロービング及びスパン
ロービングを含む。よりを伴う構成は単糸,もろ
より糸,ケーブルヤーン,多重巻糸及び飾り糸を
含む。
996
yield point
降伏点
最高到達応力より低くても差し支えないが,応
力の増加を伴わずにひずみの増加が生ずる材料内
の最初の応力。
81
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
(参考)(英語)
997
Young's modulus E (Pa) ; modulus
of elasticity in tension
ヤング率E (Pa) ;引張弾
性率
応力とひずみの商(割線弾性率)又は応力−ひ
ずみ曲線に対する接線(接線弾性率):
ε
σ
=
E
又は
ε
σ
d
d
E=
注
1
一般に,双方とも粘弾性材料に対しては時
間依存性である。
2
z
z
Eεσ
=
ここに
σx=σY=0
εx=εY=−μεz
998
zone (of an extruder screw)
ゾーン(押出機スクリュー
の)
ピッチを,例えば供給,圧縮,ベント,混合,
計量などの特定の機能を果たすように設計されて
いる押出機スクリューの部分。
1) “Selvedge” はU.K.において好まれているつづり字である。
1) 1MPa=1N/mm2≒10kgf/cm2
82
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.
参考文献
ISO (国際標準化機構)
[1] ISO 34,ゴム,加硫−引裂強さの測定(トラウザー,直角形及び三日月形試験片)。
[2] ISO 48,加硫ゴム−硬さの測定(硬さ30及び85 IRHD間)。
[3] ISO 75,プラスチック及びエボナイト−荷重たわみ温度の測定。
[4] ISO 105,織物−色堅牢度の試験。
[5] ISO 175,プラスチック−水を含む液体化学薬品の影響の測定。
[6] ISO 178,プラスチック−硬質プラスチックの曲げ特性の測定。
[7] ISO 179,プラスチック−硬質材料のシャルピー衝撃強さの測定。
[8] ISO 180,プラスチック−硬質材料のアイゾッド衝撃強さの測定。
[9] ISO 291,プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気。
[10] ISO 306,プラスチック−熱可塑性材料−ビカット軟化温度の測定。
[11] ISO 537,プラスチック−ねじり振子による試験。
[12] ISO 558,状態調節及び試験−標準雰囲気−定義。
[13] ISO 604,プラスチック−圧縮特性の測定。
[14] ISO 844,発泡プラスチック−硬質材料の圧縮試験。
[15] ISO 868,プラスチック及びエボナイト−ジュロメータによる押込硬さの測定(ショア硬さ)。
[16] ISO 974,プラスチック−衝撃によるぜい化温度の測定。
[17] ISO 1133,プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトフローレイトの測定。
[18] ISO 1139,織物−糸の名称。
[19] ISO 1382,ゴム−用語。
[20] ISO 1628-1,稀薄溶液における重合体の粘度数及び極限粘度数の測定法の標準化に対するガイドライ
ン−第1部:一般条件。
[21] ISO 1889,織物用ガラス−(包装形態における)連続フィラメント糸,ステープルファイバ糸,かさ
高加工糸及びロービング−線密度の測定。
[22] ISO 2039-1,プラスチック−硬さの測定−第1部:球押込法。
[23] ISO 2039-2,プラスチック−硬さの測定−第2部:ロックウェル硬さ。
[24] ISO 2041,振動及び衝撃−用語。
[25] ISO 2115,プラスチック−重合体及び共重合体の水性分散液−白化点温度及び最低フィルム形成温度
の測定。
[26] ISO 2556,プラスチック−大気圧下におけるフィルム及び薄いシートの気体透過速度の測定−マノメ
ータ法。
[27] ISO 2856,エラストマー-動的試験に対する一般要求特性。
[28] ISO 3374,織物用ガラス−ガラスマット−単位面積当たりの質量の測定。
[29] ISO 3521,プラスチック−ポリエステル及びエポキシ注型用樹脂−全体積収縮の測定。
[30] ISO 3534,統計−用語及び記号。
[31] ISO 4605,織物用ガラス−織物−単位面積当たりの質量の測定。
[32] ISO 6383-1,プラスチック−フィルム及びシーティング−引裂抵抗の測定−第1部:トラウザー引裂
法。
[33] ISO 6602,プラスチック−3点荷重による曲げクリープの測定。
83
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[34] ISO 6721,プラスチック−曲げ振動による減衰特性及び複素弾性率の測定。
ICTA(熱分析国際連合)*
[35] 熱分析における学術用語,第IV部,Journal of Thermal Analysis 13, pp. 387-392 (1978)。熱分析国際連合
(ICTA) の勧告。
IEC(国際電気標準会議)
[36] IEC規格50 (05),国際電気技術用語(第2版),グループ05,基礎定義。
[37] IEC規格93,電気絶縁材料の体積及び表面抵抗率に対する試験の推奨方法。
[38] IEC規格167,固体絶縁材料の絶縁抵抗の測定に対する試験方法。
[39] IEC規格250,メートル波長を含む電力,オーディオ及びラジオ周波数における電気絶縁材料の誘電
率及び誘電正接の測定に対する推奨方法。
IIW(国際溶接協会)
[40] 溶接並びに関連操作に対する用語の多言語集;専門用語委員会,国際溶接協会 (IIW),32巻de la
Chapelle,F-75018 パリ,フランス。
IUPAC(国際純正応用化学連合)*
[41] ポリマーに関する術語の基本的定義,1974。IUPAC高分子命名法委員会勧告。Pure and Applied Chemistry
40, No.3, pp. 477-491 (1974) 。
[42] ポリマーに関する立体化学の定義と概念,1980。IUPAC高分子命名法委員会勧告。Pure and Applied
Chemistry53, pp. 733-752 (1981)。
[43] コポリマーの原料基礎命名法,1985。IUPAC高分子命名法委員会勧告。Pure and Applied Chemistry 57, PP.
1427-1440 (1985)。
[44] 個々のポリマー分子,それらの集合体,及び稀薄ポリマー溶液に関する基礎的術語の定義,1986。IUPAC
高分子命名法委員会勧告。Pure and Applied Chemistry(印刷中)。
IUPAP(国際純正応用物理学連合)
[45] 物理学における記号,単位及び命名法。国際純正応用物理学連合,文書U.I.P.11 (S.U.N.65-3) , 1965。
CIE(国際照明委員会)
[46] CIE規格 No.17,照明に関する国際用語(第4版)。
* この国際規格中のIUPAC及びIUPAPの定義の英語原本は引用した公式報告書から再録した。
フランス語の翻訳はフランス語による刊行物から再録し,又はISO/TC61/SC1において作成し
た。
84
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書 いくつかの特別の部門において定義した用語の分類
この附属書は,プラスチック産業よりも広範囲な分野の専門家に,このISO国際規格に含まれる特別な
部類の採択範囲を確かめるのに役く立つように,関心のあるこの規格の中に定義した用語を列挙した。選
ばれた用語だけを列挙し,同義語は第二章に示す。
A.1 接着剤(以前はISO 6354の中に含まれていた用語)
接着する
硬化温度
縦せん断強さ
付着;接着
硬化時間
被着材
開放たい積時間
接着
層間はく離
接着破壊
希釈剤
はく離強さ
接着剤
ドクターブレード
ポットライフ
嫌気性接着剤
ドクターロール
感圧接着剤
たい積
乾燥強さ
プライマー
たい積時間
乾燥粘着性
乾燥温度
反応性希釈剤
結合剤
乾燥時間
閉そく(塞)硬化剤;ブロック硬化剤
スカーフ接合
ブロッキング
カプセル化接着剤
セッティング
結合
増量材
セッティング温度
ボンドライン
セッティング時間
結合強さ
クッションシート
保存性
突合せ接合
フィレット
ずれ
フィルム接着剤
固形分
発泡接着剤
発泡性接着剤
溶剤活性化接着剤
閉鎖たい積時間
塗布量
凝集
硬化剤
欠こう接合;接着剤不足接合
凝集破壊
加熱活性化接着剤
構造用接着剤
冷圧
ホット−メルト接着剤
表面処理
常温セッティング接着剤
加熱セッティング接着剤
コンタクト接着剤
真空バグ
硬化(名詞)
接合
湿潤強さ
重ね接合
A.2 織物用ガラス(以前はISO 6355に含まれていた用語)
ビームドヤーン
ハイブリッド
スリーブ
接合剤
スライバ
組物
編物
スパンロービング
ステープルファイバ
ケーブルヤーン
マット
ステープルファイバ織布
チョップドストランドマット
ミルドファイバ
ストランド
チョップドストランド
モノフィラメント
よりのある組織
組合せ強化材
マルチフィラメント
サーフェシングマット
連続フィラメント/ステープル
ファイバ織物
多重並列巻き糸
耳付きテープ
連続フィラメント織物
耳付き細幅布
耳無しテープ
85
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
連続ストランドマット
耳無し細幅布
織物用ガラス
ひも
ニードルドマット
織物用ガラスマルチフィラ
メント製品
カップリング剤
カップリング サイズ
フィラメント又はステープル
ファイバの呼称直径
織物用ガラスステープル
ファイバ製品
ダイレクトロービング
不織スクリム
織物用サイズ
無よりロービング
かさ高加工糸
飾り糸
チュービング
繊維
包装
一方向織物
フィラメント
仕上げ
ロービング
織物
もろより糸
ロービング織物
縫い糸
スクリム織物
ガラスベール
単糸
サイズ
糸
A.3 減衰専門用語
A.3.1 用語
絶対コンプライアンス
ガンマ損失ピーク
共振振動数
絶対弾性率
共振強制振動技法
アルファ損失ピーク
共振曲線の半値幅
遅延時間
角速度
履歴曲線
根平均二乗ひずみ
減衰定数
根平均二乗応力
内部摩擦
ベータ損失ピーク
せん断弾性率
体積圧縮
対数減衰率
せん断速度
体積弾性率
縦波弾性率
せん断ひずみ
損失角
せん断応力
複素コンプライアンス
損失係数
緩和時間スペクトル
複素弾性率
損失弾性率
貯蔵弾性率
コンプライアンス
ひずみ
モジュラス
ひずみ振幅
減衰(力学的)
ひずみ速度
減衰係数
非共鳴強制振動技法
応力
減衰比
法線応力
応力振幅
減衰定数
誘電正接
ポアソン比
時間座標図
動的粘度
力損
ねじり振子
ねじり応力
エネルギー損失
品質係数
単位貯蔵エネルギー
自由振動測定
反発弾性
振動数線図
相対剛性
粘度
緩和時間
粘性係数
共振曲線
ヤング率
86
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.3.2 Symbols/記号
(参考)(英語)
A
amplitude
…………… 振幅
A (f)
resonance curve
…………… 共振曲線
A (t)
damped free vibration
…………… 減衰自由振動
A0
initial amplitude
…………… 最初の振幅
AR
resonance amplitude
…………… 共振振幅
B
bulk compression compliance
…………… 体積圧縮コンプライアンス
B *
complex bulk compression compliance
…………… 複素体積圧縮コンプライアンス
B′
storage bulk compression compliance
…………… 貯蔵体積圧縮コンプライアンス
B”
loss bulk compression compliance
…………… 損失体積圧縮コンプライアンス
C
compliance
…………… コンプライアンス
|C|
absolute compliance
…………… 絶対コンプライアンス
C*
complex compliance
…………… 複素コンプライアンス
C′
storage compliance
…………… 貯蔵コンプライアンス
C”
loss compliance
…………… 損失コンプライアンス
C (t)
time-dependent compliance
…………… 時間依存コンプライアンス
D
tensile compliance
…………… 引張コンプライアンス
D*
complex tensile compliance
…………… 複素引張コンプライアンス
D′
storage tensile compliance
…………… 貯蔵引張コンプライアンス
D”
loss tensile compliance
…………… 損失引張コンプライアンス
E
tensile modulus ; Young's modulus
…………… ヤング率,引張り弾性率
E*
complex tensile modulus
…………… 複素引張弾性率
E′
storage tensile modulus
…………… 貯蔵引張弾性率
E”
loss tensile modulus
…………… 損失引張弾性率
G
shear modulus
…………… せん断弾性率
G*
complex shear modulus
…………… 複素せん断弾性率
G′
storage shear modulus
…………… 貯蔵せん断弾性率
G”
loss shear modulus
…………… 損失せん断弾性率
H (τ)
spectrum of relaxation time
…………… 緩和時間スペクトル
J
shear compliance
…………… せん断コンプライアンス
J*
complex shear compliance
…………… 複素せん断コンプライアンス
J′
storage shear compliance
…………… 貯蔵せん断コンプライアンス
J ”
loss shear compliance
…………… 損失せん断コンプライアンス
K
bulk compression modulus
…………… 体積圧縮弾性率
K*
complex bulk compression modulus
…………… 複素体積圧縮弾性率
K′
storage bulk compression modulus
…………… 貯蔵体積圧縮弾性率
K”
loss bulk compression modulus
…………… 損失体積圧縮弾性率
L
longitudinal wave modulus
…………… 縦波弾性率
L
longitudinal compression modulus
…………… 縦圧縮弾性率
L*
complex longitudinal compression modulus
…………… 複素縦圧縮弾性率
L′
storage longitudinal compression modulus
…………… 貯蔵縦圧縮弾性率
L”
loss longitudinal compression modulus
…………… 損失縦圧縮弾性率
L (τ)
spectrum of retardation time
…………… 遅延時間スペクトル
M
modulus
…………… モジュラス
|M|
absolute modulus
…………… 絶対弾性率
M*
complex modulus
…………… 複素弾性率
M′
storage modulus
…………… 貯蔵弾性率
M”
loss modulus
…………… 損失弾性率
M (t) time-dependent modulus
…………… 時間依存弾性率
O
longitudinal compression compliance
…………… 縦圧縮コンプライアンス
O*
complex longitudinal compression compliance
…………… 複素縦圧縮コンプライアンス
87
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(参考)(英語)
O′
storage longitudinal compression compliance
…………… 貯蔵縦圧縮コンプライアンス
O”
loss longitudinal compression compliance
…………… 損失縦圧縮コンプライアンス
P
hydrostatic pressure
…………… 静水圧
∆P
power loss
…………… 力損
Q
quality factor
…………… 品質係数
R
rebound resilience
…………… 反発弾性
U
unit storage energy
…………… 単位貯蔵エネルギー
V
volume
…………… 体積,容積
W
energy loss
…………… エネルギー損失
c
damping coefficient
…………… 減衰係数
d
loss factor
…………… 損失係数
f
frequency
…………… 振動数,周波数
fR
resonance frequency
…………… 共振振動数
∆f
half-width of the resonance curve
…………… 共振曲線の半値幅
t
time
…………… 時間
x
spatial co-ordinate
…………… 空間配位
α
attenuation constant
…………… 減衰定数
β
decay constant
…………… 減衰定数
γ
shear strain
…………… せん断ひずみ
γ&
shear rate
…………… せん断速度
δ
loss angle
…………… 損失角
ε
strain
…………… ひずみ
ε0
maximum strain
…………… 最大ひずみ
ε&
strain rate
…………… ひずみ速度
η
viscosity
…………… 粘度
η*
dynamic viscosity
…………… 動的粘度
η′
real part of the dynamic viscosity
…………… 動的粘度の実数部分
'ηE
real part of the tensile dynamic viscosity
…………… 引張動的粘度の実数部分
'ηG
real part of the shear dynamic viscosity
…………… せん断動的粘度の実数部分
'ηK
real part of the bulk compression viscosity
…………… 体積圧縮動的粘度の実数部分
'ηL
real part of longitudinal compression dynamic viscosity
…………… 縦圧縮動的粘度の実数部分
η”
imaginary part of the dynamic viscosity
…………… 動的粘度の虚数部分
"
ηE
imaginary part of tensile dynamic viscosity
…………… 引張動的粘度の虚数部分
"
ηG
imaginary part of the shear dynamic viscosity
…………… せん断動的粘度の虚数部分
"
ηK
imaginary part of the bulk compression dynamic viscosity
…………… 体積圧縮動的粘度の虚数部分
"
ηL
imaginary part of the longitudinal compression dynamic viscosity …………… 縦圧縮動的粘度の虚数部分
χ
bulk compression
…………… 体積圧縮
Λ
logarithmic decrement
…………… 対数減衰率
λ
wavelength
…………… 波長
μ
damping ratio
…………… 減衰比
μ
Poisson's ratio
…………… ポアソン比
σ
stress
…………… 応力
σ”
imaginary part of the stress
…………… 応力の虚数部分
σ0
maximum stress
…………… 最大応力
σij
shear stress
…………… せん断応力
σii
normal stress
…………… 法線応力
τrel
relaxation time
…………… 緩和時間
τret
retardation time
…………… 遅延時間
φ
phase angle
…………… 位相角
ω
angular velocity
…………… 角速度
ωd
angular velocity of a damped vibration
…………… 減衰振動の角速度
88
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[参考]
日本語による索引(五十音順)
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
<あ>
アクリルプラスチック
7
acrylic plastic
plastique acrylique
アクリロニトリル/ブタジエン
/スチレン [ABS] プラスチ
ック
8
acrylonitrile/butadiene/styrene [ABS]
plastic
plastique acrylonitrile/butadiène/styrène
[ABS]
アクリロニトリル/メタクリル
酸メチル [A/MMA] プラスチ
ック
9
acrylonitrile/methyl methaacrylate
[A/MMA] plastic
plastique acrylonitrile/méthacrylate de
méthyle [A/MMA]
アセタールプラスチック
5
acetal plastic
plastique acétalique
アセトン樹脂
6
acetone resin
résine acétonique
アタクチックブロック
49
atactic block
séquence atactique
アタクチックポリマー
50
atactic polymer
polymère atactique
圧縮応力
175
compressive stress
contrainte en compression
圧縮成形
171
compression moulding
moulage par compression
圧縮強さ
173
