G 3350:2017
(1)
目 次
ページ
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類及び記号並びに適用厚さ ······························································································ 1
4 製造方法························································································································· 1
5 化学成分························································································································· 1
6 機械的性質 ······················································································································ 2
7 形状,寸法及び質量 ·········································································································· 2
7.1 断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量 ································ 2
7.2 標準長さ ······················································································································ 7
7.3 質量 ···························································································································· 7
8 形状及び寸法の許容差 ······································································································· 8
9 外観······························································································································· 8
10 試験 ····························································································································· 9
10.1 分析試験 ····················································································································· 9
10.2 引張試験 ····················································································································· 9
11 検査 ···························································································································· 10
12 再検査 ························································································································· 10
13 製品の呼び方 ················································································································ 10
14 表示 ···························································································································· 10
15 報告 ···························································································································· 10
附属書A(規定)めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の規定 ·························································· 12
附属書B(参考)軽量形鋼の断面特性······················································································ 14
G 3350:2017
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS G 3350:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年7月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 3350:2009によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
G 3350:2017
一般構造用軽量形鋼
Light gauge steel sections for general structure
1
適用範囲
この規格は,建築その他の構造物に用いる冷間成形の軽量形鋼(以下,軽量形鋼という。)について規定
する。
なお,めっき鋼板及び鋼帯を用いた場合の軽量形鋼は,本体及び附属書Aに規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3317 溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3321 溶融55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3323 溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3
種類及び記号並びに適用厚さ
軽量形鋼の種類は,1種類とし,種類の記号,断面形状による名称及び断面形状記号は,表1による。
軽量形鋼の適用厚さは,表2による。
4
製造方法
軽量形鋼は,熱間圧延鋼板及び鋼帯,冷間圧延鋼板及び鋼帯,並びにめっき鋼板及び鋼帯から冷間成形1)
によって製造する。めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合のめっきの種類は,A.1による。
注1) 通常,ロール成形及びプレスベンダー加工が用いられる。
5
化学成分
軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯は,10.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。
2
G 3350:2017
表1−種類の記号,断面形状による名称及び断面形状記号
種類の記号
断面形状による名称
断面形状記号
SSC400
軽溝形鋼
軽Z形鋼
軽山形鋼
リップ溝形鋼
リップZ形鋼
ハット形鋼
表2−適用厚さ
単位 mm
適用厚さ
1.6以上 6.0以下
表3−化学成分a)
単位 %
種類の記号
C
P
S
SSC400
0.25以下
0.050以下
0.050以下
注a) 必要に応じてこの表以外の合金元素を添加してもよい。
6
機械的性質
軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯は,10.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ及び伸びは,表4
による。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の降伏点又は耐力,及び引張強さの算出に用いる
厚さは,A.2による。
なお,軽量形鋼に対して試験を行う要求が注文者からある場合,軽量形鋼に対して10.2の試験を行い,
その機械的性質は,表4による。この場合,軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯の試験は,行わない。
表4−機械的性質
種類の記号
厚さ
mm
試験片
降伏点又は耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
SSC400
5以下
5号
245以上
400〜540
21以上
5を超えるもの
1A号
17以上
注記 1 N/mm2=1 MPa
7
形状,寸法及び質量
7.1
断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
軽量形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量は,表5〜表10に
よる。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の寸法の表し方は,A.3.1による。
なお,角部の曲率半径は,板厚(t)の中心線で,通常,1.5 tとする。
注記 参考として,軽量形鋼の断面特性を附属書Bに示す。
3
G 3350:2017
表5−軽溝形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
H×A×B
t
1618
450×75×75
6.0
34.82
27.3
1617
4.5
26.33
20.7
1578
400×75×75
6.0
31.82
25.0
1577
4.5
24.08
18.9
1537
350×50×50
4.5
19.58
15.4
1536
4.0
17.47
13.7
1497
300×50×50
4.5
17.33
13.6
1496
4.0
15.47
12.1
1458
250×75×75
6.0
22.82
17.9
1427
250×50×50
4.5
15.08
11.8
1426
4.0
13.47
10.6
1388
200×75×75
6.0
19.82
15.6
1387
4.5
15.08
11.8
1357
200×50×50
4.5
12.83
10.1
1356
4.0
11.47
9.00
1355
3.2
