2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 7455-1978
船用伝動軸軸受
Marine Transmission Shaft Bearings
1. 適用範囲 この規格は，船の水密すべり戸，天窓，通風弁，諸管系弁，かじ取り，主機回転計などの
開閉装置又は伝動装置に用いる伝動軸軸受について規定する。
引用規格：
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 3260 銅及び銅合金線
JIS H 5111 青銅鋳物
2. 種 類 種類は，A, B, H, Z及びL形の5種類とする。
3. 構造，形状及び寸法 構造，形状及び寸法は，付図1〜5のとおりとする。
4. 材 料 材料は，原則として付図1〜5による。
5. 検 査 検査は，次によって行う。
(1) 外観検査 外観は，使用上有害な欠点があってはならない。
(2) 寸法検査 各部の寸法は，3.の規定に適合しなければならない。
6. 製品の呼び方 製品の呼び方は，規格名称，呼び及び種類又はそれらの略号による。ただし，規格名
称の代わりに規格番号を用いてもよい。
例：
7. 表示 本体の表面に，次の事項を表示する。
(1) 呼 び
例： 20
2
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(2) 製造業者名又はその略号
付図1 A形軸受
単位 mm
呼 び
本体及びブシュ
取付けボルト
止めねじ
ねじの呼び
×長さ
参 考
D
D1
D2
b
H
B
L
C
P
t
t1
ねじの
呼 び
穴
h
数
計算質量
(kg)
20
20
26
48
30
60
40
85
25
55
8
12
M12
15
2
M3×0.5×6
0.76
25
25
32
0.73
30
30
38
64
40
80
55
110
32
70
10
14
M16
19
M4×0.7×8
1.70
35
35
44
1.63
40
40
50
72
45
90
60
120
35
75
11
16
M20
23
2.24
45
45
55
80
50
95
65
130
38
80
12
2.72
備考1. 止めねじのねじは，JIS B 0205（メートル並目ねじ）の規定による。
2. グリースニップル座のねじは，JIS B 0203（管用テーパねじ）の規定による。
部品番号
部品名称
材 料
1
本 体
JIS G 5501のFC20
2
ブシュ
JIS H 5111のBC6又はJIS H 3250のC3771BD
3
止めねじ
JIS H 3260のC2700W
3
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 B形軸受
単位 mm
呼 び
本体及びブシュ
取付けボルト
止めねじ
ねじの呼び
×長さ
参 考
D
D1
D2
b
H
B
L
C
P
t
t1
ねじの
呼 び
穴
h
数
計算質量
(kg)
20
20
26
48
30
60
30
85
45
55
8
12
M12
15
2
M3×0.5×6
0.61
25
25
32
0.58
30
30
38
64
40
80
40
110
60
70
10
14
M16
19
M4×0.7×8
1.33
35
35
44
1.26
40
40
50
72
45
90
45
120
68
75
11
16
M20
23
1.78
45
45
55
80
50
95
50
130
72
80
12
2.22
備考1. 止めねじのねじは，JIS B 0205の規定による。
2. グリースニップル座のねじは，JIS B 0203の規定による。
部品番号
部品名称
材 料
1
本 体
JIS G 5501のFC20
2
ブシュ
JIS H 5111のBC6又はJIS H 3250のC3771BD
3
止めねじ
JIS H 3260のC2700W
4
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図3 H形転受
単位 mm
呼 び
本体及びブシュ
取付けボルト
止めねじ
ねじの呼び
×長さ
参 考
D D1 D2 D3 b
H
F
F1
B
L
C
C1 P
t
t1
t2 ねじの
呼 び
穴
h
数
計算質量
(kg)
20
20 26 48 32 45 60
68
72 50
85 104 30 55
8 12
4
M12
15
4
M3×0.5×6
2.20
25
25 32
40
2.14
30
30 38 64 46 60 80
90
95 70 110 137 40 70 10 14
5
M16
19
M4×0.7×8
4.99
35
35 44
54
4.85
40
40 50 72 60 70 90 105 110 80 120 157 45 75 11 16
M20
23
6.92
45
45 55 80 65 80 95 118 123 90 130 175 50 80 12 18
12.2
備考1. 止めねじのねじは，JIS B 0205の規定による。
2. グリースニップル座のねじは，JIS B 0203の規定による。
部品番号
部品名称
材 料
1