compressive strength
résistance à la compression
圧縮ひずみ
172
compressive strain
déformation relative en compression
圧接(「加圧溶接」を参照)
693
pressure welding
soudage par pression
圧力破壊
689
pressure break
manque de pression
あと硬化;ポストキュア;アフ
タ−ベイク
676
postcure ; after-bake
post-traitement ; postcuisson ; recuit
あと成形;ポストフォーミング 677
postforming
postformage
あと収縮
678
post-shrinkage
post-retrait
アニリン−ホルムアルデヒド樹
脂
38
aniline-formaldehyde resin
résine aniline-formaldéhyde
アミノ樹脂
33
amino resin
résine aminique
アミノプラスチック
34
aminoplastic
aminoplaste
アミ網状重合体
557
network polymer
polymère réticulé
網目
556
network
réseau
編物
467
knitted fabric
tricot
アリル樹脂
28
allyl resin
résine allylique
アリルプラスチック
27
allyl plastic
plastique allylique
アルファ損失ピーク
29
alpha loss peak
maximum de perte alpha
あれ肌;皮むけ
699
pulled surface
rugosité
合わせブッシュ
266
dowel bush ; dowel bushing
douille (pour tenon de guidage)
合わせ筋
362
flash line ; spew line
ligne de bavure
合わせ面(「ランド」(圧縮又
は射出成形用金型の)を参照)
477
mating surface ; land (of a compression
or injection mould)
plan de joint ; appui (dʼun moule de
compression ou dʼinjection)
アンカー(「スプルー抜き」を
参照)
832
anchor ; sprue-puller
extracteur de carotte
アングル−ヘツド
36
angle-head
tête dʼangle
アンダーカット
947
undercut
contre-dépouille (par dépression)
アンダーキュア
946
undercure
sous-cuisson
安定剤
834
stabilizer
stabilisant
89
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
<い>
異形材
965
profile
profilé
移行
525
migration
migration
イソシアネートプラスチック
460
isocyanate plastic
plastique isocyanate
イソシアヌレートプラスチック 461
isocyanurate plastic
plastique isocyanurate
イソタクチック重合体
462
isotactic polymer
polymère isotactique
イタ板;バン板
610
plate
plaque
一方向織物(例えば,一方向織
物;一方向織りロービング織
物
948
unidirectional fabric (for example,
unidirectional woven fabric,
unidirectional woven roving fabric)
étoffe unidirectionnelle (par exemple,
tissu unidirectionnel, tissu stratifil
unidirectionnel)
糸
995
yarn
fil
色のブリーディング
157
colour bleeding
exsudation dʼun colorant
色むら
160
colour heterogeneity
hétérogénéité de couleur ; hétérogénéité
de teinte
インサート
449
insert
prisonnier
インサートピン
450
insert pin
broche á prisonnier
インパルスシール;熱衝撃封止 438
impulse sealing ; thermal impulse
sealing
soudage par impulsion ; soudage par
impulsion de chaleur
インヘレント粘度;対数粘度数 442
inherent viscosity ; logarithmic viscosity
number
viscosité inhérente ; indice
logarithmique de viscosité
<う>
ウィスカ
987
whisker
trichite
ウエオ
上押しプレス
952
upstroke press
presse ascendante
上(うえ)反り
260
dished
incurvé
ウェルドライン;ニットライ
ン;ウェルドマーク
984
weld line ; knit line ; weld mark
ligne de soudure
受けイタ板
54
backing plate ; support plate
plaque de fixation
埋込み(「エンベッディング」
を参照)
296
embedding
enrobage
ウレタンプラスチック
955
urethane plastic
plastique uréthannique
<え>
エア−アシスト真空熱成形
25
air-assist vacuum thermoforming
thermoformage sous vide avec
assistance pneumatique
エア−スリップ真空熱成形
26
air-slip vacuum thermoforming
thermoformage sous vide sur coussin
dʼair
A−ステージ
48
A−stage
état A ; stade A
エジェクタ
288
ejector
éjecteur
エステルプラスチック
308
ester plastic
plastique estérique
枝分かれ重合体
87
branched polymer
polymère ramifié
エチルセルロース [EC]
309
ethylcellulose [EC]
éthylcellulose [EC]
エチレン[エテン]プラスチッ
ク
310
ethylene [ethene] plastic
plastique éthylénique [éthénique]
エッジゲート
285
edge gate
entrée latérale
エネルギー損失;単位減衰エネ
ルギー
305
energy loss ; unit damping energy
perte dʼénergie par cycle ; energie dʼ
amortissement unitaire
エポキシ [EP] 樹脂
307
epoxy [EP] resin
résine époxyde [EP]
エポキシ [EP] プラスチック
306
epoxy [EP] plastic
plastique époxydique [EP]
エラストマー
292
elastomer
élastomère
塩化ビニリデンプラスチック
965
vinylidene chloride plastic
plastique chlorovinylidénique
塩化ビニルプラスチック
963
vinyl chloride plastic
plastique chlorovinylique
遠心成形
126
centrifugal moulding
moulage par centrifugation
90
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
遠心注型
125
centrifugal casting
coulage par centrifugation
延伸
272
drawing
étrirage
延伸熱成形
856
stretch thermoforming
thermoformage par emboutissage
延伸比
270
draw ratio
rapport dʼétirage
延伸比
855
stretch ratio
taux dʼétirage
沿層方向(積層品の)
286
edgewise (of a laminate)
parallèle à la stratification
塩素化ポリエチレン [PE-C]
133
chlorinated polyethylene [PE-C]
polyéthylène chloré [PE-C]
塩素化ポリ塩化ビニル [PVC-C] 134
chlorinated poly (vinyl chloride)
[PVC-C]
poly (chlorure de vinyle) chloré ; PVC
surchloré [PVC-C]
エンベッディング;埋込み
296
embedding
enrobage
エンボス加工
298
embossing
gaufrage
エンボスシート
297
embossed sheet
feuille grainée
<お>
オーバーキュア
580
overcure
surcuisson
応力
850
stress
contrainte
応力緩和
853
stress relaxation
relaxation en contrainte
応力緩和における初期応力
444
initial stress in stress relaxation
contrainte initiale en relaxation
応力き裂
852
stress crack
fissure de contrainte
応力振幅
851
stress amplitude
amplitude de contrainte
応力−ひずみ曲線
854
stress-strain curve
courbe contrainte-déformation
屋外暴露(「風化(作用)を参
照)
982
weathering
vieillissement climatique
送出し(装置);巻戻し(装置) 485
let-off (a device) ; pay-off (a device)
dérouloir (dispositif)
押込み(避けた方がよい)(「パ
ンチ」を参照)
701
force (deprecated) ; punch
poinçon
押込み硬さ
441
indentation hardness
dureté par pénétration
押込み金型
675
positive mould
moule positif
押出し
320
extrusion
extrusion ; boudinage (à éviter)
押出コーティング
321
extrusion coating
revêtement par extrusion
押出機スクリュー
319
extruder screw
vis dʼextrudeuse
押出機ヘッド
318
extruder head
téte dʼextrudeuse
オフセット降伏応力;耐力
568
offset yield stress
contrainte au seuil conventionnel dʼ
écoulement
オフセット降伏点
567
offset yield point
seuil conventionnel dʼécoulement
オリゴマー
570
oligomer
oligomère
オリゴメリゼーション
571
oligomerization
oligomérisation
織物
991
woven fabric
tissu
織物用ガラス
897
textile glass
verre textile
織物用ガラスステーブルファイ
バ製品
899
textile glass staple fibre products
verranne
織物用ガラスマルチフィラメン
ト製品
898
textile glass multifilament products
silionne
織物用サイズ
900
textile size
ensimage textile (produit)
オルガノゾル
578
organosol
organosol
オレフィンプラスチック
569
olefin plastic
plastique oléfinique
<か>
加圧熱成形;プレッシャーサー
モフォーミング
692
pressure thermoforming
thermoformage sous pression
加圧溶接;圧接
693
pressure welding
soudage par pression
開始剤
445
initiator
initiateur
解こう剤
234
deflocculation agent
agent antifloculant
91
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
解重合
241
depolymerization
dépolymérisation
塊状重合(「バグル重合」を参
照)
98
mass polymerization ; bulk
polymerization
polymérisation en masse
回転成形
758
rotational moulding
moulage par rotation
回転注型
757
rotational casting
coulage par rotation
回転溶接(「摩擦溶接」を参照) 383
spin welding ; friction welding
soudage par rotation ; soudage par
friction
外部可塑剤
317
external plasticizer
plastifiant externe
開放セル
573
open cell
alvéole ouvert ; pore
開放セル発泡プラスチック
574
open-cell cellular plastic
plastique à alvéoles ouverts ; plastique
poreux
開放たい積時間(接着剤結合に
おける)
572
open assembly time (in adhesive
bonding)
temps dʼassemblage ouvert (en collage)
火炎(名詞)
350
flame (noun)
flamme
火炎挙動(「燃焼挙動」を参照) 102
fire behaviour ; burning behaviour
comportement au feu
火炎伝ぱ
355
flame spread
propagation de flamme
火炎伝ぱ時間
357
flame spread time
durée de propagation de flamme
火炎伝ぱ速度
356
flame spread rate
vitesse de propagation de flamme
火炎溶射塗装
354
flame spray coating
revêtement au pistolet à flamme
化学的発泡プラスチック
130
chemically foamed plastic
plastique expansé chimiquement
架橋
212
crosslinking
réticulation
架橋剤
213
crosslinking agent
agent de réticulation
架橋する
211
crosslink (verb)
réticuler
角速度
37
angular velocity
vitesse angulaire ; pulsation
かさ高加工糸
901
texturized yarn
fil texturé
重ね接合
479
lap joint
joint à recouvrement
重ね接合強さ(「縦せん断強さ」
を参照)
498
lap-joint strength ; longitudinal shear
strength
résistance dʼun joint à recouvrement ;
résistance au cisaillement longitudinal
かさばり係数
96
bulk factor
facteur de contraction
かさ密度
95
bulk density
densité en vrac
飾り糸;新奇な糸
324
fancy yarn ; novelty yarn
fil fantaisie
可使時間(「ポットライフ」を
参照)
679
working life ; pot life
délai dʼutilisation ; vie en pot
可視繊維;繊維露出
971
visible fibre ; fibre show
fibre apparente
荷重たわみ温度
233
deflection temperature under load
température de fléchissement sous
charge
荷重−たわみ曲線
494
load-deflection curve
courbe charge-fléche
ガス抜き
90
breathing
dégazage
カゼイン [CS]
110
casein [CS]
caséine [CS]
可塑化する
604
plasticize
plastifier
可塑化能力(押出機の)
602
plasticating capacity (of an extruder)
capacité de malaxage (dʼune extrudeuse)
可塑剤
605
plasticizer
plastifiant
可塑剤限界量
606
plasticizer limit
limite de plastification
可塑性(「塑性」を参照)
603
plasticity
plasticité
可塑性にする
601
plasticate
malaxer
型合わせ筋
539
mould seam
ligne de joint
型傷
538
mould mark
marque de moule
硬さ
411
hardness
dureté
型締力;型締圧
537
mould clamping force ; locking force ;
locking pressure
force de verrouillage (dʼune presse) ;
force de fermeture
型板(「ダイプレート」を参照) 248
die plate
plateau matrice
92
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
滑剤
505
lubricant
lubrifiant
滑剤ブルーム
506
lubricant bloom
exsudation de lubrifiant
活性化剤
10
activator
activateur
カットレイア
224
cut layers
coupe
カップリング剤
198
coupling agent
agent de pontage
カップリングサイズ;プラスチ
ックサイズ
199
coupling size ; plastic size
ensimage plastique
可動盤
546
moving plate ; moving table
plaque mobile
金型;ダイ
536
mould ; die
moule ; matrice
加熱活性化接着剤
413
heat-activated adhesive
adhésif thermocollant
加熱傷
415
heat mark
marque de surchauffe
加熱曲線測定
418
heating-curve determination
détermination de la courbe dʼanalyse
thermique simple à lʼéchauffement
加熱セッティング接着剤
427
hot-setting adhesive
adhesif à prise à chaud
可燃性
162
combustible
combustible (adjectif)
可燃性
358
flammability
inflammabilitè
可燃性の
359
flammable
inflammable
カプセル化接着剤
303
encapsulated adhesive
adhésif encapsulé
カプセル封入
304
encapsulation
encapsulage
かみ付き(金型の)
766
seizing (of a mould)
grippage (dʼun moule)
ガラス転移
398
glass transition
transition vitreuse
ガラス転移温度
399
glass transition temperature
température de transition vitreuse
ガラスベール
400
glass veil
voile de verre
か粒
408
granule
grain ; mouture
カルボキシメチルセルロース
[CMC]
109
carboxymethyl cellulose [CMC]
carboxyméthylcellulose [CMC]
カレンダ
106
calender
calandre
カレンダ加工
107
calendering
calandrage
皮むけ(「あれ肌」を参照)
699
pulled surface
rugosité
管
598
pipe
tuyau
感圧接着剤
691
pressure-sensitive adhesive
adhésif sensible à la pression
還元粘度;粘度数
714
reduced viscosity ; viscosity number
viscosité réduité ; indice de viscosité
含浸
436
impregnation
