1
H
8615 :
19
99
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS H 8615
: 1999
工業用クロムめっき
ISO 6158
: 1984
金属被覆−工業用クロムめっき
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相
違点
(V)
JIS
と国際規格と
の整合が困難な理
由及び今後の対策
1.
適用範囲
○
鉄,鋼及び非鉄金属素地上に耐磨
耗性などの工業用の目的で行っ
た有効面の電気クロムめっき
ISO 6158
○ 工業用目的のために鉄鋼及び非鉄金
属上の有効面のクロムめっき
=
2.
引用規格
○
JIS B 0601
,
JIS H 8501
JIS B 7502
,
JIS H 8502
JIS B 7515
,
JIS H 8503
JIS H 0400
,
JIS H 8504
JIS H 0404
,
JIS Z 2244
○
ISO 468
,
ISO 2819
ISO 1456
,
ISO 4516
ISO 1457
,
ISO 4518
ISO 1463
,
ISO 4519
ISO 2177
,
ISO 4526
3.
定義
○
JIS H 0400
(
有効面ほか
)
○ 有効面
=
4.
めっきの記号
○
JIS H 0404
−
−
5.
品質
めっきの外観
○
8.2
の試験
○ 皮膜の要求事項
=
めっきの表面粗さ
○
受渡当事者間の協定
○ 表面粗さ
(
指定された場合
)
=
め っ き の 最 小 厚 さ
及び許容差
○
8.3
の試験
○ 厚さ
(
ISO 4516
)
=
めっきの多孔率
○
8.4
の試験
○
=
めっきの密着性
○
8.5
の試験
○ 密着性
(
ISO 2819
)
=
めっきの硬さ
○
8.6
の試験
○ 硬さ
(
ISO 4516
,
750HV
以上
)
=
めっきの耐磨耗性
○
8.7
の試験
−
−
めっきの耐食性
○
8.8
の試験
−
−
6.
素地
○
表面欠陥など
○ 電気めっき前の素地金属の処理
=
7.
め っ き 前 後 の 素 地
金属の処理
シ ョ ッ ト ピ ー ニ ン
グ処理
○
受渡当事者間の協定
附属書
1
○ ピーニング
=
ISO
でも指定された
場合とし,強度の指定
のない時の条件設定
法を規定。
下地めっき
○
受渡当事者間の協定
−
−
2
H
8615 :
19
99
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相
違点
(V)
JIS
と国際規格と
の整合が困難な理
由及び今後の対策
め っ き 前 の 応 力 除
去
○
受渡当事者間の協定
附属書
2(
参考
)
熱処理条件
○ 電気めっき前の応力除去
(
受渡当事者間の協定,推奨する熱処
理条件
)
=
め っ き 後 の 水 素 ぜ
い性除去
○
受渡当事者間の協定
附属書
3(
参考
)
熱処理条件
○ 電気めっき後の水素ぜい性除去
(
受渡当事者間の協定,推奨する熱処
理条件
)
=
8.
試験
試験片の作製
○
試験片の採取,代替試験片
−
−
外観試験
○
目視
○ 目視
=
厚さ試験
○
JIS H 8501
顕微鏡断面試験方法,磁力式試験
方法,電解式試験方法,触針走査
法,マイクロメータ法
○ 膜厚測定法
直接測定法
(
マイクロメータなど
)
,磁
力式方法,顕微鏡断面試験方法,電解
式方法,触針走査法
=
多孔率試験
○
スンプ法,
附属書
4
○ 割れや孔の銅析出による測定
=
密着性試験
○
JIS H 8504
と石試験方法,曲げ試験方法,引
張試験方法
○ 密着性
=
硬さ試験
○
JIS Z 2244
ビッカース硬さ
750
以上
○ 硬さ
=
耐磨耗性試験
○
JIS H 8503
砂落とし磨耗試験等の試験のほ
か
,
受渡当事者間の協定
−
−
耐食性試験
○
JIS H 8502
中性塩水噴霧試験方法
−
−
9.
検査
○
JIS Z 9031
検査項目
,
試験方法の選択などは
受渡当事者間の協定。
○ サンプリング方法
(
ISO 4519
)
=
10.
めっきの呼び方
○
JIS H 0404
−
−
11.
表示
○
送り状などの記載事項
−
−
3
H
8615 :
19
99
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相
違点
(V)
JIS
と国際規格と
の整合が困難な理
由及び今後の対策
12.
発 注 書 又 は 加 工 仕
様書への記載事項
○
(1)
基本事項
(2)
付記事項
○ めっき加工業者に提示されるべき情
報
=
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で
,
○
は該当する項目を規定している場合
,
−
は規定していない場合を示す。
2.
対比項
(IV)
の小欄の記号の意味は,次による。
= :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
− :該当項目がない場合。