9.263
7.27
1318
150×75×75
6.0
16.82
13.2
1317
4.5
12.83
10.1
1316
4.0
11.47
9.00
1315
3.2
9.263
7.27
1287
150×50×50
4.5
10.58
8.31
1285
3.2
7.663
6.02
1283
2.3
5.576
4.38
1245
120×40×40
3.2
6.063
4.76
1205
100×50×50
3.2
6.063
4.76
1203
2.3
4.426
3.47
1173
100×40×40
2.3
3.966
3.11
1133
80×40×40
2.3
3.506
2.75
1093
60×30×30
2.3
2.586
2.03
1091
1.6
1.836
1.44
1055
40×40×40
3.2
3.503
2.75
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法
を用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。
4
G 3350:2017
表6−軽Z形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
H×A×B
t
2155
100×50×50
3.2
6.063
4.76
2153
2.3
4.426
3.47
2115
75×30×30
3.2
3.983
3.13
2073
60×30×30
2.3
2.586
2.03
2033
40×20×20
2.3
1.666
1.31
2753
75×40×30
2.3
3.161
2.48
2723
75×30×20
2.3
2.701
2.12
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法を
用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。
表7−軽山形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
A×B
t
3155
60×60
3.2
3.672
2.88
3115
50×50
3.2
3.032
2.38
3113
2.3
2.213
1.74
3075
40×40
3.2
2.392
1.88
3035
30×30
3.2
1.752
1.38
3725
75×30
3.2
3.192
2.51
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法を
用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。
5
G 3350:2017
表8−リップ溝形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
H×A×C
t
4607
250×75×25
4.5
18.92
14.9
4567
200×75×25
4.5
16.67
13.1
4566
4.0
14.95
11.7
4565
3.2
12.13
9.52
4537
200×75×20
4.5
16.22
12.7
4536
4.0
14.55
11.4
4535
3.2
11.81
9.27
4497
150×75×25
4.5
14.42
11.3
4496
4.0
12.95
10.2
4495
3.2
10.53
8.27
4467
150×75×20
4.5
13.97
11.0
4466
4.0
12.55
9.85
4465
3.2
10.21
8.01
4436
150×65×20
4.0
11.75
9.22
4435
3.2
9.567
7.51
4433
2.3
7.012
5.50
4407
150×50×20
4.5
11.72
9.20
4405
3.2
8.607
6.76
4403
2.3
6.322
4.96
4367
125×50×20
4.5
10.59
8.32
4366
4.0
9.548
7.50
4365
3.2
7.807
6.13
4363
2.3
5.747
4.51
4327
120×60×25
4.5
11.72
9.20
4295
120×60×20
3.2
8.287
6.51
4293
2.3
6.092
4.78
4255
120×40×20
3.2
7.007
5.50
4227
100×50×20
4.5
9.469
7.43
4226
4.0
8.548
6.71
4225
3.2
7.007
5.50
4223
2.3
5.172
4.06
4221
1.6
3.672
2.88
6
G 3350:2017
表8−リップ溝形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量(続き)
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
H×A×C
t
4143
75×45×15
2.3
4.137
3.25
4142
2.0
3.637
2.86
4141
1.6
2.952
2.32
4033
60×30×10
2.3
2.872
2.25
4031
1.6
2.072
1.63
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法を
用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。
表9−リップZ形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
H×A×C
t
5035
100×50×20
3.2
7.007
5.50
5033
2.3
5.172
