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K 0400-43-60 : 2000 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。 

JIS K 0400-43-60には,次に示す附属書がある。 

附属書A(参考) 試験方法に対する他の物質の影響 

JIS K 0400シリーズは,付表1に示す各部からなる。 

K 0400-43-60 : 2000  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

1A. 引用規格 ······················································································································ 2 

2. 原理 ······························································································································ 2 

3. 試薬 ······························································································································ 2 

4. 装置 ······························································································································ 3 

5. サンプリング方法及び試料 ································································································ 3 

6. 手順 ······························································································································ 3 

6.1 測定試料 ······················································································································ 3 

6.2 空試験 ························································································································· 3 

6.3 校正 ···························································································································· 3 

6.3.1 検量線用溶液の調製 ····································································································· 3 

6.3.2 発色 ·························································································································· 3 

6.3.3 吸光度測定 ················································································································· 4 

6.3.4 検量線の作成 ·············································································································· 4 

6.4 定量 ···························································································································· 4 

6.5 測定試料の吸収の補正····································································································· 4 

7. 試験結果の表現 ··············································································································· 4 

7.1 計算方法 ······················································································································ 4 

7.2 繰返し性及び再現性 ······································································································· 5 

8. 試験報告 ························································································································ 5 

附属書A(参考) 試験方法に対する他の物質の影響 ·································································· 6 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

K 0400-43-60 : 2000 

水質−硝酸塩の定量− 

第3部:スルホサリチル酸吸光光度法 

Water quality−Determination of nitrate− 

Part 3 : Spectrometric method using sulfosalicylic acid 

序文 この規格は,1988年に第1版として発行されたISO 7890-3, Water quality-Determination of nitrate−Part 

3 : Spectrometric method using sulfosalicylic acidを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく

作成した日本工業規格であるが,この規格では適用範囲から飲料水は除いた。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。 

1. 適用範囲 

1.1 

対象物質 この規格は,水中の硝酸イオンの定量方法について規定する。 

1.2 

試料の種類 この方法は,原水への適用に適している。 

1.3 

定量範囲 最大測定試料25mlを用いるとき,硝酸体窒素濃度,ρN,0.2mg/Lまで。この範囲はより

少ない測定試料をとることによって高い方へ拡大することができる。 

1.4 

検出下限1) 測定試料体積25ml及び光路長40mmのセルを用いるとき,検出下限は,ρN=0.003〜

0.013mg/Lの範囲内に入る。 

1.5 

感度1) 測定試料25ml及び光路長40mmのセルを用いたとき,硝酸体窒素の濃度ρN=0.2mg/Lは吸

光度約0.68を示す。 

1.6 

妨害物質 水試料中にしばしば含まれる物質について,この方法に対して起こるかもしれない妨害

について試験を行った。その詳細を附属書Aに示す。附属書Aに示すように,主な可能性のある妨害物質

は,塩化物,オルトりん酸塩,マグネシウム及びマンガン(II)である。 

別の試験では,測定試料の吸収補正を行えば,試料の色度150mg/L Ptまで許容できることが示されてい

る(7.5参照)。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 7890-3 : 1988 Water quality−Determination of nitrate−Part 3 : Spectrometric method using 

sul-fosalicylic acid 

                                                        
注1) 

四つの参加機関による連合王国の室間試験の情報である。検出下限は空試験値のバッチ内標準偏

差の4.65倍とした。 

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K 0400-43-60 : 2000 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

1A. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬) 

JIS K 8355 酢酸(試薬) 

JIS K 8397 サリチル酸ナトリウム(試薬) 

JIS K 8548 硝酸カリウム(試薬) 

JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬) 

JIS K 8587 アミド硫酸(試薬) 

JIS K 8951 硫酸(試薬) 

JIS K 9501 アジ化ナトリウム(試薬) 

