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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

H 2108-1996 

すず地金 

Tin Metal 

1. 適用範囲 この規格は,すず地金(以下,地金という。)について規定する。 

備考 この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS H 0301 地金の試験並びに検査通則 

JIS H 1141 すず地金分析方法 

2. 種類 地金の種類は,表1のとおりとする。 

3. 品質 地金の品質は,次による。 

(1) 地金は,品質均一で,表面に汚れがなく,実用上有害な異物を含んではならない。 

(2) 化学成分は,表1による。 

表1 種類及び化学成分 

種類 

化学成分 

Sn 

Pb 

Sb 

As 

Cu 

Fe 

特種 A 99.99以上 0.003 0以下 0.002 0以下 0.001 0以下 0.002 0以下 0.003 0以下 

B 99.95以上 0.020  以下 0.010  以下 0.010  以下 0.010  以下 0.010  以下 

1種 

99.90以上 0.040  以下 0.020  以下 0.030  以下 0.030  以下 0.010  以下 

2種 

99.80以上 0.050  以下 0.040  以下 0.050  以下 0.040  以下 0.050  以下 

3種 

99.50以上 

− 

− 

− 

− 

− 

備考 特に需要者の要求があったときは,表1に規定した以外の不純物についての分

析値も報告する。 

4. 試験 分析試験は,JIS H 1141による。 

なお,ここに定めていない元素の分析方法は,受渡当事者間の協定による。 

5. 検査 検査は,次による。 

(1) 分析試験に必要な試料を採取する方法は,受渡当事者間の協定による。 

(2) 化学分析試験は,原則として製造事業所で行う。 

(3) 地金は,外観を検査するとともに,4.によって試験を行い,3.の規定に合格しなければならない。 

(4) その他一般事項は,JIS H 0301による。

H 2108-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

6. 表示 地金には,適切な方法によって,次の事項を表示する。ただし,受渡当事者間の協定によって,

表示項目の一部を省略することができる。 

(1) 種類 

(2) 製造業者名又はその略号 

(3) 製造番号又はロット番号 

JIS H 2108原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

西 川 精 一 

東京大学名誉教授 

(委員) 

増 田 聰 博 

通商産業省資源エネルギー庁 

高 木 譲 一 

工業技術院 

山 本 清 一 

富士合金工業株式会社 

鈴 木 晶 一 

株式会社青木メタル 

龍 田 俊太郎 

三菱伸銅株式会社 

甲 賀 哲 義 

住友金属鉱山株式会社 

井 上 和 義 

東邦亜鉛株式会社 

日 野   隆 

同和鉱業株式会社 

川 端 輝 満 

日鉱金属株式会社 

末 次 政 雄 

三井金属鉱業株式会社 

金 森   潔 

三菱マテリアル株式会社 

岩 崎 守 彦 

三菱マテリアル株式会社 

稲 垣 勝 彦 

日本鉱業協会