4.06
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法を
用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。
7
G 3350:2017
表10−ハット形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
呼び名
標準断面寸法a)
mm
断面積
cm2
単位質量
kg/m
H×A×C
t
6163
60×30×25
2.3
4.358
3.42
6161
1.6
3.083
2.42
6133
60×30×20
2.3
4.128
3.24
6131
1.6
2.923
2.29
6105
50×40×30
3.2
5.932
4.66
6073
50×40×20
2.3
3.898
3.06
6033
40×20×20
2.3
2.978
2.34
6031
1.6
2.123
1.67
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法を
用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。
7.2
標準長さ
軽量形鋼の標準長さは,表11による。
表11−標準長さ
単位 m
6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0
7.3
質量
軽量形鋼の質量は,次による。
a) 軽量形鋼の質量は,通常,計算質量とし,キログラムで表す。
b) 軽量形鋼の質量の計算方法は,表12によるが,この場合の寸法は,表示の寸法[箇条14 b) の寸法]
を用いる。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の質量の計算方法は,A.3.2による。
c) b) によって求めた軽量形鋼の標準断面寸法に対する断面積及び単位質量は,表5〜表10による。
8
G 3350:2017
表12−質量の計算方法
計算順序
計算方法
結果の桁数a)
基本質量 kg/(cm2・m)
0.785(断面積1 cm2,長さ1 mの質量)
断面積b) cm2
次の式によって求め,計算値に1001を乗じ
る。
軽溝形鋼
t(H+A+B−3.287t)
軽Z形鋼
t(H+A+B−3.287t)
軽山形鋼
t(A+B−1.644t)
リップ溝形鋼
t(H+2A+2C−6.574t)
リップZ形鋼
t(H+2A+2C−6.574t)
ハット形鋼
t(2H+A+2C−4.575t)
有効数字4桁の数
値に丸める。
単位質量 kg/m
基本質量[kg/(cm2・m)]×断面積(cm2) 有効数字3桁の数
値に丸める。
1本の質量 kg
単位質量(kg/m)×長さ(m)
有効数字3桁の数
値に丸める。
総質量 kg
1本の質量(kg)×同一寸法の総本数
kgの整数値に丸め
る。
注a) 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
b) 断面積の計算に用いる記号は,軽量形鋼の断面寸法を表し,記号と断面各部との関係は,
表5〜表10による。
8
形状及び寸法の許容差
軽量形鋼の形状及び寸法の許容差は,表13による。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の厚
さの許容差は,A.3.3による。断面寸法及び直角度の測定位置は,軽量形鋼の両端部を除く任意の点とする。
9
外観
軽量形鋼の外観は,使用上有害な欠点があってはならない。軽量形鋼は,塗装施工を受けるまでのさび
の発生を抑制する簡易なさび止め塗装又は塗油を行ってもよい。めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の
めっきしていない端面の防食は,A.4による。
9
G 3350:2017
表13−形状及び寸法の許容差
区分
許容差
高さ(H)
150 mm未満
±1.5 mm
150 mm以上
300 mm未満
±2.0 mm
300 mm以上
±3.0 mm
辺(A及びB)
±1.5 mm
リップ(C)
±2.0 mm
隣り合った平板部分が構成する角度
±1.5 °
長さa)
7 m以下
+40 mm
0
7 mを超えるもの
長さ1 m又はその端数を
増すごとに上記のプラス
側許容差に5 mmを加え
る。
曲がりb)
全長の0.2 %以下
平板部分c)
の厚さ(t)
1.6 mm以上
2.0 mm未満
±0.22 mm
2.0 mm以上
2.5 mm未満
±0.25 mm
2.5 mm以上
3.15 mm未満
±0.28 mm
3.15 mm以上
4.0 mm未満
±0.30 mm
4.0 mm以上
5.0 mm未満
±0.45 mm
5.0 mm以上
6.0 mm以下
±0.60 mm
注a) 受渡当事者間の協定によって,この表に規定する長さの全許容差範囲と同一
の幅でマイナス側に移動してもよい。ただし,協定した許容差の上限値は,
ゼロを下回ってはならない。
b) 平板部分の長さ方向の上下及び左右の曲がりに適用する。
c) 平板部分とは,次に例として示す斜線部分をいう。
10
試験
10.1
分析試験
軽量形鋼の化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び分析用試料の採り方は,JIS G
0404の箇条8(化学成分)による。溶鋼分析の方法は,JIS G 0320による。
10.2
引張試験
10.2.1
試験一般
引張試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供
試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置
