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K 6418:2007 (ISO 18064:2003) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ゴム工業会(JRMA)/財団法人日本規格

協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の

審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 18064:2003,Thermoplastic 

elastomers−Nomenclature and abbreviated termsを基礎として用いた。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

JIS K 6418には,次に示す附属書がある。 

附属書A(参考)従来使用してきた略号について 

附属書1(参考)代表的熱可塑性エラストマーの分類表 

K 6418:2007 (ISO 18064:2003) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. 用語及び定義 ·················································································································· 1 

4. 用語体系 ························································································································ 2 

5. 熱可塑性エラストマーの分類 ····························································································· 2 

5.1 TPA····························································································································· 2 

5.2 TPC ···························································································································· 2 

5.3 TPO ···························································································································· 2 

5.4 TPS ····························································································································· 2 

5.5 TPU ···························································································································· 2 

5.6 TPV ···························································································································· 2 

5.7 TPZ ···························································································································· 2 

6. 熱可塑性エラストマーの詳細分類 ······················································································· 2 

6.1 TPA(アミド系TPE) ···································································································· 2 

6.2 TPC(エステル系TPE) ································································································· 2 

6.3 TPO(オレフィン系TPE) ······························································································ 3 

6.4 TPS(スチレン系TPE) ································································································· 3 

6.5 TPU(ウレタン系 TPE) ································································································ 3 

6.6 TPV(動的加硫系TPE) ································································································· 3 

6.7 TPZ(その他TPE) ······································································································· 4 

附属書A(参考)従来使用してきた略号について ······································································· 5 

附属書1(参考)代表的熱可塑性エラストマーの分類表 ······························································· 6 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

K 6418:2007 

(ISO 18064:2003) 

熱可塑性エラストマー−用語及び略号 

Thermoplastic elastomers−Nomenclature and abbreviated terms 

序文 この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 18064,Thermoplastic elastomers−Nomenclature 

and abbreviated termsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格で

ある。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,単独のポリマー又は複合系のポリマーの化学組成を基に熱可塑性エラストマ

ーの用語体系について規定する。この規格は,工業,商業及び官庁で熱可塑性エラストマーを特定するた

めに用いる用語及び略号を定義する。しかし,この規格の意図は既存の商号及び商標と対立するものでは

なく,これらを補完するものである。 

備考1. 技術文献又は発表に用いる個々の熱可塑性エラストマーの名称は,その後に,この規格で示

す略号を用いるのが望ましい。この規格の目的は,一つのTPE(Themoplastic elastmer)に複

数の略号が用いられることを防ぐとともに,一つの略号が複数のTPEを意味することを防ぐ

ことにある。 

2. 附属書Aに,材料規格,技術文書,教科書,特許及び商用文書にこれまで用いられてきた熱

可塑性エラストマーの略号を示す。 

3. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 18064:2003,Thermoplastic elastomers−Nomenclature and abbreviated terms (IDT) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 6397 原料ゴム及びラテックスの略号 

備考 ISO 1629:1995,Rubber and latices−Nomenclatureからの引用事項は,この規格の該当事項と

同等である。 

JIS K 6899-1 プラスチック−記号及び略語−第1部:基本ポリマー及びその特性 

備考 ISO 1043-1:2001,Plastics−Symbols and abbreviated terms−Part 1:Basic polymers and their special 

characteristicsが,この規格と一致している。 

3. 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及びその定義は,次による。 

3.1 

TPE 使用温度では加硫ゴムと同様の性質をもつが,高温では熱可塑性樹脂と同様に成形又は再成

K 6418:2007 (ISO 18064:2003) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

