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K 6751-3 : 1999 解説
解説表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 6751-3 : 1999 フタル酸エステル試験方法−
第3部:エステル分測定−けん化
後滴定法
ISO 1385-5 : 1977 工業用フタル酸エステル試験方法−
第5部:エステル分測定−けん化後滴定法
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規
格番号
(III) 国際規格の
規定内容
(IV) JISと国際規
格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ 工業用フタル酸エ
ステルのけん化後
滴定法によるエス
テル分の測定につ
いて規定する。
○
≡
(2) 原理
○ 過剰の水酸化カリ
ウムエタノール溶
液にて,試料中の
エステルをけん化
後,指示薬として
フェノールフタレ
インを使用して塩
酸標準液で逆滴定
する。
○
≡
(3) 試薬
○ 水酸化カリウムエ
タノール溶液,塩
酸,フェノールフ
タレイン,蒸留水
又は同等の純度の
水
○
= 試薬は同等
のJISを引用
(4) 器具
○ 三角フラスコ
(300ml)
還流冷却器
定量ピペット
○
≡
(5) 操作
○ 水酸化カリウムエ
タノール溶液50ml
をとり,水5mlを
加え,規定量の試
料を入れる。
1時間加熱し,冷
却後,水20mlで2
回洗浄し,フェノ
ールフタレイン溶
液を加え,塩酸標
準液でピンク色が
消えるまで滴定す
る。空試験も同様
に行う。
○
≡
(6) 測定値の算
出
○ 与えられた式で計
算される。
○
≡
備考1. 表中の(I)及び(II)欄にある“○”は,該当する規定項目を規定していることを示す。
2. 表中(IV)にある“≡”は,国際規格が一致であることを示す。“=”は,JISと国際規格との技術的内容が
同等であることを示す。