imprégnation
乾燥温度
277
drying temperature
température de séchage
乾燥時間
278
drying time
temps de séchage
乾燥強さ
275
dry strength
résistance à sec
乾燥粘着性
276
dry tack
adhérence à sec
貫層方向(積層品の)
365
flatwise (of a laminate)
perpendiculaire à la stratification
ガンマ損失ピーク
388
gamma loss peak
maximum de perte gamma
緩和時間
728
relaxation time
temps de relaxation
緩和時間スペクトル;[遅延時
間スペクトル]
820
spectrum of relaxation times ; [spectrum
of retardation times]
spectre des temps de relaxation ;
[spectre des temps de retardement]
<き>
機械加工
507
machining
usinage ; usiner
機械的発泡プラスチック
515
mechanically foamed plastic
plastique expansé mécaniquement
希釈剤;シンナー(避けた方が
よい)
254
diluent ; thinner (deprecated)
diluant
基準雰囲気
715
reference atmosphere
atomosphère de référence
キシレノール樹脂
994
xylenol resin
résine xylénique
キスロール(塗布における)
465
kiss roll (in coating)
rouleau de tranfert (en enduction)
規則性重合体
718
regular polymer
polymère régulier
93
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
規則性ブロック
717
regular block
séquence réguliere
気体透過速度
389
gas transmission rate
vitesse de transmission dʼun gaz
気泡;セル
115
cell
alvéole
逆こう配
53
back draft ; back taper ; counterdraft ;
reverse taper
contre-dépouille (par obliquité)
キャビティ(金型の)
114
cavity (of a mould)
cavité (dʼun moule)
ギャングモールド(「多数個取
り金型」を参照)
547
gang mould ; muluticavity mould ;
multi-impression mould
moule à empreintes multiples
吸水量;吸湿量
980
water absorption ; moisture absorption absorption dʼeau ; absorption dʼhumidité
強化プラスチック
720
reinforced plastic
plastique renforcé
強化用充てん材
721
reinforcing filler
charge renforçante
供給(プラスチックの)
330
féeding (of plastics)
alimentation (de plastiques)
供給システム
329
féed system
système dʼalimentation
凝集
148
cohesion
cohésion
共重合
193
copolymerization
copolymérisation
共重合体
192
copolymer
copolymère
共重縮合
191
copolycondensation
copolycondensastion
凝集破壊
149
cohesion failure ; cohesive failure
rupture de cohésion
共振強制振動技法
744
resonant forced vibration technique
méthode à la résonance (par oscillations
entretenues)
共振曲線
742
resonance curve
courbe de résonance
共振曲線の半値幅
409
half-width of the resonance curve
demi-largeur de la courbe de résonance
共振振動数
743
resonance frequency
fréquence de résonance
鏡像異性配置単位
302
enantiomeric configurational unit
motif configurationnel énantiomorphe
キラリティ
132
chirality
chiralitè
切欠き感度(避けた方がよい)
(「相対衝撃強さ」を参照)
722
notch sensitivity (deprecated) ; relative
impact strength
sensibilité à lʼentaille (à éviter) ;
résistance au choc relative
き裂;クラック
200
crack
fissure
禁止剤
443
inhibitor
inhibiteur
金属化プラスチック
521
metallized plastic
plastique métallisé
<く>
空げき(隙)(発泡プラスチッ
クにおける)
973
void (in cellular plastics)
poche (des plastiques alvéolaires)
くすぶり
811
smouldering
feu qui couve
クッションシート
337
filler sheet
répartiteur de pression
くぼみ;へこみ
201
crater ; pit
cratère ; creux
クマロン樹脂
197
coumarone resin
résine de coumarone
組合せ強化材
161
combination reinforcement
renfort complexe
組立て
45
assembling
assemblage ; assembler
組物;組ひも
86
braid
tresse
曇り
412
haze
trouble
クラウン(カレンダロールの) 216
crown (of a calender roll)
bombement (dʼun cylindre de calandre)
クラック;き裂
200
crack
fissure
クラニュレータ;造粒機
407
granulator
moulin ; broyeur
グラフト共重合
404
graft copolymerization
copolymérisation avec greffage
グラフト共重合体
403
graft copolymer
copolymère greffé
グラフト重合
406
graft polymerization
polymérisation avec greffage
グラフト重合体
405
graft polymer
polymère greffé
クリープ;低温流れ(避けた方
がよい)
206
creep ; cold flow (deprecated)
fluage ; écoulement à froid (à éviter)
クリープの回復
207
creep recovery
récupération au fluage
94
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
クリープにおける瞬間のひずみ 451
instantaneous strain in creep
déformation instantanée en fluage
クリーミング(分散液の)
203
creaming (of dispersions)
crémage (de dispersions)
クリーミング(ポリウレタン発
泡プラスチックの)
204
creaming (of PUR cellular plastics)
crémage (de plastiques alvéolaires PUR)
クルーライン(避けた方がよい)
(「接着層」を参照)
20
glue line (deprecated) ; adhesive line
joint de collage ; joint de colle
クレゾール樹脂
208
cresol resin
résine crésolique
クレゾール−ホルムアルデヒド
[CF] 樹脂
209
cresol-formaldehyde [CF] resin
résine crésol-formaldéhyde [CF]
クロスヘッド
210
crosshead
tête dʼéquerre
クロロフルオロカーボンプラス
チック
135
chlorofluorocarbon plastic
plastique chlorofluorocarboné
クロロフルオロ炭化水素プラス
チック
136
chlorofluorohydrocarbon plastic
plastique chlorofluorohydrocarboné
<け>
計量装置
522
metering device
système de dosage
計量部
523
metering zone
zone de dosage
化粧板
230
decorative laminate
stratifié décoratif
削り傷;ナイフ傷
785
shéeter line ; knife line
ligne de tranchage ; ligne de coupe
結合(接着における)(名詞) 81
bond (in adhesion) (noun)
jonction (en adhésion)
結合剤(接着剤配合物における) 63
binder (in adhesive compounds)
liant (des adhésifs)
結合剤(織物における);結合
剤
64
binder (in textiles) ; binding agent
liant (des textiles)
結合する(接着における)(動
詞)
82
bond (in adhesion) (verb)
coller
結合強さ(接着における)
84
bond strength (in adhesion)
résistance à la rupture dʼun joint (en
adhésion)
結合前処理(避けた方がよい)
(「表面処理」を参照)
873
prebond treatment (deprecated) ; surface
treatment
traitement préalable au collage (à
éviter) ; préparation de surface
欠こう接合;接着剤不足接合
838
starved joint
joint insuffisant
ゲート(射出及びトランスファ
成形における)
390
gate (in injection and transfer moulding) entrée (en moulage par injection et par
transfert)
ゲート除去
235
degate
décarotter
ケーブルヤーン
105
cabled yarn
fil câblé
煙
810
smoke
fumée
煙の光学濃度
575
optical density of smoke
densité optique de la fumée
ゲル(名詞)
393
gel (noun)
gel
ゲル化
397
gelation ; gelling
gélification
ゲル化時間
396
gel time
temps de gélification
ゲル化点
395
gel point
point de gélification
ゲルコート
394
gel coat
enduit gélifié ; gel coat (à éviter en
français)
限界酸素指数
489
limiting oxygen index
indice limite dʼoxygéne
嫌気性接着剤
35
anaerobic adhesive
adhésif anaérobie
減衰(力学的)
225
damping (mechanical)
amortissement (mécanique)
減衰係数
226
damping coefficient
coefficient dʼamortissement
減衰定数
51
attenuation constant
coefficient dʼatténuation
減衰定数
229
decay constant
coefficient dʼamortissement temporel
減衰比
227
damping ratio
rapport dʼamortissement
懸濁;懸濁液
875
suspension
suspension
懸濁重合
876
suspension polymerization
polymérisation en suspension
95
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
現場発泡
377
foam in situ ; foam-in-place
moussage in situ
<こ>
コアードモールド
195
cored mould
moule à canaux
硬化(名詞)(重合体の);硬
化
218
cure (noun) (of a polymer) ; curing
traitement (dʼun polymère) ; cuisson
硬化(名詞)(接着剤の);硬
化
220
cure (noun) (of an adhesive) ; curing
durcissement (dʼun adhésif)
硬化温度
221
cure temperature ; curing temperature
température de durcissement
硬化剤
223
curing agent
agent de traitement ; agent de cuisson
硬化剤
410
hardening agent ; hardener
durcisseur
硬化時間
222
cure time ; curing time
temps de dureissement
硬化する(動詞)(重合体)
219
cure (verb) (a polymer)
traiter (un polymère) ; cuire
光学的ひずみ
576
optical distortion
distorsion optique
国際ゴム硬さ [IRHD]
455
international rubber hardness degree
[IRHD]
degrés internationaux de dureté du
caoutchouc [DIDC]
固形分
814
solids content
teneur en matiére séche
交互応力
32
alternating stress
contrainte alternée
交互共重合
31
alternating copolymerization
copolymérisation alternée
交互共重合体
30
alternating copolymer
copolymère alterné
硬質プラスチック
749
rigid plastic
plastique rigide
高重合体;高分子
420
high polymer
haut polymère
高周波溶接;誘電加熱溶接
419
high-frequency welding ; dielectric
welding ; RF welding
soudage par haute fréquence ; soudage
par hystérésis diélectrique ; soudage
par RF
構成繰返し単位
183
constitutional repeating unit
motif constitutionnel répété
構成単位
184
constitutional unit
motif constitutionnel
構造用接着剤
860
structural adhesive
adhésif structural
構造用発泡成形
861
structural foam moulding
moulage de mousse structurée
光沢
401
gloss
brillant
コード;ひも
194
cord
corde
交番応力
579
oscillating stress
contrainte oscillatoire
降伏点
996
yield point
seuil dʼécoulement
高分子
508
macromolecule
macromolécule
剛毛
91
bristle
crin
コールド−スラグウエル;スラ
グウエル
155
cold-slug well ; slug well
piège à goutte froide ; piège à goutte
固定盤
348
fixed plate ; fixed platen ; fixed table
plaque fixe ; plateau fixe
小はがれ(「はく離」を参照) 349
flaking
écaillage
ゴム
760
rubber
caoutchouc ; élastomère-caoutchouc
固有粘度;極限粘度数
456
intrinsic viscosity ; limiting viscosity
number
viscosité intrinséque ; indice limite de
viscosité
こわさ;剛性
750
rigidity
rigidité
コンタクト接着剤
185
contact adhesive
adhésif de contact
コンデンサの静電容量
108
capacitance of a capacitor
capacité dʼun condensateur
コンパウンド
170
compound
composition
コンプライアンス
167
compliance
cpmplaisance
根平均二乗応力
755
root-mean-square stress
contrainte quadratique moyenne
根平均二乗ひずみ(無次元)
754
root-mean-square strain
déformation quadratique moyenne
混和性
164
compatibility
compatibilité
<さ>
再加工プラスチック(複合再生) 733
reprocessed plastic
plastique remis en oeuvre
96
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
最小点火時間;最小発火時間
528
minimum ignition time
temps minimal dʼallumage
サイズ
799
size
ensimage
再生セルロース
716
regenerated cellulose
cellulose régénérée
再生プラスチック(単純再生) 748
reworked plastic
plastique réutilisé
再利用プラスチック
713
recycled plastic
plastique recyclé
最低塗膜形成温度(分散の)
527
minimum film-forming temperature (of
dispersions)
température minimale de formation de
film (des dispersions)
酢酸ビニルプラスチック
962
vinyl acetate plastic
plastique acétovinylique
鎖長
127
chain length
longueur de chaîne
サーフェシングマット
874
surfacing mat
mat de surface
サブマリンゲート;トンネルゲ
ート
868
submarine gate ; tunnel gate
entrée sous-marine ; entrée sous le plan
de joint
サーモフォーミング(「熱成形」
を参照)
912
thermoforming
thermoformage
残炎
21
afterflame
flamme persistante
残炎時間
22
afterflame time
durée de persistance de flamme
酸化防止剤
40
antioxidant
antioxydant
残光
23
afterglow
incandescence résiduelle
三元重合体
895
terpolymer
terpolymère ; copolymère ternaire
残留ひずみ(「セット」を参照) 773
set
écart
三量体
939
trimer
trimère
<し>
仕上げ
344
finishing
finition
Cステージ
217
C−stage
état C ; stade C
シーティング
786
sheeting
feuille continue
シート;シーティング
784
sheet ; sheeting
feuille
シーム溶接
765
seam welding
soudage par joints
シェル造形用樹脂
788
shell moulding resin
résine pour moulage en coquille
時間座標図(動的機械分析にお
ける)
928
time profile (in dynamic mechanical
analysis)
profil de temps (en analyse mécanique
dynamique)
四元重合体
705
quaterpolymer
quaterpolymère ; copolymère
quaternaire
試験片
819
specimen ; test piece
