2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
G 3221-1988
クロムモリブデン鋼鍛鋼品
Chromium Molybdenum Steel Forgings for General Use
1. 適用範囲 この規格は,棒,軸,クランク,ピニオン,歯車,フランジ,リング,ホイール,ディス
クなど一般用として使用する軸状,円筒状,リング状及びディスク状に成形したクロムモリブデン鋼鍛鋼
品(以下,鍛鋼品という。)について規定する。
備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであ
って,参考として併記したものである。
なお,この規格の中の従来単位及び数値は,昭和66年1月1日からSI単位及び数値に切り
換える。
引用規格:
JIS G 0306 鍛鋼品の製造,試験及び検査の通則
JIS G 0551 鋼のオーステナイト結晶粒度試験方法
JIS G 0553 鋼のマクロ組織試験方法
JIS G 0555 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
JIS G 0565 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び欠陥磁粉模様の等級分類
JIS G 0587 炭素鋼及び低合金鋼鍛鋼品の超音波探傷試験方法及び試験結果の等級分類方法
JIS G 1211 鉄及び鋼中の炭素定量方法
JIS G 1212 鉄及び鋼中のけい素定量方法
JIS G 1213 鉄及び鋼中のマンガン定量方法
JIS G 1214 鉄及び鋼中のりん定量方法
JIS G 1215 鉄及び鋼中の硫黄定量方法
JIS G 1217 鉄及び鋼中のクロム定量方法
JIS G 1218 鉄及び鋼中のモリブデン定量方法
JIS G 1219 鉄及び鋼中の銅定量方法
JIS G 1253 鉄及び鋼の光電測光法による発光分光分析方法
JIS G 1256 鉄及び鋼の蛍光X線分析方法
JIS G 1257 鉄及び鋼の原子吸光分析方法
JIS Z 2343 浸透探傷試験方法及び欠陥指示模様の等級分類
2. 用語の意味 この規格で用いる軸状,円筒状,リング状及びディスク状の意味は,JIS G 0306(鍛鋼
品の製造,試験及び検査の通則)の2.による。
2
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3. 種類の記号 鍛鋼品は形状によって軸状,リング状及びディスク状鍛鋼品の3分類とし,その各々を
引張強さによって9種類とし,その記号は,表1-1又は表1-2による。ただし,円筒状鍛鋼品は軸状鍛鋼
品として取り扱う。
表1-1 種類の記号
(昭和65年12月31日まで適用)
種類の記号
軸状鍛鋼品
リング状鍛鋼品
ディスク状鍛鋼品
SFCM 60 S
SFCM 60 R
SFCM 60 D
SFCM 65 S
SFCM 65 R
SFCM 65 D
SFCM 70 S
SFCM 70 R
SFCM 70 D
SFCM 75 S
SFCM 75 R
SFCM 75 D
SFCM 80 S
SFCM 80 R
SFCM 80 D
SFCM 85 S
SFCM 85 R
SFCM 85 D
SFCM 90 S
SFCM 90 R
SFCM 90 D
SFCM 95 S
SFCM 95 R
SFCM 95 D
SFCM 100 S
SFCM 100 R
SFCM 100 D
表1-2 種類の記号
(昭和66年1月1日から適用)
種類の記号
軸状鍛鋼品
リング状鍛鋼品
ディスク状鍛鋼品
SI単位
(参考)
従来単位
SI単位
(参考)
従来単位
SI単位
(参考)
従来単位
SFCM 590 S
SFCM 60 S
SFCM 590 R
SFCM 60 R
SFCM 590 D
SFCM 60 D
SFCM 640 S
SFCM 65 S
SFCM 640 R
SFCM 65 R
SFCM 640 D
SFCM 65 D
SFCM 690 S
SFCM 70 S
SFCM 690 R
SFCM 70 R
SFCM 690 D
SFCM 70 D
SFCM 740 S
SFCM 75 S
SFCM 740 R
SFCM 75 R
SFCM 740 D
SFCM 75 D
SFCM 780 S
SFCM 80 S
SFCM 780 R
SFCM 80 R
SFCM 780 D
SFCM 80 D
SFCM 830 S
SFCM 85 S
SFCM 830 R
SFCM 85 R
SFCM 830 D
SFCM 85 D
SFCM 880 S
SFCM 90 S
SFCM 880 R
SFCM 90 R
SFCM 880 D
SFCM 90 D
SFCM 930 S
SFCM 95 S
SFCM 930 R
SFCM 95 R
SFCM 930 D
SFCM 95 D
SFCM 980 S
SFCM 100 S
SFCM 980 R
SFCM 100 R
SFCM 980 D
SFCM 100 D
4. 化学成分 鍛鋼品は,10.2の試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。
表2 化学成分
単位 %
C
Si
Mn
P
S
Cr
Mo
0.48 以下
0.15〜0.35
0.30〜0.85
0.030 以下
0.030 以下
0.90〜1.50
0.15〜0.30
備考1. 不純物としてCuは,0.30%を超えてはならない。
2. 化学成分は,表2の範囲内で受渡当事者間の協議によって決めることができる。
5. 機械的性質 鍛鋼品は,10.3の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び,絞り,シャルピ
ー衝撃値及び硬さは,軸状鍛鋼品は表3-1又は表3-2,リング状鍛鋼品は表4-1又は表4-2,ディスク状鍛
鋼品は表5-1又は表5-2による。
焼入焼戻し以外の熱処理を行った鍛鋼品の機械的性質については,受渡当事者間の協定による。
3
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6. 形状,寸法及びその許容差 鍛鋼品は,10.4の試験を行い,その形状,寸法及び許容差は,受渡当事
者間の協定による。
7. 外観 鍛鋼品は,10.5の試験を行い,その外観は,仕上げ良好で,使用上有害な割れ,きずなどがあ
ってはならない。
8. 健全性 鍛鋼品は原則として10.6又は適当な方法によって超音波探傷試験を行い,その健全性は,使
用上有害な欠陥があってはならない。