は,10.2.2による。
10
G 3350:2017
10.2.2
試験片の数及び採取位置
試験片の数及び採取位置は,次による。
a) 鋼板又は鋼帯から採取する場合 同一溶鋼に属し,同一厚さの鋼板又は鋼帯を一括して一組とし,幅
の縁から幅の1/4又はそれに近い位置から引張試験片を1個採取する。ただし,一組の質量が50 tを
超えるときは,引張試験片を2個採取する。
b) 軽量形鋼から採取する場合 注文者の要求がある場合は,同一溶鋼に属し,同一形状及び同一寸法の
軽量形鋼を一組とし,軽量形鋼の平板部分[表13の注c) 参照]から引張試験片を1個採取する。た
だし,一組の質量が50 tを超えるときは,引張試験片を2個採取する。
10.2.3
試験片
引張試験片は,JIS Z 2241の5号試験片又は1A号試験片とする。
10.2.4
試験方法
引張試験方法は,JIS Z 2241による。
11
検査
検査は次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条6に適合しなければならない。
d) 寸法は,箇条8に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条9に適合しなければならない。
12
再検査
引張試験で合格にならなかった軽量形鋼は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を
決定してもよい。
13
製品の呼び方
軽量形鋼の製品の呼び方は,種類の記号,断面形状による名称,及び呼び名又は断面寸法による。ただ
し,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の製品の呼び方は,A.5による。
例 SSC400 軽溝形鋼 150×75×75×4.0
14
表示
検査に合格した軽量形鋼には,1結束ごとに次の項目を適切な方法で表示しなければならない。
a) 種類の記号
b) 寸法。断面寸法及び長さ。
c) 結束ごとの数量又は質量
d) 製造業者名又はその略号
15
報告
注文者の要求があった場合は,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS
G 0404の箇条13(報告)による。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書は,JIS G 0415の5.1
11
G 3350:2017
(検査証明書3.1)による。
なお,化学成分は,表3の注a) によった場合は,添加した合金元素の含有率を検査文書に付記する。
12
G 3350:2017
附属書A
(規定)
めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の規定
A.1 めっきの種類
めっきの種類は,溶融亜鉛めっき,溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき,溶融55 %アルミニウム−
亜鉛合金めっき及び溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっきの4種類とし,めっき鋼板及び鋼
帯は,JIS G 3302,JIS G 3317,JIS G 3321及びJIS G 3323による。ただし,めっきの付着量,めっき付着
量表示記号,相当めっき厚さ及びめっき量定数は,受渡当事者間の協定によってもよい。この場合,めっ
きの付着量は,3点平均最小付着量60 g/m2以上及び1点最小付着量51 g/m2以上とする。
なお,受渡当事者間の協定によって,めっきの種類は,上記で規定した4種類以外の溶融めっきとして
もよい。ただし,この場合,次の条件を満足しなければならない。
− めっきの付着量は,3点平均最小付着量70 g/m2以上及び1点最小付着量60 g/m2以上とする。
− めっき付着量表示記号のアルファベットの頭文字は,“Z”,“F”,“Y”,“A”及び“K”を用いてはな
らない。
− めっき密着性は,JIS G 3302の5.4(めっき密着性)による。この場合の曲げ試験条件は,JIS G 3302
の表7(曲げ試験条件 その2)のSGC400による。
− 相当めっき厚さ及びめっき量定数は,受渡当事者間の協定による。
A.2 機械的性質
10.2によって引張試験を行う場合の,降伏点又は耐力,及び引張強さの算出に用いる厚さは,次のいず
れかによる。
− めっき層除去後の実測厚さ
− めっき層を含めた実測厚さから,相当めっき厚さを減じたもの
− めっき層を含めた実測厚さから,実測しためっき付着量の換算めっき厚さを減じたもの
A.3 寸法,質量及びその許容差
A.3.1 寸法の表し方
めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合は,めっき前の鋼板及び鋼帯(以下,めっき原板という。)の厚さを表
示厚さとし,寸法の表示には表示厚さを用いる。
A.3.2 質量
めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の軽量形鋼の質量の計算方法は,表A.1による。寸法は,表示の寸法
を用いる。
A.3.3 厚さの許容差
平板部分の厚さの許容差は,表示厚さを小数点以下3桁で表したものに,JIS G 3302,JIS G 3317,JIS G
3321,JIS G 3323又は受渡当事者間の協定による相当めっき厚さを加えた数値を,JIS Z 8401の規則Aに
よって小数点以下2桁に丸めた数値に適用する。
13
G 3350:2017
表A.1−めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の質量の計算方法
計算順序
計算方法
結果の桁数a)
