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解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS H 8680-2:1998 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化
皮膜厚さ試験方法 第2部:渦電流式測定法
ISO 2360:1982 非磁性素地金属上の非電導皮膜−皮膜厚さの測定−渦電流方法
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
〇 アルミニウム及びアルミニ
ウム合金の製品に施した陽
極酸化皮膜の皮膜厚さ試験
方法
ISO 2360
〇 非磁性素地金属上の非亀導皮膜
の非破壊的測定をするための渦
電流測定器を用いた方法
= ISOの適用範囲が広いが問
題なし。
(2) 用語・記号 〇 陽極酸化皮膜厚さ μm
ISO 2360
〇 皮膜厚さ μm
≡
(3) 試験(分析)
の種類
〇 渦電流式測定法
ISO 2360
〇 渦電流方法
≡
(4) 試験(分析)
の項目
〇 皮膜厚さ
ISO 2360
〇 皮膜厚さ
≡
(5) 共通的条件
(試験状
態・試験条
件)
〇
○
皮膜厚さ標準板
1) 校正用標準板(陽極酸化
皮膜)
原則として試験片と同一材
質で板厚0.8mm以上のもの
に陽極酸化処理を施したも
ので顕微鏡断面測定法によ
って皮膜厚さが明らかにさ
れたものとする。
2) プラスチックフィルム
連続して測定する場合は,
適宜途中で校正する。
ISO 2360
〇
○
測定器の補正
1) 皮膜処理した標準
補正標準の素地金属の電気的性
質は,試験片と同じにすること。
補正標準の素地金属の臨界厚さ。
2) はく:プラスチック材
測定器の補正回数
1時間当たり少なくとむ1回の補
正
=
=
≡
=
皮膜とはくの補正標準を使
うことは,JISと同じ。
JISに規定がないが意味する
ところは同じ。
(6) 装置・器具 〇 測定器
ISO 2360
〇 渦電流測定器
≡
2
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説
解説付表1 JlSと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(7) 材料・試料 〇
〇
測定箇所
製品の有効面とする。ただし
製品について試験できない
場合は,製品と同一材料及び
同一皮膜の処理条件で作ら
れた試験片を用いてもよい。
試験片の清浄
試験片は,汚れに応じ適当な
溶剤を浸した柔らかい布な
どを用いて,あらかじめ清浄
にしておく。
ISO 2360
ISO2360
〇
〇
測定箇所
あれている場合は決められた箇
所
試験片の清浄
皮膜を除かないよう,表面から汚
れ,グリース,腐食生成物のよう
な異物を除く。
=
≡
(8) 手順・方法 〇 操作
1) 標準板にプロープを当
て,測定器の指定された校正
方法に従って目盛り(表示
値)を調整するプラスチック
フィルムを用いて校正する
場合は,試料と材質・形状の
同じ素地上で行う。
2) 試験片の測定部
測定部(直径約8mmの範囲)
にプロープを当て,目盛りを
読みとる。
3) 読みの回数
5回以上繰り返す。
ISO 2360
ISO 2360
〇 操作
1) 製造業者の使用説明書に従
い操作する。
2) 試験片の測定部
3) 読みの回数
5回以上
=
=
=
(9) 記録方法・様
式
〇 試験結果の表し方
試験結果は,5回以上の測定
値(μm)の平均をJIS Z 8401
によって丸め,小数点以下1
位の数値で表す。
〇 試験結果の表し方
5回以上の平均
=
3
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説
解説付表1 JlSと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(10) その他
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。