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1

G

 1227 : 

199

9

 解

解説表

1

JIS G 1227

附属書

2

のほう酸メチル蒸留クルクミン吸光光度と

ISO 13900

との比較

JIS G 1227

 : 1999

  鉄及び鋼−ほう素定量方法

附属書

2

(規定)  ほう酸メチル蒸留分離グルタミ

ン吸光光度法

(1) 

ISO 13900

 : 1997

Steel

Determination of boron content

Curcumin spectrophotometric method after distillation 

ほう素定量方法−蒸留分離クルクミン吸光光度法

対比項目

規定項目

(I) 

JIS

の規定内容

 (II) 

国 際 規 格 番

(III) 

国際規格の規定内容

 (IV) 

JIS

と国際規格との相違点

 (V) 

JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

(1) 

適用範囲

○ 鉄及び鋼中のほう素定量方

定量範囲:

0.0001% (m/m) 

0.10% (m/m) 

以下

 ISO 

13900 

○ 鋼

定 量 範 囲 :

0.00005% (m/m) 

0.0010% (m/m) 

ADP

JIS

0.10% (m/m) 

まで定量

する規格であるのに対し,

ISO

0.00005% (m/m) 

0.0010% (m/m) 

までの微量成

分域の定量規格。

ISO

附属書

3

として規定。

ISO

に定量範囲の拡大を提

案する。

(2) 

測定原理

○ 硫酸・りん酸酸性,メタノー

ル共存で,ほう素を蒸留し,
水酸化ナトリウムで吸収し
た後,クルクミンで発色させ

吸光度を測定する。

○ 硫酸・りん酸酸性,メタノール共

存で,ほう素を蒸留し,水酸化ナ
トリウムで吸収した後,クルクミ
ンで発色させ吸光度を測定する。

(3) 

試薬

○ 塩酸ほか

14

種類規定。

標準ほう素溶液:

3

種類

1

10

20

μ

gB/ml 

○ 塩酸ほか

12

種類規定。

標準ほう素溶液:

1

種類

1

μ

gB/ml 

ADP

JIS

は定量範囲が広い分,ほ

う素標準溶液の種類が多い。

(4) 

装置

○ 石英製蒸留器具

○ 石英製蒸留器具

(5) 

試料

○ サンプリング:

JIS G 1201 

分析試料:

0.50g

又は

0.10g

○ サンプリング:

ISO 14287 

試料:

0.50g 

ADP

JIS

は定量範囲が広い分,試

料はかり採り量が

2

水準。

ISO

を附属書に取り込み整

合化。

(6) 

操作

○ 試料分解温度:

290

±

10

ほう素含有率の高い場合,分
液操作がある。

○ 試料分解温度:

290

±

5

検量線に使用する純鉄中のほう
素含有率の求め方を記載。

ADP

ISO

は,試料分解温度の許容

範囲が狭い。

検量線作成に使用する純鉄
のほう素含有率の扱いが異

なる。

ISO

を附属書に取り込み整

合化。

 
 

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 解

備考

1.

対比項目

(I)

及び

(III)

の小欄で, ○

は該当する項目を規定している場合を示す。

2.

対比項目

(IV)

の小欄の記号の意味は,次による。

≡ :

JIS

と国際規格との技術的内容は同等である。

ADP

JIS

は,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。ただし,採用した部分において,

JIS

として必要な規定内容を追加

し,又は適用範囲,規定項目及び

/

又は規定内容の一部を不採用としている。