1
JIS K 6333 : 1999
解説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS K 6333
: 1999
溶断用ゴムホース
ISO/DIS 3821
: 1997
溶断用ゴムホース
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内
容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国 際 規 格 の
規定内容
(IV)
JIS
と国際規
格との相違点
(V)
JIS
と国際規格の整合が
困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○
溶接,切断及
び そ の 関 連
工 程 で 使 用
す る 溶 断 用
ゴ ム ホ ー ス
に適用。
ISO/DIS 3821
○
JIS
と同じ
≡
(2)
引用規格
○
JIS K 6250
(
ISO 4661-1
に整合)
JIS K 6251
(
ISO
37
に
整合)
JIS K 6257
(
ISO
188
に
整合)
JIS K 6258
(
ISO 1817
に整合)
JIS K 6330-1
(
ISO 4671
に整合)
JIS K 6330-2
(
ISO 1402
に整合)
JIS K 6330-4
(
ISO 4672
に整合)
JIS K 6330-6
(
ISO 8033
に整合)
JIS K 6330-7
(
ISO 7326
に整合)
JIS K 6330-9
(
ISO 1746
に整合)
JIS Z 8601
(
ISO
3
に整
合)
ISO 1307
ISO 4080
同上
○
ISO 37
ISO 188
ISO 471
ISO 1307
ISO 1402
ISO 1746
ISO 1817
ISO 4080
ISO 4671
ISO 4672
ISO 7326
ISO 8033
≡
ISO
で は
Table 1
で
ISO
3
の引用規格
の 記 載 も れ
がある。
JIS
は,これ
と同等の
JIS
Z 8601
を 引
用。
2
JIS K 6333 : 1999
解説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内
容
(II)
国際規格番号
(III)
国 際 規 格 の
規定内容
(IV)
JIS
と国際規
格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の対策
(3)
種 類 及 び 構
造
○
ホ ー ス の 種
類は,内面ゴ
ム,外面ゴム
層 及 び 補 強
層からなる。
内 面 ゴ ム 層
厚さ
1.3mm
以 上 の タ イ
プ
1
及 び
1.5mm
以上の
タイプ
2
を規
定。
最 小 厚 さ
1.0mm
の外面
ゴ ム 層 及 び
補 強 層 は 共
通。
同上
○ ホ ー ス の 種
類は,最小厚
さ
1.5mm
の
内面ゴム層,
最 小 厚 さ
1.0mm
の外面
ゴ ム 層 及 び
補 強 層 か ら
なる。
ADP
JIS
は,内面
ゴ ム 層 厚 さ
として
1.3mm
以上を追加。
現 在広く使 用され ている
内 面ゴム層 厚さを 今後国
際 規格とし て提案 してい
く予定。
(4)
寸 法 及 び 寸
法許容差
○
呼び径:
15
,
許 容差:
4
,
偏 肉:
3
,切
断長さ:
6
種
類を規定。
同上
○ 呼 び径:
8
,
許 容差:
4
,
偏 肉:
3
,切
断長さ:
6
種
類を規定。
ADP
JIS
は,呼び
径 と し て シ
ン グ ル ホ ー
ス
2
種ツイン
ホース
5
種を
追加。
現在広く使用されている
7
種 の呼び径 を今後 国際規
格 として提 案して いく予
定。
(5)
物理的性質
○
引 張 強 さ 及
び 切 断 時 伸
びを規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
○
老 化 試 験 を
規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
○
酸 素 ホ ー ス
の 難 燃 性 を
規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
○
浸 せ き 試 験
を規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
(6)
要求性能
○
耐 圧 性 試 験
を規定。
ISO/DIS 3821
○
JIS
と同じ
ADP
JIS
は,アセ
チ レ ン 用 の
場 合 の 最 高
使 用 圧 力 を
追加。
ア セチレン ホース の最高
使用圧力は
0.15
であり誤
解 を招くお それが あるた
め今回追加した。
今 後国際規 格とし て提案
していく予定。
○
接 着 試 験 を
規定。
同上
○ 試験片は,タ
イプ
2
及びタ
イ プ
4
を 規
定。
ADP
JIS
は,試験
片 と し て タ
イ プ
8
を 追
加。
タイプ
8
は,現在広く使用
さ れている ため今 回追加
したが,次回改正時に廃止
又は
ISO
に提案する。
○
曲 げ 試 験 を
規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
3
JIS K 6333 : 1999
解説
解説表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内
容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国 際 規 格 の
規定内容
(IV)
JIS
と国際規
格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
○
低 温 試 験 を
規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
