K 4860:2009
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
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1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 試料採取方法 ··················································································································· 1
5 試験方法························································································································· 1
5.1 試験の一般条件 ············································································································· 1
5.2 外径の測定 ··················································································································· 1
5.3 燃焼秒時試験 ················································································································ 2
5.4 点火力試験 ··················································································································· 2
6 試験結果の記録 ················································································································ 2
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
K 4860:2009
煙火用導火線−試験方法
Safety fuses for fireworks−Test methods
1
適用範囲
この規格は,打揚煙火に用いる煙火用導火線の試験方法について規定する。
注記 煙火用導火線は,火薬類取締法第2条第1項第3号の“煙火その他前2号に掲げる火薬又は爆
薬を使用した火工品”を参照。
警告 事故・災害防止のため,煙火用導火線には,火気,衝撃,摩擦などを与えてはならない。
この規格の利用者は,煙火用導火線の取扱い及び関係法規に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではな
い。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなけれ
ばならない。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS K 4800 火薬用語
JIS R 3644 ガラス管類
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 4800による。
4
試料採取方法
品質が同一とみなすことができる1ロットの製品から,代表的な試料を採取する。試料は,製造後,屋
内に保管し,常温で5日以上経過したものを用いる。ロットの設定方法,試料採取の時期及び場所は,受
渡当事者間の協定による。
5
試験方法
5.1
試験の一般条件
試験は,屋外で常温(5 ℃〜35 ℃)で行う。
5.2
外径の測定
1 mに採取した試料を2本用意する。JIS B 7507に規定するノギスなどを用いて,試料の中央部の位置
及び両端からそれぞれ100 mmの位置の外径を,互いに鉛直な2方向から測定する。2本の試料のそれぞ
れ3か所について各2回,合計12回の測定を行う。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.3
燃焼秒時試験
試料を長さ50 mmに5本切断し,直線状に伸ばし試験片とする。試験片の一端に点火し,他の一端に火
炎が到達するまでの時間(秒)をストップウオッチで測定する。測定は5回行い,平均値を四捨五入し整
数に丸める。
5.4
点火力試験
試料を切断し,長さ100 mmの試験片を2本,3組作製する。内径6 mm,長さ150 mmのJIS R 3644に
規定するガラス管の両端に試験片を差し込み,図1のように2本の試験片間の距離を50 mmとする。
図1−点火力試験
第1の試験片の一端に点火し,第1の試験片の他の一端から吹き出した火炎がガラス管内で第2の試験
片の一端に点火することを確認する。試験は3回行い,3回すべての試験で点火するとき,“点火する。”
とする。
6
試験結果の記録
試験結果の記録は,次による。
a) この規格の番号
b) 試験実施年月日
c) 試験場所,試験温度及び湿度
d) 試験実施者の所属及び名称
e) 外径の測定,燃焼秒時試験及び点火力試験の全データ
50 mm
100 mm
100 mm
試験片 ガラス管 試験片
150 mm
φ6 mm