形することができるポリマー又はポリマーブレンドからなる熱可塑性エラストマー。 

備考 熱可塑性エラストマーは,一般に熱可塑性ゴムともいう。 

3.2 

TP 熱可塑性エラストマーを表す略号の接頭略号。 

4. 用語体系  

4.1 

5. に示すように,熱可塑性エラストマーの分類を表す文字は,接頭略号TPの後に続ける。 

4.2 

熱可塑性エラストマーの分類の略号の後に,ハイフンで区切って6. に示す特定の分類を表す組合せ

記号を続ける。 

参考 附属書1に,この規格の分類に用いる用語及び略号の定義を,分かりやすく表形式で示す。 

5. 熱可塑性エラストマーの分類  

5.1 

TPA アミド系熱可塑性エラストマー。ハードブロックはアミド結合から,ソフトブロックはエー

テル及び/又はエステル結合からできており,かつ,交互にハードセグメント及びソフトセグメントから

なるブロック共重合体で構成するもの。 

5.2 

TPC エステル系熱可塑性エラストマー。主鎖のハードブロックはエステル結合から,ソフトブロ

ックはエーテル及び/又はエステル結合からできており,かつ,交互にハードセグメント及びソフトセグ

メントからなるブロック共重合体で構成するもの。 

5.3 

TPO オレフィン系熱可塑性エラストマー。ポリオレフィンと通常のゴムとのブレンドからなり,

かつ,ブレンド物のゴム相は架橋点がないか又はほとんどないもの。 

5.4 

TPS スチレン系熱可塑性エラストマー。スチレンと特定のジエンとからなる,少なくとも3ブロ

ックの共重合体であり,かつ,両端の2個のブロック(ハードブロック)はポリスチレンであり,内部ブ

ロック(一つ又は複数のソフトブロック)は,ポリジエン又は水素化ポリジエンからなるもの。 

5.5 

TPU ウレタン系熱可塑性エラストマー。ハードブロックはウレタン結合から,ソフトブロックは

エーテル,エステル,又はカーボネート結合,若しくはそれらの混合からできており,かつ,交互にハー

ドセグメント及びソフトセグメントからなるブロック共重合体で構成するもの。 

5.6 

TPV 熱可塑性ゴム架橋体。熱可塑性樹脂と,通常のゴムのブレンド物であり,かつ,このゴムは,

ブレンド又は混練過程で動的加硫によって架橋しているもの。 

5.7 

TPZ その他の熱可塑性エラストマー。TPA,TPC,TPO,TPS,TPU及びTPVの分類に入らない組

成又は構造のもの。 

6. 熱可塑性エラストマーの詳細分類  

6.1 

TPA(アミド系TPE) TPAグループは,ソフトブロックの結合様式によって細分類し,記号は次

による。 

TPA-EE ソフトセグメントは,エーテル及びエステルの両方の結合様式をもつもの。 

TPA-ES ソフトセグメントは,ポリエステル。 

TPA-ET ソフトセグメントは,ポリエーテル。 

6.2 

TPC(エステル系TPE) TPCグループは,ソフトブロックの結合様式によって細分類し,記号は

次による。 

TPC-EE ソフトセグメントは,エーテル及びエステルの両方の結合様式をもつもの。 

TPC-ES ソフトセグメントは,ポリエステル。 

K 6418:2007 (ISO 18064:2003) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

TPC-ET ソフトセグメントは,ポリエーテル。 

6.3 

TPO(オレフィン系TPE) TPOグループは,用いる熱可塑性ポリオレフィンの性質及びゴムの種

類によって細分類し,記号は次による。 

特定のTPOは,“ゴムの種類を表す略号”(JIS K 6397参照),“+の符号”及び“熱可塑樹脂の種類を表

す略号”(JIS K 6899-1参照)に,括弧を付けて分類する。熱可塑性樹脂のタイプ及びゴムのタイプは,含

有量の多い方を先に記載する。 

TPOの商品の例を,次に示す。 

TPO-(EPDM+PP) エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体とポリプロピレンとのブレンドで,

EPDMの相は架橋点がないか又はほとんどなく,かつ,EPDM量はPPよりも多いもの。 

6.4 

TPS(スチレン系TPE) TPSグループは,ソフトブロックの種類によって細分類し,記号は次に

よる。 

TPS-SBS 

スチレンとブタジエンとのブロック共重合体。 

TPS-SEBS 

ポリスチレン−ポリ(エチレン−ブチレン)−ポリスチレン。 

TPS-SEPS 

ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)−ポリスチレン。 

TPS-SIS 

スチレンとイソプレンとのブロック共重合体。 

備考 TPS-SEBSは,スチレンとブタジエンとのブロック共重合体であって,かつ,cis-1,4-ブタジエ

ン単位及び1,2-ブタジエン単位が混在したソフトブロックを水素化したもの。TPS-SEPSは,ス

チレンとイソプレンとのブロック共重合体のほとんどが1,4-イソプレン単位からなるソフトブ

ロックを水素化したもの。 

6.5 

TPU(ウレタン系TPE) TPUグループは,ハードブロックのウレタン結合の間の炭化水素残基の

種類(芳香族又は脂肪族)及びソフトブロック結合様式(エーテル,エステル及び/又はカーボネート)

