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目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 用語及び定義 ··················································································································· 1
3 試料の採取個数 ················································································································ 1
4 試料の寸法 ······················································································································ 2
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 3
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(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ベルト工業会(JBMA)及び一般財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
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コンベヤゴムベルト−試料採取方法
Conveyor belts-Sampling
序文
この規格は,1992年に第2版として発行されたISO 282を基とし,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,コンベヤゴムベルト(以下,ベルトという。)の試験及び受入検査の試料の採取方法につい
て規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 282:1992,Conveyor belts−Sampling(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
2.1
受入検査(acceptance test)
契約の条件又は要求内容に従っているかを検証するために,生産者が自らの試験室若しくは第三者機関
への依頼で実施するか,又は購入者若しくは使用者が第三者機関に依頼して実施する検査。
3
試料の採取個数
試料の採取個数は,ベルトの1ロットごとに表1に示すものとする。ここでいう1ロットとは,ベルト
の種類,及び長さ以外の寸法も同一のもので,等しい条件下で生産されたものをいう。
なお,試料の採取位置については,規定しない。
2
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表1−試料の採取個数
ベルトの長さa)
m
試料の採取個数
500以下
1
500を超え 1000以下
2
1000を超え 2000以下
3
2000を超え 3500以下
4
3500を超え 5000以下
5
5000を超え 7000以下
6
7000を超え 10000以下
7
注a) ベルトの長さ10 000 mを超えるものは8個とし,5 000 mごとに更に1個追加する。
なお,試料の採取個数が2個以上の場合は,同一箇所から採取してはならない。
4
試料の寸法
試料は全幅で,長さは,試験を行うのに必要な長さとする。
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附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS K 6377-4:2019 コンベヤゴムベルト−試料採取方法
ISO 282:1992,Conveyor belts−Sampling
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1適用範囲
1
追加
試料採取方法の範囲として,受入検
査に加えて,試験も追加した。
試験でも用いることのできる試料
採取方法であるため,適用範囲に
加えた。
3 試料の採
取個数
表1
3
−
追加
試料の採取個数が2個以上の場合
は,同一箇所から採取してはならな
いという規定を追加した。
ISO規格には規定されていないた
め,次回改訂時にISOへ提案する。
4 試料の寸
法
4
試料に必要な追加長さは,全
長に含まなければならない。
削除
追加長さに関する規定文を,削除し
た。
国内では,試料は加算されて製造
されるため,この規定は必要ない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 282:1992,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
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