éprouvette
試験雰囲気
896
test atmosphere
atmosphére dʼessai
自己発熱
768
self-heating
auto-chauffage
示差走査熱量測定法 (DSC)
251
differential scanning calorimetry (DSC) analyse calorimétrique différentielle
(ACD)
示差熱分析 (DTA)
252
differential thermal analysis (DTA)
analyse thermique différentielle (ATD)
自消性(避けた方がよい)
767
self-extinguishing (deprecated)
auto-extinguibilité (à éviter)
自然燃焼
822
spontaneous combustion
combustion spontanée
自然発火温度
823
spontaneous ignition temperature
température dʼallumage spontané
下押しプレス
267
downstroke press
presss descendante
下反り
265
domed
bombé
室温
753
room temperature
température de laboratoire
室間再現精度
732
reproducibility
reproductibilité
湿潤強さ
986
wet strength
résistance à lʼétat humide
質量燃焼速度
510
mass burning rate
vitesse massique de combustion
自熱押出し;断熱押出し
52
autothermal extrusion ; adiabatic
extrusion
extrusion adiabatique
しみ出し;ブリードアウト(避
けた方がよい);スエットア
322
exudation ; bleed out (deprecated) ;
sweat out (deprecated)
exsudation
97
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
ウト(避けた方がよい)
霜降り
384
frosting
givrage
射出成形
447
injection moulding
moulage par injection
射出ブロー成形
446
injection blow moulding
moulage par injection-soufflage
射出容量
792
shot capacity
capacité dʼinjection
じゃま板
55
baffle
déflecteur
自由振動測定
381
free vibration measurement
mesure dʼoscillation libre
重合
640
polymerization
polymérisation
重合体;ポリマー
639
polymer
polymère
重合体一分子の重合度
238
degree of polymerization of a molecule
of a polymer
degré de polymérisation dʼune molécule
dʼ un polymère
重合体の重合度
239
degree of polymerization of a polymer degré de polymérisation dʼun polymère
重合度
237
degree of polymerization
degré de polymérisation
収縮(発泡プラスチックの)
794
shrinkage (of cellular plastics)
retrait (des plastiques alvéolaires)
収縮ジグ(「冷やしジグ」を参
照)
190
shrinkage jig ; cooling jig
conformateur ; gabarit conformateur
収縮包装
793
shrink packaging ; shrink wrapping
emballage par rétraction
充てん材
335
filler
charge ; matière de charge
充てん不足(成形品における) 790
short (in a moulding)
moulage court
柔軟な;軟質の
367
flexible
flexible
重付加(「付加重合」を参照) 618
polyaddtion ; see also “addition
polymerizatin”
polyaddition ; voir aussi“polymérisation
par addition”
重量計量供給
983
weight feeding
alimentation pondérale
縮合重合;重縮合
177
condensation polymerization ;
polycondensation
polycondensation ; polymérisation par
condensation
縮合重合体;重縮合物
176
condensation polymer ; polycondensate polycondensat ; polymère de
condensation
樹脂
735
resin
résine
樹脂流れ筋
737
resin streak
coulure
ショア硬さ
789
Shore hardness
dureté Shore
常温硬化
153
cold setting
durcissement à froid
常温セッティング接着剤
154
cold-setting adhesive
adhésif à prise à température ambiante ;
adhésif à prise à froid
衝撃強さ
435
impact strength
résistance au choc
硝酸セルロース [CN]
122
cellulose nitrate [CN]
nitrate de cellulose [CN]
状態調節
178
conditioning
conditionnement
状態調節雰囲気
179
conditioning atmosphere
atmosphère de conditionnement
触媒
113
catalyst
catalyseur
ショット
791
shot
charge dʼinjection
処理(織物における)
345
finishing (in textiles)
finissage (des textiles)
試料
762
sample
échantillon
シリコーン [SI] プラスチック 796
silicone [SI] plastic
plastique silicone [SI]
シリンダ(「バレル」を参照) 58
cylinder ; bcarrel
cylindre
しわ(強化プラスチックにおけ
る)
205
crease ; wrinkle (in reinforced plastics) ride (des plastiques renforcés)
真応力
940
true stress
contrainte réelle
真空スナップ−バック熱成形;
スナップ−バックサーモフォ
ーミング
957
vaccum snap-back thermoforming ;
snap-back thermoforming
thermoformage en relief profond sous
vide ; thermoformage en relief
profond
真空熱成形;バキュームサーモ
フォーミング
958
vaccum thermoforming
thermoformage sous vide
98
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
真空バグ
956
vacuum bag
sac sous vide ; poche à vide
人工暴露
44
artificial weathering
essai climatique
シンジオタクチック重合体
878
syndiotactic polymer
polymère syndiotactique
じん性
933
toughness
ténacité
浸せき塗装
257
dip coating
revêtement au trempé
シンタクチック発泡プラスチッ
ク
879
syntactic cellular plastic
plastique allégé composite ; plastique à
billes creuses
伸展性
316
extensibility
extensibilité
振動エネルギー(「単位貯蔵エ
ネルギー」を参照)
949
oscillation energy ; unit storage energy énergie dʼoscillation ; énergie de
conservation unitaire
振動応力
961
vibrating stress
contrainte vibratoire
振動数線図
382
frequency profile
profil de fréquence
<す>
す(鬆)(非発泡プラスチック
における)
972
void (in noncellular plastics)
vide (des plastiques non alvéolaires)
垂直応力(「法線応力」を参照) 563
normal stress
contrainte normale
スエットアウト(避けた方がよ
い)(「しみ出し」を参照)
322
sweat out (deprecated) ; exudation ;
bleed out (deprecated)
exsudation
スカーフ接合
763
scarf joint
joint en biseau
スクリム織物
993
woven scrim
grille tissée
スクリーンパック;フィルタパ
ック
764
scréen pack ; filter pack
filtre
スチレン/アクリロニトリルプ
ラスチック
864
styrene/acrylonitrile plastic
plastique styrène/acrylonitrile
スチレン/α−メチルスチレン
[S/MS] プラスチック
866
styrene/α-methylstyrene [S/MS] plastic plastique styrène/α-méthylstyrène
[S/MS]
スチレン−ゴムプラスチック
867
styrene-rubber plastic
plastique styrène-caoutchouc
スチレン/ブタジエン [S/B] プ
ラスチック
865
styrene/butadiene [S/B] plastic
plastique styrène/butadiène [S/B]
スチレンプラスチック
863
styrene plasitc
plastique styrénique
ステープルファイバ;不連続繊
維
836
staple fibre ; discontinuous fibre
fibre discontinue
ステープル−ファイバ織布
837
staple-fibre woven fabric
tissu de verranne
ステレオブロック
839
stereoblock
stéréoséquence
ステレオブロック重合体
840
stereoblock polymer
polymère stéréoséquence
ストランド
849
strand
fil de base
ストリッパプレート
857
stripper plate
plaque de démoulage ; plaque de
déshabillage
ストローク
859
stroke
course
スナップ−バックサーモフォー
ミング(「真空スナップ−バ
ック熱成形を参照」)
957
snap-back thermoforming ; vacuum
snap-back thermoforming
thermoformage en relief profond ;
thermoforen relief profond sous vide
スパンロービング
833
spun roving
stratifil bouclé
スプレイ(射出成形における) 825
spray (in injection moulding)
grappe (en moulage par injection)
スプレイ−アップ
827
spray-up
pistolage ; projection simultanée
スプレイガン
826
spray gun
pistolet à gicler ; pistolet de projection
スプルー
829
sprue
carotte
スプルー抜き;アンカー
832
sprue-puller ; anchor
extracteur de carotte
スプルーブッシュ
830
sprue bush ; sprue bushing
buse de carotte
スプルーロック
831
sprue lock
arrache-carotte
滑り
803
slip
glissement
99
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
スポット溶接
824
spot welding
soudage par points
スライバ
807
sliver
ruban
スラッシュ注型;スラッシュ成
形
809
slush casting ; slush moulding
coulage par embouage ; moulage par
embouage
スリッテイング
806
slitting
découpage (longitudinal)
スリップ熱成形;スリップサー
モフォーミング
804
slip thermoforming
thermoformage par glissement
スリーブ
801
sleeving
gaine nʼ excédant pas 100 mm
ずれ
805
slippage
glissement
スロット−ダイ押出し;スリッ
ト−ダイ押出し
808
slot-die extrusion ; slit-die extrusion
extrusion par filière droite plate
寸動
440
inching
ralenti de la fermeture dʼun moule
寸法安定性
255
dimensional stability
stabilité dimensionnelle
<せ>
ぜい化温度
92
brittleness temperature
température de fragilité
成形(工程)
540
moulding (process)
moulage
成形;フォーミング
380
forming
formage
成形圧力
544
moulding pressure
pression de moulage
成形材料;成形コンパウンド
542
moulding compound
mélange à mouler
成形サイクル
543
moulding cycle
cycle de moulage
成形収縮
545
moulding shrinkage ; mould shrinkage retrait au moulage
成形品(製品)
541
moulding (product)
objet moule
精度
684
precision
fidʼélité
積層(工程)
475
laminating ; lamination (process)
stratification
積層成形管(熱硬化系プラスチ
ックに適用)
472
laminated moulded tube (as applied to
thermosets)
tube stratifié moulé (sʼapplique aux
thermodurcis)
積層成形棒(熱硬化系プラスチ
ックに適用)
471
laminated moulded rod (as applied to
thermosets)
barre stratifiée moulée (sʼapplique aux
thermodurcis)
積層する(動詞)
469
laminate (verb)
stratifier
積層板(熱硬化系プラスチック
に適用)
474
laminated shéet (as applied to
thermosets)
stratifié en planche (sʼapplique aux
thermodurcis)
積層品(名詞)
470
laminate (noun)
stratifié
積層ロール管(熱硬化系プラス
チックに適用)
473
laminated rolled tube (as applied to
thermosets)
tube stratifié enroulé (sʼapplique aux
thermodurcis)
赤熱燃焼
402
glowing combustion
incandescence avec combustion
絶縁耐力(「耐電圧」を参照) 293
dielectric strength ; electric strength
rigidité diélectrique
絶縁抵抗
452
insulation résistance
résistance dʼisolement
絶縁破壊電圧(「破裂電圧」を
参照)
262
dielectric breakdown voltage ;
disruptive voltage
tension disruptive
接合;継手(接着剤結合におけ
る)
464
joint (in adhesive bonding)
joint (en collage)
接触成形;接触圧成形
168
contact moulding ; contanct pressure
moulding
moulage au contact
絶対コンプライアンス
1
absolute compliance
complaisance absolue
絶対弾性率
2
absolute modulus
module absolu
接着(「付着」を参照)
15
abherence
adhérence
接着
17
adhesion
adhésion
接着剤
19
adhesive
adhésif
接着層;グルーライン(避けた
方がよい)
20
adhesive line ; glue line (deprecated)
joint de colle ; joint de collage
接着する(自動詞)
14
adhere (intransitive verb)
adhérer
100
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
接着破壊
18
adhesion failure ; adhesive failure
rupture dʼadhésion
セッティング(工程);セット
(接着剤の)
774
setting (process) ; set (of an adhesive) prise (dʼun adhésif)
セッティング温度
775
setting temperature
température de prise
セッティング時間(接着剤の) 776
setting time (of adhesives)
temps de prise (dʼun adhésif)
セッティング時間(プラスチッ
クの)
777
setting time (of plastics)
temps de prise (dʼun plastique)
セット;残留ひずみ
773
set
écart
セル(「気泡」を参照)
115
cell
alvéole
セルラーストライエイション
118
cellular striation
striation alvéolaire
セルロースアセテート [CA]
119
cellulose acetate [CA]
acétate de cellulose [CA]
セルロースアセテートプチレー
ト [CAB]
120
cellulose acetate butyrate [CAB]
acétobutyrate de cellulose [CAB]
セルロースアセテートプロピオ
ネート [CAP]
121
cellulose acetate propionate [CAP]
acétopropionate de cellulose [CAP]
セルロースプラスチック
124
cellulose plastic
plastique cellulosique
セルロースプロピオネート
[CP]
123
cellulose propionate [CP]
propionate de cellulose [CP]
繊維
331
fibre
fibre
繊維条こん;繊維白化
332
fibre streak ; fibre whitening
excès local de fibres
繊維露出(「可視繊維」を参照) 971
fibre show ; visible fibre
fibre apparente
線状重合体
493
linear polymer
polymère linéaire
全体積収縮(樹脂注型における) 932
total volume strinkage (in resin casting) retriat global en volume (en coulée de
résine)
せん断応力
783
shear stress
contrainte de cisaillement ; cision ;
contrainte tangentielle
せん断速度
780
shear rate
vitesse de cisaillement
せん断弾性率
779
shear modulus
module de cisaillement ; module de
Coulomb
せん断強さ
782
shear strength
résistance au cisaillement
せん断ひずみ
781
shear strain
déformation de cisaillement
線熱膨張係数
146
coefficient of linear thermal expansion coefficient de dilatation thermique