なお,鍛鋼品の健全性の合否判定基準については,受渡当事者間の協定による。
9. 製造方法
9.1
製造方法の一般事項 製造方法の一般事項は,JIS G 0306の3.による。ただし,ガス切断によって
鍛鋼品の一部を成形する場合は,受渡当事者間の協定による。
9.2
熱処理 鍛鋼品は,焼入焼戻しの熱処理を行う。この場合,焼戻温度は,550℃以上とする。
上記以外の熱処理を行う場合は,受渡当事者間の協定による。
表3-1 機械的性質(軸状鍛鋼品)
(昭和65年12月31日まで適用)
種類の記号
熱処理時の
供試部の
直径又は
厚さ
mm
降伏点
又は耐力
引張強さ(1)
伸び
絞り
シャルピー衝撃値
硬さ(2)
軸方向
切線
方向
軸方向
切線
方向
軸方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
切線方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
HB
HS
kgf/mm2
{N/mm2}
kgf/mm2
{N/mm2}
%
%
%
%
14A号試験片
3号試験片
SFCM
60 S
200 未満
37
{363}
以上
以上
60〜75
{588〜735}
20 以上
−
54 以上
−
9.0
{88.3}
以上
以上
−
170
以上
26
以上
200 以上
400 未満
37
{363}
以上
以上
19 以上 14 以上 51 以上 33 以上
8.0
{78.5}
以上
以上
5.5
{53.9}
以上
以上
400 以上
700 未満
37
{363}
以上
以上
18 以上 13 以上 48 以上 31 以上
7.0
{68.6}
以上
以上
4.5
{44.1}
以上
以上
SFCM
65 S
200 未満
42
{412}
以上
以上
65〜80
{637〜785}
18 以上
−
51 以上
−
8.0
{78.5}
以上
以上
−
187
以上
28
以上
200 以上
400 未満
42
{412}
以上
以上
17 以上 13 以上 48 以上 31 以上
7.0
{68.6}
以上
以上
5.0
{49.0}
以上
以上
400 以上
700 未満
42
{412}
以上
以上
16 以上 12 以上 45 以上 29 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
4.0
{39.2}
以上
以上
SFCM
70 S
200 未満
47
{461}
以上
以上
70〜85
{686〜834}
17 以上
−
48 以上
−
7.0
{68.6}
以上
以上
−
201
以上
31
以上
200 以上
400 未満
46
{451}
以上
以上
16 以上 12 以上 45 以上 29 以上
6.5
{63.7}
以上
以上
4.5
{44.1}
以上
以上
400 以上
700 未満
46
{451}
以上
以上
15 以上 11 以上 43 以上 27 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM
75 S
200 未満
52
{510}
以上
以上
75〜90
{735〜883}
16 以上
−
45 以上
−
6.5
{63.7}
以上
以上
−
217
以上
33
以上
200 以上
400 未満
51
{500}
以上
以上
15 以上 11 以上 43 以上 28 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
4.0
{39.2}
以上
以上
400 以上
700 未満
50
{490}
以上
以上
14 以上 10 以上 40 以上 26 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
3.0
{29.4}
以上
以上
4
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類の記号
熱処理時の
供試部の
直径又は
厚さ
mm
降伏点
又は耐力
引張強さ(1)
伸び
絞り
シャルピー衝撃値
硬さ(2)
軸方向
切線
方向
軸方向
切線
方向
軸方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
切線方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
HB
HS
kgf/mm2
{N/mm2}
kgf/mm2
{N/mm2}
%
%
%
%
14A号試験片
3号試験片
SFCM
80 S
200未満
57
{559}
以上
以上
80〜95
{785〜932}
15 以上
−
43 以上
−
5.5
{53.9}
以上
以上
−
229
以上
34
以上
200以上
400未満
56
{549}
以上
以上
14 以上 10 以上 40 以上 27 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
3.5
{34.3}
以上
以上
400以上
700未満
55
{539}
以上
以上
13 以上 9 以上 38 以上 25 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
3.0
{29.4}
以上
以上
SFCM
85 S
200未満
62
{608}
以上
以上
85〜100
{834〜981}
14 以上
−
41 以上
−
5.0
{49.0}
以上
以上
−
241
以上
36
以上
200以上
400未満
60
{588}
以上
以上
13 以上 9 以上 38 以上 25 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
3.0
{29.4}
以上
以上
400以上
700未満
59
{579}
以上
以上
12 以上 8 以上 35 以上 23 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
2.5
{24.5}
以上
以上
SFCM
90 S
200未満
67
{657}
以上
以上
90〜105
{883〜1 030}
13 以上
−
39 以上
−
5.0
{49.0}
以上
以上
−
255
以上
38
以上
200以上
400未満
65
{637}
以上
以上
12 以上 9 以上 36 以上 24 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
3.0
{29.4}
以上
