1
K 0071-2 : 1998
解説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS K 0071-2
: 1998
化学製品の色試験方法
第
2
部:ガードナー色数
ISO/DIS 4630.2
:
1996
塗料及びワニス用樹脂ガードナー色数による
透明液体の判定
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規
格番号
(III)
国際規格の規定
内容
(IV)
JIS
と国際規格との
相違点
(V)
JIS
と国際規
格との一致が
困難な理由及
び今後の対策
(1)
適用範囲
○
常温で液体の化学
製品,又は加熱し
て溶融状態になる
化学製品の色を試
験する方法につい
て規定。
ISO 4630
○ 乾性油,ワニス,
脂肪酸,重合樹
脂酸,樹脂の透
明な液体色を試
験する方法につ
いて規定
ADP
加熱して溶融状態
になる化学製品に
ついては,
ISO
には
規定がない。
ISO
は
JIS
に包含
される
(2)
試 験 方 法 の
原理
○
標準色ガラス比色
計との比較
ISO 4630
○ 標準色ガラス比
色計との比較
≡
(3)
用語の定義
○
ガードナー色数
ISO 4630
○ ガードナー色数
≡
(4)
試薬
○
塩酸
(1+17)
溶液
塩化鉄
(III)
溶液
塩化コバルト
(II)
溶
液
ヘキサクロロ白金
(IV)
酸 カ リ ウ ム 原
液
ISO 4630
○ 塩酸
(1+17)
塩化鉄
(III)
溶液
塩化コバルト
(II)
溶液
ヘキサクロロ白
金
(IV)
酸 カ リ ウ
ム原液
≡
(5)
装 置 及 び 器
具
○
比色計
標準色ガラス
ガードナー色数標
準液
ガードナー・ホル
ト試験管
溶融装置
分光光度計
吸収セル
ISO 4630
○ 比色計
標準色ガラス
ガードナー色数
標準液
ガードナー・ホ
ルト試験管
分光光度計
吸収セル
ADP
ISO
にない固体試
料の溶融装置を付
け加えた。
固体試料の溶融用
装置を付け測定対
象 範 囲 を 拡 大 し
た。
ISO
に提案する。
(6)
標 準 色 液 体
の調製
○
ガードナー色数標
準液の
1
番から
8
番までの調整
ヘキサクロロ白金
(IV)
酸 カ リ ウ ム 溶
液の組成に従う。
ガードナー色数標
準液の
9
番から
18
番までの調整
鉄とコバルト溶液
の組成に従う
ISO 4630
○ ガードナー色数
標準液の
1
番か
ら
8
番までの調
整
ヘキサクロロ白
金
(IV)
酸 カ リ ウ
ム溶液の組成に
従う。
ガードナー色数
標準液の
9
番か
ら
18
番までの調
整
鉄とコバルト溶
液の組成に従う
≡
2
K 0071-2 : 1998
解説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規
格番号
(III)
国際規格の規定
内容
(IV)
JIS
と国際規格との
相違点
(V)
JIS
と国際規
格との一致が
困難な理由及
び今後の対策
(7)
操作
○
色調確認,ろ過比
色計を用いて色を
比較
標準液を用いる場
合は拡散昼光で色
を比較
固体試料での操作
ISO 4630
○ 色調確認,ろ過
比色計を用いて
色を比較
標準液を用いる
場合は拡散昼光
で色を比較
ADP
固体試料の操作を
付け加えた。
固体試料の溶融用
装置を付け加えて
測定対象範囲を拡
大した。
ISO
に提案する。
(8)
結果と記録
○
ガードナー標準色
ガラスの番号
ガードナー標準液
の番号
色調差
ろ過の有無
ISO 4630
○ ガードナー標準
色
ガラスの番号
ガードナー標準
液の番号
色調差
ろ過の有無
≡
備考
1.
表中の
(I)
及び
(III)
欄にある ○ は,該当する規定項目を規定していることを示し, − は,規定してい
ないことを示す。
2.
表中の
(IV)
欄にある
=
は,
JIS
と国際規格との技術的内容が同等であることを示す。
ADP
は,
JIS
は国際規格を技術的内容の変更なしで採用しているが,
JIS
として必要な規定内容を追加していることを
示す。