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H 1183:2012  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この追補は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,工業標準原案を具

して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正

したもので,これによって,JIS H 1183:2007は改正され,一部が置き換えられた。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格 

      JIS 

H 1183:2012 

銀地金の発光分光分析方法 

(追補1) 

Method for emission spectrochemical analysis of silver bullion 

(Amendment 1) 

JIS H 1183:2007を,次のように改正する。 

箇条2(引用規格)のJIS K 0010 標準物質−標準液−銅,JIS K 0015 鉛標準液,JIS K 0016 鉄標準液

及びJIS K 0017 標準物質−標準液−ビスマスを,削除する。 

6.2.2(試薬)の6.2.2.3[標準鉛溶液(Pb:5〜200 μg/mL)],6.2.2.4[標準ビスマス溶液(Pb:5〜200 μg/mL)],

6.2.2.5[標準銅溶液(Cu:5〜200 μg/mL)]及び6.2.2.6[標準鉄溶液(Fe:5〜200 μg/mL)]を,次の文に

置き換える。 

6.2.2.3 

標準鉛溶液(Pb:5〜200 μg/mL) 

標準鉛溶液は,次のいずれかのものを用いる。 

a) 市販の標準鉛溶液 酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,使

用の都度,必要量だけ水で正確にうすめて使用する。 

注記 計量法標準供給制度(JCSS:Japan Calibration Service System)に基づく標準鉛溶液を用いる

ことが望ましい。 

b) 鉛[99.9 %(質量分率)以上]0.500 gを硝酸(1+3)20 mLで分解した後,煮沸して酸化窒素などを

追い出す。常温まで冷却した後,溶液を500 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,水で標線ま

でうすめる。これを原液(Pb:1 000 mg/L)とし,この原液を使用の都度,必要量だけ水で正確に200

〜5倍にうすめて標準鉛溶液とする。 

6.2.2.4 

標準ビスマス溶液(Bi:5〜200 μg/mL) 

標準ビスマス溶液は,次のいずれかのものを用いる。 

a) 市販の標準ビスマス溶液 酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合

は,使用の都度,必要量だけ硝酸(1+15)で正確にうすめて使用する。 

注記 計量法標準供給制度(JCSS:Japan Calibration Service System)に基づく標準ビスマス溶液を

用いることが望ましい。 

b) ビスマス[99.9 %(質量分率)以上]0.500 gを硝酸(1+3)20 mLで分解した後,煮沸して酸化窒素

などを追い出す。常温まで冷却した後,溶液を500 mLの全量フラスコに硝酸(1+15)を用いて移し

入れ,硝酸(1+15)で標線までうすめる。これを原液(Bi:1 000 mg/L)とし,この原液を使用の都

度,必要量だけ硝酸(1+15)で正確に200〜5倍にうすめて標準ビスマス溶液とする。 

H 1183:2012  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

6.2.2.5 

標準銅溶液(Cu:5〜200 μg/mL) 

標準銅溶液は,次のいずれかのものを用いる。 

a) 市販の標準銅溶液 酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,使

用の都度,必要量だけ水で正確にうすめて使用する。 

注記 計量法標準供給制度(JCSS:Japan Calibration Service System)に基づく標準銅溶液を用いる

ことが望ましい。 

b) 銅[99.9 %(質量分率)以上]0.500 gを硝酸(1+3)20 mLで分解した後,煮沸して酸化窒素などを

追い出す。常温まで冷却した後,溶液を500 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,水で標線ま

でうすめる。これを原液(Cu:1 000 mg/L)とし,この原液を使用の都度,必要量だけ水で正確に200

〜5倍にうすめて標準銅溶液とする。 

6.2.2.6 

標準鉄溶液(Fe:5〜200 μg/mL) 

標準鉄溶液は,次のいずれかのものを用いる。 

a) 市販の標準鉄溶液 酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,使

用の都度,必要量だけ水で正確にうすめて使用する。 

注記 計量法標準供給制度(JCSS:Japan Calibration Service System)に基づく標準鉄溶液を用いる

ことが望ましい。 

b) 鉄[99.9 %(質量分率)以上]0.500 gを硝酸(1+3)20 mLで分解した後,煮沸して酸化窒素などを

追い出す。常温まで冷却した後,溶液を500 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,水で標線ま

でうすめる。これを原液(Fe:1 000 mg/L)とし,この原液を使用の都度,必要量だけ水で正確に200

〜5倍にうすめて標準鉄溶液とする。