2. 原理 硝酸塩とスルホサリチル酸(サリチル酸ナトリウム及び硫酸を試料に添加することによって生

成する)との反応及びその後のアルカリ処理によって生成する黄色の化合物の吸光度測定。 

カルシウム及びマグネシウム塩の沈殿を防ぐために,エチレンジニトリロ四酢酸二水素二ナトリウム 

(EDTANa2) をアルカリとともに加える。亜硝酸塩の妨害を抑制するためにアジ化ナトリウムを加える。 

3. 試薬 分析には,分析用と認められる試薬だけを,及び蒸留水又はこれと同等の純度の水だけを使用

する。 

3.1 

硫酸,c (H2SO4) ≈18mol/L,ρ=1.84g/ml JIS K 8951に規定する硫酸。 

注意事項 この試薬を使用する場合には,目の保護及び保護服が不可欠である。 

3.2 

氷酢酸,c (CH3COOH) ≈17mol/L,ρ=1.05g/ml JIS K 8355に規定する酢酸。 

注意事項 この試薬を使用する場合には,目の保護及び保護服が不可欠である。 

3.3 

アルカリ溶液,ρNaOH=200g/L,ρ [CH2-N (CH2COOH) CH2-COONa] 2・2H2O=50g/L JIS K 8576に

規定する水酸化ナトリウム200±2gを水約800mlに注意して溶かす。JIS K 8107に規定するエチレンジア

ミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物〔[CH2-N (CH2COOH) CH2-COONa] 2・2H2O〕50±0.5gを加えて溶