linéique
線燃焼速度
490
linear burning rate
vitesse lineair de combustion
線膨張
492
linear expansion
dilatation linéique
線密度(紡織用ガラスに適用す
る)
491
linear density (as applied to textile
glass)
masse linéique (sʼapplique au verre
textile)
<そ>
層間はく離
240
delamination
délaminage
相対剛性(無次元)
725
relative rigidify
rigidité relative
相対衝撃強さ;切欠き感度(避
けた方がよい)
722
relative impact strength ; notch
sensitivity (deprecated)
résistance au choc relative ; sensibilité à
lʼentaille (à éviter)
相対粘度;粘度比;溶液/溶媒
粘度比
726
relative viscosity ; viscosity ratio ;
solution/solvent viscosity ratio
viscosité relative ; rapport de viscosité ;
rapport de viscosité solution/solvant
相対粘度の増分;粘度比の増分 727
relative viscosity increment ; viscosity
ratio increment
incrément de viscosité relative ;
incrément du rapport de viscosité
相対分子質量;分子量
723
relative molecular mass ; molecular
weight
mass moléculaire relative ; poids
moléculaire
相対分子質量平均(「モル質量
平均」を参照)
531
relative molecular-mass average ;
molar-mass average ;
molecular-weight average
moyenne de masse moléculaire relative ;
moyenne de masse molaire ; moyenne
de poids moléculaire
101
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
装てん室
495
loading chamber
chambre de chargement
装てん用浅箱
496
loading tray
chargeur dʼempreintes ; plateau de
chargement
増粘剤
926
thickener
épaississant
造粒機;グラニュレータ
407
granulator
broyeur ; moulin
増量材
314
extender
allonge
増量性
315
extendibility
allongeabilité
促進剤
3
accelerator ; promoter
accélérateur ; promoteur
塑性;可塑性
603
plasticity
plasticité
塑性変形
600
plastic deformation
déformation plastique ; déformation non
élastique
反り
979
warpage ; warping
gauche ; gauchissement
ゾーン(押出機スクリューの) 998
zone (of an extruder screw)
zone (dʼune vis dʼéxtrudeuse)
損失インデックス
502
loss index
indice de pertes
損失角(減衰における)
500
loss angle (in damping) ;
angle de perte (en amortissement)
損失係数;ロスファクター(減
衰における);損失正接;タ
ンデルタ
501
loss factor (in damping) ; loss tangent ;
tan delta
facteur de perte (en amortissement) ;
tangente de perte (à éviter) ; tan delta
損失弾性率(減衰における)
503
loss modulus (in damping)
module de perte (en amortissement)
<た>
ダイ(打抜きにおける);パン
チ
246
die (in punching) ; punch
emporte-pièce (en poinçonnage)
ダイ(押出しにおける)
244
die (in extrusion)
filière (en extrusion)
ダイ(成形における)
245
die (in moulding)
matrice (en moulage)
ダイ打抜き
247
die cutting
découpage à lʼemporte-piéce
耐化学薬品性
738
resistance to chemicals ; chemical
resistance
résistance à lʼaction des agents
chimiques
耐火性
346
fire resistance
résistance au feu
耐久性
588
permanence
permanence
耐光堅ろう度(色の)(「耐光
暴露色堅ろう度」を参照)
159
light fastness (of colour) ;
colour-fastness to exposure to light)
solidité de la couleur à la lumière
耐光暴露色堅ろう度;耐光堅ろ
う度(色の)
159
colour-fastness to exposure to light ;
light fastness (of colour)
solidité de la couleur à la lumière
退色
158
colour fading
dégradation de couleur
対数減衰率
497
logarithmic decrement
décrément logarithmique
対数粘度数(「インヘレント粘
度」を参照)
442
logarithmic viscosity number ; inherent
viscosity
indice logarithmique de viscosité ;
viscosité inhérente
体積圧縮;容積圧縮;等方性圧
縮
94
bulk compression ; volume
compression ; isotropic compression
compression isotrope ; compression
volumique
たい積(接着剤に対する)
46
assembly (for adhesives)
assemblage (état) (pour adhésifs)
たい積時間
47
assembly time
temps dʼassemblage
体積弾性率
97
bulk modulus
module de compressibilité
体積抵抗
975
volume resistance
résistance transversale
体積抵抗率
976
volume resistivity
résistivité transversale
耐電圧;絶縁耐力
293
electric strength ; dielectric strength
rigidité diélectrique
帯電防止剤
41
antistatic agent
agent antistatique
ダイプレート
248
die plate
plateau matrice
体膨張
974
volume expansion
dilatation volumique
耐力(「オフセット降伏応力」
を参照)
568
offset yield stress
contrainte au seuil conventionnel
dʼécoulement
ダイレクトロービング
258
direct roving
stratifil direct
102
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
タクチック重合体
883
tactic polymer
polymère tactique
タクチックブロック
881
tactic block
séquence tactique
タクチックブロック重合体
882
tactic block polymer
polymère séquencé tactique
タクティシティ
884
tacticity
tacticité
多孔性
674
porosity
porosité
多重並列巻き糸
551
multiple wound yarn
fil assemblé
多数ゲート
549
multigates
entrées multiples
多数個取り金型;多数個彫込み
金型;ギャングモールド
547
multicavity mould ; multi-impression
mould ; gang mould
moule à empreintes multiples
多段プレス
550
multiplaten press ; multidaylight press press à plateaux multiples
縦せん断強さ;重ね接合強さ
498
longitudinal shear strength ; lap-joint
strength
résistance au cisaillement longitudinal ;
résistance dʼun joint à recouvrement
縦波弾性率
499
longitudinal wave modulus
module sous propagation dʼonde
longitudinale
縦方向;長手方向
483
lengthwise
direction de la longueur
縦横比
802
slenderness ratio
rapport dʼéffilement
タブゲート
880
tab gate
entrée par languette
たわみ性
366
flexibility
flexibilité
単位減衰エネルギー(「エネル
ギー損失」を参照)
305
unit damping energy ; energy loss
énergie dʼamortissement unitaire ; perte
dʼénergie par cycle
単位貯蔵エネルギー;振動エネ
ルギー
949
unit storage energy ; oscillation energy énergie de conservation unitaire ;
énergie dʼoscillation
単位面積当たり質量(織物用ガ
ラスに適用)
511
mass per unit area (as applied to textile
glass)
masse surfacique (sʼapplique au verre
textile)
炭化水素プラスチック
430
hydrocarbone plastic
plastique hydrocarboné
単糸
797
single yarn
fil simple
弾性
291
elasticity
élasticité
弾性限界
290
elastic limit
limite élastique
弾性変形
289
elastic deformation
déformation élastique
弾性モジュラス(避けた方がよ
い)(「貯蔵弾性率」を参照)
845
elastic modulus (deprecated) ; storage
modulus)
module élastique (à éviter) ; module de
conservation
弾性率;モジュラス
529
modulus
module
弾性率
530
modulus of elasticity ; elastic modulus module dʼélasticité ; module élastique
タンデルタ(無次元)(「損失
係数(減衰における)」を参
照)
501
tan delta ; loss factor (in damping) ; loss
tangentʼ
tan delta ; facteur de perte (en
amortissement) ; tangente de perte
単独重合
422
homopolymerization
homopolymérisation
単独重合体;ホモポリマー
421
homopolymer
homopolymère
断熱押出し(「自然押出し」を
参照)
52
adiabatic extrusion ; autothermal
extrusion
extrusion adiabatique
単板;ベニヤ
959
veneer
pli
タンブリング研磨;バレル研磨 944
tumble polishing ; barrel polishing
polissage au tonneau
断面収縮(「ネッキング」を参
照)
554
striction ; necking
striction ; étranglement
単量体;モノマー
534
monomer
monomère
単量体単位;マー
535
monomeric unit ; mer
motif monomère ; mère (substantif
masculin)
<ち>
チェース;ボルスター;フレー
ム
129
chase ; bolster ; frame
châssis ; frette ; manteau de moule ;
maitre moule
遅延剤(「抑制剤」を参照)
746
retarder
retardateur
103
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
遅延時間
745
retardation time
temps de retardement
チオユリア−ホルムアルデヒド
樹脂
927
thiourea-formaldehyde resin
résine thiourée-formaldéhyde
注型
111
casting
coulée
注型用樹脂
112
casting resin
résine de coulée
チュービング
942
tubing
tuyau flexible
チュービング(織物における) 943
tubing (in textiles)
gaine supérieure à 100 mm
チューブ
941
tube
tube
超音波溶接
945
ultrasonic welding
soudage ultrasonique ; soudage par
ultrasons
チョーキング
128
chalking
farinage
調整剤
719
regulator
régulateur
貯蔵寿命(「保存性」を参照) 787
storage life
durée de vie en stock
貯蔵弾性率;弾性モジュラス(避
けた方がよい)
845
storage modulus ; elastic modulus
(deprecated)
module de conservation ; module
élastique (à éviter)
直交積層品
215
crosswise laminated
stratifié croisé
チョップドストランド
138
chopped strands
fils de base coupés
チョップドストランドマット
137
chopped strand mat
mat à fils coupés
<つ>
通常のたわみ条件における曲げ
応力
370
flexural stress at conventional deflection contrainte de flexion à la fléche
conventionnelle
疲れ
325
fatigue
fatigue
疲れ限度
327
fatigue limit
limite de fatigue
疲れ寿命;疲れ強さ
326
fatigue life ; fatigue strength
résistance à la fatigue
突合せ接合
103
butt joint
joint à bout
突出し
287
ejection
éjection
つぶれ(発泡プラスチックの) 156
collapse (of cellular plastic)
affaissement (des plastiques alvéolaires)
つや消しはん点
514
matt spot
matage
<て>
低温流れ(避けた方がよい)
(「クリープ」を参照)
206
cold flow (deprecated) ; creep
écoulement à froid (à éviter) ; fluage
ディスパージョン;分散
261
dispersion
dispersion
デイライト
228
daylight
ouverture
定量示差熱分析
704
quantitative differential thermal analysis analyse thermique différentielle
quantitative
テロマー
893
telomer
télomère
点火;発火
433
ignition
allumage
点火温度;発火温度
434
ignition temperature
température dʼallumage
点火の容易さ;発火の容易さ
284
ease of ignition
facilité dʼallumage
添加剤;添加物
13
additive
additif ; adjuvant
点火する;発火する
432
ignite
allumer ; prendre feu
転相(重合における)
590
phase inversion (in polymerization)
inversion de phase (en polymérisation)
<と>
等圧質量変化測定
459
isobaric mass-change determination
thermogravimétrie isobare
等温質量変化測定
463
isothermal mass-change determination thermogravimétrie isotherme
透過性
589
permeability
perméabilité
動的応力
281
dynamic stress
contrainte dynamique
動的機械分析(DMA)
280
dynamic mechanical analysis (DMA)
analyse mécanique dynamique (DMA)
動的弾性率(避けた方がよい)
(「複素弾性率」を参照)
166
dynamic modulus (deprecated) ;
complex modulus
module dynamique (à éviter) ; module
complexe
動的熱機械測定
282
dynamic thermomechanical
analyse thermomécanométrique
104
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
measurement
dynamique
動的粘度
283
dynamic viscosity
viscosité complexe
等方性圧縮(「体積圧縮」を参
照)
94
isotropic compression ; bulk
compression ; volume compression
compression isotrope ; compression
volumique
トーピード
929
torpedo
torpille
透明性
938
transparency
transparence
ドクターブレード;ドクターナ
イフ;ドクターバー
263
doctor blade ; doctor knife ; doctor bar racle
ドククーロール
264
doctor roll
rouleau doseur
独立気泡
140
closed cell
alvéole fermé ; cellule
独立気泡発泡プラスチック
141
closed-cell cellular plastic
plastique à alvéoles fermés ; plastique
cellulaire
吐出面;吐出せき(「流出せき」
を参照)
364
spew area ; spew ridge ; flash ridge
jointure
塗布;塗装(工程)
144
coating (process)
revêtement ; enduction
塗布量
828
spread
grammage ; encollage spécifique ;
répartition
塗膜(製品)
143
coating (product)
enduit
共取り金型
169
composite mould
moule composite
ドライパッチ;ドライスポット 274
dry patch ; dry spot
zone séche ; zone insuffisamment
imprégnée
ドライブレンド;粉末ブレンド 273
dry blend ; powder blend
mélange sec ; mélange pulvérulent
トラッキング
934
tracking
cheminement
トランスファ成形
936
transfer moulding
moulage par transfert
トランスファチャンバ;トラン
スファポット
935
transfer chamber ; transfer pot
chambre de transfert ; pot de transfert
取出し
858
stripping
démoulage
ドレープ真空熱成形
269
drape vacuum thermoforming
thermoformage sous vide au drapé
ドロー−ダウン比