本 体
JIS G 5501のFC20
2
ブシュ
JIS H 5111のBC6又はJIS H 3250のC3771BD
3
止めねじ
JIS H 3260のC2700W
5
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図4 Z形軸受
単位 mm
呼 び
本体及びブシュ
取付けボルト
止めねじ
ねじの呼び
×長さ
参 考
D D1 D2 D3 b
H
F F1 B
L
C C1 P P1
t
t1
t2 ねじの
呼 び
穴
h
数
計算質量
(kg)
20
20 26 48 32 45 60
68 72 80 100 100 26
70 40 10 12
4
M12
15
4
M3×0.5×6
2.62
25
25 32
40
2.56
30
30 38 64 46 60 80
90 95 100 130 130 33
90 48 12 14
5
M16
19
M4×0.7×9
5.52
35
35 44
54
5.38
40
40 50 72 60 70 90 105 110 115 140 150 38
95 55 14 16
M20
23
7.88
45
45 55 80 65 80 95 l18 123 125 150 168 43 105 60 16 18
12.9
備考1. 止めねじのねじは，JIS B 0205の規定による。
2. グリースニップル座のねじは，JIS B 0203の規定による。
部品番号
部品名称
材 料
1
本 体
JIS G 5501のFC20
2
ブシュ
JIS H 5111のBC6又はJIS H 3250のC3771BD
3
止めねじ
JIS H 3260のC2700W
6
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図5 L形軌受
単位 mm
呼 び
本体及びブシュ
取付けボルト
止めねじ
ねじの呼び
×長さ
参 考
D D1 D2 D3 b
H
F F1 B
L
C C1 P P1
t
t1
t2
ねじの
呼 び
穴
h
数
計算質量
(kg)
20
20 26 48 32 45 122 68 72 80 100 100 26
70 40 10 12
4
M12
15
4
M3×0.5×6
2.89
25
25 32
40
2.83
30
30 38 64 46 60 160 90 95 100 130 130 33
90 48 12 14
5
M16
19
M4×0.7×9
6.24
35
35 44
54
6.10
40
40 50 72 60 70 185 105 110 115 140 150 38
95 55 14 16
M20
23
8.30
45
45 55 80 65 80 208 l18 123 125 150 168 43 105 60 16 18
12.4
備考1. 止めねじのねじは，JIS B 0205の規定による。
2. グリースニップル座のねじは，JIS B 0203の規定による。
部品番号
部品名称
材 料
1
本 体
JIS G 5501のFC20
2
ブシュ
JIS H 5111のBC6又はJIS H 3250のC3771BD
3
止めねじ
JIS H 3260のC2700W
7
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考 軸受，かさ歯車及び自在継手の適用例
単位 mm
軸 受
(JIS F 7455)
かさ歯車 (JIS F 7451)
自在継手
(JIS F 7452)
H, L及びZ形 呼 び ピッチ
円 径
丸 穴 角 穴 呼 び 丸 穴 角 穴
呼 び
d
s
d1
s
20
20
90
20
17
20
20.5
17
25
25
90
25
19
25
25.5
19
30
30
120
30
22
32
32.5
22
35
35
120
35
27
38
38.5
27
40
40
140
40
32
42
42.5
32
45
45
160
45
36
48
48.5
36
備考 参考図は，組合せの一例を示す。
8
F 7455-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 機関ぎ装専門委員会 構成表
氏名
所属
（委員会長）
今 井 清
財団法人日本海事協会
栗 山 劭
運輸省船舶局
星 野 友 慶
防衛庁技術研究本部
若曽根 和 之
工業技術院標準部
荻 野 義 治
財団法人日本船舶標準協会
百合草 正 韶
船舶整備公団
青 木 英 一
三菱重工業株式会社横浜造船所
沖 田 幸 治
日立造船株式会社第一造船基本設計部
黒 田 耕
三井造船株式会社玉野造船所
陣 駒 美 登
佐世保重工業株式会社佐世保造船所
洲 崎 薫
川崎重工業株式会社神戸造船事業部
戸 島 達 雄
日本鋼管株式会社清水造船所
望 月 峻 右
石川島播磨重工業株式会社横浜第二工場
米 田 正 春
住友重機械工業株式会社浦賀造船所
岡 嶋 節 夫
昭和海運株式会社
浜 田 績
日本郵船株式会社
（事務局）
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
江 口 信 彦
工業技術院標準部機械規格課