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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟(JPIF)/エポキシ
樹脂技術協会(JSERT)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
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1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 試薬 ······························································································································ 1
4. 器具及び装置 ·················································································································· 1
5. 試験手順 ························································································································ 1
6. 計算 ······························································································································ 2
7. 結果の報告 ····················································································································· 2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
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エポキシ樹脂の抽出水電気伝導度の求め方
Plastics−Epoxy resins−
Determination of electric conductivity of resin aqueous extracts
1. 適用範囲 この規格は,抽出温度(95 ℃)で液状のエポキシ樹脂の抽出水電気伝導度を求める方法に
ついて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 3505 ガラス製体積計
3. 試薬
3.1
水 蒸留及び/又はイオン交換装置によって精製した水で,電気伝導度が2.0 μS/cm以下のもの。
4. 器具及び装置
4.1
電気伝導度計 浸せき形で二重温度補償の機能をもち,0.1 μS/cmまで読み取ることのできるもの。
4.2
メスシリンダ 容量100 mL。JIS R 3505に規定するもの。
4.3
化学はかり 0.01 gの精度をもつもの。
4.4
熱風循環式乾燥器 100 ℃で±3 ℃の温度分布精度をもつもの。
4.5
ポリエチレン瓶 容量100 mLのもの(ふた付)。
4.6
ポリエチレンカップ 容量100 mLのもの。
5. 試験手順 試験手順は,次による。
a) 試料(8.00±0.05) gを化学はかり(4.3)を用いて100 mL用ポリエチレン瓶(4.5)にはかり取る。
b) メスシリンダ(4.2)で水 (80±2) mLをはかり取り,これをポリエチレン瓶(4.5)に加えて、ふたを
閉める。
c) あらかじめ95 ℃に安定させた熱風循環式乾燥器(4.4)に入れる。
d) 熱風循環式乾燥器(4.4)内でポリエチレン瓶(4.5)が破裂する場合があるので,30分後にいったん
ふたを緩めて容器内圧を開放し,ふたを締め直す。
e) 既定時間(20時間±30分)経過後,熱風循環式乾燥器(4.4)より取り出し,室温まで冷却する。
f)
抽出水をポリエチレンカップ(4.6)に移し,電気伝導度計(4.1)を用いて電気伝導度を測定する。
g) 同様の手順で,試験に用いた水だけによるブランク試験を行う。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6. 計算 電気伝導度は,次の式によって計算する。
B
SG
G−
=
γ
ここに,
γ: 電気伝導度(μS/cm)
GS: 抽出水の測定値(μS/cm)
GB: ブランク試験の測定値(μS/cm)
7. 試験結果の報告 報告には,次の事項を記入する。
a) この規格の番号
b) 試料の特定のために必要なもの
c) 試験結果(測定値,ブランク値,測定値及びブランク値の差)
d) 試験年月日
e) その他必要とする事項