172
draw-down ratio
rapport de striction
トンネルゲート(「サブマリン
ゲート」を参照)
868
tunnel gate ; submarine gate
entrée sous le plan de joint ; entrée
sous-marine
<な>
内部可塑剤
454
internal plasticizer
plastifiant interne
ナイフ傷(「削り傷」を参照) 785
knife line ; sheeter line
ligne de coupe ; ligne de tranchage
内部摩擦
453
internal friction
frottement intérieur
中ぐりスクリュー
196
cored screw
vis creuse
長手方向;縦方向
483
lengthwise
direction de la longueur
軟化温度
813
softening temperature
température de ramollissement
軟化領域
812
softening range
zone de ramollissement
軟質の(「柔軟な」を参照)
367
flexible
flexible
軟質プラスチック
561
non-rigid plastic
plastique non rigide
難燃剤(製品)
353
flame retardant (product)
ignifugeant (produit, substantif)
難燃性
352
flame retardance
ignifugeant
<に>
二元重合体
65
bipolymer
bipolymère ; copolymère binaire
逃げをつける(金型における)
(動詞)
730
relieve (in moulds) (verb)
dépouiller (dans les moules)
二次加工
323
fabricating ; fabrication
travailler ; fac,onner ; confectionner
二本鎖重合体(「はしご形重合
体」を参照)
468
double-strand polymer
polymère échelle
ニーダー
466
kneader
malaxeur
105
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
ニップ
558
nip
espacement
ニットライン(「ウェルドライ
ン」を参照)
984
knit line ; weld line
ligne de soudure
ニードルドマット
555
néedled mat
mat aiguilleté
乳化剤
299
emulsifying agent ; emulsifier
agent émulsionnant ; émulsifiant
乳化重合
301
emulsion polymerization
polymérisation en émulsion
乳濁液
300
emulsion
émulsion
二量体
256
dimer
dimère
<ぬ>
縫い糸
778
sewing thread
fil à coudre
抜きこう配
268
draft
dépouille
<ね>
ねじり応力
931
torsional stress
contrainte de torsion
ねじり振子
930
torsion pendulum
pendule du torsion
熱安定性
907
thermal stability
stabilité thermique
熱音響測定
908
thermoacoustimetry
thermoacoustimétrie
熱音響放出測定
925
thermosonimetry
thermosonimétrie
熱拡散率
905
thermal diffusivity
diffusivité thermique
熱可塑性エラストマー
919
thermoplastic elastomer
élastomère thermoplastique
熱可塑性の(形容詞)
917
thermoplastic (adjective)
thermoplastique (adjectif)
熱可塑性プラスチック(名詞) 918
thermoplastic (noun)
thermoplastique (substantif)
熱機械測定
915
thermomechanical measurement
analyse thermomécanique
ネッキング;断面収縮
554
necking ; striction
étranglement ; striction
熱硬化系(プラスチック)(名
詞)
921
thermoset (noun)
thermodurci (substantif)
熱硬化プラスチック
922
thermoset plastic
plastique thermodurci
熱硬化性の(形容詞)
923
thermosetting (adjective)
thermodurcissable (adjectif)
熱硬化性プラスチック
924
thermosetting plastic
plastique thermodurcissable
熱光学測定
920
thermophotometry
thermophotométrie
熱磁気測定
914
thermomagnetometry
thermomagnétométrie
熱重量測定 [TG]
913
thermogravimetry [TG]
thermogravimétrie [TG]
熱衝撃封止(「インパルスシー
ル」を参照)
438
thermal impulse sealing ; impulse
sealing
soudage par impulsion de chaleur ;
soudage par impulsion
熱成形;サーモフォーミング
912
thermoforming
thermoformage
熱弾性
910
thermoelasticity
thermoélasticité
熱電気測定
911
thermoelectromety
thermoélectrométrie
熱伝導率(厚さに影響されない
均質材料の)
903
thermal conductivity (of a homogeneous
material not affected by thickeness)
conductivité thermique (dʼune matière
homogène non affectée par
lʼépaisseur)
熱風溶接
424
hot-gas welding
soudage au gaz chaud
熱分析
902
thermal analysis
analyse thermique
熱膨張
906
thermal expansion
expansion thermique ; dilatation
thermique
熱膨張測定
909
thermodilatometry
thermodilatométrie
熱粒子分析
916
thermoparticulate analysis
analyse thermique à dégagement des
particules
熱劣化
904
thermal degradation
décomposition thermique
燃焼
163
combustion
combustion
燃焼挙動;火炎挙動
102
burning behaviour ; fire behaviour
comportement au feu
燃焼速度(避けた方がよい)
709
rate of burning (deprecated)
vitesse de combustion (à éviter)
燃焼熱(質量);発熱量
414
heat of combustion (mass) ; calorific
chaleur de combustion (massique) ;
106
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
potential
potentiel calorifique
粘性係数
969
viscosity coefficient
coefficient de viscosité
粘弾性
967
viscoelasticity
viscoélasticité
粘度
968
viscosity
viscosité
粘度数(「還元粘度」を参照) 714
viscosity number ; reduced viscosity
indice de viscosité ; viscosité réduite
粘度比(「相対粘度」を参照) 726
viscosity ratio ; relative viscosity
rapport de viscosité ; viscosité relative
粘度比の増分(「相対粘度の増
分」を参照)
727
viscosity ratio increment ; relative
viscosity increment
increment de rapport de viscosité ;
incrément de viscosité relative
粘度/密度比
970
viscosity/density ratio
rapport de viscosité/masse volumique
<の>
ノズル
566
nozzle
buse
伸び
294
elongation
allongement
ノボラック
565
novolak
novolaque
<は>
配置基本単位
180
configurational base unit
motif de base configurationnel
配置繰返し単位
181
configurational repeating unit
motif configurationnel répété
配置単位
182
configurational unit
motif configurationnel
ハイブリッド
429
hybrid
hybride
破壊応力
89
breaking stress
contrainte de rupture
はがれ
484
let-go
décollement
バキュームサーモフォーミング
(「真空熱成形」を参照)
958
vacuum thermoforming
thermoformage sous vide
バグ成形
56
bag moulding
moulage au sac
薄層;単層(積層品の)
476
lamination (of a laminate)
strate
白熱(光)
439
incandescence
incandescence sans combustion
はく離;小はがれ
349
flaking
écaillage
はく離強さ
584
peel strength
resistance au pelage
はしご形重合体;二本鎖重合体 468
ladder polymer ; double-strand polymer polymère échell
パージング
702
purging
purge
発火(「点火」を参照)
433
ignition
allumage
発火する(「点火する」を参照) 432
ignite
allumer ; prendre feu
“白化点”温度(分散液の)
988
“white point” temperature (of
dispersions)
température de <point blanc> (des dis
persions)
発生気体検知法 (EGD)
312
evolved gas detection (EGD)
détection des gaz émis (DGE)
発生気体分析 (EGA)
311
evolved gas analysis (EGA)
analyse des gaz émis (AGE)
発熱量(「燃焼熱(質量)」を
参照)
414
calorific potential ; heat of combustion
(mass)
potentiel calorifique ; chaleur de
combustion (massique)
発泡剤
78
blowing agent
gonflat ; agent dʼexpansion
発泡性接着剤
378
foaming adhesive
adhésif expansible in situ
発泡接着剤
116
cellular adhesive ; foamed adhesive
adhésif mousse ; adhésif expansé in situ
発泡性プラスチック
313
expandable plastic
plastique expansible
発泡プラスチック
117
cellular plastic ; expanded plastic ;
foamed plastic
plastique alvéolaire ; plastique expansé
発泡プラスチックの圧縮強さ
174
compressive strength of cellular plastics résistance à la compression des
plastiques alvéolaires
幅
989
width
largeur
パーフルオロ(エチレン/プロ
ピレン) [FEP] プラスチック
587
perfluoro (ethylene/propylene) [FEP]
plastic
plastique (éthylène/propylène) perfluoré
[FEP]
ばり
360
flash
bavure
パリソン
583
parison
paraison
ばり取り
232
deflashing
ébarbage ; ébavurage
107
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
ばり溝
361
flash groove : spew groove
gorge (dʼun moule)
パール重合(「ビーズ重合」を
参照)
59
pearl polymerization ; bead
polymerization
polymérisation en perle
バルカナイズドファイバ
978
vulcanized fibre
fibre vulcanisée
バルク重合;塊状重合
98
bulk polymerization ; mass
polymerization
polymérisation en masse
破裂電圧;破壊電圧;絶縁破壊
電圧
262
disruptive voltage ; breakdown voltage ;
dielectric breakdown voltage
tension disruptive
バレル;シリンダ
58
barrel ; cylinder
cylindre
バレル研磨(「タンブリング研
磨」を参照)
944
barrel polishing ; tumble polishing
polissage au tonneau
板(「板」を参照)
610
plate
plaque
半埋込み金型
770
semi-positive mould
moule semi-positif
半結晶性重合体
769
semi-crystalline polymer
polymère semi-cristallin
半硬質プラスチック
771
semi-rigid plastic
plastique semi-rigide
パンチ;押込み(避けた方がよ
い)
701
punch ; force (deprecated)
poinçon
半透明性
937
translucency
translucidité
反応性希釈剤
711
reactive diluent
diluant réactif
反応射出成形 (RIM)
710
reaction injection moulding (RIM)
moulage par injection avec réaction
(RIM)
反発弾性
712
rebound resilience
résilience de rébondissement
<ひ>
光の拡散;光の散乱(避けた方
がよい)
253
diffusion of light ; light scattering
(deprecated)
diffusion de la lumière
引裂強さ;引裂抵抗
892
tear strength ; tear resistance
résistance au déchirement ; résistance à
la déchirure
引裂伝ぱ抵抗
891
tear propagation resistance
résistance à la propagation dʼune
déchirure
引裂伝ぱ力
890
tear propagation force
force de propagation dʼune déchirure
引き裂く(動詞)
889
tear (verb)
déchirer
引取り
885
take-off
dispositif de tirage
引抜き
700
pultrusion
extrusion par étirage ; pultrusion
引戻しラム
698
pull-back ram
piston de retour
非共振強制振動技法
560
non-resonant forced vibration technique essai harmonique par oscillation forcée
ひけマーク
798
sink mark ; shrink mark
retassure
微孔質の(形容詞)
673
poromeric (adjective)
poromérique (adjectif)
ビーズ重合;パール重合
59
bead polymerization ; pearl
polymerization
polymérisation en perle
B−ステージ
93
B−stage
état B ; stade B
ヒステリシスループ(動的力学
測定における)(「履歴曲線」
を参照)
431
hysteresis loop (in dynamic mechanical
measurement)
boucle dʼhystérésis (en mesure
mécanique dynamique)
ピストン(プレスの)(「ラム」
を参照)
706
piston (of a press) ; ram
piston (dʼune presse)
ひずみ
846
strain
déformation
ひずみ振幅
847
strain amplitude
amplitude de déformation
ひずみ速度
848
strain rate
vitesse de déformation
ヒーターバンド;ヒーターブラ
ンケット;ヒーターストリッ
プ
417
heater band ; heater blanket ; heater strip bande chauffante ; collier chauffant ;
jaquette chauffante
108
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
被着材
16
adherend
support ; partie à coller
引張強さ
894
tensile strength
résistance en traction
ヒートシーリング
416
heat sealing
thermoscellage
ビニル樹脂
964
vinyl resin
résine vinylique
ひび割れ;クレーズ
202
craze
zone fendillée
ビームドヤーン
60
beamed yarn
fil sur ensouple
ひも;コード
194
cord
corde
冷やしジグ;冷却用取付け具;
収縮ブロック;収縮ジグ
190
cooling jig ; cooling fixture ; shrinkage
block ; shrinkage jig
gabarit conformateur ; conformateur
冷やしロール押出し
131
chill roll extrusion
extrusion sur rouleau froid
比誘電率;(比)誘電率
724
relative permittivity ; dielectric constant
(relative)
permittivité relative ; constante
diélectrique (relative)
標準雰囲気
835
standard atomosphere (s)
atomosphère (s) normale (s)
標線;標点;照合線
392
gauge marks ; bench marks ; reference
marks
marques de référence ; traits repères
標線間距離
391
gauge length
longueur de référence
表皮(発泡プラスチックの)
800
skin (of cellular plastics)
peau (des plastiques alvéolaires) ; croute
表面処理;結合前処理(避けた
方がよい)
873
surface treatment ; prebond treatment
(deprecated)
préparation de surface ; traitement
préalable au collage (à éviter)
表面抵抗
870
surface resistance
résistance superficielle
表面抵抗率
871
surface resistivity
résistivité superficielle
表面燃焼
869
surface burn
conbustion en surface
表面粘着性
872
surface tack
surface poisseuse ; surface collante
平押し金型
363
flash mould
moule à échappement
比例限界
696
proportional limit
limite proportionnelle
品質係数
703
quality factor
facteur de qualité
ピン−ポイントゲート
597
pin-point gate
entrée capillaire