以上
400以上
700未満
64
{628}
以上
以上
11 以上 8 以上 33 以上 22 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
2.5
{24.5}
以上
以上
SFCM
95 S
200未満
72
{706}
以上
以上
95〜110
{932〜1 079}
12 以上
−
37 以上
−
4.5
{44.1}
以上
以上
−
269
以上
40
以上
200以上
400未満
70
{686}
以上
以上
11 以上 8 以上 34 以上 22 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
3.0
{29.4}
以上
以上
SFCM
100 S
200未満
77
{755}
以上
以上
100〜115
{981〜1 128} 11 以上
−
36 以上
−
4.5
{44.1}
以上
以上
−
285
以上
42
以上
注(1) 1個の鍛鋼品の引張強さのばらつきは,10kgf/mm2 {98.1N/mm2} 以下とする。
(2) 同一ロットの鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 50又はHS 8以下とし,1個の鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 30
又はHS 5以下とする。
5
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3-2 機械的性質(軸状鍛鋼品)
(昭和66年1月1日から適用)
種類の記号
熱処理時の
供試部の
直径又は
厚さ
mm
降伏点
又は耐力
引張強さ(3)
伸び
絞り
シャルピー衝撃値
硬さ(2)
軸方向
%
切線方向
%
軸方向
%
切線方向
%
軸方向
J/cm2
切線方向
J/cm2
N/mm2
N/mm2
HB
HS
14A号試験片
3号試験片
SFCM
590 S
200 未満
360 以上
590〜740
20 以上
−
54 以上
−
88 以上
−
170
以上
26
以上
200 以上
400 未満
360 以上
19 以上
14 以上
51 以上
33 以上
78 以上
54 以上
400 以上
700 未満
360 以上
18 以上
13 以上
48 以上
31 以上
69 以上
44 以上
SFCM
640 S
200 未満
410 以上
640〜780
18 以上
−
51 以上
−
78 以上
−
187
以上
28
以上
200 以上
400 未満
410 以上
17 以上
13 以上
48 以上
31 以上
69 以上
49 以上
400 以上
700 未満
410 以上
16 以上
12 以上
45 以上
29 以上
59 以上
39 以上
SFCM
690 S
200 未満
460 以上
690〜830
17 以上
−
48 以上
−
69 以上
−
201
以上
31
以上
200 以上
400 未満
450 以上
16 以上
12 以上
45 以上
29 以上
64 以上
44 以上
400 以上
700 未満
450 以上
15 以上
11 以上
43 以上
27 以上
54 以上
34 以上
SFCM
740 S
200 未満
510 以上
740〜880
16 以上
−
45 以上
−
64 以上
−
217
以上
33
以上
200 以上
400 未満
500 以上
15 以上
11 以上
43 以上
28 以上
54 以上
39 以上
400 以上
700 未満
490 以上
14 以上
10 以上
40 以上
26 以上
49 以上
29 以上
SFCM
780 S
200 未満
560 以上
780〜930
15 以上
−
43 以上
−
54 以上
−
229
以上
34
以上
200 以上
400 未満
550 以上
14 以上
10 以上
40 以上
27 以上
49 以上
34 以上
400 以上
700 未満
540 以上
13 以上
9 以上
38 以上
25 以上
44 以上
29 以上
SFCM
830 S
200 未満
610 以上
830〜980
14 以上
−
41 以上
−
49 以上
−
241
以上
36
以上
200 以上
400 未満
590 以上
13 以上
9 以上
38 以上
25 以上
44 以上
29 以上
400 以上
700 未満
580 以上
12 以上
8 以上
35 以上
23 以上
39 以上
25 以上
SFCM
880S
200 未満
655 以上
880〜1 030
13 以上
−
39 以上
−
49 以上
−
255
以上
38
以上
200 以上
400 未満
635 以上
12 以上
9 以上
36 以上
24 以上
44 以上
29 以上
400 以上
700 未満
625 以上
11 以上
8 以上
33 以上
22 以上
39 以上
25 以上
269
以上
40
以上
SFCM
930 S
200 未満
705 以上
930〜1 080
12 以上
−
37 以上
−
44 以上
−
200 以上
400 未満
685 以上
11 以上
8 以上
34 以上
22 以上
39 以上
29 以上
SFCM
980 S
200 未満
755 以上
980〜1 130
11 以上
−
36 以上
−
44 以上
−
285
以上
42
以上
注(2) 同一ロットの鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 50又はHS 8以下とし,1個の鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 30
又はHS 5以下とする。
(1) 1個の鍛鋼品の引張強さのばらつきは,100N/mm2以下とする。
6
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-1 機械的性質(リング状鍛鋼品)
(昭和65年12月31日まで適用)
種類の記号
熱処理時供試部
厚さ
降伏点
又は耐力
引張強さ(1)
伸び
絞り
シャルピー
衝撃値
硬さ(2)
切線方向
%
切線方向
%
切線方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
mm
kgf/mm2
{N/mm2}
kgf/mm2
{N/mm2}
HB
HS
14A号
試験片
3号試験片
SFCM 60 R
50 未満
37
{363}
以上
以上
60〜75
{588〜735}
19 以上
50 以上
8.5