かす。室温まで冷却し,メスシリンダ中で水で1Lにする。ポリエチレン瓶に貯蔵する。この試薬はいつ

までも安定である。 

注意 

この試薬を使用する場合には,目の保護及び保護服が不可欠である。 

3.4 

アジ化ナトリウム溶液,ρNaN3=0.5g/L JIS K 9501に規定するアジ化ナトリウム0.05±0.005gを水

約90mlに注意して溶かし,メスシリンダー中で水で100mlに薄める。ガラス瓶に貯蔵する。この試薬は,

いつまでも安定である。 

注意事項 この試薬は,飲み込むと極めて有毒である。固体の試薬が酸と接触すると強い有毒気体が発

生する。 

備考 アジ化ナトリウム溶液の代わりに,スルファミン酸溶液ρNH2SO3H=0.75g/L[JIS K 8587に規

定するアミド硫酸を用いて調製する。]を用いてもよい。 

3.5 

サリチル酸ナトリウム溶液,ρHO-C6H4-COONa=10g/L JIS K 8397に規定するサリチル酸ナトリウ

ム (HO-C6H4-COONa) 1±0.1gを水100±1mlに溶かす。ガラス又はポリエチレン瓶に貯蔵する。この溶液

は使用日に調製する。 

K 0400-43-60 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.6 

硝酸塩貯蔵液,ρN=1 000mg/L JIS K 8548に規定する硝酸カリウム (KNO3) (あらかじめ105℃で

少なくとも2時間乾燥したもの)7.215±0.001gを水約750mlに溶かす。全量フラスコ1 000mlに移し,水

を標線まで加える。 

ガラス瓶に貯蔵する。2か月間を超えては貯蔵しない。 

3.7 

硝酸塩標準液,ρN=100mg/L 硝酸塩貯蔵液 (3.6) 50mlを全量フラスコ500mlにピペットでとり,

水を標線まで加える。 

この溶液はガラス瓶に貯蔵する。1か月間を超えては貯蔵しない。 

3.8 

硝酸塩作業用標準液,ρN=1mg/L 硝酸塩標準液 (3.7) 5mlを全量フラスコ500mlにピペットでとり,

水を標線まで加える。この溶液は使用時に調製する。 

4. 装置 装置は,通常の試験室用の装置及び次による。 

4.1 

分光光度計 波長415nmで測定でき,光路長40mm又は50mmのセルを備えたもの。 

4.2 

蒸発皿 容量約50mlのもの。蒸発皿が新品又は常時使用されていない場合には,まず,それらをよ

く水ですすいだ後,清浄にするために,6.3.2の最初の二つの段落の手順を行わなければならない。 

4.3 

水浴 沸騰し,最低6個の蒸発皿 (4.2) が載せられるもの。 

4.4 

水浴 25±0.5℃に調節できるもの。 

5. サンプリング方法及び試料 試験室試料はガラス瓶に採取し,採取後できるだけ早く分析する。2〜5℃

で貯蔵すれば,多くの種類の試料を保存できるが,それぞれの試料の種類について保存が可能か否かを確

認することが望ましい。 

6. 手順 

注意事項  この手順では,硫酸,酢酸,水酸化ナトリウム及びアジ化ナトリウム溶液を使用する。

これらの試薬を使用するときには,目の保護及び保護服が不可欠である。これらは,口

でのピペット操作をしてはならない。 

6.1 

測定試料 硝酸塩濃度ρ=0.2mg/Lまでの定量に用いることのできる測定試料の最大量は,25mlであ

る。より高い硝酸塩濃度に対応するためには,より少ない測定試料を用いる。測定試料をとる前に,懸濁

物を含む試験室試料は沈殿,遠心分離又は洗浄したガラス繊維ろ紙によるろ過を行う。pHが8より高い試

料は測定試料をとる前に氷酢酸 (3.2) で中和する。 

6.2 

空試験 試料の代わりに水5.00±0.05mlを用いて,定量と並行して空試験を行う。測定した吸光度

をAbとする。 

6.3 

校正 

6.3.1 

検量線用溶液の調製 硝酸塩作業用標準液 (3.8) の1,2,3,4及び5mlを,それぞれ,一連の清

浄な蒸発皿 (4.2) にビュレットでとる。これは,それぞれの蒸発皿の中の硝酸塩量m (N) は,1,2,3,4

及び5μgに相当する。 

6.3.2 

発色 

− アジ化ナトリウム溶液 (3.4) 0.5±0.005ml及び氷酢酸 (3.2) 0.2±0.002mlを加える。少なくとも5分間

待ち,次いで,混合液を沸騰水浴 (4.3) 中で蒸発乾固する。サリチル酸ナトリウム溶液 (3.5) 1±0.01ml

を加えて,よく混ぜ合わせ,再び蒸発乾固する。蒸発皿を水浴から下ろし,室温まで冷却する。 

− 硫酸 (3.1) 1±0.01mlを加え,静かにかき混ぜて蒸発皿の残留物を溶かす。混合液を約10分間静置す

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

る。次いで,水10±0.1ml,次に,アルカリ溶液 (3.3) 10±0.1mlを加える。 

− 混合液を全量フラスコ25mlに移す,ただし,標線まで水を加えない。全量フラスコを,25±0.5℃の

水浴 (4.4) に10±2分間入れる。次いで,全量フラスコを取り出し,水を標線まで加える。 

6.3.3 

吸光度測定 光路長40mm又は50mmのセルを用いて,蒸留水を対照として415nmにおける溶液

の吸光度を測定する。測定した吸光度をAsとする。 

備考 発色した溶液の吸光度は,少なくとも24時間一定であることが試験によって確かめられている。 

6.3.4 

検量線の作成 各検量線用溶液の吸光度から空試験 (6.2) の吸光度を差し引き,硝酸塩の質量,m 

(N) μgに対する吸光度について検量線を作成する。検量線が直線で,原点を通ることを確認する。もし,

そうでなければ,校正を繰り返して行う。 

6.4 

定量 

− 硝酸体窒素として,質量,m (N)=1〜5μgを含むような体積の測定試料 (6.1) Vmlを小形の蒸発皿 (4.2) 