ピンホール
596
pinhole
piqure ; trou dʼépingle
<ふ>
フィッシュアイ
347
fish-eye
oeil de poisson
フィード(押出し又は射出成形
における)
328
feed (in extrusion or injection moulding) charge (en extrusion ou en moulage par
injection)
フィラメント
333
filament
filament
フィラメント又はステープルフ
ァイバの呼称直径
559
nominal diameter of filaments or staple
fibre
diamétre de référence des filaments ou
fibres discontinues
フィラメントワインディング
334
filament winding
enroulement filamentaire
フィルタパック(「スクリーン
パック」を参照)
764
filter pack ; screen pack
filtre
フィルム
339
film
feuille mince ; film
フィルムブローイング;フィル
ムインフレーション
341
film blowing
soufflage de feuille mince
フィルム押出し
343
film extrusion
extrusion de feuille mince
フィルムキャスティング
342
film casting
coulage de feuille mince
フィルム接着剤
340
film adhesive
adhésif en film
フィレット
338
fillet
congé
風化(作用);屋外暴露
982
weathering
vieillissement climatique
フェノール樹脂
594
phenolic resin
résine phénolique
フェノールプラスチック
593
phenolic plastic
phénoplaste
フェノール−フルフラール樹脂 592
phénol-furfural resin
résine phénol-furfural
フェノール−ホルムアルデヒド
[PF] 樹脂
591
phénol-formaldehyde [PF] resin
résine phénol-formaldéhyde [PF]
109
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
フォーミング(「成形」を参照) 380
forming
formage
深さ
242
depth
profondeur
深絞り
231
deep drawing
formage profond
付加重合;重付加
12
addition polymerization ; polyaddition polymérisation par addition ;
polyaddition
付加重合体
11
addition polymer
polymère dʼaddition
不規則性重合体
458
irregular polymer
polymère irrégulièr
不規則性ブロック
457
irregular block
séquence irrégulière
複合材料
168
composite
composite
複素コンプライアンス
165
complex compliance
complaisance complexe
複素弾性率
166
complex modulus
module complexe
膨れ
67
blister
cloque
膨れ傷
595
pimple
grain
不織スクリム
562
non-woven scrim
grille non tissée
付着;接着
15
adherence
adhérence
ブチレン[ブテン]プラスチッ
ク
104
butylene [butene] plastic
plastique butylénique [buténique]
ふっ素プラスチック
376
fluoroplastic
plastique fluoré
浮動盤
371
floating platen
plateau mobile
不飽和ポリエステル [UP]
951
unsaturated polyester [UP]
polyester non saturé [UP]
プライマー(接着剤に対する) 694
primer (for adhesives)
primaire ; fond (pour adhésifs)
プラグ−アシスト真空熱成形
612
plug-assist vacuum thermoforming
thermoformage sous vide assisté par
poinçon
プラスチゲル
607
plastigel
plastigel
プラスチゾル
608
plastisol
plastisol
プラスチゾル融解
609
plastisol fusion
gélification dʼun plastisol
プラスチック(名詞)
599
plastic (noun)
plastique ; matière plastique
プラスチックサイズ(「カップ
リングサイズ」を参照)
199
plastic size ; coupling size
ensimage plastique
ブラスト仕上げ
66
blast finishing
finition par projection
フラン樹脂
386
furan resin
résine furannique
フランプラスチック
385
furan plastic
plastique furannique
プリプレグ
687
prepreg
préimprégné
ブリードアウト(避けた方がよ
い)(「しみ出し」を参照)
322
bleed out (deprecated) ; exudation
exsudation
プリポリマー
688
prepolymer
prépolymère
プリミックス
686
premix
prémix ; mélange préalable
ふるい残
795
sieve retention
refus sur tamis
フルオロカーボンプラスチック 374
fluorocarbon plastic
plastique fluorocarboné
フルオルハイドロカーボンプラ
スチック
375
fluorohydrocarbon plastic
plastique fluorohydrocarboné
フルフラール樹脂
387
furfural resin
résine de furfural
ブルーム
76
bloom
efflorescence
ブレーカープレート
88
breaker plate
grille
プレッシャーサーモフォーミン
グ(「加圧熱成形」を参照)
692
pressure thermoforming
thermoformage sous pression
プレッシャーパット
690
pressure pad
tampon de pression
プレートマーク
611
plate mark
marque de plateau
フレーム;チェース;ボルスタ
ー(「チェース」を参照)
129
frame ; chase ; bolster
manteau de moule ; maître moule ;
châssis ; frette
不連続繊維(「ステープルファ 836
discontineous fibre ; staple fibre
fibre discontinue
110
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
イバ」を参照)
ブロー−アップ比
79
blow-up ratio
taux de soufflage
ブロー成形
77
blow moulding
moulage par soufflage
ブロッキング
75
blocking
blocage ; adhérence accidentelle
ブロッキング防止剤
39
antiblocking agent
agent antiadhérent (pour films)
ブロック
68
block
séquence ; bloc
ブロック共重合
70
block copolymerization
copolymérisation séquencée ;
copolymérisation bloc
ブロック共重合体
69
block copolymer
copolymère séquencé ; copolymère bloc
ブロック硬化剤(「閉鎖硬化剤」
を参照)
74
blocked curing agent
agent de durcissement inhibé
ブロック重合
72
block polymerization
polymérisation séquencée ;
polymérisation bloc
ブロック重合体
71
block polymer
polymère séquencé ; polymère bloc
ブロックプレス
73
block press
presse à bloc
プロピレン[プロペン]プラス
チック
697
propylene [propene] plastic
plastique propylénique [propénique]
フローライン
372
flow line
ligne dʼécoulement ; ligne de coulée
分散;ディスパージョン
261
dispersion
dispersion
分子質量分布
532
molecular-mass distribution
distribution moléculaire massique
分子量(「相対分子質量」を参
照)
723
molecular weight ; relative molecular
mass
poids moléculaire ; mass moléculaire
relative
分子量平均(「モル質量平均」
を参照)
531
molecular-weight average ; molar-mass
average ; relative molecular-mass
average
moyenne de poids moléculaire ;
moyenne de masse molaire ; moyenne
de masse moléculaire relative
粉末成形
681
powder moulding
moulage à partir de poudres
粉末ブレンド(「ドライブレン
ド」を参照)
273
powder blend ; dry blend
mélange pulvérulent ; mélange sec
<へ>
平均の確度
4
accuracy of the mean
justesse
併行精度
731
repeatability
répétabilité
平行積層の
582
parallel laminated
stratifié parallèle
閉鎖たい積時間(接着剤結合に
おける)
139
closed assembly time (in adhesive
bonding)
temps dʼassemblage fermé avant
pression (en collage)
閉鎖硬化剤;ブロック硬化剤
74
blocked curing agent
agent de durcissement inhibé
へこみ(「くぼみ」を参照)
959
pit ; crater
creux ; cratère
ベータ損失ピーク
62
beta loss peak
maximum de perte bêta
ベニヤ(「単板」を参照)
959
venéer
pli
ペレタイザー
586
pelletizer
granulateur ; pastilleur
ペレット
585
pellet
granulé ; pastille
変質;劣化
243
deterioration
détérioration
変色
259
discoloration
changement de couleur ; décoloration à
éviter)
ベンジルセルロース
61
benzylcellulose
benzylcellulose
ベント
960
vent
évent
<ほ>
ポアソン比
613
Poissonʼs ratio
nombre de Poisson ; coefficient de
Poisson
保圧
279
dwell ; dwelling
pause de fermeture dʼun moule
崩壊(「劣化」を参照)
236
degradation
dégradation
棒型
57
bar mould
moule à empreintes mobiles
111
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
放射熱分析
295
emanation thermal analysis
analyse thermique dʼémanation
法線応力;垂直応力
563
normal stress
contrainte normale
包装
581
package
enroulement
膨潤
877
swelling
gonflement
ボス
85
boss
bossage
ポストキュア(「あと硬化」を
参照)
676
postcure ; after-bake
post-traitement ; postcuisson ; recuit
ポストフォーミング(「あと成
形」を参照)
677
postforming
postformage
保存性;貯蔵寿命
787
shelf life ; storage life
durée maximale de conservation ; durée
de vie en stock
ポッテイング
680
potting
empotage
ホットスタンピング
428
hot stamping
estampage à chaud
ホット−メルト接着剤
425
hot-melt adhesive
adhésif thermofusible
ポットライフ;可使時間
679
pot life ; working life
vie en pot ; délai dʼutilisation
ホット−ランナー金型
426
hot-runner mould
moule à canaux chauffés
ホッパ
423
hopper
trémie
炎を上げて燃える(動詞)
351
flame (verb)
flamber
ホモポリマー(「単独重合体」
を参照)
421
homopolymer
homopolymère
ポリアクリル系プラスチック
616
polyacrylic plastic
plastique polyacrylique
ポリアクリレート
615
polyacrylate
polyacrylate
ポリアクリロニトリル [PAN] 617
polyacrylonitrile [PAN]
polyacrylonitrile [PAN]
ポリアセタール
614
polyacetal
polyacétal
ポリアミド [PA]
619
polyamide [PA]
polyamide [PA]
ポリアミド [PA] プラスチック 620
polyamide [PA] plastic
plastique polyamidique [PA]
ポリイソシアヌレート
638
polyisocyanurate
polyisocyanurate
ポリイソブチレン[ポリ−2−メ
チルプロペン] [PIB]
637
polyisobutylene [poly-2-methylpropene]
[PIB]
polyisobutylène [poly
(méthyl-2-propène)] [PIB]
ポリウレタン [PUR]
657
polyurethane [PUR]
polyuréthanne [PUR]
ポリエステル
628
polyester
polyester
ポリエステルプラスチック;ア
ルキドプラスチック(避けた
方がよい)
629
polyester plastic ; alkyd plastic
(deprecated)
plastique polyestésique ; plastique
alkyde (à éviter)
ポリエチレン[ポリエテン] [PE] 633
polyethylene [polyethene] [PE]
polyéthylène [polyethene] [PE]
ポリエチレンオキシド [PEOX] 634
poly (ethylene oxide) [PEOX]
poly (éthylène oxyde) [PEOX]
ポリエチレンテレフタレート
[PET]
636
poly (ethylene terephthalate) [PET]
poly (éthylène téréphtalate) [PET]
ポリエチレン[ポリエテン] [PE]
プラスチック
635
polyethylene [polyethene] [PE] plastic plastique polyéthylène [polyethene]
[PE]
ポリエーテル
630
polyether
polyéther
ポリエーテルエーテルケトン
[PEEK]
631
poly (etheretherketone) [PEEK]
poly (étheréthercétone) [PEEK]
ポリエーテルスルフォン [PES] 632
poly (ethersulfone) [PES]
poly (éthersulfone) [PES]
ポリ塩化ビニリデン [PVDC] 669
poly (vinylidene chloride) [PVDC]
poly (chlorure de vinylidène) [PVDC]
ポリ塩化ビニリデン [PVDC] プ
ラスチック
670
poly (vinylidene chloride) [PVDC]
plastic
plastique poly (chlorure de vinylidène)
[PVDC]
ポリ塩化ビニル [PVC]
664
poly (vinyl chloride) [PVC]
poly (chlorure de vinyle) [PVC]
ポリ塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体 [VC/VAC]
666
poly (vinyl chloride co vinyl acetate)
[VC/VAC]
poly (chlorure coacétate de vinyle)
[VC/VAC]
ポリ塩化ビニル [PVC] プラス 665
poly (vinyl chloride) [PVC] plastic
plastique poly (chlorure de vinyl) [PVC]
112
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
チック
ポリオキシメチレン [POM] ;ポ
リホルムアルデヒド
646
polyoxymethylene [POM] ;
polyformaldehyde
polyoxyméthylène [POM] ;
polyformaldéhyde
ポリオキシメチレン [POM] プ
ラスチック
647
polyoxymethylene [POM] plastic
plastique polyoxyméthyléne [POM]
ポリオレフィン
644
polyolefin
polyoléfine
ポリオレフィンプラスチック
645
polyolefin plastic
plastique polyoléfinique
ポリカーボネート [PC]
624
polycarbonate [PC]
polycabonate [PC]
ポリカーボネート [PC] プラス
チック
625
polycarbonate [PC] plastic
plastique polycabonate [PC]
ポリクロロトリフルオロエチレ
ン [PCTFE]
626
polychlorotrifluoroethylene [PCTFE] polychlorotrifluoroéthylène [PCTFE]
彫込み
437
impression
empreinte
ポリ酢酸ビニル [PVAC]
659
poly (vinyl acetate) [PVAC]
poly (acetate de vinyle) [PVAC]
ポリ酢酸ビニル [PVAC] プラス
チック
660
poly (vinyl acetate) [PVAC] plastic
plastique poly (acétate de vinyle)
[PVAC]
ポリスチレン [PS]
654
polystyrene [PS]
polystyrène [PS]
ポリスチレン [PS] プラスチッ
ク
655
polystyrene [PS] plastic
plastique polystyrène [PS]
ポリテトラフルオロエチレン
[PTFE]
656
polytetrafluoroethylene [PTFE]
polytétrafluoroéthylène [PTFE]
ポリビニルアセタール
658
poly (vinyl acetal)
poly (acétal de vinyle)
ポリビニルアルコール [PVAL] 661
poly (vinyl alcohol) [PVAL]
poly (alcool de vinyle) [PVAL]
ポリビニルカルバゾール [PVK] 663
poly (vinylcarbazole) [PVK]
poly (carbazole de vinyle) [PVK]
ポリビニルピロリドン [PVP] 672
poly (vinylpyrrolidone) [PVP]
poly (vinylpyrrolidone) [PVP]
ポリビニルブチラール [PVB] 662
poly (vinyl butyral) [PVB]
poly (butyral de vinyle) [PVB]
ポリビニルホルマール [PVFM] 668
poly (vinyl formal) [PVFM]
poly (formal de vinyle) [PVFM]
ポリフェニレンオキシド [PPO] 648
poly (phenylene oxide) [PPO]
poly (phénylène oxyde) [PPO]
ポリフェニレンスルフィド
[PPS]
649
