1
H
8
5
0
4
:
1
9
9
9
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS H 8504 : 1999 めっきの密着性試験方法
ISO 2819 : 1980 金属素地上への金属被覆−電気めっき皮膜と化学めっき皮膜−密着性試験法
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規
格番号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
1. 適用範囲
○ 電気めっき及び化学めっきの密
着性試験方法について規定。
ISO 2819
○ 電気めっき皮膜と化学めっ
き皮膜の密着性を調べる定
性的試験方法。
= 適用範囲としては一致
2. 引用規格
JIS B 4703,JIS R 6252
JIS B 4704,JIS Z 1522
JIS B 7721,JIS Z 2201
JIS G 3502,JIS Z 2241
JIS G 4401,JIS Z 2247
JIS H 0400,JIS Z 3282
JIS R 6001,
−
−
3. 定義
○ JIS H 0400
−
− ISOには規定されていない
4. 試験方法の種類
○ a)研削試験方法
1)やすり試験方法
2)と石試験方法
b)へらしごき試験方法
c)押出し試験方法
d)エリクセン試験方法
e)ショットピーニング試験方法
f)バレル研磨試験方法
g)引きはがし試験方法
1)テープ試験方法
2)はんだ付け試験方法
h)たがね打込試験方法
i)けい線試験方法
j)曲げ試験方法
k)巻付け試験方法
l)引張試験方法
m)熱試験方法
1)加熱試験方法
2)熱衝撃試験方法
−
− ISOには規定されていない
2
H
8
5
0
4
:
1
9
9
9
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規
格番号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
n)陰極電解試験方法
5. 試料
○ 試料の採取,代替試験片ほか
−
−
6. 試験室の一般条
件
○ 温度23±2℃,相対湿度65%以下
−
−
7. 判定方法
○ 目視
−
−
8. 記録
○ めっきの種類とその条件,試験方
法の名称,試験条件,試験年月日
ほか
−
−
9. 研削試験方法
9.1 やすり試験
○ 要旨,試験器具,試料,試験方法,
判定方法
ISO 2819
○ やすり試験
=
9.2 と石試験
○ 要旨,装置及びと石,試料,試験
方法,判定方法
ISO 2819
○ 回転研磨及びのこぎり試験 =
10. へらしごき試験
方法
○ 要旨,試験器具,試料,試験方法,
判定方法
ISO 2819
○ バニシング試験
= ISOに記載されている試験
内容を取り入れて,JISの試
験方法の内容(項目)を規定。
11. 押出し試験方法
○ 要旨,装置,試料,試験方法
−
−
12. エリクセン試験
方法
○ 要旨,装置,試料,試験方法,判
定方法
ISO 2819
○ エリクセン試験
(ロマノフ試験)
=
13. ショットピーニ
ング試験方法
○ 要旨,装置及び試験器具,試料,
試験方法,判定方法
ISO 2819
○ ショットピーニング試験方
法
=
14. バレル研磨試験
方法
○ 要旨,装畳,試料,試験方法,判
定方法
ISO 2819
○ ボール研磨試験
=
15. 引きはがし試験
方法
15.1 テープ試験
方法
○ 要旨,試験用テープ,試料,試験
方法,判定方法
ISO 2819
○ はく離試験
=
15.2 はんだ付け試
験方法
○ 要旨,装置,試験器具,試料,試
験方法,判定法
ISO 2819
○ はく離試験
=
3
H
8
5
0
4
:
1
9
9
9
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規
格番号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
16. たがね打込試験
方法
○ 要旨,試験器具,試料,試験方法,
判定方法
ISO 2819
○ のみ試験
=
17. けい線試験方法
○ 要旨,試験器具,試料,試験方法,
判定方法
ISO 2819
○ けがき及びグリット試験
=
18. 曲げ試験方法
○
○
要旨,試料,試験方法,判定方法 ISO 2819
○ 折曲げ試験
=
19. 巻付け試験方法
○ 要旨,試験器具,試料,試験方法,
判定方法
ISO 2819
○ 巻付け試験
=
20. 引張試験方法
○ 要旨,装置,試料,試験方法,判
定方法
ISO 2819
○ 引張試験
=
21. 熱試験方法
21.1 加熱試験方法
○ 要旨,装置,試料,試験方法,判
定方法
−
−
21.2 熱衝撃試験
○ 要旨,装置,試料,試験方法,判
定方法
ISO 2819
○ 熱衝撃試験
=
22. 陰極電解試験方
法
○ 要旨,装置,試験液,試料,試験
方法,判定方法
ISO 2819
○ 陰極試験
=
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
“−”:該当項目がない場合。