にピペットでとる。 

− 次いで,6.3.2及び6.3.3の操作を行う。 

6.5 

測定試料の吸収の補正 分析波長において測定試料の吸収が妨害することが判明しているか,又は

そのおそれがある場合(高度の着色した試料のように),二つの測定試料についてサリチル酸ナトリウム溶

液の添加を除いて,6.3.2及び6.3.3の操作を行う。測定した吸光度をAtとする。 

7. 試験結果の表現 

7.1 

計算方法 

− 測定試料中の硝酸体窒素による吸光度Arを,次の式から計算する。 

Ar=As−Ab 

− 又は試料の吸収を補正した場合には,次の式で吸光度Arを計算する。 

Ar=As−Ab−At 

− 両式においてAs,Ab及びAtは,それぞれ試料,空試験及び補正の吸光度を示す(6.2,6.3.3及び6.5

参照)。 

− 吸光度値Arに対応する硝酸塩の質量,m (N) ,μg,を,検量線 (6.3.4) から読み取る。 

− 試料中の硝酸塩の含有量,ρN,mg/Lは,次の式で示される。 

V

N

m

)

(

ここに, V: 測定試料の体積,ml 

表1 換算表 

硝酸塩 

c (NO3-) 

ρNO3- 

ρN 

mmol/L 

mg/L 

mg/L 

c(NO3-) =1mmol/L 

62 

14.01 

ρNO3-=1mg/L 

0.016 1 

0.226 

ρN=1mg/L 

0.071 4 

4.427 

例 ρNO31mg/LはρN0.226mg/Lに相当する。 

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7.2 

繰返し性及び再現性1) 繰返し性及び再現性の標準偏差を,表2に示す。 

表2 繰返し性及び再現性の標準偏差 

試料 

硝酸塩含有量 

ρN 

測定試料

の体積 

標準偏差*) 

繰返し性 

再現性 

ρN 

mg/L 

ml 

mg/L 

mg/L 

標準液(空試験) 

0.00 

25 

0.001〜0.005 

− 

標準液 

0.20 

25 

0.003〜0.011 

0.005〜0.011 

河川水 

4.40 

1.0 

0.07〜0.22 

0.07〜0.48 

河川水 

9.18 

0.5 

0.13〜0.54 

0.16〜0.98 

河川水 

10.0 

0.5 

0.06〜0.09 

0.06〜0.12 

注*) 試験における最大値及び最小値。すべての値の自由度は9であ

る。 

8. 試験報告 報告書には,次の事項を含めなければならない。 

a) この規格の引用 

b) 試料の正確な確認 

c) 分析前の試験室試料の貯蔵に関する詳細な説明 

d) この方法を用いたとき,その試験室で得られた再現性に関する記述事項 

e) ρNmg/L,ρNO3-mg/L又はc (NO3-) mmol/Lの試験結果 

f) 

この規格に規定された操作からの逸脱,又は結果に影響を与える可能性があるその他の付随事項。 

                                                        
 注1) 

連合王国における,4参加機関による室間試験の情報。 

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附属書A(参考) 試験方法に対する他の物質の影響 

序文 この附属書は,この規格の方法に対する他の物質の影響を参考として記述したものであり,規定の

一部ではない。 

附属書A表1 試験方法に対する他の物質の影響1) 

他の物質 

(括弧内の物質として) 

測定試料25ml中

他の物質の量 

測定試料25ml中の,他の物質のμgN

としての影響 

μg 

m (N) =0.00μg 

m (N) =5.00μg 

μg 

μg 

塩化ナトリウム (Cl−) 

10 000 

+0.03 

−0.73 

塩化ナトリウム (Cl−) 

2 000 

+0.01 

−0.16 

炭酸水素ナトリウム (HCO3−) 

10 000 

−0.02 

−0.52 

炭酸水素ナトリウム (HCO3−) 

2 000 

−0.03 

−0.18 

硫酸ナトリウム (SO42−) 

10 000 

+0.04 

+0.16 

オルトりん酸ナトリウム (PO43−) 