poly (phenylene sulfide) [PPS]
poly (phénylène sulfure) [PPS]
ポリフェニレンスルホン
[PPSU]
650
poly (phénylene sulfone) [PPSU]
poly (phénylène sulfone) [PPSU]
ポリふっ化ビニリデン [PVDF] 671
poly (vinylidene fluoride) [PVDF]
poly (fluorure de vinylidène) [PVDF]
ポリふっ化ビニル [PVF]
667
poly (vinyl fluoride) [PVF]
poly (fluorure de vinyle) [PVF]
ポリフタル酸ジアリル [PDAP] 627
poly (diallyl phthalate) [PDAF]
poly (phthalate de diallyle) [PDAP]
ポリブチレン[ポリブデン] [PB] 621
polybutylene [polybutene] [PB]
polybutylène [polybutène] [PB]
ポリブチレン[ポリブデン] [PB]
プラスチック
622
polybutylene [polybutene] [PB] plastic plastique polybutylène [polybutène]
[PB]
ポリブチレンテレフタレート
[PBT]
623
poly (butylene terephthalate) [PBT]
poly (butylène téréphtalate) [PBT]
ポリプロピレン[ポリプロペン]
[PP]
651
polypropylene [polypropene] [PP]
polypropylène [polypropène] [PP]
ポリプロピレンオキシド
[PPOX]
653
poly (propylene oxide) [PPOX]
poly (propylène oxyde) [PPOX]
ポリプロピレン[ポリプロペン]
[PP] プラスチック
652
polypropylene [polypropene] [PP]
plastic
plastique polypropylène [polypropène]
[PP]
ポリマー
639
polymer
polymère
ポリメタクリル酸メチル
[PMMA]
641
poly (methyl methacrylate) [PMMA] poly (méthacrylate de méthyle)
[PMMA]
ポリメタクリル酸メチル
[PMMA] プラスチック
642
poly (methyl methacrylate) [PMMA]
plastic
plastique poly (méthacrylate de
méthyle) [PMMA]
113
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
ポリ4-メチルペンテン [PMP] 643
poly (4-methylpentene) [PMP]
poly (méthyl-4 pentène) [PMP]
ボウル(カレンダの)
80
bole (of a calender)
cylindre de calandre
ポルスター;チェース;フレー
ム(「チェース」を参照)
129
bolster ; chase ; frame
frette ; châssis ; manteau de moule ;
maître moule
ポンドライン
83
bond line
plan de joint ; plan de jonction
<ま>
マー(「単量体単位」を参照) 535
mer ; monomeric unit
mère (substantif masculin) ; motif
monomère
マイクロカプセル封入
524
microencapsulation
microencapsulage
巻取り
886
take-up
tambour de tirage
巻戻し(装置)(「送出し(装
置)を参照)
485
pay-off (a device) ; let-off (a device) dérouloir (dispositif)
曲げ応力(曲げ試険における) 369
flexural stress (in flexural testing)
contrainte de flexion (à lʼessai en
flexion)
曲げ強さ
368
flexural strength
résistance à la flexion
摩擦係数
145
coefficient of friction
coefficient de frottement
摩擦溶接;回転溶接
383
friction welding ; spin welding
soudage par friction ; soudage par
rotation
マスターバッチ
512
masterbatch
mélange-maître
マット
513
mat
mat
窓
990
window
clair (substantif)
摩耗
981
wear
usure
マルチフィラメント
548
multifilament
multifilament
マンドレル(押出しにおける) 509
mandrel (in extrusion)
mandrin (en extrusion)
<み>
見掛け密度
42
apparent density
masse volumique apparente ; densité
apparente
みかん肌;ゆず肌
577
orange peel
peau dʼorange
未使用プラスチック
966
virgin plastic
plastique vierge
耳付きテープ
887
tape with selvages
ruban étroit
耳付き細幅布
552
narrow fabric with selvages
ruban large (tissu étroit)
耳無しテープ
888
tape without selvages
bande découpée étroite
耳無し細幅布
553
narrow fabric without selvage
bande découpée large
ミルドフアイバ
526
milled fibres
fibres broyées
<む>
無可塑ポリ塩化ビニル
950
unplasticized poly (vinyl chloride)
poly (chlorure de vinyle) non plastifié
無機高分子
448
inorganic polymer
polymère inorganique ; polymère
minéral
無よりロービング(オーバーエ
ンド巻戻しに対する)
564
no-twist roving (for over-end
unwinding)
stratifil <torsion zéro> (pour dévidage à
la défilée) ; stratifil avec torsion
compensatoire
<め>
メラミンプラスチック
517
melamine plastic
plastique à base de mélamine ;
aminoplaste à base de mélamine
メラミン−ホルムアルデヒド
[MF] 樹脂
516
melamine-formaldehyde [MF] resin
résine mélamine-formaldéhyde [MF]
メルトフローレイト;溶融流れ
速度
518
melt flow rate
indice de fluidité à chaud
面積燃焼速度
43
area burning rate
vitesse de combustion en surface
114
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
<も>
モジュラス;弾性率
529
modulus
module
モノフィラメント
533
monofilament
monofilament
モノマー(「単量体」を参照) 534
monomer
monomère
モル質量平均;相対分子質量平
均;分子量平均
531
molar-mass average ; relative
molecular-mass average ;
molecular-weight average
moyenne de masse molaire ; moyenne
de masse moléculaire relative ;
moyenne de poids moléculaire
もろより糸
79
folded yarn ; plied yarn
fil retors
<や>
焼け(名詞)
99
burn (noun)
brûlure
焼け面積
101
burned area
surface brûlée
焼ける(自動詞)
100
burn (intransitive verb)
brûler
ヤング率;引張弾性率
997
Youngʼs modulus ; modulus of elasticity
in tension
module dʼYoung ; module dʼélasticité en
traction
<ゆ>
誘電加熱溶接(「高周波溶接」
を参照)
419
dielectric welding ; high-frequency
welding ; RF welding
soudage par hystérésis diélectrique ;
soudage par haute fréquence ;
soudage par RF
誘電正接
249
dielectric dissipation factor ; dissipation
factor ; loss tangent ; tangent of the
loss angle
facteur de pertes diélectriques ; facteur
de dissipation
誘電体損失角
250
dielectric loss angle
angle de pertes diélectriques
ゆず肌(「みかん肌」を参照) 577
orange peel
peau dʼorange
ユリアプラスチック
954
urea plastic
plastique à base dʼurée ; aminoplaste à
base dʼurée
ユリア−ホルムアルデヒド
[UF] 樹脂
953
urea-formaldehyde [UF] resin
résine urée-formaldéhyde [UF]
<よ>
溶液重合
815
solution polymerization
polymérisation en solution
溶液/溶媒粘度比(「相対粘度」
を参照)
726
solution/solvent viscosity ratio ; relative
viscosity ; viscosity ratio
rapport de viscosité solution/solvant ;
viscosité relative ; rapport de
viscosité
溶接棒
336
filler rod
baguette dʼapport
溶剤活性化接着剤
816
solvent-activated adhesive
adhésif réactivable par un solvant
溶剤結合;溶剤溶接
817
solvent bonding ; solvent welding
collage par solvant ; soudage par
solvant ; soudage à froid ; collage
homogène (par solvant)
溶剤つや出し
818
solvent polishing
polissage au solvant
容積圧縮(「体積圧縮」を参照) 94
volume compression ; bulk
compression ; isotropic compression
compression volumique ; compression
isotrope
溶接
985
welding
soudage
溶融温度
520
melting temperature
température de fusion
溶融挙動
519
melting behaviour
comportement thermofusible
溶融流れ速度(「メルトフロー
レイト」を参照)
518
melt flow rate
indice de fluidité à chaud
容量計量供給
977
volumetric feeding
alimentation volumétrique
抑制剤;遅延剤
746
retarder
retardateur
横方向
214
crosswise
direction de la largeur
予備成形物
685
preform
préforme
より縮み係数(織物用ガラスに
適用する)
147
coefficient of twist contraction (as
applied to textile glass)
coefficient de raccourt ; coefficient de
contraction par torsion (sʼapplique au
115
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
verre textile)
よりのある組織
862
structures with twist
structures avec torsion
<ら>
ラテックス
480
latex
latex
ラム;ピストン(プレスの)
706
ram ; piston (of a press)
piston (dʼune presse)
ランダム共重合
708
random copolymerization
copolymérisation statistique
ランダム共重合体
707
random copolymer
copolymère statistique
ランド(圧縮又は射出成形用金
型の);ランド面;合わせ面
477
land (of a compression or injection
mould) ; land area ; mating surface
appui (dʼun moule de compression ou dʼ
injection) ; plan de joint
ランド(押出機用ダイの)
478
land (of an extruder die)
parallèle (dʼune filière dʼextrusion) ;
partie droite
ランナー
761
runner
canal secondaire dʼinjection
<り>
力損
683
power loss
puissance dissipée
力率
682
power factor
facteur de puissance
リグニン樹脂
488
lignin resin
résine de lignine
リグニンプラスチック
487
lignin plastic
plastique à base de lignine
離型剤(成形における)
729
release agent (in moulding)
agent de démoulage ; agent antiadhérent
(en moulage)
立体規制性重合体
841
stereoregular polymer
polymère stéréorégulier
立体繰返し単位
842
stereorepeating unit
motif stéréorépété
立体選択性重合
843
stereoselective polymerization
polymérisation stéréosélective
立体特異性重合
844
stereospecific polymerization
polymérisation stéréospécifique
流出せき;流出面;吐出面;吐
出せき
364
flash ridge ; flash area ; spew area ;
spew ridge
jointure
流動層塗装
373
fluidized bed coating
revêtement en bain fluidisé
リバースロール(塗布における) 747
reverse roll (in coating)
rouleau de transfert inversé (en
enduction)
リフト(成形品における)
486
lift (in moulding)
moulée
履歴曲線;ヒステリシスループ
(動的機械測定における)
431
hysteresis loop (in dynamic mechanical
measurement)
boucle dʼhystérésis (en mésure
mecanique dynamique)
リングゲート
751
ring gate
entrée annulaire
<れ>
冷圧(接着における)
152
cold pressing (in adhesion)
pressage à froid (en adhésion) ; collage à
froid
レイアップ(名詞)(強化プラ
スチックに適用)
481
lay-up (noun) (as applied to reinforced
plastics)
superposition de couches (sʼapplique
aux plastiques renforcés)
冷延伸
150
cold drawing
étirage à froid
冷間成形
151
cold moulding
moulage à froid
冷却用取付け具(「冷やしジグ」
を参照)
190
cooling fixture ; shrinkage block ;
cooling jig
conformateur ; gabarit conformateur
レザー
142
coated fabric
tissu enduit
レジット
739
resite
résite
レジトール
740
resitol
résitol
レジリエンス
734
resilience
résilience
レジンポケット
736
resin pocket
poche de résine
レゾール
741
resol
résol
劣化;崩壊
236
degradation
dégradation
連鎖配列(重合体分子における) 772
sequential arrangement (in polymer
molecules)
arrangement séquentiel (dans les
molécules des polymères)
連続ストランドマット
189
continuous strand mat
mat à fils continus
116
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(日本語)
(番号)
(英語)
(フランス語)
連続フィラメント織物
188
continuous-filament woven fabric
tissu de silionne
連続フィラメント/ステーブル
ファイバ織物
187
continuous-filament/staple-fibre woven
fabric
tissu mixte (silionne et verranne)
<ろ>
老化
24
ageing
vieillissement
ロスファクター;損失係数(減
衰における)
501
loss factor (in damping)
facteur de perte (en amortissement)
ロータリー成形
756
rotary moulding
moulage par carrousel
ロット
504
lot
lot
ロービング
759
roving
stratifil
ロービング織物
992
woven roving
tissu stratifil
ロール塗布
752
roll coating
revêtement au rouleau
<わ>
割り金型;割り型
821
split mould
moule à coins
注− 日本語の用語に( 「……」 を参照)と記述のある場合には,その対応英語が第二又は第三用語をここに記載して
おり,その定義は 「……」 内に記載の第一用語で引出されたい。
117
K 6900-1994 (ISO 472 : 1988)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
松 崎 清一郎
松崎技術事務所
(榎 本 宏 明
通商産業省基礎産業局基礎化学品課)
(雨 貝 二 郎
通商産業省基礎産業局基礎化学品課)
(作 田 頴 次
通商産業省基礎産業局基礎化学品課)
古 田 肇
通商産業省基礎産業局基礎化学品課
(阿 部 巳喜雄
通商産業省基礎産業局化学製品課)
(寺 西 大二郎
通商産業省基礎産業局化学製品課)
(中 島 邦 雄
通商産業省基礎産業局化学製品課)
(田 中 正 躬
通商産業省基礎産業局化学製品課)
細 川 幹 夫
通商産業省基礎産業局化学製品課
(桜 井 俊 彦
工業技術院標準部繊維化学規格課)
(細 川 幹 夫
工業技術院標準部繊維化学規格課)
(地 崎 修
工業技術院標準部繊維化学規格課)
倉 剛 進
工業技術院標準部繊維化学規格課
((池 田 喜 好
工業技術院標準部繊維化学規格課))
((西 村 正 美
工業技術院標準部繊維化学規格課))
(小 林 勝
工業技術院標準部繊維化学規格課)
加 藤 政 雄
東京理科大学基礎工学部
三 田 達
東京大学名誉教授
青 木 貞 巳
元ISO/TC61/SC11議長
宮 本 金 三
日本プラスチック工業連盟
森 隆
森技術事務所
(奈 良 正 孝
石油化学工業協会)
辻 洋 典
石油化学工業協会
(田 村 尚 男
石油化学工業協会)
村 井 眞三次
合成樹脂工業協会
中 村 栄 男
塩化ビニル工業協会
(茂 木 光 雄
工業用熱可塑性樹脂技術連絡会)
木 庭 道 夫
工業用熱可塑性樹脂技術連絡会
飛 田 好 雄
日本ビニル工業会
三 品 喜 夫
社団法人東日本プラスチック成形工業協会
栗 原 貞 夫
社団法人強化プラスチック協会
(矢 作 雅 男
社団法人強化プラスチック協会)
西 山 浩
日本ポリエチレン製品工業連合会
池 田 順 一
財団法人日本規格協会
大 出 譲
財団法人高分子素材センター
(事務局)
藤 原 良 造
財団法人高分子素材センター