めっき原板の基本質量 kg/(mm・m2)
7.85(厚さ1 mm・断面積1 m2)
めっき原板の単位質量 kg/m2
めっき原板の基本質量[kg/(mm・m2)]×
表示厚さ(mm)
有効数字4桁の数
値に丸める。
めっき鋼板及び鋼帯の単位質量 kg/m2
めっき原板の単位質量(kg/m2)+めっき量
定数
有効数字4桁の数
値に丸める。
中心線延べ断面幅b) mm
軽溝形鋼
H+A+B−3.287t
軽Z形鋼
H+A+B−3.287t
軽山形鋼
A+B−1.644t
リップ溝形鋼
H+2A+2C−6.574t
リップZ形鋼
H+2A+2C−6.574t
ハット形鋼
2H+A+2C−4.575t
有効数字4桁の数
値に丸める。
軽量形鋼の単位面積 m2/m
中心線延べ断面幅(mm)×1 000(mm)×
10−6/1(m)
有効数字4桁の数
値に丸める。
軽量形鋼の単位質量 kg/m
めっき鋼板及び鋼帯の単位質量(kg/m2)×
軽量形鋼の単位面積(m2/m)
有効数字3桁の数
値に丸める。
1本の質量 kg
軽量形鋼の単位質量(kg/m)×長さ(m)
有効数字3桁の数
値に丸める。
総質量 kg
1本の質量(kg)×同一寸法の総本数
kgの整数値に丸め
る。
注a) 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
b) 断面幅の計算に用いる記号は,軽量形鋼の断面寸法を表し,記号と断面各部との関係は,表5〜表10
による。
A.4 めっきしていない端面の防食
めっきしていない端面の防食については,必要に応じて受渡当事者間の協議による。
A.5 製品の呼び方
めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の軽量形鋼の製品の呼び方は,種類の記号,めっきの付着量表示記号
(JIS G 3302,JIS G 3317,JIS G 3321及びJIS G 3323参照),断面形状による名称,及び呼び名又は断面
寸法による。
例 SSC400−Z27 軽溝形鋼 150×75×75×4.0
14
G 3350:2017
附属書B
(参考)
軽量形鋼の断面特性
B.1
断面特性
軽量形鋼の断面特性として,重心位置,断面二次モーメント,断面二次半径,断面係数及びせん断中心
の位置の各事項を表B.1〜表B.6に示す。
なお,表に記載される記号の意味は,次による。
Cx,Cy:x方向,y方向の重心位置
Ix,Iy:x軸,y軸回りの断面二次モーメント
Iu,Iv:u軸,v軸回りの断面二次モーメント
ix,iy:x軸,y軸回りの断面二次半径
iu,iv:u軸,v軸回りの断面二次半径
Zx,Zy:x軸,y軸回りの断面係数
Sx,Sy:x方向,y方向のせん断中心の位置
X-X:x軸
Y-Y:y軸
U-U:u軸
V-V:v軸
S.C.:せん断中心
α:x軸とu軸との角度
15
G 3350:2017
表B.1−軽溝形鋼の断面特性(参考)
呼び名
寸法
mm
重心位置
cm
断面二次
モーメントcm4
断面二次半径
cm
断面係数
cm3
せん断中心
cm
H×A×B
t
Cx
Cy
Ix
Iy
ix
iy
Zx
Zy
Sx
Sy
1618 450×75×75
6.0
0
1.19 8 400
122
15.5
1.87
374
19.4
2.7
0
1617
4.5
0
1.13 6 430
94.3
15.6
1.89
286
14.8
2.7
0
1578 400×75×75
6.0
0
1.28 6 230
120
14.0
1.94
312
19.2
2.9
0
1577
4.5
0
1.21 4 780
92.2
14.1
1.96
239
14.7
2.9
0
1537 350×50×50
4.5
0
0.75 2 750
27.5
11.9
1.19
157
6.48
1.6
0
1536
4.0
0
0.73 2 470
24.8
11.9
1.19
141
5.81
1.6
0
1497 300×50×50
4.5
0
0.82 1 850
26.8
10.3
1.24
123
6.41
1.8
0
1496
4.0
0
0.80 1 660
24.1
10.4
1.25
111
5.74
1.8
0
1458 250×75×75
6.0
0
1.66 1 940
107
9.23
2.17
155
18.4
3.7
0
1427 250×50×50
4.5
0
0.91 1 160
25.9
8.78
1.31
93.0
6.31
2.0
0
1426
4.0
0
0.88 1 050
23.3
8.81
1.32
83.7
5.66
2.0
0
1388 200×75×75
6.0
0
1.87 1 130
101
7.56
2.25
113
17.9
4.1
0
1387
4.5
0
1.80
881
78.0
7.64
2.27
88.1
13.7
4.2
0
1357
200×50×50
4.5
0
1.03
666
24.6
7.20
1.38
66.6
6.19
2.2
0
1356
4.0
0
1.00
600
22.2
7.23
1.39
60.0
5.55
2.2
0
1355
3.2
0
0.97
490
18.2
7.28
1.40
49.0
4.51
2.3
0
1318
150×75×75
6.0
0
2.15
573
91.9
5.84
2.34
76.4
17.2
4.6
0
1317
4.5
0
2.08
448
71.4
5.91
2.36
59.8
13.2
4.6
0
1316
4.0
0
2.06
404
64.2
5.93
2.36
53.9
11.8
4.6
0
1315
3.2
0
2.02
330
52.3
5.97
2.38
44.0
9.55
4.7
0
1287
150×50×50
4.5
0
1.20
329
22.8
5.58
1.47
43.9
