1
K 2601
: 19
98
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS K 2601
: 1998
原油試験方法
ISO 3680
: 1983
ぺンキ,ニス,石油製品及び関連製品−引火
/
未引火試験方法−迅速平衡法
ISO 9030
: 1990
原油−水でい分試験方法−遠心分離法
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国際
規格
番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との
一致が困難な理由及
び今後の対策
(1)
適用範囲
○
原油
ISO 3680
○ ペンキ,ニス,石油製品
及び関連製品
=
JIS
は原油だけを対象とし
ている。
ISO 9030
○
JIS
と同等。
=
JIS
は原油だけを対象とし
ている。
(2)
試験方法の種類
○
○
ISO
に規定されていない。
(3)
引火点試験方法
①
試験の原理
○
操作概要を記載。
ISO 3680
○
JIS
と同等。
=
②
迅速平衡式引火点試験器
○
試験器具及び試験器の性能,寸法など
を規定。
同上
○ 同上
=
③
試料の採取及び調製
○
試料採取方法及び試料の保存法を規
定。
同上
○ 同上
=
④
試験器の準備
○
試験器の置き場所を規定。
同上
○ 同上
=
⑤
温度の設定
○
温度の気圧補正法を計算式を用いて
規定。
同上
○ 温 度 の 気 圧 補 正 法 を
4kPa
当たり
1
℃と規定。
= 気圧補正,
JIS
は計算式
ISO
は
4kPa
当たり
1
℃。
試験精度の確保。
⑥
試験の手順
○
設定温度が室温を超える場合と室温
以下の場合を規定。
同上
○
JIS
と同等。
=
⑦
計算結果及び精度
○
設定温度で引火又は未引火を表す。
同上
○ 同上
=
⑧
試験結果の報告
○
報告事項を規定。
同上
○ 同上
=
(4)
水でい分試験方法
①
試験の原理
○
操作概要を記載。
ISO 9030
○
JIS
と同等。
=
②
水でい分試験器
○
装置及び試験器具を規定。目盛試験管
の目盛精度及び精度確認の規定。
同上
○ 同上
=
③
試薬
○
水飽和トルエンを附属書で規定。解乳
化剤を規定。
同上
○ 同上
=
④
試料採取及び調製
○
試料採取法及び試料の均一化法を附
属書で規定。
同上
○ 同上
=
2
K 2601
: 19
98
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際
規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との
一致が困難な理由及
び今後の対策
⑤
試験の手順
○
試験温度:
49
℃,
60
℃。
参考で
60
℃を超えて測定可能。
同上
○ 試験温度:
49
℃,
60
℃。 =
⑥
計算結果及び精度
○
図,表を用いて規定。試験温度の明記
を規定。
同上
○ 図,表を用いて規定。
=
JIS
は試験温度の明記を規
定。
使 用 者 の 利 便 性 を 考
慮。
⑦
試験結果の報告
○
報告事項を規定。
同上
○
JIS
と同等。
=
(5)
塩分試験方法
(
滴定法
)
○
ISO
に規定されていない。
(6)
塩分試験方法
(
導電率法
)
○
ISO
に規定されていない。
(7)
原油常圧法蒸留試験方法
○
ISO
に規定されていない。
(8)
ワックス分試験方法
○
ISO
に規定されていない。
(9)
硫化水素分試験方法
○
ISO
に規定されていない。
備考
1.
表中の
(I)
及び
(III)
欄にある
○
は,該当する規定項目を規定していることを示す。
2.
表中の
(IV)
欄にある
=
は,
JIS
と国際規格との技術的内容が同等であることを示す
(
軽微な技術上の差異及び編集上の差異がある。
)
。