1
H
1
2
7
6
:
1
9
9
8
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS H 1276 : 1998 ニッケル及びニッケル合金中の
けい素定量方法
ISO 7530-1 : 1990 ニッケル合金−フレーム原子吸光分析方法 Part 1:一般要求事項及び試料溶解
ISO 7530-8 : 1992 ニッケル合金−フレーム原子吸光分析方法 Part 8:けい素含有量の定量
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
1. 適用範囲
○ ニッケル及びニッケル合金
ISO 7530
○ ニッケル合金
=
2. 定量方法の
区分
○ a) 二酸化けい素重量法
0.1〜4.0% (m/m)
b) モリブドけい酸青吸光
光度法
0.05〜1.0% (m/m)
c) 原子吸光法(干渉抑制剤
法)
0.2〜1.0% (m/m)
ISO 7530
○ 原子吸光法(干渉抑制剤法)
0.2〜1.0% (m/m)
≡
3. 分析方法
○ a) 二酸化けい素重量法
[試料を塩酸と硝酸との
混酸で分解し,過塩素酸を加
え,加熱濃縮して過塩素酸の
白煙を発生させてけい素を
不溶性二酸化けい素とし,こ
し分ける。強熱して恒量とし
た後,その質量をはかる。ふ
っ化水素酸を加え,加熱して
二酸化けい素を四ふっ化け
い素として蒸発揮散させ,強
熱して恒量とした後,その質
量をはかる。]
2
H
1
2
7
6
:
1
9
9
8
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
3. 分析方法
b) モリブドけい酸青吸光
光度法
[試料を硝酸とふっ化水
素酸とで分解し,七モリブデ
ン酸六アンモニウムを加え
てけい素をモリブドけい酸
とした後,硫酸と還元試薬を
加え,モリブドけい酸を還元
してモリブドけい酸青とし,
光度計を用いて,その吸光度
を測定する。]
c) 原子吸光法(干渉抑制剤
法)
[試料を塩酸と硝酸とで
分解し,塩化リチウムを加え
た後,溶液を原子吸光光度計
の一酸化二窒素・アセチレン
フレーム中に噴霧し,その吸
光度を測定する。]
ISO 7530
○ 原子吸光法(干渉抑制剤法)
[試料を塩酸と硝酸とで分解
し,塩化リチウムを加えた後,溶
液を原子吸光光度計の一酸化二
窒素・アセチレンフレーム中に噴
霧し,その吸光度を測定する。]
≡
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。