によって細分類し,記号は次による。 

TPU-ARES ハードセグメントは芳香族,ソフトセグメントはポリエステル。 

TPU-ARET ハードセグメントは芳香族,ソフトセグメントはポリエーテル。 

TPU-AREE ハードセグメントは芳香族,ソフトセグメントはエステル結合及びエーテル結合をもつも

の。 

TPU-ARCE ハードセグメントは芳香族,ソフトセグメントはポリカーボネート。 

TPU-ARCL ハードセグメントは芳香族,ソフトセグメントはポリカプロラクトン。 

TPU-ALES ハードセグメントは脂肪族,ソフトセグメントはポリエステル。 

TPU-ALET ハードセグメントは脂肪族,ソフトセグメントはポリエーテル。 

6.6 

TPV(動的加硫系TPE) TPVグループは,用いられる熱可塑性樹脂とゴムの種類によって細分類

し,記号は次による。 

特定のTPVは,“ゴムの種類を表す略号”(JIS K 6397参照),“+の符号”及び“熱可塑性樹脂の種類を

表す略号”(JIS K 6899-1参照)に,括弧を付けて示す。 

ゴムの略号は,熱可塑性樹脂の略号の前に付ける。 

TPVの商品の例を,次に示す。 

TPV-(EPDM+PP) EPDM相を高度に架橋してPPの連続相に細かく分散した,EPDMとPPとの複合

体。 

TPV-(NBR+PP) 

アクリロニトリル−ブタジエンゴム相を高度に架橋してPPの連続相に細かく分散

した,NBRとPPとの複合体。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

TPV-(NR+PP) 

天然ゴム相を高度に架橋してPPの連続相に細かく分散した,NRとPPとの複合

体。 

TPV-(ENR+PP) 

エポキシ化天然ゴム相を高度に架橋してPPの連続相に細かく分散した,ENRと

PPとの複合体。 

TPV-(IIR+PP) 

ブチルゴム相を高度に架橋してPPの連続相に細かく分散した,IIRとPPとの複合

体。 

6.7 

TPZ(その他TPE) TPZグループは,5.7に当てはまるもので,接頭略号TPZを付けて表す。 

TPZの商品の例を,次に示す。 

TPZ-(NBR+PVC) アクリロニトリル−ブタジエンゴムとポリ塩化ビニルとのブレンド物。 

備考 NBRとPVCとのブレンドの多くは,加硫することができる熱架橋タイプのゴムである。この

ように加硫して用いるゴムには,接頭略号TPZは用いない。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A(参考)従来使用してきた略号について 

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

長年にわたり,多くの異なった種類の熱可塑性エラストマーが開発され,その一部は市販されてきてい

る。当初は,これらの違いを表すために異なった略号を用いてきた。熱可塑性エラストマーを表すために

用いた略号の幾つかを文献又は特許に使用している。このことは同じ素材が違った名称で呼ばれている今

日の状況をもたらしている。熱可塑性エラストマーを記述する新しく標準化された略号へスムーズに移行

し,そして,既存の文献との関連を保持するために,これまでに使用してきた用語及び略号を,次に示す。 

以前の略号 

新しい略号 

説明 

FCEA 

TPV 

完全に架橋されたゴム状アロイ 

HCTPV 

TPV 

高度に架橋された熱可塑性エラストマー 

NPV 

TPZ-(NBR+PVC) 

NBRとPVCとのブレンド(主にインドで用いられていた略号) 

TPVC 

TPZ-(NBR+PVC) 

NBRとPVCとのブレンド(主に日本で用いられていた略号) 

PEBA 

TPA-ET 

アミド系熱可塑性エラストマー(ソフトセグメントは,ポリエーテル) 

TPAE 

TPA 

アミド系熱可塑性エラストマー(主に日本で用いられていた略号) 

SBS 

TPS-SBS  

スチレンとブタジエンとのブロック共重合体 

SEBS 

TPS-SEBS 

ポリスチレン−ポリ(エチレン−ブチレン)−ポリスチレン 

SEPS 

TPS-SEPS 

ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)−ポリスチレン 

SIS 

TPS-SIS 

スチレンとイソプレンとのブロック共重合体 

TECEA 

TPZ-(NBR+CPE) 

NBRと塩素化ポリエチレンとのアロイ 

TEEE 

TPC-EE 

エステル系熱可塑性エラストマー(ソフトセグメントは,エーテル及び
エステルの両方の結合様式をもつもの) 

