G 1258-0:2017
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追補2のまえがき
このJIS G 1258-0の追補2は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣がJIS G 1258-0:2014を改正した内容だけを示すものである。
JIS G 1258-0:2014は,この追補2の内容の改正がされ,JIS G 1258-0:2017となる。
日本工業規格 JIS
G 1258-0:2017
鉄及び鋼−ICP発光分光分析方法−
第0部:一般事項
(追補2)
Iron and steel-ICP atomic emission spectrometric method-
Part 0: General rules
(Amendment 2)
JIS G 1258-0:2014を,次のように改正する。
まえがきの規格群の“JIS G 1258-1 第1部:けい素,マンガン,りん,ニッケル,クロム,モリブデン,
銅,バナジウム,コバルト,チタン及びアルミニウム定量方法−酸分解・二硫酸カリウム融解法”を,“JIS
G 1258-1 第1部:多元素定量方法−酸分解・二硫酸カリウム融解法”に,“JIS G 1258-2 第2部:マン
ガン,ニッケル,クロム,モリブデン,銅,タングステン,バナジウム,コバルト,チタン及びニオブ定
量方法−硫酸りん酸分解法”を,“JIS G 1258-2 第2部:多元素定量方法−硫酸りん酸分解法”に,及び
“JIS G 1258-3 第3部:けい素,マンガン,りん,ニッケル,クロム,モリブデン,銅,バナジウム,
コバルト,チタン及びアルミニウム定量方法−酸分解・炭酸ナトリウム融解法”を,“JIS G 1258-3 第3
部:多元素定量方法−酸分解・炭酸ナトリウム融解法”に置き換える。
まえがきの規格群に,次の規格を追加する。
JIS G 1258-8 第8部:タングステン定量方法−硫酸りん酸分解法
箇条4(規格群の適用範囲)に,次の細分箇条を追加する。
4.8
第8部:タングステン定量方法−硫酸りん酸分解法
第8部は,鋼中のタングステン定量法として,硫酸りん酸分解ICP発光分光分析方法を規定するもので,
タングステン含有率(質量分率)10.0 %以上20.0 %以下の定量に適用する。ただし,この方法は,共存す
る各成分の含有率が1成分でも表5の含有率上限値を超える鋼には適用しない。
注記 第8部は,通常,高速度工具鋼におけるタングステン含有率(質量分率)10.0 %以上20.0 %以
下の鋼種の分析に用いている。
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G 1258-0:2017
表5−共存成分の含有率上限値
共存成分
含有率上限値[質量分率(%)]
マンガン
20.0
ニッケル
30.0
クロム
35.0
モリブデン
10.0
銅
5.0
バナジウム
6.0
コバルト
20.0
チタン
3.0
ニオブ
5.0
カルシウム
0.005
マグネシウム
0.011
ひ素
0.012
ジルコニウム
0.060
5.4(共存成分のスペクトル重なり係数)のe)の“鉄のスペクトル重なり係数LFeを”を,“鉄のスペクトル
重なり補正係数LFeを”に置き換える。
参考文献欄に“なお,JIS K 0024及びJIS K 0027は,2007年に廃止された。”を追加する。