2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
G 2311-1986
金属マンガン
Manganese Metal
1. 適用範囲 この規格は,主として鉄鋼及び非鉄合金の製造に用いる合金成分添加剤である金属マンガ
ンについて規定する。
引用規格:
JIS G 1301 フェロアロイ分析方法の通則
JIS G 1321 金属マンガン分析方法
JIS G 1501 フェロアロイのサンプリング方法通則
JIS G 1603 [フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガ
ン,金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン)]
2. 種類及び記号 種類は,電解マンガンの1種類とし,その記号はMMnEとする。
3. ロットの作り方 ロットの大きさは,20トン以下とする。
4. 品質
4.1
化学成分 化学成分は,表1のとおりとする。ただし,表2のように指定することができる。
表1 化学成分
種 類
記 号
化学成分 %
Mn
C
Si
P
S
Fe
電解マンガン
MMn E
残部
0.01以下 0.01以下 0.01以下 0.04以下 0.01以下
表2 指定化学成分
種 類
化学成分 %
H
電解マンガン
0.001以下
5. 試験
5.1
サンプリング 1ロットの平均品位を決定するためのサンプリング方法及び試料調製方法は,次の規
格による。
JIS G 1501(フェロアロイのサンプリング方法通則)
JIS G 1603[フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガン,
金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン)]
5.2
分析試験 分析方法は,次の規格による。
2
G 2311-1986
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS G 1301(フェロアロイ分析方法の通則)
JIS G 1321(金属マンガン分析方法)
6. 検査 分析試験の成績は,4.の規定に適合しなければならない。適合しない場合は,その試料が代表
するロットを不合格とする。
7. 表示 製品には,ばら積みの場合はその全量分をロット別に送り状に,容器詰めの場合は容器ごとに,
下記事項を表示しなければならない。
(1) 種類又はその記号
(2) 指定された場合は,化学成分とその含有率
(3) ロット番号
(4) 製造業者名又はその略号