TPEE 

TPC 

エステル系熱可塑性エラストマー(主に日本で用いられていた略号) 

TEO 

TPO 

オレフィン系熱可塑性エラストマー 

TES 

TPS 

スチレン系熱可塑性エラストマー 

SBC 

TPS 

スチレン系熱可塑性エラストマー(主に日本で用いられていた略号) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1(参考)代表的熱可塑性エラストマーの分類表 

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

この附属書1表1は,分類に用いる用語及び略号の定義を分かりやすく整理したものである。 

附属書1表 1 代表的熱可塑性エラストマーの分類 

熱可塑性エラス
トマーの分類 

各種TPEの詳細分類 

ハードセグメント 

ソフトセグメント 

TPE TPA 

TPA-EE 

ポリアミド 

ポリ(エーテル−エステル) 

TPA-ES 

ポリアミド 

ポリエステル 

TPA-ET 

ポリアミド 

ポリエーテル 

TPC 

TPC-EE 

ポリエステル 

ポリ(エーテル−エステル) 

TPC-ES 

ポリエステル 

ポリエステル 

TPC-ET 

ポリエステル 

ポリエーテル 

TPO 

TPO-(EPDM+PP) 

ポリプロピレン 

EPDM 

TPO-(EPM+PP) (1) 

ポリプロピレン 

EPM(エチレンとプロピレンとのゴ
ム状共重合体) 

TPS 

TPS-SBS 

ポリスチレン 

BR 

TPS-SEBS 

ポリスチレン 

ポリ(エチレン−ブチレン) 

TPS-SEPS 

ポリスチレン 

ポリ(エチレン−プロピレン) 

TPS-SIS 

ポリスチレン 

IR 

TPU  
 

TPU-ARES 

芳香族ポリウレタン 

ポリエステル 

TPU-ARET 

芳香族ポリウレタン 

ポリエーテル 

TPU-AREE 

芳香族ポリウレタン 

ポリ(エーテル−エステル) 

TPU-ARCE 

芳香族ポリウレタン 

ポリカーボネート 

TPU-ARCL 

芳香族ポリウレタン 

ポリカプロラクトン 

TPU-ALES 

脂肪族ポリウレタン 

ポリエステル 

TPU-ALET 

脂肪族ポリウレタン 

ポリエーテル 

TPV 

TPV-(EPDM+PP) 

ポリプロピレン 

高度に架橋したEPDM 

TPV-(NBR+PP) 

ポリプロピレン 

高度に架橋したNBR 

TPV-(NR+PP)   

ポリプロピレン 

高度に架橋したNR 

TPV-(ENR+PP) 

ポリプロピレン 

高度に架橋したENR 

TPV-(IIR+PP) 

ポリプロピレン 

高度に架橋したIIR 

TPV-(SEBS/oil+PP) (2) 

ポリプロピレン 

架橋したSEBS/オイルブレンド 

TPZ 

TPZ-(NBR+PVC) 

ポリ塩化ビニル 

NBR 

TPZ-(PVC/plasticizer +PVC) (3) 

ポリ塩化ビニル 

ポリ塩化ビニル/可塑剤ブレンド 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1表 1 代表的熱可塑性エラストマーの分類(続き) 

熱可塑性エラス
トマーの分類 

各種TPEの詳細分類 

ハードセグメント 

ソフトセグメント 

TPE TPZ 

TPZ-(Syn.1,2-BR) 

シンジオタクチック1,
2-ポリブタジエン樹脂 

非晶性BR 

TPZ-(Trans-IR) 

トランス−ポリイソプ
レン樹脂 

非晶性IR 

TPZ-(PE-C) 

ポリエチレン 

塩素化ポリエチレン 

TPZ-(Fluoropolymer) (4) 

ふっ素樹脂 

ふっ素ゴム 

TPZ-(Ionomer, ethylene-acrylic 
acid copolymer group) 

Na+−カルボキシレート
イオンクラスター 

非晶性ポリエチレン 

注(1) TPO-(EPM+PP) は,製造方法において,機械的混合タイプ及び重合時混合タイプがある。 

(2) SEBS/oilは,SEBSとオイルとのブレンドを意味する。 
(3) PVC/plasticizerは,PVCとplasticizerとのブレンドを意味する。 
(4) TPZ-(Fluoropolymer) は,ブロックタイプ及びグラフトタイプがある。