1
K
6
3
6
6
:
1
9
9
8
解
説
JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 6366 : 1998 モータサイクル用タイヤ
ISO 10231 : 1997 モータサイクル用タイヤ−性能評価試険方法
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ モータサイクル用タイヤ
(製品規格)
ISO 10231
○ モータサイクル用タイヤ
(性能評価試験方法)
ADP JIS K 6366には,製品規格と
して必要な項目を追加規定
している。
今後,必要に応じてISO規
格の改正を提案していく。
(2) 引用規格
○ JIS D 4203
ISO 10231
○ ISO 4123-1
=
(3) 定義
○ −省略−
ISO 10231
○ −省略−
≡
(4) 試験設備
○ 試験ドラム
プランジャー
空気圧ゲージ
動的成長試験装置
ISO 10231
○ 試験ドラム
プランジャー
空気圧ゲージ
動的成長試験装置
≡
(5) 試験方法
○ 強度試験
耐久試験
高速試験
動的成長試験
ISO 10231
○ 強度試験
耐久試験
高速試験
動的成長試験
≡
(6) 性能
○ 強度
耐久性能
高速性能
動的成長試験
ISO 10231
○ 強度
耐久性能
高速性能
動的成長試験
≠ 動的成長試験における包囲
線(附属書A)の形状だけ,
JIS原案作成時点では整合し
ていない。
JISに採用した包囲線の形
状は,既にISOで承認され
ており,すぐに整合する。
(7) 寸法
○ JIS D 4203又は公共機関など
で定めた規格による。
−
− ISOは別規格 (ISO 5751) で
寸法を規定している。
JISが引用する規格は,ISO
5751と整合している。
(8) 外観
○ −省略−
−
− ISOには,規定なし。
JISからこの項目を削除す
る方向で検討中。
(9) 表示
○ トレッドの摩耗表示
サイドウォールの表示
−
− ISOには,規定なし。
タイヤを安全に使用するた
めに必要な項目で,分かりや
すさが重要なため,言語,単
位系の違いなどの理由から,
ISOで統一できない。
2
K
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3
6
6
:
1
9
8
8
解
説
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次のとおりである。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容が同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容が同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
“ADP”(ADOPTIONの略):JISは,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。ただし,採用した部分において,JISとして
必要な規定内容を追加し,又は適用範囲,規定項目及び/又は規定内容の一部を不採用としている。
“≠”:JISと国際規格との技術的内容は同等でない。
“−”:該当項目がない場合。