1 000 

+0.30 

−0.73 

オルトりん酸ナトリウム (PO43−) 

100 

+0.11 

+0.17 

けい酸ナトリウム (SiO2) 

250 

+0.15 

+0.30 

塩化カルシウム (Ca) 

5 000 

+0.23 

+0.38 

塩化カルシウム (Ca) 

2 500 

+0.02 

−0.14 

酢酸マグネシウム (Mg) 

5 000 

+0.14 

+0.29 

酢酸マグネシウム (Mg) 

2 500 

−0.05 

+0.12 

硫酸鉄 (III) (Fe) 

20 

+0.08 

−0.02 

硫酸マンガン (II) (Mn) 

20 

+0.92 

+0.99 

硫酸マンガン (II) (Mn) 

+0.05 

+0.13 

硫酸亜鉛 (Zn) 

20 

−0.02 

+0.07 

硫酸銅 (Cu) 

20 

+0.03 

+0.19 

酢酸鉛 (Pb) 

20 

+0.02 

+0.07 

硫酸アルミニウム (Al) 

20 

0.00 

−0.02 

ふっ化カリウム (F−) 

20 

−0.07 

−0.06 

塩化アンモニウム(NH3としてN) 

500 

−0.12 

−0.17 

シアン化カリウム (CN) 

20 

+0.15 

+0.01 

尿素 [CO (NH2) 2] 

50 

+0.04 

+0.13 

他の物質が妨害しなかった場合には,影響の期待値 (95%) は,次のようになる。 

m (N) =0.00μgのとき±0.16 

m (N) =5.00μgのとき±0.20 

                                                        
注1)  

連合王国のデータ 

K 0400-43-60 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表1 JIS K 0400シリーズ規格 

JIS K 0400-9-10 水質−濁度の測定 

JIS K 0400-11-10 水質−色の試験及び測定 

JIS K 0400-12-10 水質−pHの測定 

JIS K 0400-13-10 水質−電気伝導率の測定 

JIS K 0400-15-10 水質−アルカリ度の測定−第1部:全及び混合アルカリ度の測定 

JIS K 0400-15-20 水質−アルカリ度の測定−第2部:炭酸塩アルカリ度の測定 

JIS K 0400-20-10 水質−化学的酸素消費量の測定 

JIS K 0400-21-10 水質−5日後の生物化学的酸素消費量 (BOD5) の測定−希釈と植種による方法 

JIS K 0400-22-10 水質−全有機体炭素 (TOC) の定量のための指針 

JIS K 0400-28-10 水質−フェノール指標の測定−蒸留・4-アミノアンチピリン吸光光度法 

JIS K 0400-28-20 水質−一価フェノール類の定量−第1部:溶媒抽出濃縮後のガスクロマトグラフ法 

JIS K 0400-30-10 水質−界面活性剤の定量−第1部:メチレンブルー吸光光度法による陰イオン界面

活性剤の定量 

JIS K 0400-30-20 水質−界面活性剤の定量−第2部:ドラゲンドルフ試薬による非イオン界面活性剤

の定量 

JIS K 0400-32-10 水質−溶存酸素の定量−よう素滴定法 

JIS K 0400-32-30 水質−溶存酸素の定量−電気化学プローブ法 

JIS K 0400-33-10 水質−遊離塩素及び全塩素の定量−第1部:N,N-ジエチル-1,4-フェニレンジア

ミンを用いる滴定法 

JIS K 0400-33-20 水質−遊離塩素及び全塩素の定量−第2部:日常管理のためのN,N-ジエチル-1,

4−フェニレンジアミン比色法 

JIS K 0400-33-30 水質−遊離塩素及び全塩素の定量−第3部:全塩素定量のためのよう素滴定法 

JIS K 0400-34-10 水質−ふっ化物の定量−第1部:低汚濁水の電気化学プローブ法 

JIS K 0400-34-20 水質−ふっ化物の定量−第2部:加熱分解及び蒸留後の無機ふっ化物の定量 

JIS K 0400-35-10 水質−塩化物の定量−クロム酸塩を指示薬とする硝酸銀滴定(モール法) 