{83.4}
以上
以上
170 以上
26 以上
50 以上 100 未満
37
{363}
以上
以上
18 以上
47 以上
7.5
{73.5}
以上
以上
100 以上 200 未満
37
{363}
以上
以上
18 以上
46 以上
7.5
{73.5}
以上
以上
200 以上 300 未満
37
{363}
以上
以上
17 以上
45 以上
6.5
{63.7}
以上
以上
SFCM 65 R
50 未満
42
{412}
以上
以上
65〜80
{637〜785}
18 以上
48 以上
7.5
{73.5}
以上
以上
187 以上
28 以上
50 以上 100 未満
42
{412}
以上
以上
18 以上
45 以上
6.5
{63.7}
以上
以上
100 以上 200 未満
42
{412}
以上
以上
17 以上
44 以上
6.5
{63.7}
以上
以上
200 以上 300 未満
42
{412}
以上
以上
16 以上
42 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
SFCM 70 R
50 未満
47
{461}
以上
以上
70〜85
{686〜834}
17 以上
45 以上
6.5
{63.7}
以上
以上
201 以上
31 以上
50 以上 100 未満
47
{461}
以上
以上
16 以上
43 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
100 以上 200 未満
47
{461}
以上
以上
16 以上
42 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
200 以上 300 未満
47
{461}
以上
以上
15 以上
40 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
SFCM 75 R
50 未満
54
{530}
以上
以上
75〜90
{735〜883}
16 以上
42 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
217 以上
33 以上
50 以上 100 未満
53
{520}
以上
以上
15 以上
41 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
100 以上 200 未満
52
{510}
以上
以上
14 以上
40 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
200 以上 300 未満
51
{500}
以上
以上
13 以上
38 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
SFCM 80 R
50 未満
60
{588}
以上
以上
80〜95
{785〜932}
15 以上
40 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
229 以上
34 以上
50 以上 100 未満
58
{569}
以上
以上
14 以上
38 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
100 以上 200 未満
57
{559}
以上
以上
13 以上
37 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
200 以上 300 未満
56
{549}
以上
以上
12 以上
36 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
7
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類の記号
熱処理時供試部
厚さ
降伏点
又は耐力
引張強さ(1)
伸び
絞り
シャルピー
衝撃値
硬さ(2)
切線方向
%
切線方向
%
切線方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
mm
kgf/mm2
{N/mm2}
kgf/mm2
{N/mm2}
HB
HS
14A号
試験片
3号試験片
SFCM 85 R
50 未満
67
{657}
以上
以上
85〜100
{834〜981}
14 以上
37 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
241 以上
36 以上
50 以上 100 未満
64
{628}
以上
以上
13 以上
36 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
100 以上 200 未満
62
{608}
以上
以上
12 以上
35 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
200 以上 300 未満
60
{588}
以上
以上
11 以上
33 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
SFCM 90 R
50 未満
72
{706}
以上
以上
90〜105
{883〜1 030}
13 以上
35 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
255 以上
38 以上
50 以上 100 未満
69
{677}
以上
以上
13 以上
34 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
100 以上 200 未満
67
{657}
以上
以上
12 以上
33 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
200 以上 300 未満
65
{637}
以上
以上
11 以上
31 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM 95 R
50 未満
77
{755}
以上
以上
95〜110
{932〜1 079}
13 以上
33 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
269 以上
40 以上
50 以上 100 未満
74
{726}
以上
以上
12 以上
32 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