5.99
2.6
0
1285
3.2
0
1.14
244
16.9
5.64
1.48
32.5
4.37
2.6
0
1283
2.3
0
1.10
181
12.5
5.69
1.50
24.1
3.20
2.6
0
1245 120×40×40
3.2
0
0.94
122
8.43
4.48
1.18
20.3
2.75
2.1
0
1205 100×50×50
3.2
0
1.40
93.6
14.9
3.93
1.57
18.7
4.15
3.1
0
1203
2.3
0
1.36
69.9
11.1
3.97
1.58
14.0
3.04
3.1
0
1173 100×40×40
2.3
0
0.99
58.9
5.96
3.85
1.23
11.8
1.98
2.2
0
1133 80×40×40
2.3
0
1.11
34.9
5.56
3.16
1.26
8.73
1.92
2.4
0
1093 60×30×30
2.3
0
0.86
14.2
2.27
2.34
0.94
4.72
1.06
1.8
0
1091
1.6
0
0.82
10.3
1.64
2.37
0.95
3.45
0.75
1.8
0
1055 40×40×40
3.2
0
1.51
9.21
5.72
1.62
1.28
4.60
2.30
3.0
0
16
G 3350:2017
表B.2−軽Z形鋼の断面特性(参考)
呼び名
寸法
mm
重心位置
cm
断面二次モーメント
cm4
断面二次半径
cm
tan α
断面係数
cm3
せん断中心
cm
H×A×B
t
Cx
Cy
Ix
Iy
Iu
Iv
ix
iy
iu
iv
Zx
Zy
Sx
Sy
2155 100×50×50 3.2 5.00 4.84 93.6 24.2 109
8.70 3.93 2.00 4.24 1.20 0.427 18.7 5.00 0
0
2153
2.3 5.00 4.88 69.9 17.9
81.2 6.53 3.97 2.01 4.28 1.21 0.423 14.0 3.66 0
0
2115 75×30×30 3.2 3.75 2.84 31.6
4.91 34.5 2.00 2.82 1.11 2.94 0.71 0.313 8.42 1.73 0
0
2073 60×30×30 2.3 3.00 2.88 14.2
3.69 16.5 1.31 2.34 1.19 2.53 0.71 0.430 4.72 1.28 0
0
2033 40×20×20 2.3 2.00 1.88 3.86 1.03
4.54 0.35 1.52 0.79 1.65 0.46 0.443 1.93 0.55 0
0
2753 75×40×30 2.3 3.49 3.13 26.8
6.15 30.6 2.39 2.91 1.40 3.11 0.865 0.394 6.68 1.69 0.05 1.38
2723 75×30×20 2.3 3.44 2.09 20.7
2.25 21.9 1.08 2.77 0.913 2.85 0.631 0.245 5.10 0.839 0.03 1.86
17
G 3350:2017
表B.3−軽山形鋼の断面特性(参考)
呼び名
寸法
mm
重心位置
cm
断面二次モーメント
cm4
断面二次半径
cm
tan α
断面係数
cm3
せん断中心
cm
A×B
t
Cx
Cy
Ix
Iy
Iu
Iv
ix
iy
iu
iv
Zx
Zy
Sx
Sy
3155
60×60
3.2
1.65 1.65 13.1 13.1 21.3 5.03 1.89 1.89 2.41 1.17 1.00
3.02 3.02 1.49 1.49
3115
50×50
3.2
1.40 1.40
7.47 7.47 12.1 2.83 1.57 1.57 2.00 0.97 1.00
2.07 2.07 1.24 1.24
3113
2.3
1.36 1.36
5.54 5.54 8.94 2.13 1.58 1.58 2.01 0.98 1.00
1.52 1.52 1.24 1.24
3075
40×40
3.2
1.15 1.15
3.72 3.72 6.04 1.39 1.25 1.25 1.59 0.76 1.00
1.30 1.30 0.99 0.99
3035
30×30
3.2
0.90 0.90
1.50 1.50 2.45 0.54 0.92 0.92 1.18 0.56 1.00
0.71 0.71 0.74 0.74
3725
75×30
3.2
2.86 0.57 18.9
1.94 19.6 1.47 2.43 0.78 2.48 0.62 0.198 4.07 0.80 0.41 2.70
18
G 3350:2017
表B.4−リップ溝形鋼の断面特性(参考)
呼び名
寸法
mm
重心位置
cm
断面二次
モーメントcm4
断面二次半径
cm
断面係数
cm3
せん断中心
cm
H×A×C
t
Cx
Cy
Ix
Iy
ix
iy
Zx
Zy
Sx
Sy
4607
250×75×25
4.5
0
2.07 1 690
129
9.44
2.62
135
23.8
5.1
0
4567
200×75×25
4.5
0
2.32
990
121
7.61
2.69
99.0
23.3
5.6
0
4566
4.0
0
2.32
895
110
7.74
2.72
89.5
21.3
5.7
0
4565
3.2
0
2.33
736
92.3
7.70
2.76
73.6
17.8
5.7
0
4537
200×75×20
4.5
0
2.19
963
109
7.71
2.60
96.3
20.6
5.3
0
4536
4.0
0
2.19
871
100
7.74
2.62
87.1
18.9
5.3
0
4535
3.2
0
2.19
716
84.1
7.79
2.67
71.6