○
耐 白 熱 粒 子
及 び 熱 表 面
性を規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
○
静 的 オ ゾ ン
劣 化 試 験 を
規定。
同上
○ 試験方法は,
1
法(
JIS
A
法
と同じ)を規
定。
ADP
JIS
は,試験
方法として
D
法を追加。
D
法は,現在広く使用され
て いる ため 今回追 加した
が,次回改正時に廃止又は
ISO
に提案する。
○
ガ ス 透 過 性
を規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
○
ツ イ ン ホ ー
ス の 要 求 性
能を規定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
(7)
色 識 別 及 び
表示
○
ガ ス 識 別 の
ため,ガスの
種 類 の 記 号
及び
5
種類の
色 識 別 を 規
定。
同上
○ 色 識 別 を 規
定。
=
JIS
は,ガス
の 種 類 の 記
号を追加。
色識別だけでは,誤使用さ
れ る可 能性 がある ので記
号を追加した。今後国際規
格として提案予定。
○
製 造 者 又 は
供 給 者 の マ
ーク,ホース
種類の記号,
最 高 使 用 圧
力,呼び径,
ガ ス 種 類 の
記号,製造年
を規定。
同上
○ 適 用 規 格 番
号,最高使用
圧 力 , 呼 び
径,製造者又
は 供 給 者 の
マーク,製造
年を規定。
ADP
JIS
は,ホー
ス 種 類 及 び
ガ ス 種 類 の
記号を追加。
また,
JIS
は
指 定 商 品 な
ので,規格番
号を削除。
今 後国 際規 格とし て提案
予定。
また,規格番号は,別途表
示の告示で対応する。
(8)
附属書
○
附属書
A
:難
燃 性 の 試 験
方法を規定。
附属書
B
:耐
n
-
ペンタン性
の 試 験 方 法
を規定。
附属
書
C
:耐白熱
粒 子 及 び 熱
表 面 性 の 試
験 方 法 を 規
定。
同上
○
JIS
と同じ
≡
備考
1.
表中の
(I)
及び
(III)
欄にある
○
は,該当する規定項目を規定していることを示す。
2.
表中の
(IV)
欄にある
≡
は,
JIS
と国際規格との技術内容が一致していることを示し, =
は,
JIS
と
国際規格との技術内容は同等であることを示し,
ADP
は,
JIS
と国際規格を技術的内容の変更なしで採
用しているが,
JIS
として必要な規定内容を追加していることを示す。
4
JIS K 6333 : 1999
解説
附属書(参考)
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS K 6333
: 2001
溶断用ゴムホース
ISO/DIS 3821
: 1997
溶断用ゴムホース
(I)
JIS
の規定
(II)
国際規
格番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技
術的差異の項目ごとの
評価及びその内容
(V)
JIS
と国際規格との
技術的差異の理由及
び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技 術 的 差 異 の
内容
1.
適
用範囲
溶接,切断及び
その関連工程で
使用する溶断用
ゴムホースに適
用。
ISO/DIS
3821
1.
JIS
と同じ
IDT
−
2.
引
用規格
JIS K 6250
(
ISO 4661-1
に
整合)
JIS K 6251
(
ISO
37
に 整
合)
JIS K 6257
(
ISO
188
に整
合)
JIS K 6258
(
ISO 1817
に整
合)
JIS K 6330-1
(
ISO 4671
に整
合)
JIS K 6330-2
(
ISO 1402
に整
合)
JIS K 6330-4
(
ISO 4672
に整
合)
JIS K 6330-6
(
ISO 8033
に整
合)
JIS K 6330-7
(
ISO 7326
に整
合)
JIS K 6330-9
(
ISO 1746
に整
合)
JIS Z 8601
(
ISO
3
に整合)
ISO 1307
ISO 4080
同上
2.
ISO 37
ISO 188
ISO 471
ISO 1307
ISO 1402
ISO 1746
ISO 1817
ISO 4080
ISO 4671
ISO 4672
ISO 7326
ISO 8033
IDT
−
5
JIS K 6333 : 1999
解説
附属書(参考)
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国際規
格番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技
術的差異の項目ごとの
評価及びその内容
(V)
JIS
と国際規格との
技術的差異の理由及
び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技 術 的 差 異 の
内容
3.
種
類 及 び
構造
ホ ー ス の 種 類
は,内面ゴム,
外面ゴム層及び
補 強 層 か ら な
る。
内面ゴム層厚さ
1.3mm
以上のタ
イ プ
1
及 び
1.5mm
以上のタ
イプ
2
を規定。
最小厚さ
1.0mm
の外面ゴム層及
び 補 強 層 は 共
通。
同上
3.
ホ ー ス の 種 類
は , 最 小 厚 さ
1.5mm
の内面ゴ
ム層,最小厚さ
1.0mm
の外面ゴ
ム層及び補強層
からなる。
MOD/
追加
JIS
は,内面ゴ
ム 層 厚 さ と し
て
1.3mm
以上
を追加。
現在広く使用されている
内面ゴム層厚さを今後国
際規格として提案してい
く予定。
4.
寸
法 及 び
寸 法 許
容差
呼び径:
15
,許
容差:
4
,偏肉:
3
,切断長さ:
6
種類を規定。
ISO/DIS
3821
4.