100 以上 200 未満
72
{706}
以上
以上
11 以上
31 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
200 以上 300 未満
70
{686}
以上
以上
10 以上
30 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM 100 R
50 未満
82
{804}
以上
以上
100〜115
{981〜1 128}
12 以上
32 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
285 以上
42 以上
50 以上100 未満
79
{775}
以上
以上
11 以上
31 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
100 以上 200 未満
77
{755}
以上
以上
10 以上
30 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
注(1) 1個の鍛鋼品の引張強さのばらつきは,10kgf/mm2 {98.1N/mm2} 以下とする。
(2) 同一ロットの鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 50又はHS 8以下とし,1個の鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 30
又はHS 5以下とする。
8
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4-2 機械的性質(リング状鍛鋼品)
(昭和66年1月1日から適用)
種類の記号
熱処理時供試部
厚さ
降伏点
又は耐力
引張強さ(3)
伸び
絞り
シャルピー
衝撃値
硬さ(2)
切線方向
%
切線方向
%
切線方向
J/cm2
HB
HS
mm
N/mm2
N/mm2
14A号
試験片
3号試験片
SFCM 590 R
50 未満
360 以上
590〜740
19 以上
50 以上
83 以上
170 以上
26 以上
50 以上 100 未満
360 以上
18 以上
47 以上
74 以上
100 以上 200 未満
360 以上
18 以上
46 以上
74 以上
200 以上 300 未満
360 以上
17 以上
45 以上
64 以上
SFCM 640 R
50 未満
410 以上
640〜780
18 以上
48 以上
74 以上
187 以上
28 以上
50 以上 100 未満
410 以上
18 以上
45 以上
64 以上
100 以上 200 未満
410 以上
17 以上
44 以上
64 以上
200 以上 300 未満
410 以上
16 以上
42 以上
59 以上
SFCM 690 R
50 未満
460 以上
690〜830
17 以上
45 以上
64 以上
201 以上
31 以上
50 以上 100 未満
460 以上
16 以上
43 以上
59 以上
100 以上 200 未満
460 以上
16 以上
42 以上
59 以上
200 以上 300 未満
460 以上
15 以上
40 以上
54 以上
SFCM 740 R
50 未満
530 以上
740〜880
16 以上
42 以上
59 以上
217 以上
33 以上
50 以上 100 未満
520 以上
15 以上
41 以上
54 以上
100 以上 200 未満
510 以上
14 以上
40 以上
54 以上
200 以上 300 未満
500 以上
13 以上
38 以上
49 以上
SFCM 780 R
50 未満
590 以上
780〜930
15 以上
40 以上
54 以上
229 以上
34 以上
50 以上 100 未満
570 以上
14 以上
38 以上
44 以上
100 以上 200 未満
560 以上
13 以上
37 以上
44 以上
200 以上 300 未満
550 以上
12 以上
36 以上
39 以上
SFCM 830 R
50 未満
655 以上
830〜980
14 以上
37 以上
49 以上
241 以上
36 以上
50 以上 100 未満
625 以上
13 以上
36 以上
44 以上
100 以上 200 未満
610 以上
12 以上
35 以上
44 以上
200 以上 300 未満
590 以上
11 以上
33 以上
39 以上
SFCM 880 R
50 未満
705 以上
880〜1 030
13 以上
35 以上
44 以上
255 以上
38 以上
50 以上 100 未満
675 以上
13 以上
34 以上
39 以上
100 以上 200 未満
655 以上
12 以上
33 以上
39 以上
200 以上 300 未満
635 以上
11 以上
31 以上
34 以上
SFCM 930 R
50 未満
755 以上
930〜1 080
13 以上
33 以上
44 以上
269 以上
40 以上
50 以上 100 未満
725 以上
12 以上
32 以上
39 以上
100 以上 200 未満
705 以上
11 以上
31 以上
39 以上
200 以上 300 未満
685 以上
10 以上
30 以上
34 以上
SFCM 980 R
50 未満
805 以上
980〜1 130
12 以上
32 以上
39 以上
285 以上
42 以上
50 以上 100 未満
775以上
11 以上
31 以上
39 以上
100 以上 200 未満
775以上
10 以上
30 以上
39 以上
注(2) 同一ロットの鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 50又はHS 8以下とし,1個の鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 30
又はHS 5以下とする。
(3) 1個の鍛鋼品の引張強さのばらつきは,100N/mm2以下とする。
9
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5-1 機械的性質(ディスク状鍛鋼品)
(昭和65年12月31日まで適用)
種類の記号
熱処理時供試部
軸方向の長さ
降伏点
又は耐力
引張強さ(1)
伸び
絞り
シャルピー
衝撃値
硬さ(2)
切線方向
%
切線方向
切線方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
