1
H
1
2
7
2
:
1
9
9
8
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS H 1272 : 1998 ニッケル及びニッケル合金中の
銅定量方法
ISO 6351 : 1985
ニッケル−銀,ビスマス,カドミウム,コバルト,銅,鉄,マンガン,鉛及び亜鉛含有量の定量−フレーム原子吸光法
ISO 7530-1 : 1990
ニッケル合金−フレーム原子吸光分析方法 Part 1:一般要求事項及び試料溶解
ISO 7530-4 : 1990
ニッケル合金−フレーム原子吸光分析方法 Part 4:銅含有量の定量
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規格内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ ニッケル及びニッケル合金
ISO 6351
ISO 7530
○
○
ニッケル
ニッケル合金
≡
(2) 定量方法の
区分
○ a) 銅電解重量法
20〜50% (m/m)
b) 原子吸光A法
0.01〜2.0% (m/m)
c) 原子吸光B法
0.01〜4.0% (m/m)
ISO 6351
ISO 7530
−
○
○
フレーム原子吸光法
0.01〜1.00% (m/m)
フレーム原子吸光法
0.01〜4.00% (m/m)
=
≡
(3) 分析方法
○ a) 銅電解重量法
[試料を硝酸と硫酸との混
酸で分解した後,白金電極を
用いて電解し,陰極に銅を析
出させ,その質量をはかる。]
−
○ b) 原子吸光A法
[試料を硝酸で分解した
後,溶液を原子吸光光度計の
空気・アセチレンフレーム中
に噴霧し,その吸光度を測定
する。]
ISO 6351
○ フレーム原子吸光法
[試料を硝酸で分解した後,溶
液を原子吸光光度計の空気・アセ
チレンフレーム中に噴霧し,その
吸光度を測定する。]
=
2
H
1
2
7
2
:
1
9
9
8
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(3) 分析方法
○ c) 原子吸光B法
[試料を塩酸と硝酸との混
酸で分解し,乾固近くまで加
熱する。塩酸を加え,乾固近
くまで加熱した後,塩酸及び
塩化ストロンチウムを加え
る。この溶液を原子吸光光度
計の空気・アセチレンフレー
ム中に噴霧し.その吸光度を
測定する。]
ISO 7530
○ フレーム原子吸光法
[試料を塩酸と硝酸との混酸で
分解し,乾固近くまで加熱する。
塩酸を加え,乾固近くまで加熱し
た後,塩酸及び塩化ストロンチウ
ムを加える。この溶液を原子吸光
光度計の空気・アセチレンフレー
ム中に噴霧し,その吸光度を測定
する。]
≡
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。