2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 7453-1978
船用伝動軸継手
Marine Transmission Shaft Joints
1. 適用範囲 この規格は，船の水密すべり戸，天窓，通風弁，諸管糸弁，かじ取り，主機回転計などの
開閉装置又は伝動装置に用いる船用伝動軸継手について規定する。
引用規格：
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 1353 先割りテーパピン
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
関連規格 JIS G 3123 みがき棒鋼（炭素鋼）
2. 種 類 種類は，伝動軸の取付け方法によってSW, SP及びSB形の3種類とする。
3. 構造，形状及び寸法 構造，形状及び寸法は，付図によるほか，次による。
(1) 六角ボルトは，JIS B 1180（六角ボルト），また六角ナットは，JIS B 1181（六角ナット）の規定に
よる。
(2) 先割りテーパピンは，JIS B 1353（先割りテーパピン）の規定による。
4. 材 料 材料は，原則として付表による。
5. 検 査 検査は，次によって行う。
(1) 外観検査 外観は，使用上有害な欠点があってはならない。
(2) 寸法検査 各部の寸法は，3.の規定に適合しなければならない。
6. 製品の呼び方 製品の呼び方は，規格名称，種類及び呼びによる。ただし，規格名称の代わりに規格
番号を用いてもよい。
例：
2
F 7453-1978
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7. 表 示 本体の表面に，呼び，適用軸記号を表示する。
例： 呼び20，棒軸用のもの20R
付図
単位 mm
呼 び
適用する伝
動軸径
本 体
先割り
テーパピン
d1×l2
六角ボルト及びナット
参 考
計算質量 (kg)
棒軸
R
管軸
P
d
D
L L1 L2 L3 l
l1 b
h
ねじの
呼 び
d2
l3
l4
d3
(穴径)
SW
形 SP形
20
20
−
20.5
32
60 28 95 44 12 20
− −
6×45
−
−
−
−
0.22 0.40
−
27.2 27.7
38
16 1
6×56
M8
45
12
8.4
0.25 0.45
25
25
−
25.5
0.29 0.52
3
F 7453-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き，本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼 び
適用する伝
動軸径
本 体
先割り
テーパピン
d1×l2
六角ボルト及びナット
参 考
計算質量 (kg)
棒軸
R
管軸
P
d
D
L L1 L2 L3 l
l1 b
h
ねじの
呼 び
d2
l3
l4
d3
(穴径)
SW
形 SP形
−
34
34.5
48
6×63
55
0.41 0.71
32
32
−
32.5
0.46 0.79
38
38
−
38.5
55
70 33 115 55 15 25 21 1.5
8×70
M10
65
14
10.5
0.67 1.13
40
−
48.6 49.1
65
8×80
75
0.67 1.25
42
42
−
42.5
60
70
0.77 1.42
48
48
−
48.5
65
75
0.81 1.47
備考1. d2部のねじはJIS B 0205（メートル並目ねじ）の規定による。
2. 先割りテーパピン穴は，軸を差し込んでから穴あけする。
3. SP形及びSB形の伝動軸との接合は，片側を溶接による取付けとしてもよい。
4. SB形は衝撃力を受ける伝動軸には使用してはならない。
5. 六角ナットは，緩み止めナットを使用する。
付 表
部品番号
部品名称
材 料
1
継手本体
JIS G 3101のSS41又はJIS G 4051のS25C
2
先割りテーパピン
JIS G 4051のS20C若しくはS35C又は
JIS G 4303のSUS304
3
六角ボルト
JIS G 3101のSS41, JIS G 4051のS20C
又はJIS G 4303のSUS304
4
六角ナット
船舶部会 機関ぎ装専門委員会 構成表
氏名
所属
（委員会長）
今 井 清
財団法人日本海事協会
栗 山 劭
運輸省船舶局
星 野 友 慶
防衛庁技術研究本部
若曽根 和 之
工業技術院標準部
荻 野 義 治
財団法人日本船舶標準協会
百合草 正 韶
船舶整備公団
青 木 英 一
三菱重工業株式会社横浜造船所
沖 田 幸 治
日立造船株式会社第一造船基本設計部
黒 田 耕
三井造船株式会社玉野造船所
陣 駒 美 登
佐世保重工業株式会社佐世保造船所
洲 崎 薫
川崎重工業株式会社神戸造船事業部
戸 島 達 雄
日本鋼管株式会社清水造船所
望 月 峻 右
石川島播磨重工業株式会社横浜第二工場
米 田 正 春
住友重機械工業株式会社浦賀造船所
岡 嶋 節 夫
昭和海運株式会社
浜 田 績
日本郵船株式会社
（事務局）
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
江 口 信 彦
工業技術院標準部機械規格課