JIS K 0400-35-30 水質−イオンの液体クロマトグラフィーによる溶存ふっ化物,塩化物,亜硝酸,オ

ルトりん酸,臭化物,硝酸及び硫酸イオンの定量−第1部:低汚濁水のための方法 

JIS K 0400-35-40 水質−イオンの液体クロマトグラフィーによる溶存陰イオンの定量−第2部:廃水

中の臭化物,塩化物,硝酸,亜硝酸,オルトりん酸及び硫酸イオンの定量 

JIS K 0400-38-10 水質−シアン化物の定量−第1部:全シアン化物の定量 

JIS K 0400-38-20 水質−シアン化物の定量−第2部:容易に遊離するシアン化物の定量 

JIS K 0400-38-30 水質−シアン化物の定量−第3部:塩化シアンの定量 

JIS K 0400-38-40 水質−シアン化物の定量−第4部:pH6での拡散によるシアン化物の定量 

JIS K 0400-39-10 水質−溶存硫化物の定量−メチレンブルー吸光光度法 

JIS K 0400-41-40 水質−硫酸塩の定量−塩化バリウムを用いる重量法 

JIS K 0400-42-30 水質−アンモニウムの定量−蒸留・滴定法 

JIS K 0400-42-60 水質−アンモニウムの定量−第1部:吸光光度法 

JIS K 0400-42-70 水質−アンモニウムの定量−第2部:自動吸光光度法 

K 0400-43-60 : 2000 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS K 0400-42-80 水質−アンモニウムの定量−電位差法 

