H 1402:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この追補は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正したもの
で,これによって,JIS H 1402:2001は改正され,一部が置き換えられた。
H 1402:2006
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
H 1402:2006
タングステン粉及びタングステンカーバイド粉分析
方法
(追補1)
Methods for chemical analysis of tungsten powder and tungsten carbide
powder
(Amendment 1)
JIS H 1402:2001を,次のように改正する。
15.2.1(要旨)を,次の文に置き換える。
試料を適切な酸で分解し,ガラス繊維ろ紙でこし分け,遊離炭素をガラス繊維ろ紙とともに磁器燃焼ボ
ートに移して乾燥し,酸素気流中で加熱し,炭素を酸化して二酸化炭素とし,一定量の水酸化ナトリウム
溶液に吸収させ,吸収前後の溶液の導電率の変化を測定する。
15.2.2(試薬)e) を,次のとおりに置き換える。
e) ガラス繊維ろ紙 あらかじめ酸素気流中で約1 000℃で約1時間強熱したもの。
15.2.5.3(遊離炭素の分離)を,次の文に置き換える。
15.2.5.2のa)2)又はb)で得た溶液を,ガラス繊維ろ紙 [15.2.2 e)]を使って上澄み液を吸引ろ過する。次
に残りを温水を用いてその上に移し,温水で十分に洗浄する。ろ液及び洗液は捨てる。
注(35) 及び注(36)を,削除する。
注記符号の番号(37)を(35)とし、以降この順に注記符号の番号をずらす。
15.2.5.4(定量操作)を,次の文に置き換える。
定量操作は,15.2.5.3で得た残さを,ガラス繊維ろ紙とともに磁器燃焼ボートに移し入れ,約130℃で1
時間以上乾燥した後,14.2.5.2に準じて操作する。ただし,管状電気抵抗加熱炉中央部での燃焼管内温度
を約1 000℃とする。
15.3.1(要旨)を,次の文に置き換える。
試料を適切な酸で分解し,ガラス繊維ろ紙でこし分け,遊離炭素をガラス繊維ろ紙とともに磁器燃焼ボ
ートに移して乾燥し,酸素気流中で加熱し,炭素を酸化して二酸化炭素とし,一定のpHに調整した弱ア
ルカリ性のバリウム塩溶液に吸収させ,吸収によって低下したpHをバリウム塩溶液の電解によって元の
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H 1402:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
pHに戻すために要した電気量を測定する。
15.3.5.4(定量操作)を,次の文に置き換える。
定量操作は,15.3.5.3で得た残さを,ガラス繊維ろ紙とともに磁器燃焼ボートに移し入れ,約130℃で1
時間以上乾燥した後,14.3.5.2に準じて操作する。ただし,管状電気抵抗加熱炉中央部での燃焼管内温度
を約1 000℃とする。
15.4.1(要旨)を,次の文に置き換える。
試料を適切な酸で分解し,ガラス繊維ろ紙でこし分け,遊離炭素をガラス繊維ろ紙とともに高周波燃焼
るつぼに移して乾燥し,酸素気流中で加熱し,炭素を酸化して二酸化炭素とし,合成ゼオライトを入れた
捕集管に吸着させた後,この捕集管を加熱して吸着した二酸化炭素を放出させ,酸素とともに熱伝導度検
出器に送り,二酸化炭素による熱伝導度の変化を測定する。
15.4.6.4(定量操作)を,次の文に置き換える。
定量操作は,15.4.6.3で得た残さを,ガラス繊維ろ紙とともに高周波燃焼るつぼに移し入れ,約130℃で
1時間以上乾燥した後,14.4.6.2に準じて操作する。
15.5.1(要旨)を,次の文に置き換える。
試料を適切な酸で分解し,ガラス繊維ろ紙でこし分け,遊離炭素をガラス繊維ろ紙とともに磁器燃焼ボ
ート又は高周波燃焼るつぼに移して乾燥し,酸素気流中で加熱し,炭素を酸化して二酸化炭素とし,これ
を酸素とともに赤外線吸収検出器に送り,その赤外線吸収量を積分法で測定する。
15.5.6.4(定量操作)を,次の文に置き換える。
定量操作は,15.5.6.3で得た残さを,ガラス繊維ろ紙とともに磁器燃焼ボート又は高周波燃焼るつぼに移
し入れ,約130℃で1時間以上乾燥した後,14.5.5.2に準じて操作する。ただし,試料燃焼部に管状電気抵
抗加熱炉を用いる場合は,管状電気抵抗加熱炉中央部での燃焼管内温度を約1 000℃とする。
15.6.1(要旨)を,次の文に置き換える。
試料を適切な酸で分解し,ガラス繊維ろ紙でこし分け,遊離炭素をガラス繊維ろ紙とともに高周波燃焼
るつぼに移して乾燥し,一定容積内の一定圧力下の循環酸素気流中で加熱し,炭素を二酸化炭素及び一酸
化炭素に酸化し,過剰の酸素とともに循環ループの赤外線吸収検出器に送り,その赤外線吸収量をそれぞ
れ測定する。
15.6.6.4(定量操作)を,次の文に置き換える。
定量操作は,15.6.6.3で得た残さを,ガラス繊維ろ紙とともに高周波燃焼るつぼに移し入れ,約130℃で
1時間以上乾燥した後,14.6.5.2に準じて操作する。