HB
HS
mm
kgf/mm2
{N/mm2}
kgf/mm2
{N/mm2}
%
14A号
試験片
3号試験片
SFCM 60 D
100 未満
37
{363}
以上
以上
60〜75
{588〜735}
18 以上
46 以上
7.0
{68.6}
以上
以上
170以上
26以上
100 以上 200 未満
37
{363}
以上
以上
17 以上
44 以上
6.5
{63.7}
以上
以上
200 以上 300 未満
37
{363}
以上
以上
16 以上
43 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
300 以上 400 未満
37
{363}
以上
以上
15 以上
42 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
400 以上 600 未満
37
{363}
以上
以上
14 以上
41 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
SFCM 65 D
100 未満
42
{412}
以上
以上
65〜80
{637〜785}
17 以上
44 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
187以上
28以上
100 以上 200 未満
42
{412}
以上
以上
16 以上
42 以上
6.0
{58.8}
以上
以上
200 以上 300 未満
42
{412}
以上
以上
15 以上
41 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
300 以上 400 未満
42
{412}
以上
以上
14 以上
40 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
400 以上 600 未満
42
{412}
以上
以上
13 以上
39 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
SFCM 70 D
100 未満
47
{461}
以上
以上
70〜85
{686〜834}
16 以上
41 以上
5.5
{53.9}
以上
以上
201以上
31以上
100 以上 200 未満
47
{461}
以上
以上
15 以上
40 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
200 以上 300 未満
47
{461}
以上
以上
14 以上
39 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
300 以上 400 未満
46
{451}
以上
以上
13 以上
38 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
400 以上 600 未満
46
{451}
以上
以上
12 以上
37 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
SFCM 75 D
100 未満
53
{520}
以上
以上
75〜90
{735〜883}
15 以上
39 以上
5.0
{49.0}
以上
以上
217以上
33以上
100 以上 200 未満
52
{510}
以上
以上
14 以上
38 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
200 以上 300 未満
51
{500}
以上
以上
13 以上
37 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
300 以上 400 未満
51
{500}
以上
以上
12 以上
36 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
400 以上 600 未満
50
{490}
以上
以上
11 以上
35 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
10
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類の記号
熱処理時供試部
軸方向の長さ
降伏点
又は耐力
引張強さ(1)
伸び
絞り
シャルピー
衝撃値
硬さ(2)
切線方向
%
切線方向
切線方向
kgf・m/cm2
{J/cm2}
HB
HS
mm
kgf/mm2
{N/mm2}
kgf/mm2
{N/mm2}
%
14A号
試験片
3号試験片
SFCM 80 D
100 未満
58
{569}
以上
以上
80〜95
{785〜932}
14 以上
37 以上
4.5
{44.1}
以上
以上
229 以上
34 以上
100 以上 200 未満
57
{559}
以上
以上
13 以上
35 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
200 以上 300 未満
56
{549}
以上
以上
12 以上
34 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
300 以上 400 未満
56
{549}
以上
以上
11 以上
33 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
400 以上 600 未満
55
{539}
以上
以上
10 以上
32 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM 85 D
100 未満
64
{628}
以上
以上
85〜100
{834〜981}
13 以上
35 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
241 以上
36 以上
100 以上 200 未満
62
{608}
以上
以上
12 以上
33 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
200 以上 300 未満
60
{588}
以上
以上
11 以上
32 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
300 以上 400 未満
60
{588}
以上
以上
10 以上