JIS K 0400-43-30 水質−亜硝酸塩の定量−吸光光度法 

JIS K 0400-43-40 水質−硝酸塩の定量−第1部:2,6-ジメチルフェノール吸光光度法 

JIS K 0400-43-50 水質−硝酸塩の定量−第2部:蒸留後の4−フルオロフェノール吸光光度法 

JIS K 0400-43-60 水質−硝酸塩の定量−第3部:スルホサリチル酸吸光光度法 

JIS K 0400-44-40 水質−ケルダール窒素の定量−セレンを用いる無機質化後の方法 

JIS K 0400-45-10 水質−窒素の定量−デバルダ合金還元後の接触分解 

JIS K 0400-46-40 水質−りんの定量−第1部:モリブデン酸アンモニウム吸光光度法 

JIS K 0400-48-10 水質−ナトリウム及びカリウムの定量−第3部:フレーム発光法によるナトリウム

及びカリウムの定量 

JIS K 0400-48-20 水質−ナトリウム及びカリウムの定量−第1部:原子吸光法によるナトリウムの定

量 

JIS K 0400-49-20 水質−ナトリウム及びカリウムの定量−第2部:原子吸光法によるカリウムの定量 

JIS K 0400-50-10 水質−カルシウムの定量−EDTA滴定法 

JIS K 0400-50-20 水質−カルシウム及びマグネシウムの定量−原子吸光法 

JIS K 0400-51-10 水質−カルシウム及びマグネシウムの合計量の定量−EDTA滴定法 

JIS K 0400-52-20 水質−コバルト,ニッケル,銅,亜鉛,カドミウム及び鉛の定量−原子吸光法 

JIS K 0400-55-20 水質−原子吸光法によるカドミウムの定量 

JIS K 0400-57-10 水質−鉄の定量−1,10−フェナントロリン吸光光度法 

JIS K 0400-58-10 水質−アルミニウムの定量−ピロカテコールバイオレット吸光光度法 

JIS K 0400-61-10 水質−全ひ素の定量−ジエチルジチオカルバミド酸銀吸光光度法 

JIS K 0400-65-10 水質−全クロムの定量−原子吸光法 

JIS K 0400-65-20 水質−クロム(VI)の定量−1,5−ジフェニルカルバジド吸光光度法 

JIS K 0400-66-10 水質−フレームレス原子吸光法による全水銀の定量−第1部:過マンガン酸塩−ペ

ルオキソ二硫酸塩処理による方法 

JIS K 0400-66-20 水質−フレームレス原子吸光法による全水銀の定量−第2部:紫外線照射処理によ

る方法 

JIS K 0400-66-30 水質−フレームレス原子吸光法による全水銀の定量−第3部:臭素処理による方法 

JIS K 0400-67-20 水質−セレンの定量−原子吸光法(水素化物発生法) 

K 0400-43-60 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

平成8年度JIS K 0102改正原案作成委員会 構成表(平成9年3月現在) 

氏名 

所属 

(委員長) 

○ 並 木   博 

工学院大学工学部 

○ 佐 藤 寿 邦 

横浜国立大学工学部 

○ 西 出 徹 雄1) 工業技術院標準部消費生活規格課 

乾   敏 一2) 通商産業省環境立地局産業施設課 

○ 畑 野   浩3) 環境庁水質保全局水質規制課 

中 村   進 

工業技術院物質工学技術研究所計測化学部 

中 村 和 憲 

工業技術院生命工学工業技術研究所 

○ 田 尾 博 明 

工業技術院資源環境技術総合研究所水圏環境保全部 

田 中 宏 明 

建設省土木研究所下水道部 

柴 田 康 行 

国立環境研究所化学環境部 

○ 土 屋 悦 輝 

東京都立衛生研究所環境保健部 

渡 辺 真利代 

東京都立衛生研究所環境保健部 

○ 日 野 隆 信 

千葉県衛生研究所 

小 倉 光 夫 

神奈川県環境科学センター水質環境部 

西 尾 高 好 

財団法人日本環境衛生センター東日本支局環境科学部 

○ 坂 本   勉 

財団法人日本規格協会技術部 

山 村 修 蔵 

財団法人日本規格協会技術部 

浅 田 正 三 

財団法人日本品質保証機構環境計画センター 

○ 梅 崎 芳 美 

社団法人産業環境管理協会名誉参与 

横 倉 清 治 

社団法人日本環境測定分析協会(三菱マテリアル株式会

社) 

神 代   啓 

社団法人日本化学工業協会 

池 田 久 幸 

社団法人日本分析機器工業会 
(横河アナリティカルシステムズ株式会社) 

長 澤 忠 彦 

社団法人日本鉄鋼連盟(住友金属工業株式会社) 

山 田 昭 捷 

社団法人日本下水道協会(東京都下水道局) 

土 屋 徳 之 

石油連盟(興亜石油株式会社) 

松 谷 成 晃 

日本石鹸洗剤工業会(ライオン株式会社) 

波多江 正 和 

日本製紙連合会技術環境部 

佐 山 恭 正 

日本鉱業協会(三菱マテリアル株式会社) 

狩 野 久 直 

日本練水株式会社研究所 

久 島 俊 和 

オルガノ株式会社総合研究所 

○ 川 瀬   晃 

セイコー電子工業株式会社科学機器事業部 

○ 米 倉 茂 男 

元東京都立工業技術センター 

岩 崎 岩 次 

社団法人日本工業用水協会 

(事務局) 

秋 本   孝 

社団法人日本工業用水協会 

飛 渡 祥 弘 

社団法人日本工業用水協会 

本 郷 秀 昭 

社団法人日本工業用水協会 

備考 1):発足当初は岡林哲夫(工業技術院標準部繊維化学規格課) 

   2):発足当初は相澤徹(通商産業省環境立地局産業施設課) 

   3):発足当初は飯島孝(環境庁水質保全局水質規制課) 

 ○は小委員会委員兼任 

(文責 並木 博)