G 3316:2019
(1)
目 次
ページ
1 適用範囲························································································································· 1
2 波板の形状の種類及び記号 ································································································· 1
3 波のピッチ及び波の深さ ···································································································· 1
4 波板の仕上がり幅及び波付け前の幅 ····················································································· 2
5 標準寸法························································································································· 2
5.1 標準表示厚さ ················································································································ 2
5.2 標準仕上がり幅 ············································································································· 2
5.3 標準長さ ······················································································································ 2
6 寸法許容差 ······················································································································ 2
7 幅の両端の波の向き ·········································································································· 3
G 3316:2019
(2)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 3316:1987
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。
日本産業規格 JIS
G 3316:2019
鋼板製波板の形状及び寸法
Shapes and dimensions of corrugated steel sheets
1
適用範囲
この規格は,波付け加工した鋼板(以下,波板という。)の形状及び寸法について規定する。
注記 この規格の適用については,溶融めっき鋼板規格であるJIS G 3302,JIS G 3317,JIS G 3321
及びJIS G 3323並びに塗装鋼板規格であるJIS G 3312,JIS G 3318及びJIS G 3322に規定して
いる。
2
波板の形状の種類及び記号
波板の形状の種類及び記号は,表1による。
表1−波板の形状の種類及び記号
波板の形状の種類
記号
波板1号(大波)
W1
波板2号(小波)
W2
3
波のピッチ及び波の深さ
波板の波のピッチ及び波の深さは,次による。
a) 波のピッチ及び波の深さの測定は,図1による。
b) 波のピッチ及び波の深さは,表2による。
図1−波のピッチ及び波の深さの測定
表2−波のピッチ及び波の深さ
単位 mm
波板の形状の種類
波のピッチ
波の深さ
波板1号(大波)
76.2
18
波板2号(小波)
31.8
9
2
G 3316:2019
4
波板の仕上がり幅及び波付け前の幅
波板の仕上がり幅及び波付け前の幅は,受渡当事者間の協定による。
5
標準寸法
5.1
標準表示厚さ
波板の標準表示厚さは,波付け加工に用いた鋼板の規定による。
5.2
標準仕上がり幅
波板の標準仕上がり幅は,表3による。
表3−標準仕上がり幅
単位 mm
波付け前の標準幅
標準仕上がり幅
波板1号(大波) 波板2号(小波)
762
665
634
914
800
762
1000
875
834
注記 標準幅の場合の波板の断面例を,参考として図2に示す。
5.3
標準長さ
波板の標準長さは,表4による。
表4−標準長さ
単位 mm
波付け前の標準幅
標準長さ
762
1 829 2 134 2 438 2 743 3 048 3 353 3 658
914
1 829 2 134 2 438 2 743 3 048 3 353 3 658
1000
2 000
6
寸法許容差
波板の寸法許容差は,表5による。
表5−寸法許容差
単位 mm
区分
許容差
仕上がり幅
25
10
+
−
波の深さa)
±1.5
波のピッチb)
±2.0
注a) 任意の波の3か所の深さの平均値に適用する。
b) 波板1号の場合,任意の波の5ピッチの平均
値,波板2号の場合,任意の波の10ピッチの
平均値に,それぞれ適用する。
3
G 3316:2019
7
幅の両端の波の向き
波付け前の幅1 000 mm以下の波板1号は,特に指定がない限り,幅の両端の波が同じ向きでなければ
ならない。
注記 幅の両端の波の向きの規定は,波板2号には適用しない。
単位 mm
a) 波付け前の標準幅762 mmのもの
b) 波付け前の標準幅914 mmのもの
c) 波付け前の標準幅1 000 mmのもの
図2−標準幅の場合の波板の断面例
4
G 3316:2019
参考文献 JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3312 塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3317 溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3318 塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3321 溶融55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3322 塗装溶融55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3323 溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