2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
H 6202-1986
化学分析用白金皿
Platinum Dishes for Chemical Analysis
1. 適用範囲 この規格は,化学分析に用いる白金皿(以下,皿という。)について規定する。
引用視格:
JIS H 1701 白金分析方法
2. 種類及び記号 皿の種類及び記号は,表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種類
記号
参考
容量ml
白金皿 35番
PTDR 35
35
白金皿 50番
PTDR 50
50
白金皿 75番
PTDR 75
75
白金皿 90番
PTDR 90
90
白金皿 100番
PTDR 100
100
白金皿 150番
PTDR 150
150
白金皿 200番
PTDR 200
200
3. 品質
3.1
外観 皿は,形状正しく,使用上有害なきずなどがあってはならない。
3.2
化学成分 皿の化学成分は,表2による。
表2 化学成分
化学成分 %
Pt
その他の元素
99.9以上
残部
備考 その他の元素とは,Pd, Rh, Ru,
Ir, Au, Ag, Cu及びFeをいう。
4. 形状,寸法及び質量 皿の形状,寸法及び質量は,表3による。
2
H 6202-1986
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3 皿の形状,寸法及び質量
種類
寸法mm
質量g
D1
許容差
D2
許容差
H
許容差
皿
許容差
白金皿 35番
50
±1
45
±1
25
±1
20
+0.03
0
白金皿 50番
60
54
28
27
白金皿 75番
65
59
30
30
白金皿 90番
70
63
35
35
白金皿 100番
75
68
36
40
白金皿 150番
80
72
38
55
白金皿 200番
90
81
45
75
5. 化学分析試験 化学分析試験は,JIS H 1701(白金分析方法)による。
6. 検査 皿は,外観,形状,寸法及び質量を検査するとともに,5.によって化学分析試験を行い,3.及び
4.の規定に合格しなければならない。
なお,外観,形状,寸法及び質量は,1個ごとに検査を行う。
7. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類又は記号による。
例: 白金皿35番又はPTDR35
8. 表示 皿には,1個ごとに,製造業者名又はその略号を図に示す部分に刻印で表示する。
図
3
H 6202-1986
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS H 6201化学分析用白金るつぼほか2件
工業標準改正原案調査作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
俣 野 宣 久
川崎製線株式会社
服 部 只 雄
環境計測器サービス株式会社
前 川 泱
大蔵省造幣局
藤 田 富 男
工業技術院標準部
藤 貫 正
工業技術院地質調査所
保 坂 駒 雄
資源エネルギー庁
乾 昌 弘
乾庄貴金属化工株式会社
滝 口 藤 松
田中貴金属工業株式会社
橋 本 謙 三
橋本貴金属工業株式会社
古 川 隆 義
石福金属興業株式会社
堀 仁
水野ハンディー・ハーマン株式会社
山 本 博 信
株式会社徳力本店
池 原 平 晋
社団法人日本溶接協会
北 川 秀 成
社団法人燃料協会
佐 藤 健
社団法人軽金属協会(株式会社日軽技研)
柴 森 康 夫
タングステン・モリブデン工業会
多 田 格 三
社団法人新金属協会
古 矢 元 佑
日本伸銅協会(清峰金属工業株式会社)
峯 下 満 義
社団法人石油学会(丸善石油株式会社)
山 口 直 治
社団法人日本環境測定分析協会(日本検査株式会社)
山 本 泰 一
日本鉱業協会(同和鉱業株式会社)
吉 山 鍈 一
日本フエロアロイ協会(日本重化学工業株式会社)
(関係者)
水 野 幸四郎
社団法人日本鉄鋼協会
(事務局)
郡 司 正 明
社団法人日本溶接協会