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)
解
説
解説表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS H 1284 : 1999 ニッケル合金中のアルミニウム
定量方法
ISO 7530-7 : 1992 ニッケル合金−フレーム原子吸光分析方法−Part 7:アルミニウム含有量の定量
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ ニッケル合金
ISO 7530-7
○ ニッケル合金
≡
(2) 定量方法の
区分
○ 原子吸光法
0.2〜4 % (m/m)
ISO 7530-7
○ フレーム原子吸光法
0.2〜4% (m/m)
≡
(3) 分析方法
○ 原子吸光法
試料を酸で分解し,この溶
液を原子吸光光度計の酸化
一二窒素・アセチレンフレー
ム中に噴霧する。
試料を酸で分解し,不溶解
物をろ別した後,不溶解物を
ろ紙とともに灰化し,ふっ化
水素酸を加えてけい素を揮
散して除去する。二硫酸カリ
ウムを加えて残さを融解し
た後,希酸で融成物を分解
し,この溶液を原子吸光光度
計の酸化二窒素・アセチレン
フレーム中に噴霧する。
波長309.3nmにおけるアル
ミニウムの吸光度を測定し,
検量用溶液の吸光度と比較
する。
試料を酸で分解した溶液
と残さを融解した溶液とか
らアルミニウム量を求め,こ
れらを合わせてアルミニウ
ム含有率を算出する。
ISO 7530-7
○ フレーム原子吸光法
試料を酸で分解し,原子吸光光
度計の亜酸化窒素−アセチレン
フレーム中に溶液を噴霧する。
酸分解からフィルターの燃焼
及びふっ化水素酸でけい素の蒸
発。ピロ硫酸カリウムで残留物の
溶融,希釈した酸での金属の分解
及び原子吸光光度計の亜酸化窒
素−アセチレンフレーム中にこ
の2次溶液の噴霧。
309.3nmの波長におけるアルミ
ニウムのスペクトルの反応エネ
ルギー線の吸光度を測定し,検量
線溶液の吸光度と比較する。
結果の追加が両方の溶液でみ
られる。
≡
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解
説
解説表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS H 1284 : 1999 ニッケル合金中のアルミニウム
定量方法
ISO 7530-7 : 1992ニッケル合金−フレーム原子吸光分析方法−Part 7 : アルミニウム含有量の定量
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(4) 試薬
4.4 標準アルミニウム溶液
(1.000g/l)
アルミニウム [99.9%
(m/m) 以上] 0.500gを0.001g
のけたまではかり取ってビ
ーカー (300ml) に移し入れ,
時計皿で覆しい,塩酸 (p20=
1.18g/ml) (1+1) 30mlを加え,
加熱して完全に分解する。常
温まで冷却した後,時計皿の
下面及びビーカーの内壁を
水で洗って,時計皿を取り除
き,塩酸 (p20=1.18g/ml) (1+
1) 170mlを加える。常温まで
冷却した後,溶液を500m1
の全量フラスコに水を用い
て移し入れ,水で標線まで薄
め,ポリエチレン瓶に保存す
る。
ISO 7530-7
4.4 アルミニウム原液 (1.000g/l)
アルミニウム [純度99.9%
(m/m) 以上] 1.000gを0.001gの
けたまではかり取り,400mlのビ
ーカーに移し入れる。
水銀の小滴,塩酸 (p20=
1.18g/mlの希釈液1+1) 30mlを
加え,そして完全に分解するまで
加熱する。7cmのろ紙を用いて
400mlのビーカーに溶液をろ過す
る。100mlの温水でろ紙を洗う。
残さに塩酸 (p20=1.18g/ml) 85ml
を加え,冷却した後,1 000mlの
全量フラスコに移し入れる。水で
標線まで希釈し混合し,ポリエチ
レンボトルに保存する。
警告−水銀は,非常に有毒であ
り,かなりの蒸気圧をもつ。頑丈
で,しっかりとした密閉容器に保
管しなければならない。液体水銀
は,流出が抑制できるような方法
で移さなければならないし,もう
一度,徹底的に掃除をしなければ
ならない。
注意−地域の規定に従って,水銀
を捨てる。
≠ ISOでは環境規制物質であ
る水銀を使用する試薬の調
製方法であるが,JISではそ
れを使用しない方法に変更
している。
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解
説
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は,該当する項目を規定している場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“≠”:JISは,国際規格と技術的内容が同等でない。ただし“ADP”に該当する場合を除く。