31 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
400 以上 600 未満
59
{579}
以上
以上
9 以上
30 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM 90D
100 未満
69
{677}
以上
以上
90〜105
{883〜1 030}
12 以上
33 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
255 以上
38 以上
100 以上 200 未満
67
{657}
以上
以上
11 以上
31 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
200 以上 300 未満
65
{637}
以上
以上
10 以上
30 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM 95 D
100 未満
74
{726}
以上
以上
95〜110
{932〜1 079}
11 以上
31 以上
4.0
{39.2}
以上
以上
269 以上
40 以上
100 以上 200 未満
72
{706}
以上
以上
10 以上
30 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
200 以上 300 未満
70
{686}
以上
以上
9 以上
29 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
SFCM 100 D
100 未満
79
{775}
以上
以上 100〜115
{981〜1 128}
10 以上
30 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
285 以上
42 以上
100 以上 200 未満
77
{755}
以上
以上
9 以上
29 以上
3.5
{34.3}
以上
以上
注(1) 1個の鍛鋼品の引張強さのばらつきは,10kgf/mm2 {98.1N/mm2} 以下とする。
(2) 同一ロットの鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 50又はHS 8以下とし,1個の鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 30
又はHS 5以下とする。
11
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5-2 機械的性質(ディスク状鍛鋼品)
(昭和66年1月1日から適用)
種類の記号
熱処理時供試部
軸方向の長さ
降伏点
又は耐力
引張強さ(3)
伸び
絞り
シャルピー
衝撃値
硬さ(3)
切線方向
切線方向
%
切線方向
%
J/cm2
HB
HS
mm
N/mm2
N/mm2
14A号
試験片
3号試験片
SFCM 590 D
100 未満
360 以上
590〜740
18 以上
46 以上
69 以上
170 以上
26 以上
100 以上 200 未満
360 以上
17 以上
44 以上
64 以上
200 以上 300 未満
360 以上
16 以上
43 以上
59 以上
300 以上 400 未満
360 以上
15 以上
42 以上
59 以上
400 以上 600 未満
360 以上
14 以上
41 以上
54 以上
SFCM 640 D
100 未満
410 以上
640〜780
17 以上
44 以上
59 以上
187 以上
28 以上
100 以上 200 未満
410 以上
16 以上
42 以上
59 以上
200 以上 300 未満
410 以上
15 以上
41 以上
54 以上
300 以上 400 未満
410 以上
14 以上
40 以上
49 以上
400 以上 600 未満
410 以上
13 以上
39 以上
49 以上
SFCM 690 D
100 未満
460 以上
690〜830
16 以上
41 以上
54 以上
201 以上
31 以上
100 以上 200 未満
460 以上
15 以上
40 以上
49 以上
200 以上 300 未満
460 以上
14 以上
39 以上
49 以上
300 以上 400 未満
450 以上
13 以上
38 以上
44 以上
400 以上 600 未満
450 以上
12 以上
37 以上
44 以上
SFCM 740 D
100 未満
520 以上
740〜880
15 以上
39 以上
49 以上
217 以上
33 以上
100 以上 200 未満
510 以上
14 以上
38 以上
44 以上
200 以上 300 未満
500 以上
13 以上
37 以上
44 以上
300 以上 400 未満
500 以上
12 以上
36 以上
39 以上
400 以上 600 未満
490 以上
11 以上
35 以上
39 以上
SFCM 780 D
100 未満
570 以上
780〜930
14 以上
37 以上
44 以上
229 以上
34 以上
100 以上 200 未満
560 以上
13 以上
35 以上
39 以上
200 以上 300 未満
550 以上
12 以上
34 以上
39 以上
300 以上 400 未満
550 以上
11 以上
33 以上
34 以上
400 以上 600 未満
540 以上
10 以上
32 以上
34 以上
SFCM 830 D
100 未満
625 以上
830〜980
13 以上
35 以上
39 以上
241 以上
36 以上
100 以上 200 未満
610 以上
12 以上
33 以上
39 以上
200 以上 300 未満
590 以上
11 以上
32 以上
34 以上
300 以上 400 未満
590 以上
10 以上
31 以上
34 以上
400 以上 600 未満
580 以上
9 以上
30 以上
34 以上
SFCM 880 D
100 未満
675 以上
880〜1 030
12 以上
33 以上
39 以上
255 以上
38 以上
100 以上 200 未満
655 以上
11 以上
31 以上
34 以上
200 以上 300 未満
635 以上
10 以上
30 以上
34 以上
SFCM 930 D
100 未満
725 以上
930〜1 080
11 以上
31 以上
39 以上
269 以上
40 以上
100 以上 200 未満
705 以上
10 以上
30 以上
34 以上
200 以上 300 未満
