サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

K 6556-3:2016 (ISO 2588:2014) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 試料採取方法 ··················································································································· 2 

5 試料採取の報告書 ············································································································· 2 

K 6556-3:2016 (ISO 2588:2014) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS K 6556の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 6556-1 第1部:試料採取部位 

JIS K 6556-2 第2部:試料調製及び状態調節 

JIS K 6556-3 第3部:大口試料のアイテム枚数 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

K 6556-3:2016 

(ISO 2588:2014) 

革試験方法−試料採取及び調製−第3部: 

大口試料のアイテム枚数 

Leather-Sampling and preparation-Number of items for a gross sample 

序文 

この規格は,2014年に第3版として発行されたISO 2588を基に,技術的内容及び構成を変更すること

なく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,全ての種類の革に適用でき,ロットからの大口試料(グロスサンプル)を採取する方法に

ついて規定する。 

注記1 この規格は,大口試料の識別法及び保管法は対象としていない。 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 2588:2014,Leather−Sampling−Number of items for a gross sample(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS Z 8101-2 統計−用語及び記号−第2部:統計の応用 

注記 対応国際規格:ISO 3534-2,Statistics−Vocabulary and symbols−Part 2: Applied statistics(IDT) 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8101-2によるほか,次による。 

3.1 

ロット(lot) 

等しい条件下で生産され,又は生産されたと考えられる革の集まり。 

3.2 

大口試料(gross sample) 

ロットから収集したアイテムの集まり。 

3.3 

アイテム(item) 

background image

K 6556-3:2016 (ISO 2588:2014) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

大口試料中の1枚の革。 

試料採取方法 

4.1 

受渡当事者間又は試験方法で,試料採取手順について取り決めがない場合には,4.2及び4.3の手順

を用いることが望ましい。 

4.2 

大口試料におけるアイテム数は,ロットの大きさ及びサンプリングの目的に依存する。その数は,

試験結果の信頼性,特性のばらつき及び試験手順における固有誤差によって決まる。 

4.3 

大口試料を構成するアイテムの最低数を,表1に示す。 

表1−最低アイテム数 

ロットを構成する革の枚数 

非破壊試験a) 

破壊試験b) 

1〜 10 

 2 

11〜 50 

 3 

51〜100 

 4 

101〜500 

 5 

>500 

10 

注a) 非破壊試験は,革を損傷せずに試験を行い,試験後に,革をロットに戻すことができる。 

b) 破壊試験は,革を切り抜くなどの試験を行い,試験後に,革をロットに戻すことができない。 

4.4 

大口試料の革を,ロットから選択する場合には,革に番号を順番に割り当ててから,乱数表を用い

て革を番号で選ぶなど,完全な無作為抽出法で行わなければならない。 

試料採取の報告書 

試料採取の報告書には,次の事項を記載する。 

a) この規格の規格番号 

b) ロットの識別 

c) 試料を採取した各ロットのサイズ,すなわち,革の枚数 

d) 各ロットから採取した革の枚数 

e) 試料採取中に気が付いた特記事項 

f) 

試料採取中に行った,この規格に記載がない全ての操作及び使用した全ての代替手順