15.8
5.4
0
4497
150×75×25
4.5
0
2.65
501
109
5.90
2.75
66.9
22.5
6.3
0
4496
4.0
0
2.65
455
99.8
5.93
2.78
60.6
20.6
6.3
0
4495
3.2
0
2.66
375
83.6
5.97
2.82
50.0
17.3
6.4
0
4467
150×75×20
4.5
0
2.50
489
99.2
5.92
2.66
65.2
19.8
6.0
0
4466
4.0
0
2.51
445
91.0
5.95
2.69
59.3
18.2
5.8
0
4465
3.2
0
2.51
366
76.4
5.99
2.74
48.9
15.3
5.1
0
4436
150×65×20
4.0
0
2.11
401
63.7
5.84
2.33
53.5
14.5
5.0
0
4435
3.2
0
2.11
332
53.8
5.89
2.37
44.3
12.2
5.1
0
4433
2.3
0
2.12
248
41.1
5.94
2.42
33.0
9.37
5.2
0
4407
150×50×20
4.5
0
1.54
368
35.7
5.60
1.75
49.0
10.5
3.7
0
4405
3.2
0
1.54
280
28.3
5.71
1.81
37.4
8.19
3.8
0
4403
2.3
0
1.55
210
21.9
5.77
1.86
28.0
6.33
3.8
0
4367
125×50×20
4.5
0
1.68
238
33.5
4.74
1.78
38.0
10.0
4.0
0
4366
4.0
0
1.68
217
33.1
4.77
1.81
34.7
9.38
4.0
0
4365
3.2
0
1.68
181
26.6
4.82
1.85
29.0
8.02
4.0
0
4363
2.3
0
1.69
137
20.6
4.88
1.89
21.9
6.22
4.1
0
4327
120×60×25
4.5
0
2.25
252
58.0
4.63
2.22
41.9
15.5
5.3
0
4295
120×60×20
3.2
0
2.12
186
40.9
4.74
2.22
31.0
10.5
4.9
0
4293
2.3
0
2.13
140
31.3
4.79
2.27
23.3
8.10
5.1
0
4255
120×40×20
3.2
0
1.32
144
15.3
4.53
1.48
24.0
5.71
3.4
0
4227
100×50×20
4.5
0
1.86
139
30.9
3.82
1.81
27.7
9.82
4.3
0
4226
4.0
0
1.86
127
28.7
3.85
1.83
25.4
9.13
4.3
0
4225
3.2
0
1.86
107
24.5
3.90
1.87
21.3
7.81
4.4
0
4223
2.3
0
1.86
80.7
19.0
3.95
1.92
16.1
6.06
4.4
0
4221
1.6
0
1.87
58.4
14.0
3.99
1.95
11.7
4.47
4.5
0
4143
75×45×15
2.3
0
1.72
37.1
11.8
3.00
1.69
9.90
4.24
4.0
0
4142
2.0
0
1.72
33.0
10.5
3.01
1.70
8.79
3.76
4.0
0
4141
1.6
0
1.72
27.1
8.71
3.03
1.72
7.24
3.13
4.1
0
4033
60×30×10
2.3
0
1.06
15.6
3.32
2.33
1.07
5.20
1.71
2.5
0
4031
1.6
0
1.06
11.6
2.56
2.37
1.11
3.88
1.32
2.5
0
19
G 3350:2017
表B.5−リップZ形鋼の断面特性(参考)
呼び名
寸法
mm
重心位置
cm
断面二次モーメント
cm4
断面二次半径
cm
tan α
断面係数
cm3
せん断中心
cm
H×A×C
t
Cx
Cy
Ix
Iy
Iu
Iv
ix
iy
iu
iv
Zx
Zy
Sx
Sy
5035 100×50×20 3.2 5.00 4.84 107
44.8 137 14.7 3.90 2.53 4.41 1.45 0.572 21.3 9.25
0
0
5033
2.3 5.00 4.88 80.7 34.8 104 11.4 3.95 2.59 4.49 1.48 0.581 16.1 7.13
0
0
表B.6−ハット形鋼の断面特性(参考)
呼び名
寸法
mm
重心位置
cm
断面二次
モーメントcm4
断面二次半径
cm
断面係数
cm3
せん断中心
cm
H×A×C
t
Cx
Cy
Ix
Iy
ix
iy
Zx
Zy
Sx
Sy
6163
60×30×25
2.3
3.37
0
20.9
14.7
2.19
1.83
6.20
3.66
0
4.1
6161
1.6
3.35
0
15.3
10.5
2.23
1.84
4.56
2.62
0
4.2
6133
60×30×20
2.3
3.23
0
19.4
11.4
2.17
1.66
5.88
3.26
0
4.5
6131
1.6
3.21
0
14.2
8.21
2.20
1.68
4.41
2.35
0
4.6
6105
50×40×30
3.2
2.83
0
20.9
35.9
1.88
2.46
7.36
7.19
0
3.6
6073
50×40×20
2.3
2.56
0
13.8
17.1
1.88
2.10
5.39
4.28
0
3.5
6033
40×20×20
2.3
2.36
0
6.08
5.40
1.43
1.35
2.58
1.80
0
2.8
6031
1.6
2.34
0
4.56
3.87
1.47
1.35
1.95
1.29
0
2.9