2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
K 3302-1985
固形洗濯石けん
Laundry Bar Soaps
1. 適用範囲 この規格は,固形洗濯石けんについて規定する。
備考 ここでいう固形洗濯石けんとは,高級脂肪酸のナトリウム塩及びカリウム塩以外の界面活性剤
を含まないものをいう。
引用規格:
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 3304 せっけん試験方法
対応国際規格:
ISO 456-1973 Surface active agents−Analysis of soaps−Determination of free caustic alkali
ISO 672-1978 Soaps−Determination of moisture and volatile matter content−Oven method
ISO 673-1974 Soaps−Determination of content of ethanol-insoluble matter
ISO 1067-1974 Analysis of soaps−Determination of unsaponifiable, unsaponified and unsaponified
saponifiable matter
2. 種類 固形洗濯石けんの種類は,無添剤(又は1種)及び添剤入(又は2種)の2種類とする。
3. 品質 固形洗濯石けんは,固状又は棒状の硬石けんで,泡立ちがよく,臭気,変質などがなく,洗濯
に適する品質を有し,5.によって試験し,次の表の規定に適合しなければならない。
表
種類
項目
無添剤
添剤入
水分%
30以下
33以下
純石けん分%
95以上
72以上
遊離アルカリ%
0.1以下
0.2以下
石油エーテル可溶分%
1.5以下
1.5以下
エタノール不溶分%
2.0以下
25.0以下
備考 水分以外は,乾燥試料に対するものとし,5.に
よって得られた値に100/[l00−水分 (%)]を
乗じて求める。
2
K 3302-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4. 試験試料調製方法 JIS K 3304(せっけん試験方法)の4.による。
5. 試験方法
5.1
一般事項 試験において共通する一般事項は,JIS K 0050(化学分析方法通則)による。
5.2
水分 JIS K 3304の5.1.2による。
5.3
純石けん分 JIS K 3304の5.4による。
5.4
遊離アルカリ JIS K 3304の5.5による。
5.5
石油エーテル可溶分 JIS K 3304の5.2による。
5.6
エタノール不溶分 JIS K 3304の5.7による。
6. 表示 固形洗濯石けんは,製品又は最小包装に,次の事項を表示しなければならない。
(1) 名称
(3) 製造業者名又はその略号
(2) 種類
(4) 製造年月又はその略号
3
K 3302-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
改正原案作成委員会 構成表
氏 名
所 属
本委員会 第2分科会
(委員会長)
浅 原 照 三
東京大学名誉教授
○
稲 垣 満
通商産業省基礎産業局化学製品課
○
鈴 木 正 信
通商産業省通商産業検査所
○
石 毛 和 之
工業技術院標準部繊維化学規格課
○
○
市 川 和 孝
厚生省生活衛生局食品化学課
○
楢 崎 英 男
新技術開発事業団
○
橋 本 哲太郎
日本油化学協会
○
五十嵐 茂 信
帝都ゴム製造株式会社
○
平 松 恒之助
株式会社耕正
○
緒 方 尤
日本界面活性剤工業会
○
宮 崎 松 吉
日本化粧品工業連合会
○
吉 岡 初 子
主婦連合会
○
長 見 萬理野
日本消費者協会
○
天 野 立 爾
国民生活センター
○
山 上 満
新日本理化株式会社
○
宮 脇 要
旭電化工業株式会社
○
葛 見 衞
花王石鹸株式会社
○
祖 谷 彰 一
共栄社油脂化学工業株式会社
○
(分科会主査)
桝 田 文 八
花王石鹸株式会社
○
○
河 野 隆 行
牛乳石鹸共進社株式会社
○
高 橋 芳 久
花王石鹸株式会社
○
○
横須賀 和 彦
鐘紡株式会社
○
岡 本 正 男
株式会社資生堂
○
山 本 忠 信
ニッサン石鹸株式会社
○
高 橋 徹
株式会社ペリカン石鹸
○
小 倉 一 芳
ミヨシ油脂株式会社
○
○
松 倉 忠 明
ライオン株式会社
○
松 隈 義 則
日本石鹸洗剤工業会
○
○