2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
G 5902-1974
鋳型用山砂
Molding Natural Sand
1. 適用範囲 この規格は,粘土分2%以上の鋳型用山砂(以下,山砂という。)について規定する。
引用規格:
JIS Z 2601 鋳物砂の粘土分試験方法
JIS Z 2602 鋳物砂の粒度試験方法
JIS Z 2606 鋳物砂の強熱減量試験方法
2. 種類 山砂(1)は,粘土分により4種類に分け,粒度により48号〜270号の6号別とする。
注(1) 山砂は,自然に粘土分2%以上を含む鋳物用砂で,採掘場所の状態を問わない。
3. 強熱減量 山砂は,粘土分2%以上を含有し,強熱減量は6%以下とする。
4. 粘土分 山砂の粘土分は,表1のとおりとする。
表1 粘土分
単位%
種類
粘土分
1種
2以上10未満
2種
10以上20未満
3種
20以上30未満
4種
30以上40未満
5. 粒度 山砂の粒度は,表2のとおりとする。
表2 粒度
号別
ふるいの呼び寸法 μ
ピーク(2)の重量比
%
48号
420 ( 35)
297 ( 48) 210 ( 65)
30以上
65号
297 ( 48)
210 ( 65) 149 (100)
100号
210 ( 65)
149 (100) 105 (150)
150号
149 (100)
105 (150) 74 (200)
200号
105 (150)
74 (200) 53 (270)
270号
74 (200)
53 (270) ふるい下
備考 かっこ内の数値は,メッシュ数である。
注(2) ピークは,次の表による。
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G 5902-1974
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
号別
ふるいの呼び寸法 μ
48号
297
65号
210
100号
149
150号
105
200号
74
270号
53
6. 試験方法
6.1
強熱減量 山砂の強熱減量の定量方法は,JIS Z 2606(鋳物砂の強熱減量試験方法)によって行う。
6.2
粘土分試験方法 山砂の粘土分の試験方法は,JIS Z 2601(鋳物砂の粘土分試験方法)による。
6.3
粒度試験方法 山砂の粒度試験方法は,JIS Z 2602(鋳物砂の粒度試験方法)による。
7. 検査 山砂の検査は,品質を代表するように試料(この場合,大口試料は,1口の数量の約0.1%とし,
最低10kgとする。)を採取し,6.の試験方法によって検査を行い,3.,4.及び5.の規定に適合しなければな
らない。
8. 表示 検査に合格した山砂には,採掘所で1出荷ごとに種類,号別,産地,採掘所名(又はその略号)
を送り状に明示しなければならない。
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G 5902-1974
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
鉄鋼部会鋳型用砂専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
牧 口 利 貞
金属材料技術研究所
市 橋 利 明
工業技術院標準部
黒 田 義 郎
神奈川県工業試験所川崎支所
小 林 一 典
社団法人鋳造技術普及協会
松 村 英 一
埼玉県鋳物機械工業試験場
熊 沢 豊
川鉄鉱業株式会社
鈴 木 俊 夫
瓢産業株式会社
中 野 友 邦
三栄銀砂鉱業株式会社
山 下 岩 吉
日本鋳物砂工業会
有 田 誠 一
三菱重工業株式会社名古屋製作所
今 村 実
日本鋳鍛鋼会
河 野 幸 男
日本銅合金鋳造会
喜 多 新 男
自動車鋳物株式会社
国 友 源 了
社団法人日本鋳物工業会
吉 田 金 茂
社団法人軽金属協会
坂 井 曻
池貝鉄工株式会社
桜羽場 一 義
株式会社三和鋳造所
菊 池 正 夫
株式会社小松製作所
保 科 正 彦
久保田鉄工株式会社
牟田口 元 堂
株式会社日立製作所日立研究所
(事務局)
吉 枝 正 明
工業技術院標準部材料規格課
橋 本 繁 晴
工業技術院標準部材料規格課