685 以上
9 以上
29 以上
34 以上
SFCM 980 D
100 未満
775 以上
980〜1 130
10 以上
30 以上
34 以上
285 以上
42 以上
100 以上 200 未満
755 以上
9 以上
29 以上
34 以上
注(2) 同一ロットの鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 50又はHS 8以下とし,1個の鍛鋼品の硬さのばらつきは,HB 30
又はHS 5以下とする。
(3) 1個の鍛鋼品の引張強さのばらつきは,100N/mm2以下とする。
12
G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
10. 試験
10.1 試験場所 試験場所は,原則として当該製造所とする。
また,注文者の要求がある場合,製造業者は,その試験に注文者を立ち会わせる。
10.2 分析試験
10.2.1 分析試験の一般事項 分析試験の一般事項は,JIS G 0306の4.1による。
10.2.2 分析方法 分析方法は,次のいずれかによる。
JIS G 1211(鉄及び鋼中の炭素定量方法)
JIS G 1212(鉄及び鋼中のけい素定量方法)
JIS G 1213(鉄及び鋼中のマンガン定量方法)
JIS G 1214(鉄及び鋼中のりん定量方法)
JIS G 1215(鉄及び鋼中の硫黄定量方法)
JIS G 1217(鉄及び鋼中のクロム定量方法)
JIS G 1218(鉄及び鋼中のモリブデン定量方法)
JIS G 1219(鉄及び鋼中の銅定量方法)
JIS G 1253(鉄及び鋼の光電測光法による発光分光分析方法)
JIS G 1256(鉄及び鋼の蛍光X線分析方法)
JIS G 1257(鉄及び鋼の原子吸光分析方法)
10.3 機械試験 注文者は,JIS G 0306の表6の区分,B-1,B-2又はB-3のいずれかをあらかじめ指定す
ることができる。ただし,注文者から区分の指定のない場合には,B-2による。
10.3.1 供試材及び試験片の採り方 供試材及び試験片の採り方は,JIS G 0306の4.2.2(2.1)による。
10.3.2 供試材の数 供試材の数は,JIS G 0306の4.2.2(2.2)による。
10.3.3 試験片の数 試験片の数は,JIS G 0306の4.2.2(2.3)による。
10.3.4 硬さ測定位置及び測定数 硬さ測定位置及び測定数は,JIS G 0306の4.2.2(2.4)による。
10.3.5 試験方法 試験方法は,次による。
(1) 引張試験方法は,JIS G 0306の4.2.2(2.5)による。
(2) 衝撃試験方法は,JIS G 0306の4.2.2(2.6)による。
(3) 硬さ試験方法は,JIS G 0306の4.2.2(2.7)による。
10.4 形状及び寸法 鍛鋼品の形状及び寸法の測定は,JIS G 0306の4.5による。
10.5 外観試験 鍛鋼品の外観試験は,JIS G 0306の4.3による。
10.6 超音波探傷試験 鍛鋼品は原則として,超音波探傷試験を行う。その試験方法は,JIS G 0587(炭素
鋼及び低合金鋼鍛鋼品の超音波探傷試験方法及び試験結果の等級分類方法)に準じる。
11. 再試験 機械試験の再試験は,JIS G 0306の5.1による。
12. 検査
12.1 鍛鋼品の検査は,次による。
(1) 検査の一般事項は,JIS G 0306の6.による。
(2) 化学成分は,4.に適合しなければならない。
(3) 機械的性質は,5.に適合しなければならない。
(4) 形状及び寸法は,6.に適合しなければならない。
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G 3221-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(5) 外観は,7.に適合しなければならない。
(6) 健全性は,8.に適合しなければならない。
12.2 12.1の検査のほか,注文者は,次に列挙する検査を指定することができる。
この場合,検査項目,試料の採り方,試験方法及び合否判定基準について,あらかじめ受渡当事者間で
協定しなければならない。
磁粉探傷検査(4),浸透探傷検査(5),結晶粒度検査(6),マクロ組織検査(7),非金属介在物検査(8),顕微鏡
組織検査
注(4) JIS G 0565(鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び欠陥磁粉模様の等級分類)による。
(5) JIS Z 2343(浸透探傷試験方法及び欠陥指示模様の等級分類)による。
(6) JIS G 0551(鋼のオーステナイト結晶粒度試験方法)による。
(7) JIS G 0553(鋼のマクロ組織試験方法)による。
(8) JIS G 0555(鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法)による。
13. 表示 検査に合格した鍛鋼品の表示は,JIS G 0306の7.による。
14. 報告 報告は,JIS G 0306の8.による。
鉄鋼部会 鍛鋼品専門委員会 構成表(昭和50年3月1日制定のとき)
氏名
所属
(委員会長)
長谷川 正 義
早稲田大学理工学部
田 中 達 雄
通商産業省機械情報産業局
帆 足 万 里
工業技術院標準部
池 田 義 孝
住友金属工業株式会社東京技術部
今 村 実
日本鋳鍛鋼会
小 野 一 男
日本特殊鋼株式会社
鈴 木 章
株式会社神戸製鋼所高砂工場
須 藤 博 一
株式会社日本製鋼所鉄鋼技術部
早 川 泰 司
川崎製鉄株式会社水島製鉄所
森 定 祝 雄
株式会社日立製作所勝田工場
吉 武 進 也
日本冶金工業株式会社技術本部
小 室
特殊製鋼株式会社鍛鋼工場
有 井 満
東京芝浦電気株式会社電機技術研究所
大 沢 恂
株式会社本田技術研究所
川 田 哲 也
三井造船株式会社玉野造船所
白 石 圭 一
財団法人日本海事協会船体部
冨 田 真 己
三菱重工業株式会社技術管理部
野 村 信 義
社団法人日本舶用工業会業務第1部
宮 崎 義 久
石川島播磨重工業株式会社鋳鍛本部
朝 倉 昭 二
トヨタ自動車工業株式会社品質保証部
吉 枝 正 明
工業技術院標準部
(事務局)
橋 本 繁 晴
工業技術院標準部材料規格課
土 居 修 身
工業技術院標準部材料規格課
(事務局)
穐 山 貞 治
工業技術院標準部材料規格課(昭和63年11月1日改正のとき)
坂 元 耕 三
工業技術院標準部材料規格課(昭和63年11月1日改正のとき)