呼び径:
8
,許容
差:
4
,偏肉:
3
,
切断長さ:
6
種類
を規定。
MOD/
追加
JIS
は,呼び径
と し て シ ン グ
ルホース
2
種ツ
インホース
5
種
を追加。
現在広く使用されている
7
種の呼び径を今後国際
規格として提案していく
予定。
5.
物
理 的 性
質
引張強さ及び切
断 時 伸 び を 規
定。
同上
5.
JIS
と同じ
IDT
−
老 化 試 験 を 規
定。
同上
5.
JIS
と同じ
IDT
−
酸素ホースの難
燃性を規定。
同上
5.
JIS
と同じ
IDT
−
浸せき試験を規
定。
同上
5.
JIS
と同じ
IDT
−
6.
要
求性能
耐圧性試験を規
定。
同上
6.
JIS
と同じ
MOD/
追加
JIS
は,アセチ
レ ン 用 の 場 合
の 最 高 使 用 圧
力を追加。
アセチレンホースの最高
使用圧力は
0.15
であり誤
解を招くおそれがあるた
め今回追加した。
今後国際規格として提案
していく予定。
接 着 試 験 を 規
定。
同上
6.
試験片は,タイ
プ
2
及びタイプ
4
を規定。
MOD/
追加
JIS
は,試験片
としてタイプ
8
を追加。
タイプ
8
は,現在広く使
用されているため今回追
加したが,次回改正時に
廃止又は
ISO
に提案す
る。
曲 げ 試 験 を 規
定。
同上
6.
JIS
と同じ
IDT
−
低 温 試 験 を 規
定。
同上
6.
JIS
と同じ
IDT
−
6
JIS K 6333 : 1999
解説
附属書(参考)
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
(I)
JIS
の規定
(II)
国際規
格番号
(III)
国際規格の規定
(IV)
JIS
と国際規格との技
術的差異の項目ごとの
評価及びその内容
(V)
JIS
と国際規格との
技術的差異の理由及
び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技 術 的 差 異 の
内容
耐白熱粒子及び
熱 表 面 性 を 規
定。
同上
6.
JIS
と同じ
IDT
−
静的オゾン劣化
試験を規定。
同上
6.
試 験 方 法 は ,
1
法(
JIS
A
法と同
じ)を規定。
MOD/
追加
JIS
は,試験方
法として
D
法
を追加
D
法は,現在広く使用さ
れているため今回追加し
たが,次回改正時に廃止
又は
ISO
に提案する。
ガス透過性を規
定。
同上
6.
JIS
と同じ
IDT
−
ツインホースの
要 求 性 能 を 規
定。
同上
6.
JIS
と同じ
IDT
−
7
.
色
識 別 及
び表示
7.1
色識別
ガ ス 識 別 の た
め,ガスの種類
の記号及び
5
種
類の色識別を規
定。
ISO/DIS
3821
7.
ガスの種類の記
号は規定なし。
MOD/
追加
JIS
は,ガスの
種 類 の 記 号 を
追加。
色識別だけでは,誤使用
される可能性があるので
記号を追加した。今後国
際規格として提案予定。
5
種類の色識別
のうち
4
種類は,
JIS
に同じだが,
空気,窒素,ア
ルゴン,二酸化
炭素に用いるホ
ースの色は,黒
を規定。
MOD/
変更
JIS
は,空気,
窒 素 , ア ル ゴ
ン,二酸化炭素
に 用 い る ホ ー
スの色は,緑を
規定。
安全管理面で黒から緑に
変更した。
7.2
表示
製造者又は供給
者のマーク,ホ
ースの種類の記
号,最高使用圧
力,呼び径,ガ
ス種類の記号,
製造年を規定。
同上
7.
適用規格番号,
最高使用圧力,
呼び径,製造者
又は供給者のマ
ーク,製造年を
規定。
MOD/
追加
JIS
は,ホース
種 類 及 び ガ ス
種 類 の 記 号 を
追加。
また,
JIS
は指
定商品なので,
規 格 番 号 を 削
除。
今後国際規格として提案
予定。
また,規格番号は,別途
表示の告示で対応する。
8.
附
属書
附属書
A
:難燃
性の試験方法を
規 定 。 附 属 書
B
:耐
n
−ペンタ
ン性の試験方法
を規定。附属書
C
:耐白熱粒子及
び熱表面性の試
験方法を規定。
同上
8.
JIS
と同じ
IDT
−
7
JIS K 6333 : 1999
解説
JIS
と国際規格との対応の程度の全体評価:
MOD
備考
1.
項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
―
IDT
………………
技術的差異がない。
―
MOD/
追加………
国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
―
MOD/
変更………
国際規格の規定内容を変更している。
2. JIS
と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
―
IDT
………………
国際規格と一致している。
―
MOD
……………
国際規格を修正している。
―
NEQ
……………
技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。